当サイトの県民共済住宅に関する情報は2021年9月契約、2022年4月引き渡し時点での情報を元に記載されています。

当時と現在とで仕様やルール、価格などの前提条件が異なり、記事の内容が間違っている可能性があるのでご注意ください。

この日は監督と現地で待ち合わせして天井裏の確認をお願いしていた日で、現場に行くともう家が99%完成していました。この日は雨が降っていて気温も低くて外は寒かったのですが、建物内に暖房器具は一切設置されていないにも関わらず玄関ドアを開けて室内に入った瞬間から暖かくて驚きました。

過去記事で度々サーモグラフィーを用いて天井裏の断熱欠損がありそうな箇所を洗い出していたので、実際に天井裏を監督と一緒に見学しながら隙間があったらそこにグラスウール断熱材を敷き詰めていきました。

そして天井裏のチェックが終わった後は時間があったので監督から引き渡し前の各種設備の使い方の説明を受けました。これは別日に行う予定でしたが今日説明しちゃいましょうかという事で説明を受けました。

いざ天井裏へ

熱の漏れが大きい分電盤の上

壁の石膏ボードが貼られる前の分電盤周りの配線
壁の石膏ボードが貼られる前の分電盤周りの配線
分電盤の上の気流止めの辺りに隙間がある可能性大
分電盤の上の気流止めの辺りに隙間がある可能性大

天井裏に上がったらまず直したい所が分電盤の上の熱の漏れです。サーモグラフィーの画像を見る限り隙間がありそうなので天井裏に上がった後に真っ先に確認しました。

この部分は点検口からすぐ近くなので天井裏に入ってしまえば簡単にアクセスできました。

天井裏に上がる為にははしごを壁に付けて、点検口のネジを外して点検口の蓋を下ろしてから近くの梁に手を延ばしそこに体重をかけて腕の力で上がる必要がありました。

天井裏に上がる時に点検口の縁をつい持ってそこに体重をかけてしまいそうになりますが、点検口の縁は弱いので体重をかけた際に天井が壊れる可能性が高いので注意しましょう。また、梁以外の所を歩いても天井を踏み抜くリスクがあるので注意が必要です。

問題の分電盤上の配線周り
問題の分電盤上の配線周り

配線周りは一見問題無さそうです。ですがサーモグラフィーであの量の熱の漏れがあるということはどこかに隙間があるという証拠なので一応怪しそうな所に関しては処理をしました。

グラスウールの切れ端を隙間がありそうな部分に充填
グラスウールの切れ端を隙間がありそうな部分に充填
グラスウールの切れ端を隙間がありそうな部分に充填
グラスウールの切れ端を隙間がありそうな部分に充填

棟梁にお願いして余ったグラスウール断熱材を天井裏に置いて貰ったので、それらの端材を使って隙間がありそうな部分にグラスウール断熱材を手で千切って充填しました。

これで改善が見られれば良いのですが、もし改善があまりされていなければ入居後に再度処置をしようと思います。

ダクト周りの問題点もある程度解決

以前から気になっていたダクト周りの問題点
以前から気になっていたダクト周りの問題点

過去記事でダクト用の断熱材がなかったり、ダクトの勾配が考慮されていなかった問題点を発見していて、監督に対応をお願いしていましたが、ここに来てようやく自分の目でどうなったか見ることが出来ました。

ダクト周りの断熱材も対応して頂けました
ダクト周りの断熱材も対応して頂けました
ダクト周りにダクト用のロックウールの断熱材が巻かれていました
ダクト周りにダクト用のロックウールの断熱材が巻かれていました

勾配の問題に関してはキッチンの同時給排気タイプのレンジフードの2本のダクトにダクト用のロックウール断熱材が巻かれていて、針金や紐で上から吊り下げる事で勾配が下がってしまっていた箇所が多少改善されています。

ダクト用の断熱材が切れてしまっている点については指摘した3本全てのダクトにダクト用の断熱材が巻かれていたので監督の方できちんと対応してくれていました。これでダクトが結露するリスクは大きく下がったと思います。

