当サイトの県民共済住宅に関する情報は2021年9月契約、2022年4月引き渡し時点での情報を元に記載されています。

当時と現在とで仕様やルール、価格などの前提条件が異なり、記事の内容が間違っている可能性があるのでご注意ください。

県民共済住宅で2021年9月に契約し、2022年4月に家の引き渡しを受けてから2年が経過しました。

新居に引っ越してから2年も住んでいると満足している事の他にも後悔ポイントも浮かび上がってきます。

ローコストで高気密高断熱住宅を建てるという目標を実現出来たのでこの家や県民共済住宅、担当の設計士や監督、現場の職人たちには非常に満足していますが、後悔ポイントが皆無というわけではないので現在進行形で感じている失敗点を何点か紹介します。

この家最大の後悔ポイントは外構

2年間住んでみた上で後悔している点と言えば外構です。

家を建てた土地が旗竿地で都市計画道路予定地にかかっている部分があり、最悪数年後に家ごと取り壊しになる可能性もあるのと旗竿地なんてアプローチをどうするか位しか考える点が無い(と当時思い込んでいた)ので外構についてはあまり力を入れても仕方ないみたいな考え方でいたので住んでからDIYで少しずつ作り上げていく感じでも良いかなと意識も予算も後回しにしていました。

で、家の引き渡しを受けて引っ越して暮らし始めたわけですが、引っ越し直後はまずは家の中で生活できるように家具家電の購入やら搬入、行政手続き等々で外構をDIYする時間も気力も沸きませんでした。

入居時点で外構工事がまだだと道路から玄関ポーチのタイル部分までは当然土のままなので玄関や車も汚れやすいし雨が降ったら地面がぬかるむし、駐車スペースも土のままなので雨の日はタイヤがスタッキングして車が出せない事もありました。

そして半年位経過してようやく外構となったわけですが、家の引き渡しから半年も経つとDIYするのも面倒だし、雑草も凄いことになっているしで結局DIYせずに外構業者にお願いして外構工事をしてもらいました。

外構を考えるタイミングが遅すぎた

私の家づくりにおける最大の失敗点は外構を考えるタイミングが遅すぎた事です。

私の場合は土地購入→住宅メーカー選び→県民共済住宅で設計→県民共済住宅で契約→県民共済住宅で建築→引き渡し→引っ越し→外構という感じで外構が最後になってしまったわけですが、もしまた家を建てるなら土地購入の後から設計のタイミングまでに外構をどうするかを先にある程度考えて、設計士さんと間取りを考えるタイミングで外構も考慮しながら設計を進めていくのが良かったです。

県民共済住宅で注文住宅を建てるとどうしても間取りや建材の仕様に意識を持っていかれてしまい外構は後回しになりがちですが、外構を先にしっかり考えておくと見た目の良い家にもなりやすいし、土地の高低差に関する失敗も減りそうだし庭と言うか家を建てなかった残りの土地も有効活用出来そうです。

人気のある外構業者は数ヶ月先の予約まで埋まっている事が多いので早めに希望の外構業者のスケジュールを抑えておくためにも早い段階で外構業者とコンタクトした方が良いです。

外構工事は入居前に終わらせておくべきだった

こういう状態で暮らすのは本当におすすめしない
こういう状態で暮らすのは本当におすすめしない

そして外構工事は入居前に完了した状態で引っ越しするのが良かったと思います。

入居前に外構工事が済んでいると駐車スペースが最初から使える状態になるので外構工事中に車をどこに停めておくのか問題がなくなるのと、エアコンの室外機を置くスペースにも土間コンクリートが施工できるので土の上にコンクリートブロックを置いて室外機の足を置く感じではなく、土間コンクリートの上にコンクリートブロックを置けるので雑草も生えてこないし室外機も安定します。

私の土地はスギナが生えまくっていたのですが、スギナは地下茎で伸びるので室外機のブロックの下にもスギナが生えている(根っこがある)のですが、スギナがあると土が盛り上がって室外機の水平が狂って室外機から余計な騒音が出てしまう問題がありました。

幸い室外機がある面が空き地なので苦情はありませんが、また家を建て直すなら室外機を置く場所は土間コンクリートを施工します。

土間コンクリートをケチるべきではなかった

スギナは地下茎で増えるので根絶が困難
スギナは地下茎で増えるので根絶が困難

新居で2年間暮らしていますが、一番困っているのが雑草対策です。

外構工事が終わった後に防草シート付き人工芝を施工したのですが、防草シート付き人工芝の下から雑草が生えてくる事はほぼ無い(皆無ではありません)ので良いものの、防草シートと下水配管の枡部分との境界や家の基礎との境界、敷地の境界ブロックとの境界のような僅かな隙間から容赦なくスギナが生えてきます。

