県民共済住宅の契約前にタカラスタンダードのショールームに再訪しました。最初にタカラスタンダードのショールームを訪れたのが2021年の3月で、その時作成したプランを前提に検討していましたが、キッチンの幅を2,550から2,700に伸ばしたり食洗機を最初はミーレの60cmを前提にプランを作成していたものの、ミーレの在庫不足で2回目のショールーム訪問時にリンナイの45cmフロントオープンの物にとりあえず変更していましたが、嫁とも話し合った結果やはり60cm幅の大容量の食洗機が良いとなったのでその辺りの要望を反映すべく3度目のタカラスタンダードのショールームへ行ってきました。
私はキッチンはタカラスタンダードのグランディア、2台目の洗面化粧台はタカラスタンダードのエリーナ、壁材はエマウォールと結構タカラスタンダードの製品を採用しています。やはりホーローのマグネットがついて汚れもすぐ落ちて傷つかないという特性に惹かれたのと、2ボウル洗面台は価格的にも他社と変わらないのに使っている素材がホーローのキャビネットにクォーツストーンカウンターでグレードが高い事が決め手でした。
ショールームに行く前日に何気なくタカラスタンダードの洗面台のカタログを見ていたらいつの間にかカタログが新しくなっていてエリーナで選べるパネルの色とカウンターの色が増えていて、それらも確認したいと思っていました。
キッチンのグランディアの構成を変更
タカラスタンダードさいたまショールームに到着してまずはキッチンのグランディアがある2階へと案内されました。システムキッチンのグランディアは一般販売されている製品ではなく特定のホームビルダー向けの製品で、ショールームの写真をSNS等へ投稿する事が禁止されています。なのでショールームのキッチン周りの写真はありません。
キッチンの幅を2,700mmに変更
私の間取りだとキッチンの横側と通路部分に結構余裕があり、設計士さんからキッチンの幅を広げてみては?という提案を頂き、標準幅の2,550mmとの差額もそれほどでもないらしいので2,700mmに変更しようと思っていました。
2,700mmに幅を広げれば調理スペースが広く取れるので調理がしやすくなるのと、ミーレ等の60cm幅のフロントオープン食洗機を入れても横幅が確保出来るので小さめの引き出しが入れられるのがメリットです。
60cm幅のフロントオープン食洗機を入れたい
2021年3月にキッチンのプランを作った時はミーレを入れる前提でした。ですが残念なことに2021年9月現在でもミーレの在庫がないとの事でタカラスタンダード経由でミーレが入れられないとの事でした。今回改めて聞いてみてミーレのワンチャンあればなと思いましたがダメだったので別の食洗機を入れる前提で話を進めます。
ミーレの代わりに入れたいと思っているのはIKEAで売っているエレクトロラックス社製の食洗機です。最初はボッシュを入れたいと思っていましたが、ボッシュもミーレの在庫不足の煽りを受けて品切れしています。そもそもタカラスタンダードではミーレ以外の海外製食洗機は取り扱っていないと前回ショールームで聞いていましたが、60cm幅のスペースを空けておいて施主支給で入れたいとも思っています。
IKEAのエレクトロラックス社製の食洗機は本体価格(面材なし)が179,900円ととても安いのでこれを入れられたらミーレやボッシュの半額で済むし、在庫もあるみたいなので是非入れてみたいと思っています。
ショールームの担当の方にこれを入れられないか確認して貰った所、営業判断になるので即答は出来ないとの事でした。ぜひとも良い返事を頂けたら良いなと思っていますが、無理だったとしてもとりあえず60cm幅の食洗機が入るスペースは空けておいてもらうつもりです。この食洗機を入れたいと思ったのがつい最近でまだ担当の設計士さんとの話もしていないので次回の打ち合わせ時に施主支給出来るかを聞いてみたいと思います。施主支給NGの場合は後付で設置しようと考えています。
キッチンのタッチレス水栓を県民共済住宅のオプション品に変更
2021年3月にショールームを訪れてプランを作成した際には県民共済住宅のタッチレス水栓のオプションはまだ無かったのでタッチレス水栓はタカラスタンダードのカタログにあったグースネックタイプの水栓(KM6071ETK)を選びましたが、見積の価格が税別68,900円と結構高かった事もあり、その後県民共済住宅のオプションにLIXIL製のナビッシュハンズフリー水栓(SF-NB481SX)がいつの間にか(2021年4月からだと思われます)追加されていたので安いこの水栓にしました。