きちんと見えない所も手抜きせずに工事して頂いて監督と電気屋さん、大工さん達には本当に感謝しかありません。

CD管が集中する部分に断熱材を追加

施工中から絶対に断熱の穴になりそうだと思っていた箇所
施工中から絶対に断熱の穴になりそうだと思っていた箇所
サーモグラフィーで見ても断熱の穴になっています(左上の壁と天井との境目付近)
サーモグラフィーで見ても断熱の穴になっています(左上の壁と天井との境目付近)

書斎のCD管が集まるコンセント上部の壁と天井との取り合い部分も断熱欠損がありそうだなと気流止めが施工された時から思っていましたが、実際に天井が張られてサーモグラフィーで見てみるとその部分はやはりある程度の断熱の穴になっていました。

上のサーモグラフィーの画像で一番断熱の穴となっている天井の換気システムの排気口周りは監督が気密テープを貼ったりして処理してくれていて、先週末に現場に来た際に再度サーモグラフィーで撮影した所そこからの熱の漏れは改善されていたので問題ないと思います。

これだけCD管が集中すると断熱欠損があっても仕方ないので断熱材を追加します
これだけCD管が集中すると断熱欠損があっても仕方ないので断熱材を追加します
監督に作業して頂きました
監督に作業して頂きました

ここに関してはCD管自体の穴が中空なので幾ら周りをグラスウール断熱材で塞いだとしてもここからの熱の侵入は止められないかもしれませんが、とりあえず監督にグラスウールの端材を詰めてもらいました。

大きなメリットがある割に意外と知られていない地デジアンテナ(UHFアンテナ)の屋根裏設置

屋根裏に地デジアンテナを設置しました
屋根裏に地デジアンテナを設置しました
アンテナが屋根上に載らないメリットは大きい
アンテナが屋根上に載らないメリットは大きい

見た目の問題で屋根上に地デジアンテナ(UHFアンテナ)を乗せたくない人は壁付けのデザインアンテナを採用する人が多いですが、私は普通のUHFアンテナを屋根上ではなく屋根裏に設置してもらいました。

この方法だと外から見えない位置にアンテナが来るので外観も良くなる上、台風や積雪の影響も無くなります。メリットが大きい設置方法ですが、デメリットとしてはアンテナの高さが屋根上よりも低い位置に来るため電波の受信感度が低下するので屋根裏アンテナにしたくても電波を受信できないから無理というケースが多いです。

私の現場では屋根上に太陽光発電が載っていますが幸い屋根裏でも電波が問題なく受信できました。テレ玉もMXも両方受信出来たらしいので良かったです。

天井裏の様子

天井裏の様子
天井裏の様子
棟梁に余ったグラスウール断熱材を捨てずに天井裏に置いておいて貰ったのが役立ちました
棟梁に余ったグラスウール断熱材を捨てずに天井裏に置いておいて貰ったのが役立ちました
換気システムのダクト下に断熱欠損がありそうなので入居後に直すかもしれません
換気システムのダクト下に断熱欠損がありそうなので入居後に直すかもしれません

普通の人はまず見ることがない天井裏の景色です。天井裏は出入りが大変だし埃っぽいし危険なのであまり何回も出入りしようとは思わないのでこの機会に写真を何枚か撮っておきました。

他の現場で施主と天井裏に入ることはありますか?と監督に聞いてみたら答えは予想通り全く無いとの事でした。天井裏なんて普通は危ないし汚いし埃っぽいし夏は超絶暑いしで入る必要が無ければ入らない方が良いです。

クリーニングが終わった室内の様子

1階寝室

ヘッドボード代わりの板の存在感が凄い9帖の寝室
ヘッドボード代わりの板の存在感が凄い9帖の寝室

天井裏から建物内に戻ると監督から家の設備についての説明がありました。エコキュートの使い方やレンジフードの使い方などを軽く説明してくれました。

その後は監督と一緒に各部屋をチェックし、施主検査で補修する必要がある所にマスキングテープをペタペタ貼っていきました。

前回来た時に寝室は電気配線が途中でしたが、今回はコンセントやスイッチが完成していて照明も点灯していました。寝室はアクセントクロスの色合いが薄すぎてアクセントになっていないので失敗したと思っていましたが、改めて見てみてもやっぱりもっと濃い色の方が良かったなと思います。

後日監督にこのアクセントクロスを別のクロスに張り替えた場合いくらかかるか聞いてみましたが、4万円以上するとのことなので張替えは諦めてアクセントになりそうなカーテンを選んだり、あるいは絵を飾るなどして寝室のインテリアを調整しようと思います。

