県民共済住宅で2021年9月契約で建てた家の入居前WEB内覧会です。私の家は旗竿地で南側に隣家があるため1階では採光が望めないため2階にLDKを持ってきました。日常の動線よりも居心地を優先してこの土地で一番日当たりが良い2階の南側にLDKを配置しました。
私はこの土地を購入するまではどちらかと言うと2階リビング否定派でしたが、実際に住んでみると2階リビングはありです。住む前はスーパーで買った物を2階に運ぶのが大変だろうと思っていましたが、実際住んでみると階段を上らなくてはいけないので1階リビングよりは確実に大変ですが、階段幅を標準仕様よりもちょっと広げたストレート階段で荷物がある状態でも登りやすい事もあり正直そんなに気になりません。
土地的に2階の居心地が良いので基本的に寝る時以外は2階で生活するような感じになっています。2階にはLDKの他にユニットバスや洗面台の水まわりや書斎とスタディースペースも2階に持ってきています。
1階の入居前WEB内覧会は「県民共済住宅で建てた家の入居前WEB内覧会【1階】」の記事をご覧ください。
動線よりも居心地を優先したLDK
図面上だとLDKは20.2帖と結構広く取っていますが、3帖半位は洗面スペースになるので実際は16帖か17帖位の大きさになります。図面だとわかりにくいですが、LDKと階段、階段と洗面スペースの壁は腰壁の高さにしているので空間自体を繋げて実際の帖数以上の開放感や広さ感が得られるように工夫しました。
図面上のLDKは南側と西側と北側の壁に面していますが、窓は南側に集中的に配置して、西側は窓ゼロ、北側はハイサイドライト(高窓)として採光用のFIX窓を1箇所設けています。
キッチンはキッチンの先端とカップボードの後ろの壁間で2.5マス(1.25帖)分確保してあります。カップボードはウッドワンの奥行が60cmあるタイプでキッチンとカップボードの間の通路は885mmと少々狭いのかなと思っていましたが、実際は広すぎず狭すぎずで物凄く丁度良いサイズ感でした。大人2人でも普通にすれ違えるし、カップボードも近いので作業性も高いです。引き渡し後に60cm幅のフロントオープン食洗機を入れていますが、食器の出し入れも問題なく行えています。
真っ更な状態の写真を取り忘れた2階LDK
2階のLDKは真っ更な状態の写真を撮り忘れました。引き渡し当日に家具や家電を持ち込んでいた事もあり撮影前に物がある状態になっていました。そして引き渡し当日からブラインド(ハニカムシェード)をDIYで設置したりしていたので綺麗な状態の写真を撮り損ねています。
引き渡し当時はどうせそのうち家具や家電が揃ってからWEB内覧会用に写真撮影すればいいやと思っていましたが、引き渡しから1ヶ月経った今でもまだ家具家電が揃っていなかったり、オーデリックの照明が本来頼んだ品番の物ではなく仮付品のままだったりと引き渡し当時とそこまで状況が変わっていません。
割と普通のキッチン
キッチンは引っ越し前に洗濯機サイズの食洗機が届いた事もあり、まともな写真がありませんでした。キッチンに関しては食洗機を入れるためのスペースを用意した事以外そんなに拘っていないのでぶっちゃけ普通です。
キッチン横の壁(左側)は県民共済住宅オプションのホーロークリーンキッチンパネルのマイルドホワイトです。右側のレンジフード後ろのダイニング側はエマウォールのトラバーチンホワイトになります。
これらのタカラスタンダードの壁材はホーローで出来ているので磁石がくっつくというメリットがあります。エマウォールの方は高級感がありそうなトラバーチンホワイトを選びました。ユニットバスの色をTOTOサザナのビスクトラバーチンにしたので柄を合わせたと言うのもあります。
キッチンはタカラスタンダードのグランディアのI型キッチンのホワイトです。ワークトップは標準の人工大理石からステンレスに変更しました。
水栓は県民共済住宅オプションのタッチレス水栓にしましたが、実際の使い勝手がとても良くて入れてよかったオプションです。