県民共済住宅のオプションの説明だけだとナビッシュハンズフリー水栓にどんな機能があるのかが分かりづらいですが、LIXILのカタログを見るとシャワーの切り替えやホースを引き出せるので機能的にはタカラスタンダードのカタログにあるタッチレス水栓と大差ない感じだと思います。
見た目だけならタカラスタンダードのカタログにあるグースネックタイプのタッチレス水栓の方が私は好きですが、私のキッチンはI型の普通の対面式キッチンで、ワークトップはステンレストップで扉の面材も標準カラーで見た目は全く気にしていない仕様という事もあり、機能性はどちらも大差ないので安い方を選びました。
キッチンの扉の面材の色変更
キッチンの扉の面材の色を標準のフローラルアイボリーから標準のホワイトに変更しました。最初にショールームに行った時はまだ初回打ち合わせもしていない段階でしかも初めてのショールームだったので床材をどうするかとかのイメージが全然なかったので色は何となくで適当に選びましたが、今回は契約間際で仕様選定も終わってどういう感じの内装になるかが具体的にイメージ出来る状態で色を変えたいと思ったので色をホワイトに変えました。
私は床が標準のニレでキッチンの天板は銀色のステンレストップでキッチンパネルはホワイトでカップボードもオプションにあるウッドワンの物を入れるのでカップボードの天板が白になるので面材がホワイトなら色合いとしてはおかしくないと思うのでホワイトにしています。私の場合キッチンの間取りがI型の対面キッチンなのでダイニング側からはキッチンの面材が直接見えない事もあり標準で済ませたというのもあります。
ワークトップの高さを変更
海外製の食洗機を入れる件とも関係していますが、キッチンのワークトップの高さを標準の85cmから差額なしのオプションの90cmに変更しました。県民共済住宅の仕様選定用紙を見るとキッチンの高さは80cm(タカラスタンダードのキッチンは82cm)、85cm、90cmの高さが差額なしで選べます。
最初は一般的な85cmでプランを作成していましたが、85cmだとミーレ以外の海外製食洗機が微妙に入るか入らないかという高さになってしまうのでここはキッチンの高さを90cmに上げて海外製食洗機が確実に入る高さを確保しておきました。
ショールームで実際に90cmの高さのキッチンに立ってみてもそれ程違和感なく慣れれば問題ない感じでした。私はガスコンロではなくIHを採用するので鍋周りの高さの違和感が少なかったです。私も嫁も身長が160cm前後で今住んでいる家のキッチンの高さが85cmという事もあり、90cmだとちょっと高いかなと思いましたが、意外と違和感が無いどころか腰を曲げずに調理が出来る分楽に感じました。
ホーロークリーンキッチンパネルの位置調整と追加
タカラスタンダードのキッチンを選ぶほぼ全員がホーローの機能性に惚れ込んだ人だと思います。私も例外なくその内の1人です。タカラスタンダードのキッチンを選ぶならオプションのホーロークリーンキッチンパネルは外せないオプションでした。
ホーロークリーンキッチンパネルは県民共済住宅の普通のキッチンパネルと違い磁石がくっつきます。磁石で付くようなフックやトレイを設置すれば壁をカスタマイズ出来るのも魅力的です。また、ホーローなので油汚れも簡単に落としやすいのもメリットです。
ホーロークリーンキッチンパネルをIH側正面と側面の壁に貼って、ついでにオプションのウッドワンのカップボードの下の引き出しと上の吊り戸棚の間のスペースにもホーロークリーンキッチンパネルの施工をお願いしました。
それをショールームの担当の方に伝えた所、タカラ製以外のカップボードではカップボードの引き出しと吊り戸棚との間にホーロークリーンキッチンパネルを施工する事は基本的に出来ないみたいでしたが、営業判断でOKが出たのでお願いしました。
キッチン周りは県民共済住宅のオプションにあるマイルドホワイトで、カップボードの間のパネルはタカラスタンダードのHDタイプのトラバーチンホワイトにしました。トラバーチンホワイトはダイニングエリアのアクセントウォールとしてエマウォールのトラバーチンホワイトを採用したのでそれと同じ柄で合わせています。
2ボウル洗面化粧台のエリーナの構成を変更
キッチンの次は洗面化粧台の構成を変えました。前回タカラスタンダードのショールームに訪問したのが6月で、今月タカラスタンダードの洗面化粧台のカタログが一新されていてエリーナの扉パネルとクォーツストーンカウンターに新色が追加されていました。キッチンの件でショールームに行こうと思わなければカタログが新しくなっていたことに事前に気付かなかったのでショールームに行く前日にタカラスタンダードのWEB上のカタログを見直してみて良かったです。