1階洋室

7帖の洋室
7帖の洋室

7帖の洋室に関してはアクセントクロスが良い感じでとても良い感じの雰囲気になったと思います。実際にクロス選びをしてみて思ったのは中途半端に薄い色よりもちょっと派手な色と言うか全面に貼るのを躊躇する様な濃いクロスの方がアクセントクロスになると思いました。

1階階段ホール

ニレの床とヨーロピアンチェリーの階段が違和感なくマッチしている1階階段ホール
ニレの床とヨーロピアンチェリーの階段が違和感なくマッチしている1階階段ホール

1階のセカンドリビングとして使う階段ホールはニレの床と壁紙がマッチしていて中々良い感じに見えます。

仕様選定で床は標準仕様のニレを選び、階段はニレの暗い感じが好きになれなかったので階段単体で見ると一番良いと思った標準仕様のヨーロピアンチェリーを選びました。

県民共済住宅の新都心本店でニレの床とヨーロピアンチェリーの階段を見比べた時は色合い的にはそれほど遠くないので結構合うんじゃないかなと思っていましたが、実物を見てみると色合いは微妙に異なるものの、全体の柄がほぼ同じなので予想以上にしっくり来ていると言うか、本来のニレの階段よりこっちの組み合わせのほうがニレの床にマッチしているんじゃないかと思います。

私の時は標準の床と標準の階段を追加費用なしで別々に出来ましたが、もしかしたらこれは設計士や監督によって出来ない可能性もありそうなので真似したいと思った方は担当の設計士や監督に出来るか相談してみてください。

1階階段ホールのシーラインD450の洗面台
1階階段ホールのシーラインD450の洗面台

洗面台本体を単体で見ると観音開きで決してオシャレとは言い難いシーラインD450ですが、スタイリッシュな一面鏡とこのスペースへの絶妙な収まり感のおかげで全体としてみると結構良い感じです。

シーライン本体にはタオルホルダーがついているので本来壁に付くはずの県民共済住宅標準のLIXILのタオルホルダーが余っていて、監督にタオルホルダーいりますか?と聞かれたので今の所使う予定はありませんがとりあえず貰っておきました。

入居後に洗面台の左側のパネルや前面の扉に余ったクロスを貼ってみたり、あるいはタイルシートみたいな物を貼ってカスタマイズしても面白そうです。

モーガルソケットにとりあえず40W相当のLED電球を付けました
モーガルソケットにとりあえず40W相当のLED電球を付けました

施主支給の壁付照明として電球を差し込むモーガルソケットを用意していますが、電球が付くとこんな感じになります。

この電球は入居後に後付する自分で購入したシェードがある照明器具に付けるために用意した普通のLED電球をとりあえず装着しています。

普通のLED電球なので電球本体の見た目はあまり良いとは言えないので、入居後に実際に取り付ける電球は透明ガラスのいかにも電球っていう感じのLED電球か、あるいは丸いボール球で見た目が良い物を今度IKEAに行って購入するつもりです。

なおこの写真の電球の光の色は2700Kの電球色になります。モーガルソケットに電球を直で付ける場合は目線に入ってもあまり眩しすぎない光量が500ルーメン以下の物が良いと思います。

2階

我ながら絶妙だと思う標準のニレ(床)と標準のヨーロピアンチェリー(階段)の組み合わせ
全て標準のニレ(床)とのヨーロピアンチェリー(階段)とライトクリアー色の手すりの組み合わせ

2階から見た階段の色合いです。こちらはニレとヨーロピアンチェリーの色の濃さが違うので若干違和感がありましたが、手すりのライトクリアー色がニレとヨーロピアンチェリーの中間みたいな色合いで床と階段の色が中和されて見える感じになり全体としてみるととても良くマッチしていると思います。

標準の階段手すりの金具と壁紙もマッチしていて階段に関しては大成功だと思っています。階段幅は標準の壁心910mmではなく壁心1,060mmに広げています。

階段幅を広げたことと壁にオプションのクロスを使った事以外は一応標準仕様で選べるものを使っていますが非常に良い仕上がりになり大満足です。

クリーニングが終わった後のニレの床はかなり良い感じでした
クリーニングが終わった後のニレの床はかなり良い感じでした
LV-3021のグレージュのクロスとニレの床の色合いが良い感じ
LV-3021のグレージュのクロスとニレの床の色合いが良い感じ