キッチンはタカラスタンダードのI型キッチンのホワイト色という事もあり県民共済住宅の新都心本店にある展示と大差ありません。キッチンの幅は2,700mmに広げているのでワークトップの作業スペースが広くなっています。ワークトップの高さも900mmと標準仕様の850mmから5cm高くしてあり、真ん中の穴は食洗機用の穴になっています。
レンジフードは同時給排気式のVRASタイプのレンジフードです。同時給排気タイプのレンジフードはレンジフード正面側にスリットがあり、スリットから外の空気が入って来るのが特徴です。普通の県民共済住宅オプションのVRASタイプのレンジフードは同時給排気式ではないのでレンジフード正面のスリットはありません。
タカラスタンダードの同時給排気タイプのレンジフードは地味に給排気が電動シャッター式なので普通のVRASタイプのレンジフードよりも気密性が向上しています。レンジフードの排気口の電動シャッターは同時給排気タイプではない普通のタイプのレンジフードにもオプションでつけられるので気密性やレンジフードからの生活音の音漏れを気にする人は検討すべきオプションです。
西側になるキッチン後側の壁には窓を作りませんでしたが、南側に窓が沢山あるので採光面は全く問題ありません。昼間は普通に電気をつけずに作業できる明るさはあります。カップボードは奥行が60cmある物なので天板が広くて色々な物が置けるのが気に入っています。
キッチン側で工夫した点はカップボードの吊り戸の高さを天井から30cm程下げて、そのスペースに照明器具を置いて間接照明を仕込んであります。カップボード裏の壁はタカラスタンダードのエマウォールにしました。エマウォールはホーローの壁材なので熱や蒸気にも強いと思うのである程度の意匠性と最強クラスの耐久性があるこの壁を選んで良かったです。エマウォールには磁石がくっつくのでそのうち磁石でつけられる小さめの棚なんかも追加するかもしれません。
右奥がパントリー用の可動棚ですがこれは付けて良かったです。可動棚は想像以上に使えるので使い勝手が良く、家全体でもっと可動棚を設けても良かったと思っています。可動棚だと壁間のスペースをフルに使えるので収納家具を買い足した場合よりも効率良く収納出来ます。
カップボードは県民共済住宅オプション品のウッドワンのカップボードをそのまま採用しましたが、私は建具をウッドワンの物にしていることもあり建具とカップボードの色味や柄の統一感が出る上、無垢材なので質感も良いです。
県民共済住宅オプション品のウッドワンのカップボードはパイン材の柾目なので好き嫌いが分かれそうですが、私の場合はナチュラル系のインテリアを目指したという事もあり違和感はそんなにありません。床のニレや県民共済住宅標準のカウンター材のライトクリアー色とは色柄共に異なるので統一感はそこまでありませんが、建具と同じ素材なのでそれはそれでまとまり感があります。
ダイニング側にニッチを1箇所設けましたがこれはまだ使いこなせていません。ちょっとした物を置いておくのに便利ですが、後日購入したダイニングテーブルが180cmと巨大なのでニッチに置くべきものをテーブルの上に置いてしまっている事もあり別にニッチを作らなくても良かったかなとも思います。
コンセントやスイッチは県民共済住宅標準品のパナソニックのコスモシリーズワイド21のラウンドタイプですが、この家のテイストには結構合っていました。最初は家の引き渡し後に格好良くてシャープな印象があるスクエアタイプのコンセントプレートに変えようかと思っていましたが、この家の雰囲気的にソフトな印象のラウンドタイプが結構合っていたのでそのままで行こうと思います。
ウッドワンのカップボードの引き出しの容量にも満足しています。奥行が60cmもあるのでゆとりがあります。カップボードの吊り戸は高さを下げた事で踏み台なしで手の届く範囲が広がって使い勝手が向上しました。
キッチンの仕様