大きな変更点としては扉パネルの色が以前はグループ分けもなくどのパネルでも同価格でしたが、今回からグループ1とグループ2に分かれて、新色のマルキーナブラック(上の写真)、ドラマチックホワイト(上の写真の壁部分と同じ)、コンクリートダークの3色がグループ2よりも高価格なグループ1で以前からあった色がグループ2になりました。
クォーツストーンカウンターも以前はジュエルブラック(下の写真の天板)とジュエルシルバーの2色だけでしたが、今回からその2色に加えてサンディヘイズとブランソルベ(上の写真の天板)の2色が加わり全4色から選べるようになりました。
タカラスタンダードさいたまショールームのエリーナの展示も一新されていて、前回来た時はジュエルブラックの天板にパールホワイトの扉パネルでしたが、今回はブランソルベの天板とマルキーナブラックの扉パネルになっていたので思いがけず新色を見る事が出来て良かったです。
私はマルキーナブラックの扉パネルとジュエルシルバーの天板の組み合わせかパールホワイトの扉パネルにジュエルシルバーの天板の組み合わせか、シルキーウッドベージュの扉パネルにジュエルシルバーの天板の組み合わせか微妙に迷っていましたが、今回ショールームに行ってブランソルベの天板も結構良かったので天板選びでかなり迷う羽目になりました。
マルキーナブラックの扉パネルは私の家の内装にはラグジュアリー過ぎて合わなそうだったので外して、パールホワイトかシルキーウッドベージュで迷いましたが細かいラメが入ってキラキラしている木目のシルキーウッドベージュに決めました。
天板が粒が大きめで薄いグレー位の色合いに見えるジュエルシルバーとより細かい粒でアイボリーやオフホワイト位の色合いに見えるブランソルベで散々迷ってジュエルシルバーにしました。
前回はパールホワイトの扉パネルとジュエルシルバーの天板にしていましたが扉パネルをシルキーウッドベージュに変えた形になります。
水栓も以前は2つともシャワーになるエリーナの標準水栓のシングルレバー式シャワー水栓(KM8027TETK)を選びましたが、機能性よりも見た目を優先して両方共ホース引出し式泡沫水栓(K47531EJ-RJ-TN)に変更しました。
最終的な色合いは上の写真と同じになります。タカラスタンダードの洗面化粧台のカタログにも乗っている色の組み合わせなのでまず失敗はないとは思いますが、県民共済住宅の標準で揃えた内装的にこの洗面化粧台だけ高級過ぎて浮いてしまう可能性もありますがその辺は家が出来上がってからのお楽しみと言えますね。こうしてカタログの写真を見ると凄く良い感じなので家の完成がとても楽しみです。元々家を建てたいとなった時に5つ星ホテルにあるようなホテルライクな洗面化粧台を目指しましたがどうやらその目的は達成出来そうです。
オプションのホーロークリーン洗面パネルも片面に設置しました。以前はホーロークリーン洗面パネルではなくエマウォールを入れていたのでエマウォールを無くしてホーロークリーン洗面パネルにしました。色はパールホワイトで光が当たると細かいラメがキラキラして見える白の華やかなパネルを選びました。もう片側は上の写真の左端と同じで壁が無いので扉と同じ色のエンドパネルを設置しました。
鏡部分についてはフラットな1面鏡が希望なので165cm幅だとフラットな1面鏡の設定がないタカラスタンダードの鏡ではなく、パナソニックのラシスの165cm幅の1面鏡を別途導入します。
エマウォールの色の再確認
エマウォールも前回のショールーム訪問時にトラバーチンホワイトを選択していましたが、あれから新色の大谷石と白磁のカラーが追加されていた事もあり改めて色をチェックしました。
何色か見てみて結局前回選んだトラバーチンホワイトに決めました。ホーロークリーンパネル系やエマウォールはホーローで出来ているので磁石がくっつく意匠性のあるマグピタボードみたいな感じです。タカラのホーローパネルは県民共済住宅のオプションにあるマグピタボードよりも磁石の吸い付き具合が全然強いです。実際に新都心本店のグランディアの扉パネルにくっついていた磁石式のタオル掛けを持ってマグピタボードに貼り付けてみましたが、マグピタボードが「パチ」と付く感じですが、ホーローだと「バチン!!」と強烈に吸い付きました。その他にホーローパネルだとホワイトボードみたいにマジックで落書きしても消せるという違いがあります。
【追記】後日送られてきたプランの内容
グランディア(システムキッチン)
まずはグランディアの設置イメージのCADです。食洗機部分は空白になっていて、シンクの水栓の画像はCADのデータが無いのかは選択した県民共済住宅のオプション品にはなっていません。キッチンの幅を150mm程広げて2,700mmに変更したので調理スペースが広く取れて調理がしやすそうです。キッチンの幅を広げた事で600mm幅の食洗機を入れてもその横に300mm幅の引き出しを設置出来ました。