こちらはLDKです。LDKの照明は全て代替品が入っていました。

2階リビングですが、結構お金がかかる勾配天井にはせずに標準の天井高でシーリングライトやダウンライトと言った天井照明を出来るだけ付けないことで天井をスッキリ見せて少しでも天井が高く感じる工夫をしています。その他に空間の色を床→壁→天井という風にどんどん明るくしているので天井の抜け感を出そうと工夫しました。

間接照明も良い感じの雰囲気を醸し出していて取り入れて良かったです。

現時点で設置されている照明の大半が代替品でした
現時点で設置されている照明の大半が代替品でした

吊り戸上のコーブ照明も代替品で本来入るはずの照明器具よりも厚みがありその分器具本体が見えてしまっていました。前回の記事でコーブ照明は器具が見えていてやっちまったと思っていたポイントですが、サイズ違いの代替品だったら仕方ないので本来入るはずの器具が納品されてからも見えるようなら目隠しを考えようと思います。

窓際の間接照明に使っているライン照明も代替品で、私が注文したのは調光なしの安いライン照明ですが、代替品で調光可能な高いライン照明が入っていたので監督から本来入る照明よりも良い代替品が入っているのでそのまま使ってみては?との提案もありライン照明に関しては調光スイッチは用意していませんが調光出来る良い照明器具が調光なしの価格で手に入ってラッキーだと思って代替品をそのまま使おうと思います。

ペンダントライトは形が違うので代替品とすぐにわかりましたが、キッチン上のスポットライトも代替品でした。まさかLDKの全ての照明が代替品だとは思いもしませんでした。

長方形のLDKは家具を置いたら狭そうな感じがしますが、全体的な見た目に関しては満足しています。実際の使い勝手については家具を置いて生活してみないと何とも言えません。

キッチンはIHが未設置でしたが、配線穴が気密処理されていなかったので気密テープを貼りました
キッチンはIHが未設置でしたが、配線穴が気密処理されていなかったので気密テープを貼りました

キッチンはまだIHが設置されていませんでした。IHの機器自体は現場にあったので後は設置のみという段階です。IHの配線が気密処理されていなかった事に気づけたのである意味施工前で良かったと思います。

IKEAの食洗機が入るスペース
IKEAの食洗機が入るスペース
シンク下の配管(左側2つは食洗機用)
シンク下の配管(左側2つは食洗機用)

キッチンに食洗機用のスペースを開けておいて貰っています。IKEAのティルフォラというエレクトロラックス(AEG)の60cm幅のフロントオープン食洗機がここに入ります。

食洗機本体の配管を後ろに逃して、シンク下の配管が出ている黒い蓋の所に穴を開けてそこから配管を通してあげれば良さそうなので何とかなりそうです。

上のスポットライトは代替品でした
上のスポットライトは代替品でした

洗面台のスポットライトが代替品でした。ここは確か電球色だったはずでしたが、昼白色の物が仮付されています。光の色がイメージしていた感じと異なり何か白っぽいなと思っていましたが、そういうことだったのかと納得しました。

歪みのある鏡に関しては監督が翌日調整するとのことなので直れば良いなと思います。

スタディースペース
スタディースペース

こちらはスタディースペースです。手前の可動棚にプリンタ類を置く予定なのでコンセントを用意しました。奥のカウンターは県民共済住宅の取扱品のライトクリアー色のカウンター材で、銀色の脚はダイケンのクローム色の脚になります。

実は造作のカウンターの角の仕上げを上下で変えています。ここはカスタマイズ出来る部分なので角が角ばっていた方が良いのかや丸みを帯びていた方が良いのか、舟形の様にスッキリ見せたいかも意外と細かく指定できます。何も指定しない場合は上段の様な仕上がりになると思います。

県民共済住宅の新しいパンフレット

県民共済住宅のパンフレットも仕様変更に伴い新しくなっています
県民共済住宅のパンフレットも仕様変更に伴い新しくなっています

監督にお願いして新仕様のパンフレットを持ってきてもらいました。坪単価が値上がりする新仕様ではリビング階の引違い窓のみトリプルガラス化してグレードアップする変更が一番インパクトのあるポイントだと思います。