- キッチン:タカラスタンダード・グランディア
- 幅:2,700mm(オプション、6,500円)
- ワークトップの高さ:900(オプション、差額なし)
- ワークトップ:ステンレス(オプション、差額なし)
- 扉パネル:ホワイト(標準)
- キッチンパネル:ホーロークリーンキッチンパネルのマイルドホワイト(県民共済住宅のオプション)
- レンジフード:同時給排気タイプのVRAS(オプション、50,900円)
- IH:パナソニック KZ-G33XST(標準)
- 水栓:リクシルのタッチレス水栓(県民共済住宅のオプション)
- カップボード:ウッドワン(オプション、構成は県民OPそのまま)
リビングはこんな感じです。そんなに広いリビングではないので65インチのテレビと180cmのソファを置いたらやや窮屈感があります。手前側はダイニングテーブルが来るのでスペースを空けています。
壁紙はオプションでリリカラ東京ショールームで人気ナンバーワンのグレージュのLV-3021を採用しました。アクセントクロスではなくメインクロスがグレージュです。
県民共済住宅の場合、巾木や廻り縁が自由に選べずに限られた選択肢の中もしくは1種類だけみたいな制約もあるので私は白系の巾木と廻り縁を選んで、自分で選べないそれらが悪目立ちしないようにと言うか逆に白がアクセントカラーになるように壁紙を選んでみました。
カラークロスは傷が目立ちやすい欠点があったり、飽きたら困るみたいなケースもよく聞くので実際に白以外の壁紙をメインにするのに抵抗感が無かったわけではありませんが、ローコスト住宅とは言えせっかくの注文住宅なんだし遊んでみました。
このクロスを選んだ結果、ナチュラル系にややモダンっぽい感じがプラスされて海外風の素敵な空間になったと思います。LV-3021のグレージュの色は癖がなく色々な色やインテリアスタイルに合わせやすいのでこの部屋がオシャレに見えるならそれはこのクロスのおかげです。天井は白クロスにして窓際を折り上げてカーテンボックス兼間接照明を仕込んでいます。
ちなみにテレビ台は家の引き渡し前に注文済みですが、この記事を書いている現時点でもまだ届いていないので床にテレビが直置きです。家の間取りを考えていた時は50インチ前後のテレビを置こうと思っていましたが、ブラビアの実寸サイズ用紙を取り寄せて実際の間取りに合わせてみたらサイズ的に65インチが一番しっくり来ました。
テレビはソニーのブラビアのKJ-65X80Jと65インチで15万円位のエントリーモデルのテレビですが、映りも綺麗でGoogleTVなのでアプリも入れられて汎用性が高くて非常に満足しています。不満点はテレビのスタンドの奥行が大きいので現在主流の奥行35cmのテレビ台だと幅がギリギリ過ぎてテレビが置けないのでテレビ台の選択肢が限られる事です。壁掛けすれば問題ないですが、直置きの場合はテレビ台の選択肢が意外と少ないのが欠点です。
この家で非常に上手く行ったと思っているのが照明計画です。
LDKは窓際のコーニス照明とカップボード上のコーブ照明の2箇所を間接照明にしましたが、これが実用面(空間の明るさ)でも演出面(空間全体の雰囲気)でも非常に効果的でした。
窓際のコーニス照明はここに照明があることで部屋の隅々が明るくなるので視覚的に広く感じます。見ての通り空間全体の雰囲気も非常に良くなります。窓際のコーニス照明は高級ホテルで割と使われているテクニックなので何となくホテルライクにもなっています。
カップボード上のコーブ照明はキッチン上に吊り戸が無く天井がフラットで繋がっている事もありリビング側からキッチンを見ると奥行き感がありますが、照明を点灯する事でカップボード上の一番奥の壁に視線が誘導されてより奥行き感が出て広く感じる効果がありました。
実用面でもこのコーニス照明があるだけでキッチンが結構明るいので、キッチン上のスポットライトやダイニング側のペンダントライトを消していても普通に作業できる位の明るさがあります。
LDKの仕様