防草シートで大部分の雑草対策は出来たので土のままの時よりは雑草対策の手間は大幅に軽減されたものの、それでも抜いても抜いても生えてくるので冬以外の季節では毎週雑草を抜く手間が発生しています。

もし雑草対策を防草シートでなく土間コンクリートにしていれば毎週雑草を抜くためだけに5〜60分位外に出る必要もなくなります。

時間にすると短いですが、蚊に刺されたりするのでストレスも結構貯まります。

そんな感じで雑草には現在進行形で悩まされ続けているため私個人の意見としては犬走りは雑草の生える余地がほぼ無い土間コンクリート一択だと感じています。

変にケチらずに普通に全面土間コンクリートにすれば良かった
変にケチらずに普通に全面土間コンクリートにすれば良かった

また、節約のため駐車スペースのタイヤが乗る部分だけ土間コンクリートにして隙間を砕石にしましたが、雑草はそれほど生えないもののたまに生えてくるし、金額にして3〜4万円位の節約にしかならなかったので素直に土間コンクリートにしておけば良かったです。

エアパスファンは難しかった

ドア上の換気扇がエアパスファン
ドア上の換気扇がエアパスファン

家全体をワンフロア1台のエアコンで全館冷暖房するためにエアパスファンという部屋間の換気扇をドア上に装着すれば室内ドアを閉めた状態でも空調された空気が居室内に入っていくだろうという想定でしたが、正直そんなに甘くはなかったです。

吸気だけしても排気する所がなければ空気は動かない

よく考えてみれば当然の話ではあるのですが、エアパスファンで居室外から吸気しても、排気するルートが無ければファンを回しても空気はそれほど入ってきません。

私の家の換気システムは2021年契約当時のダクト式第3種換気システムで、エアパスファンのある居室のドアから一番遠いところに排気口を持ってきたので何とかなるかなと思いましたが、換気システムの風量弱ではエアパスファンの吸気量に対して排気量が追いつかないのか思っていたよりも空気が循環しません。

対策としては吸気用だけでなく排気用のエアパスファンも設置して部屋間の空気を循環させるという方法が思いつきますが、それだと匂いや音まで循環してしまうので良し悪しだと思います。

あるいは吸気はエアパスファンではなく単に部屋の上部に穴を空けて排気だけエアパスファンで行うというのもありかもしれませんが、本当に効果が出るのかはわかりません。

エアパスファンの設置高さは熟考すべき

ドア上にエアパスファンを設置しましたが、最上階の居室のエアパスファンは一番暑い空気を吸い込むので夏はあまり涼しくなりません。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するので1階の床付近が一番涼しく、最上階の天井付近が一番暑いのである意味当然の現象です。

高気密高断熱住宅は上下階の温度差が小さいとは言え全く無いわけではなく、2〜3℃位の温度差はあります。

2階建て以上の1階ならドア上の空間が建物の中間付近になるので一番良い場所だと思いますが、2階以上の部屋にエアパスファンを設置するときは暑い空気を吸気してもあまり涼しくならないという前提でエアパスファンの設置を考えた方が良さそうです。

定番の後悔ポイントのコンセント周りの失敗点

コンセント周りに関しては県民共済住宅に限らず注文住宅での家づくりの後悔ポイントの定番ですが、私の場合もいくつか失敗したコンセントがありました。

電気配線図を決める際は図面の隅々まで何度も確認すべき

失敗の1箇所目はセカンドリビングのテレビ裏のコンセントで、高さが床から30cm上の通常通りの高さになっていて、これだとテレビ台と干渉してしまったのでもう少し高さを上げてテレビ台の上にコンセントボックスが来るようにすれば良かったです。

LDKのテレビ周りのコンセントやその他のカウンターやテーブル、机周りのコンセントは図面上で高さもきちんと指定していましたが、セカンドリビングについては高さの指定を完全に忘れていた上、図面の確認時でも施工現場でも見落としてしまいました。

この失敗の原因は図面のチェックの甘さと実際の施工現場でのチェックが甘かったのと、図面の段階では具体的にどんなテレビ台を置くかというイメージも出来ておらず、テレビ台の高さを把握していなかったので見過ごしたと思います。