オプションのホーロークリーンキッチンパネルを延長した部分と、オプションのVRASタイプのレンジフードを更に同時給排気タイプに変更したのでレンジフードの上の所に給気口のスリットがあります。同時給排気式は外の給気口に繋がるスリットから外気が吐き出されて下のレンジフードからニオイと共にその外気が吸い出されるような仕組みです。つまり外気をショートサーキットさせることで室内の空調された空気を吸い出す量を減らすのが同時給排気式レンジフードの特徴です。
グランディアのプランはI型の270cm、天板高さが90cmと県民共済住宅の標準の255cm/85cmから変更しています。扉パネルは標準のシンプルスタイルのホワイトでワークトップはオーバルエンボス加工のステンレストップに変更しました。モールカラーはステンレストップの色に合わせてシルバーにして、レンジフードはオプションのVRASタイプのレンジフードを同時給排気式にして、間仕切り名人を1セット追加しました。
エリーナ(洗面化粧台)
エリーナのプランです。165cm幅でカウンターの高さが80cmあるツインボウルタイプです。ツインボウルなのでカウンターはクォーツストーンカウンターで色はジュエルシルバー、扉パネルはグループ1のシルキーウッドベージュで水栓はホース引き出し式の普通の水栓を2つ設置しています。鏡はプラン用紙には大型ミラーとありますが、実際はイメージ図と同じくミラーなしです。
参考までにエリーナの定価ベースの見積りです。施工費が結構高額ですね。
エマウォール(壁パネル)
参考までにエマウォールの定価ベースの見積りです。部材よりも施工費の方が高額になります。エマウォールを使うなら多用した方がパネル1枚当たりの施工費が減るので逆に割安感が出るかもしれません。
最後に
今回は3度目のタカラスタンダードさいたまショールームに行きましたが、結構構成を変えた所があるので行って良かったです。これから契約する人は契約前は必ずオプションの再確認と入れたいメーカーのWEBカタログをもう一度確認してみてください。特にカタログが新しくなっていたら新色が増えていたりするので要確認です。
私の場合は洗面化粧台のカタログが新しくなっていて新色が出ていたのと、キッチンのタッチレス水栓のオプションやクォーツストーンカウンターが増えていました。タッチレス水栓は県民共済住宅のオプションの方が安かったので気づいて良かったです。
後日メールにて肝心のキッチンにIKEAの食洗機が入れられるかどうかの回答を頂きました。要約すると幅2,700、高さ900のキッチンに食洗機自体は物理的には入るがタカラ経由での設置は出来ないのでスペースだけ空けておきますという事で配管の用意や食洗機用の電源の用意は県民共済住宅で用意してほしいとの事でした。食洗機の設置は県民共済住宅では施主支給NGだったので家の引き渡し後に行う形になります。
その他にショールームでホーローパネルにくっつくマグネット系の小物を見学したりもしました。タカラの販売するマグネット系の小物は後からでも買えるので見積りには盛り込んでいません。タカラの小物はマグネットと吸盤の両方を付けている物もあって重い物を乗せてもずり落ちにくいのが良いと思いました。
そう言えば私はキッチンのレンジフードをオプションのVRASタイプにして、更に同時給排気式に変更していますが、タカラの同時給排気式は給気口と排気口のシャッター部分が電動シャッターになっていて気密性が高いですが、同時給排気式でないレンジフード(標準のレンジフードとオプションのVRASタイプのレンジフード)だと排気口のシャッター部分が標準だと風圧式のシャッターなので電動シャッターよりも気密性が低くなると思います。気になる方は換気扇のシャッター部分を電気式に変えたほうが良いかもしれません。タカラのキッチンのカタログを見ると普通の風圧式シャッターを電動シャッターに変更するのにプラス7,000円で変更できるようでした。
換気扇(レンジフード)のシャッターに関してはグランディアのカタログには一切記載がないのでタカラの一般向けキッチンのカタログのレンジフードのページを見てみて下さい。レンジフードのシャッターは意外と盲点なので家の気密性を高めたいならレンジフードのシャッターがどうなっているかまで気を配って見て下さい。
タカラスタンダードのショールームではプランが欲しい場合はこちらから伝えないと施主に送って貰えません。プランが欲しい場合はショールームの担当のスタッフに予め伝えておきましょう。私はショールームで案内して頂いたスタッフの方にメールで送付して頂く様にお願いして、メールにPDFファイルを添付した形でプランを送って貰えました。