- 床:ニレ(標準)
- クロス:LV-3021(壁3面)、LTS433(キッチン後ろの壁と天井)
- 天井高:2,450(標準)
- 室内ドア:ウッドワンのガラス付き引戸×2(書斎側2部屋)とガラス無し引戸×2(脱衣室、トイレ)
- 階段:ヨーロピアンチェリー(標準)
- 階段手すり:ライトクリアー色(標準)
- 窓枠:ホワイト(標準)
- 巾木:ホワイト(標準)
- カウンター:ライトクリアー色(標準)
超有能な無印良品のポリエステルハニカムシェード・上部開口タイプ
窓際のカーテンをどうするかは悩む所ですが、窓からの視線を遮るのにカーテンを使うと外の景色まで遮ってしまいます。
レースカーテンなら外からの視線を遮りつつも内からの景色は見えるので良いですが、夜間は室内が見えてしまうという欠点があります。
その欠点を補うために厚手のカーテンではなく上側が開くブラインドを採用しました。
購入したのは無印良品の「ポリエステルハニカムシェード・上部開口タイプ 幅90×丈200cm」です。このハニカムシェードはサイズ展開が2種類しか無いのが欠点ですが、税込9,900円とそこそこ安い割に上部も開く事が出来るという点です。
上の写真はブラインドを上から下まで下げて段窓風の窓を上から下まで覆っています。1つだけとりあえず買ってみて良い感じだったのでリビングの残りの窓にも後日取り付けました。
上部が開けられると何が便利かと言うと、上の写真のように上側だけ開けて隣家の視線がかち合う部分だけ隠して空だけ見えるように上側を開けられるという点です。これは普通のカーテンやロールスクリーンでは絶対に不可能なので上下開放出来るタイプの特殊なブラインドやハニカムシェードでしか実現出来ません。
隣家の視線が気になるのでシャッターを閉めっぱなしの窓とか、1階南側リビングに掃出し窓を作ったは良いけど目の前の道路の通行人から丸見えでシャッターが開けられないような家にこういう上側が開けられるハニカムシェードはぴったりだと思います。
こういう上下開放出来るハニカムシェードは金額が高いですが、無印良品の物は上下開放出来る割に安いので結構おすすめです。幅が90cmなので大きな窓だと1つだけではカバーできませんが、隣にもう1つ並べる事で大きな窓もカバーできます。
無印良品以外でもこういう上が開くタイプのブラインドがあるので気になる方はチェックしてみてください。
2ボウル洗面台が主役の洗面スペース
洗面脱衣室はリビングに隣接する洗面スペースとユニットバスに隣接する脱衣室とで分けてあります。
リビングに隣接する洗面スペースには2ボウル洗面台を設置しました。この家の2ボウル洗面台は太陽光発電の次に高額なオプションになります。洗面台と鏡で60万円近くかかりました。ここに関しては家を建てる前から2ボウル洗面台を入れたかったので高額オプションですが切り捨てずに夢を実現させた所です。
2ボウル洗面台は必要かそうでないかで言ったら多分不要の贅沢設備ですが、たまに洗面所を同時に使いたい時があるのでそういう時に待ち時間がなくなるメリットがあります。洗面カウンターを広げる方が実用的かもしれませんが、2ボウル洗面台はラグジュアリーホテルや億ションクラスのマンションにしかない様な設備なのでこれをローコスト住宅で取り入れるのは夢があります。
2ボウル洗面台はタカラスタンダードのエリーナを採用したので洗面カウンターがクォーツストーンカウンターで光を当てるとキラキラと光り輝く事もあり、せっかくの高い設備なので洗面カウンターを天井からのスポットライトで照らして更に良い感じにしています。照射角度が狭い集光タイプのスポットライトにする事で、洗面ボウルやカウンター周りに重心の低い光が広がって良い感じの雰囲気にする狙いと壁際の洗面台付近が明るくなることで奥行き感が出て部屋を広く感じさせる効果を狙いました。
実際に使ってみると「本当にここが自宅なのだろうか?」と思う位上質な空間になっています。ホテルライクと言うよりほぼホテルでした。