パンフレットを見ていて気になったのが20ページの壁の断熱材が熱抵抗値2.8となっている部分です。今までは標準仕様で熱抵抗値2.3か2.4の厚み90mm程のグラスウールが使われていたと思いますが、新仕様で標準仕様のグラスウールの厚みが変わってアクリアネクストやイゾベール・スタンダードの105mmが使われる様になったのかもしれません。

この変更に関しては地味ですが建物全体の断熱性能の向上に寄与するので標準仕様の断熱材を選ぶ人にとっては地味に嬉しいニュースです。この変更でUA値だと0.02位は良くなると思います。間取りや窓の取り方次第では標準仕様の断熱材でも6地域のHEAT20 G2レベル(UA値0.46)や断熱等級6(0.46)をギリギリクリア出来る可能性があります。

地味な変更点は他にも標準仕様の第三種換気システムがACモーターの物からDCモーターの物にグレードアップしています。監督に私の家に付けられている換気システムはACモーターかDCモーターか聞いたら消費電力が大きいACモーターの物でした。新仕様の人は消費電力が少ないDCモーターになるみたいなので朗報ですね。

私の場合は引違い窓がゼロで高断熱仕様を選んでいるので仮に新仕様で契約した場合のトリプルガラスや標準の壁の断熱材が厚くなった恩恵は全く受けられませんが、DCモーターの換気システムは地味に良いなと思っています。

高断熱仕様の床下点検口

オプションの高断熱仕様の床下点検口
オプションの高断熱仕様の床下点検口

床下点検口も設置されていました。早速開けてみましょう。

蓋の下には中蓋があります
蓋の下には中蓋があります

一番上の蓋を外すと分厚い発泡スチロールの中蓋があります。恐らくこの部分で断熱性能を確保しているのだと思います。

中蓋を取ると床下収納にアクセス出来ますが、底が浅いので収納量は多くありません
中蓋を取ると床下収納にアクセス出来ますが、底が浅いので収納量は多くありません

発泡スチロールの中蓋を外すとようやく床下収納がお出ましです。中蓋が分厚い分床下収納のサイズが減っているのであまり多くのものは仕舞えなさそうです。

床下収納を外すと床下へアクセス出来るようになります
床下収納を外すと床下へアクセス出来るようになります

そして床下収納のプラスチック製の入れ物を外すと床下へとアクセスできるようになります。私はまだ床下を確認していないので汚れても良い服装で床下もチェックしたいと思いますが、床下に関しては大工さんと水道屋さんがほぼ完璧に気密処理してくれていると思うのであまり心配していません。

脱衣室の設備

浴室暖房乾燥機はMAXのBS-161H-2
浴室暖房乾燥機はMAXのBS-161H-2

浴室暖房乾燥機は標準品がそのまま付いています。浴室のMAXのBS-161H-2の24時間換気は風量がデフォルトで強になっているので入居後に弱に変えようと思いますが、引き渡し前の現時点では浴室内がケミカル臭で臭いので強のまま動かしっぱなしにしています。

オプションの洗濯機用の混合水栓
オプションの洗濯機用の混合水栓

洗濯機用の水栓は混合水栓に変更しました。これは確か材料と水道工事で合計3万円位かかっています。

洗濯機はつい先日AQUAのPrette plus AQW-VX10Mという10リットルサイズの縦型洗濯機を価格交渉してケーズデンキで税込72,000円で配送設置込で購入しました。価格ドットコムの最安値が74,800円だったのでそれよりも安価に買えました。

白物家電は保証や設置費用まで考えると家電量販店で買う方が良いと思います。価格交渉すると大抵は大手家電量販店のネット価格と同額位まではあっさり下がりますが、場合によっては価格ドットコムの最安値よりも安く買える事もあります。

電気が点いた時の外観

カーテン無しで窓際のコーニス照明がある場合の外からの見え方(縦すべり出し窓はクリアネット網戸)
カーテン無しで窓際のコーニス照明がある場合の外からの見え方(縦すべり出し窓はクリアネット網戸)