コンセントは多すぎて困ることはない

2箇所目は玄関ホールにコンセントを用意するのを忘れていました。

玄関ホール内のクローゼットの中にはコンセントを用意したので玄関ホールに全くコンセントが無い訳ではないのですが、玄関ホールの壁にもコンセントがあると玄関ホールにおしゃれな照明を置いたり、虫除け対策の防虫剤を炊いたり、外には置きたくないけど家の中には入れたくないような物を充電する時に便利だったと思います。

コンセントに関しては足りなくて困ることがあっても多すぎて困ることはないので費用はかかりますが何となくでも使いそうなところにはコンセントを用意しておくと後悔が無いと思います。

定番の後悔ポイントで多くの先輩施主が言っている事なので注意していましたが、残念ながら私も同じく後悔してしまいました。

スイッチ周りの後悔ポイント

スイッチが多すぎるとどれがどれだかわからなくなる
スイッチが多すぎるとどれがどれだかわからなくなる

コンセントに続きスイッチ関係の後悔ポイントもいくつかあります。

スイッチを集中させすぎるとどれがどれだかわからなくなる

スイッチを1箇所に集めるとどれがどれだかわからなくなるので1箇所のスイッチパネルに集中させずにある程度分散させた方がわかりやすくて良かったかもしれません。

トイレの照明と換気扇のスイッチはトイレ内に付ければ良かった

個人的に失敗したかなと思うのはトイレのスイッチをトイレの外に付けましたが、トイレの照明と換気扇のスイッチはトイレの中の壁に付けた方が照明の消し忘れもなくなるし、上の写真の様なスイッチ密度が高い箇所の緩和にもなって良かったと思います。

フィンガーボットを付けて自動化する予定のスイッチはスイッチパネルの右側に配置した方が良い

SwitchBot ボットから【+Style】 スイッチ どこでも操作セットに買い替えました
SwitchBot ボットから【+Style】 スイッチ どこでも操作セットに買い替えました

上の写真のEV用スイッチの様なSwitchBot ボット等のフィンガーボットを使ってオンオフのスケジューリングを組む可能性があったり、スマホから遠隔操作でオンオフする可能性のあるスイッチはスイッチパネルの一番右の列に配置するとフィンガーボットでのオンオフがしやすいです。

逆に左側に設置すると上下にしかボットを付けるスペースが無くなってしまいます。

この辺はスマートホーム化に慣れていないとまず思い至らない点なのでスイッチパネルの配置もよく考えておきましょう。

特にEV充電用のスイッチと電動シャッターのスイッチはスケジューリングさせて自動でオンオフしたいケースが多いと思うのでスイッチの形状がどういう風になっているかを早めに把握して余白部分にボットを付けられるスペースがあるか確認しましょう。

私はSwitchBot ボットを買うまでスイッチパネル内の配置なんて気にもしていませんでした。

可動棚やカウンターなどの造作家具はもっと多くても良かった

造作カウンター(奥)と可動棚(左)
造作カウンター(奥)と可動棚(左)

県民共済住宅では可動棚や造作カウンターの様な造作家具が比較的安価に設置できます。

当時からそのメリットは知っていたので書斎のデスクを造作カウンターで作ってもらったり可動棚を3箇所作って貰いましたが可動棚の使い勝手が良いのでもっと増やしても良かったです。

リビングのテレビ台は造作の方が良かった

65インチのTVとサウンドバーが置ける奥行きのテレビ台は意外と少ない
65インチのTVとサウンドバーが置ける奥行きのテレビ台は意外と少ない

特に造作家具を入れれば良かったと思ったのがリビングのテレビ台です。

家具屋で売っているテレビ台はサイズ的に近年のテレビの急速な大型化やサウンドバーの設置に対応出来ていない製品が多く、60インチを超えるサイズのテレビに対してテレビ台の幅や奥行きが足りておらず大型テレビを置いたら見た目のバランスが悪かったり、テレビの全面にサウンドバーを置けるほど奥行きのゆとりが無かったりするものばかりです。

テレビを壁掛けすればサウンドバーが置けない問題は解決しますが、幅が狭くて見た目のバランスが悪い問題は解決出来ません。

質感が良く大きなテレビ台は最低でも10万円以上するので、それなら造作家具で作ってしまった方がコスパが良かったと本気で思っています。

可動棚は迷ったら付けた方が良い

可動棚は中途半端に余ったスペースを収納としてフル活用出来る
可動棚は中途半端に余ったスペースを収納としてフル活用出来る

可動棚も安いとはいえお金がかかるので予算に余裕がない契約前ではなかなか余裕を持って付けるという選択がしにくいですが、可動棚は後からシェルフ的な家具を置くよりも安価なのと、壁に固定されているので安定感があります。