メイクをする時に集光タイプのスポットライトだけでは照度が若干足りないみたいなのでそのうち天井のダクトレールにペンダントライトを吊り下げるかしようと思います。
洗面スペースで工夫した点は洗面スペースと階段とリビングの間に天井までの壁を敢えて設けずに、腰壁サイズの壁にしてリビングから2ボウル洗面台の大きな一面鏡とその上の高窓が見えるようにしてリビングから見た時の抜け感を出した事です。
鏡や窓で視線が抜けるのでリビングの窮屈感は全くなく、LDKの帖数以上に広く感じます。洗面スペースは手を洗ったり歯磨きをしたりする時にしか使わない空間ですが、間仕切りなしにすることでリビングで寛いでいる時でも空間全体が広く感じる効果が出ているので仕切りなしの洗面スペースは結構ありでした。
県民共済住宅標準仕様のLIXILのMVやパナソニックのシーラインの様な普通の洗面台だと積極的に見せたくなる様な洗面台ではないのでどちらかと言うと隠したくなりますが、オプションの40万円以上するような各社の最上位モデルの洗面台だとその質感の高さからむしろ見せたくなります。
この間取りが成立するのはこの洗面台のクオリティの高さ故なので60万円近くした洗面台をある意味フル活用していると思います。
洗面スペースに仕切りがない欠点としてはドライヤーをかける時はリビングに音が響いてうるさいです。
洗面スペースの仕様
- 洗面化粧台:タカラスタンダード エリーナ(W1650、2ボウル、鏡なしの洗面台のみ、オプション、487,000円)
- 一面鏡:パナソニック ラシス(くもりシャット、W1650、オプション、87,230円)
- 洗面パネル:タカラスタンダード ホーロークリーン洗面パネル(パールホワイト、オプション、6,800円でOP費用は洗面化粧台の487,000円に含まれています)
- FIX窓:APW330、16003FIX(オプション、9,100円)
洗面化粧台と鏡を別メーカーにしたのが珍しいと思います。鏡は正直ラシスの物ではなく違う一面鏡を施主支給もしくは家の引き渡し後に後付しても良かったと思います。
オプションの160cm幅の横長の16003のFIX窓ですが、この窓はFIX窓という事もあり追加費用が安い割に採光や視線を逃がすのに効果的で採用して良かったです。逆に県民共済住宅の標準サイズの06003の窓も別の部屋に2箇所歳用しましたが、これだと横が60cmと狭く、体感だと16003のFIX窓の3分の1位の大きさに感じてしまうので横長のFIX窓はケチらずこのサイズに統一すれば良かったと思っています。
脱衣室とユニットバス
脱衣室とユニットバスも写真を撮り忘れていました。脱衣室は洗面スペースとユニットバスの間に位置しています。
脱衣室は洗面室と分けてランドリースペースとして活用しています。ここの壁紙はラベンダー色のLV-3528を壁全面に採用しました。ラベンダー色にした理由は単に好みという事もありますが、「白」が映える色にしたかったというのが大きいです。
県民共済住宅では水まわりの床やコンセント、スイッチ、分電盤等々の色が変えられない事もあり、標準品の白が引き立つ様なクロスを選びました。
このラベンダー色をアクセントクロスとしてではなく、思い切って壁全面にラベンダー色を採用しましたがそれが逆にオシャレ感が出て良かったです。
脱衣室はベースの壁紙の色が暗めということもあり、壁付け照明のモーガルソケット1つに40W相当の電球1つだと暗かったのでここは60W相当のLEDボール球を入れて明るさを確保しています。
モーガルソケットの壁付け照明の良い所はローコストな事の他に好みの電球に簡単に付け替えられる事があります。取り付けた電球が思ったよりも明るすぎたり逆に暗すぎたりした場合や電球色や昼光色といった光色が気に入らない場合でも別の電球に買い直せば良いだけなので思い通りの明るさや色味にしやすいのも良かったです。