夕方で暗くなってきたので電気を点けたまま外に出てみました。カーテンはまだなので室内の明かりがそのまま外に漏れていますが、電球色の明かりが中々良い感じです。

明かりが明るく漏れているのがFIX窓で薄暗いのが縦すべり出し窓です。縦すべり出し窓はオプションでクリアネット網戸にしていますが、本当にクリアネット網戸になっているか確認してみる必要がありそうです。

カーテンは本当に悩みどころで、私の場合は壁全体にカーテンが来るので普通にオーダーすると20万円以上してしまいます。ワードローブサンゲツというサンゲツ直営の通販サイトでカーテンをオーダーするつもりでしたが、オーダーしようと思っていたカーテンが4月から2〜3割程値上げされていて1枚で1万円以上プラスになってしまうので、質は妥協して価格が安い中国の通販サイトのAliExpressでそこそこ質が良さげなカーテンを物色している真っ最中です。

火災保険に入りました

火災保険は最小限にしました
火災保険は最小限にしました

監督から遅くとも引き渡し日当日までに火災保険に入るように言われていたので火災保険に申し込みました。ソニー損保の場合は「確認済書」が必要になるので監督に確認済書のコピーを貰えるようにお願いしてその書類で手続きをしました。

私が申し込んだのは県民共済の火災保険ではなくソニー損保の火災保険です。火災の保証は建物金額と同等の2,000万円で家財は200万円を付けて、その他の保証は全てなしにしました。

私の場合、立地的にまず心配ない水災の補償や建物自体が長方形の総二階で柱直下率、壁直下率とも80%以上あり、更に許容応力度計算で耐震等級3を取得していて制震ダンパーまで入っているので建物自体の構造で地震への備えは十分出来ていると思うので地震保険も入っていません。保険で地震で壊れた時の事を考えるのではなく、建物の性能を上げてそもそも地震で建物が壊れないようにするという方針です。

県民共済住宅の場合、許容応力度計算(構造計算)は税抜で9万円で出来ましたが、地震保険が年3万円だとすると僅か3年で元が取れる上、構造計算は建物が劣化しない限り効果が永続します。構造計算して許容応力度計算での耐震等級3を確保して地震保険に入らないという選択肢がある人にとってはとても採算性の良いオプションだと思います。

地震保険だと地震に起因する火災で建物が焼失しても補償されるメリットがありますが、私は住宅密集地でもない立地で外壁に耐火性能が高いALCを使っているので全焼する可能性はゼロではないものの少ないと思います。

そんな感じで最小限の保証で見積を出してみたらなんと火災保険料は年間で3,272円と非常にリーズナブルになりました。県民共済の新型火災共済だと年2万円位なので随分安いです。

契約期間は10年ではなく5年で申し込みました。私の家の土地は都市計画道路予定地で5年位したら道路が通って家が取り壊しになる可能性もあるので長期契約は契約が無駄になる可能性があるので避けました。

最後に

天井裏に上がってみて、断熱材の施工はほぼ問題ないレベルなのが確認できました。完璧かと言われるとそこまでではなく小さい断熱欠損はあると思いますが、県民共済住宅でここまできちんとしてくれているなら十分です。2階天井には極力天井付け照明を設置しなかったのもプラスに作用したと思います。

来週には引渡しになりますが、今の所解決していない問題は9万円近くした2ボウル洗面台の鏡が歪んでいる事だけで、後は施主検査で指摘するような傷の有無とかその位で大きな後悔ポイントになるような重大なミスや施工不良はありません。

コスパ最強と名高いローコスト住宅の県民共済住宅に頼んでここまで来ましたが、正直言って非常に満足しています。当初諦めていた気密性能もそこそこ確保できたし、私の現場は幸い当たりの職人さんが多く施工品質も良かったです。

性能以外の所では標準仕様が多めであまりお金をかけていない見た目に関する部分も意外と良く仕上がっていて自分の好みを反映できています。内装は無印良品のオーク材の家具が合いそうなナチュラル系に近い感じを目指しましたが狙い通りに仕上がったと思います。

室内はもうほぼ入居前WEB内覧会みたいな感じになってしまっていますが、後日改めてWEB内覧会は行います。次は施主検査で指摘した箇所について触れたいと思いますが、この日はマスキングテープを貼った所を写真に撮っていなかったので週末に現場に行って再確認しつつ写真を撮ってこようと思います。