可動棚は金額だけなら無印良品のステンレスユニットシェルフよりは安価でもIKEAの最安値レベルの棚よりは高いのでそんなに割安だと思わないかもしれませんが、造作家具なので隙間なく収納スペースに出来るメリットの他にも棚板の耐荷重が結構あるのである程度重いものも載せられる上金具で壁に固定されているので安定感もあるし、自由に棚板の高さを変えられるメリットもあります。

私は3箇所しか可動棚を作りませんでしたが、正直もっと可動棚を増やして収納家具を減らした方が良かったと思っています。

窓の後悔ポイント

窓に関しては光の入り方や通風というよりも日射熱の入り方と外観上の見た目のバランスを熟考したので暑い寒いの後悔はありません。

ただ、採光面で想定よりも暗かった所がありました。

縦すべり出し窓は同サイズの横すべり出し窓より採光が弱い

03611サイズの縦すべり出し窓1箇所だけでは明るくならない
03611サイズの縦すべり出し窓1箇所だけでは明るくならない
03611サイズの縦すべり出し窓(室内側から)
03611サイズの縦すべり出し窓(室内側から)

縦長の縦すべり出し窓やFIX窓は外観の見た目が良くなる傾向があるので使いやすい窓ですが、採光面に関しては同じサイズの横長の横すべり出し窓よりも暗くなります。

玄関と1階セカンドリビング的な階段ホールに縦すべり出し窓がそれぞれ1箇所ありますが、どちらの空間もぶっちゃけ暗いです。

採光重視なら横長の窓を天井付近に設ける(ハイサイドライト)のが効率が良いです。

ただ、2階のハイサイドライトのFIX窓は外側の掃除が困難という欠点もあります。

その他の地味な後悔ポイント

住み始めてから発覚したその他の後悔ポイントもいくつかありました。

小さい子供がいるなら開き戸のドアストッパーはマグネット式よりも物理的に出っ張っているタイプの方が良い

いつの間にか壁に穴が空いていた件
いつの間にか壁に穴が空いていた件

2021年契約当時の県民共済住宅の標準仕様のドアストッパーはマグネット式で、マグネット式は出っ張りが無いので掃除がしやすいメリットがありますが、ドアを勢い良く空けるとドアストッパーが機能する前にドアから出っ張っている取っ手部分が先に壁にぶつかってしまいます。

その辺については監督さんにも言われたし、正直迷ったけれどある程度納得した上で出っ張ったドアストッパーに変更しなかったのですが、想定が甘かったです。

ある程度聞き分けがある年齢の子供ならマグネット式のドアストッパーでも全く問題ないと思いますが、我が家の場合はマグネット式を選んで、知らぬ間に子供部屋の壁の石膏ボードに穴が空いてしまいました。

最後に

新居に2年住んでみた上で現在進行形で感じている後悔ポイントを上げてみましたが、後悔の9割は外構です。

一応誤解の無いように言っておくと外構で後悔したのは外構についてあまりにも何も考えないまま家の引き渡しまで来てしまい、引っ越しから外構工事が始まるまで数ヶ月も空いてしまった事であって外構をお願いした外構業者には丁寧な施工をして頂き非常に満足しているのでまた家を建て直す機会があればまたお願いしたいと思っています。

外構は防草シートと壁(家の基礎や境界ブロック)の僅かな隙間から容赦なく生えてくるスギナの対策に悩まされていて、隣の敷地が他人の畑なので除草剤を撒くのも避けたいという事情もあり毎週スギナを1本1本引っこ抜いていますが夏場は時間もかかるし暑いし蚊に刺されるしで困っています。

犬走りは土間コンクリートではなく砂利+防草シートで済ませている家庭も多いかと思いますが、私は今なら絶対に土間コンクリート(アスファルトや水を通すコンクリートも含む)推しです。

犬走りなんて室外機を置いたら何の使い道も無いどうでも良いスペースの管理のために毎週時間を取られるのは本当に勿体ないと感じます。

外構以外の後悔ポイントは「強いて言えば」位のニュアンスで後悔と言うよりも失敗という感じで今からでもお金を払ってやり直したいレベルの深刻度ではありません。

初めての注文住宅の家づくりという事もあり、ある程度の後悔ポイントが出るのは想定内ではありますが、当時もっと想像力を働かせて色々なケースを想定して3Dマイホームデザイナーや脳内でシミュレーションしていれば防げた後悔ポイントもあります。

基本的には100点満点中90点以上の家が出来て大満足なのですが、このブログではあまりネガティブ系の記事は上げていない気がするので定番の後悔ポイント系の記事を書いてみました。