2.5帖のランドリールームに洗濯物を干していますが、正直乾きはあまり良くありません。エアコンが動いている時は比較的乾きやすいです。今は首振りタイプの扇風機を設置していますが、これからの梅雨時に乾きにくければ実家に置いてきた除湿機を持って来て使おうと思います。
写真には写っていませんが、オプションで洗濯パンを採用して洗濯機用の水栓はオプションで混合水栓にしています。
バルコニーは作りましたが、私の土地は周りが畑という事もあり外に洗濯物を干すと洗濯物に虫が着くので室内干しメインになっています。
脱衣室(ランドリールーム)の仕様
- 床:ハピアフロア(標準)
- クロス:LV-3528(壁全面)、LTS433(天井)
- 天井高:2,450(標準)
- 室内ドア:ウッドワンの鍵付きガラス無し引戸(オプション、5,980円)
ユニットバスに関しては完全に写真を撮り忘れていましたが、1坪タイプの県民共済住宅標準のサザナのビスクトラバーチン色でオプションを入れたのは浴槽のエプロンとカウンターを人工大理石に変えてゆるリラ浴槽にしてダウンライトの光色を電球色にしただけですが、満足度が非常に高いです。
ビスクトラバーチン色は壁全面がビスクトラバーチン色になる事もあり何もせずともホテルライクなお風呂になっています。この色と言うか本物の石壁は海外の5つ星ホテルでも度々見かけるのでホテルライクな風呂にしたかった自分の中では県民共済住宅の標準仕様の色の中ではビスクトラバーチン1択でした。
窓がないことで開放感や昼間の明るさが全く確保出来ませんが、お風呂に中途半端な引違い窓があると一気に家っぽくなると言うか非日常感が無くなると思ったので、風呂の窓から良い感じの借景や中庭の景色みたいな物が見えない私の土地の場合は風呂場に窓を付けなくて良かったです。
そして窓がない上断熱エリア内にユニットバスが入る2階にユニットバスを設置した事もあり、寒い日に入浴しても浴室乾燥機の24時間換気を止めれば全く寒さを感じません。真冬はどうなるかわかりませんが、最低気温が1桁台の日でも全く寒さを感じなかったので期待できると思います。
TOTOサザナのユニットバスで唯一満足できない点はシャワーヘッドです。節水タイプにしては浴び心地が良い方だとは思いますが、シャワーの気持ちよさという面では物足りないのでシャワーヘッドはグローエ(カクダイ製)のシャワーヘッドに買い替えます。
ユニットバスの仕様
- 面積:1帖(標準)
- ユニットバス:TOTO サザナTシリーズ(標準)
- カラー:ビスクトラバーチン(標準)
- 浴槽:ゆるリラ浴槽(差額なし)
- カウンター:人工大理石(オプション、40,794円)
- エプロン:人工大理石(オプション、24,492円)
- 窓:なし
- 照明:電球色のダウンライト(差額なし)
カウンターとエプロンを人工大理石にした所でオプション代がかかっています。TOTOのショールームで差額なしで変更できた部分としては照明の色を電球色にしたのと浴槽をクレイドル浴槽からゆるリラ浴槽に変えました。
スタディースペース
スタディースペースはリビングからの間仕切りを設けていませんが、リビングから直接は見えない位置に設けました。
スタディースペースではPCを並べて使う予定で2,730mm幅の横長のカウンターがあるので3人分のスペースがあります。
スタディースペースで工夫した点はカウンターを上下2段にしてカウンター上のデッドスペースを活用できるようにしました。本来書類とか本なんかを置けるように設けた上段カウンターですが、うちには小さい子供がいるのでデスクトップPCは上のカウンターに置いて電源ボタンに手が届かない様にしたり、ノートPCを使う時でも離席する時は上のカウンターに置いておけばいたずらされないので意外と上のカウンターが便利です。
LAN配線は上のカウンターの所に用意したので下段カウンターが広く使えます。上下のカウンターの両端には通線用の穴を用意したのでケーブル類のアクセスも良好です。コンセント位置も各カウンター上に来るようにしました。
上段カウンターの奥行は400mm、下段カウンターは600mmと広めに確保したので作業性も良好でした。細かい部分の拘りですが、下段カウンターの角の処理を丸みを帯びた形状に変えているのでキーボードを打つ時に腕がカウンターの角に当たって痛いみたいな事がありません。
使い始めてみての感想としては上段カウンターがとても使えるのでカウンターは3段でも良かったと思います。今後上段カウンター上にカラーボックス的な棚を増設して使うかもしれません。
この部屋の照明は電球を差し込むモーガルソケットを施主支給してそこに電球を差し込んで使っています。天井照明なしの部屋で500ルーメン以下の40W相当の暗めの電球を使っている事もあり奥側がやや暗いですが、そこはスタンドライトを併用しています。
プリンタ類はスタディースペースの入口付近の階段上のスペースに可動棚を設置したのでそこに置いています。県民共済住宅の可動棚は結構強いので20kg位あるA3複合機を置いても大丈夫でした。
上の写真のドア横にある出っ張ったモーガルソケットに電球をセットすると、左のリビング側から見た時に視線の先の壁や建具が照らされて明るくなり奥行き感が出て良い仕事をしていました。
書斎に関しては写真がありませんでしたが、造作カウンターなどの部屋の構成がスタディースペースとほぼ同じ構成で幅が1,820サイズの個室になっただけです。
個室の2帖の書斎には小型のエアパスファン(三菱電機のV-08PF7)を設置しましたが、PCやルーター、外付けHDD等をこの部屋に集めている事もありこれだけでは正直換気量が足りずに部屋がちょっと暑いです。もう少し風量が多いV-12PF7を設置すれば良かったです。
当然ながら部屋のドアさえ開けておけば隣接するリビングとの温度差はなくなります。
スタディースペース、書斎の仕様
- 床:ニレ(標準)
- クロス:LV-3021(壁全面)、LTS433(天井)
- 天井高:2,450(標準)
- 室内ドア:ウッドワンの鍵付きガラス付き引戸(オプション、5,980円)
- カウンター:ライトクリアー色(県民共済住宅オプションの標準色)
最後に
2階は全体的に写真を取り忘れた事もあり、バルコニーに隣接する3帖の部屋や2帖の書斎、2階トイレやユニットバスの引き渡し後の写真がありませんでした。
スムーズに引っ越しを行いたかったので引き渡し直後に家具家電を入れたり、引き渡し当日からDIYをしたりと色々立て込んでいてたのでじっくり写真を撮る日を設けても良かったなと思います。
2階に関してはこれらの写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、全体的にホテルライクで開放感がある空間になっています。2階は部屋を出来るだけ壁や建具で仕切らずに空間全体で広く感じるようなコンセプトで間取りや仕様を考えましたが実際に暮らしてみて空間的なゆとりを感じるのでとても上手くいったと思います。
居心地が良さそうな場所にLDKを配置したこともあり自然とLDK中心の生活になっています。南側に隣家がある旗竿地ですがLDK周りは昼間も電気を付けなくても明るい空間になりました。
また、自分で考えた照明計画が実に素晴らしくて特に夜の雰囲気が非常に良いのが気に入っています。間接照明は偉大でした。壁付け照明は施主支給のモーガルソケットにLED電球を差し込んで使っていますが、形の良いLED電球を使えばシンプルで見た目も意外と良いので良かったです。
引き渡しから1ヶ月が経過した現状ですが、1ヶ月経ってもまだ登記の書類を書き終えていなかったり(自分で登記を行っています)、令和4年度のさいたま市の太陽光の補助金の申請の手続きをしていたり、収納家具や収納用品を買い揃えている途中だったり、外構に至ってはまだ未着手だったりとまだまだやることがあるような状態です。
家具類が一通り揃ったタイミングで入居後のWEB内覧会もじっくり行おうと思っています。