いよいよ今週末には引き渡しです。現時点で建物自体はもう完成していて引き渡し前の傷や不具合などのチェックを行う段階に入っています。

私の場合は週2ペース位で現場に行っていて、問題点があれば都度都度監督に報告していたので致命的なミスはありません。施主検査で指摘することは主に傷がある箇所ばかりです。

そして鏡の問題を解決すべく監督と水道屋さんとパナソニックとで鏡の調整して頂きました。

主な指摘箇所

こういう傷や汚れを細かくチェックしていきます
こういう傷や汚れを細かくチェックしていきます
窓枠、ドア枠と「枠」の部分は傷が多い傾向があるので要チェック
窓枠、ドア枠と「枠」の部分は傷が多い傾向があるので要チェック

窓枠周りは結構傷が多かったので重点的にチェックしました。

流石にこれは厳しすぎるかなと思いますが一応
流石にこれは厳しすぎるかなと思いますが一応

どこまで指摘すれば良いかの基準が判らなかったのでこれは流石に厳しすぎるかなという所も一応マスキングテープを貼っておきました。

クロスが破れているとかよりもこの穴から隙間風があったのがショック
クロスが破れているとかよりもこの穴から隙間風があったのがショック

カップボードの吊り戸上の間接照明の配線は壁から出すように指示していましたが、配線穴が気密処理されていなかったのでここから隙間風がありました。

隙間風があるという事はこの壁上の天井の気流止めが不完全ということなので多分この壁に面しているコンセントからも隙間風がありそうです。

照明器具が仮付品になり、配線の長さを多少変える可能性があるので、ここに関してはとりあえずそのままで本来の照明器具が入ったタイミングで自分で気密処理しようと思います。

巾木周りも要チェックポイント
巾木周りも要チェックポイント
巾木の角のパーツは取れやすいので、きちんと接着されているか1つ1つ確認しましょう
巾木の角のパーツは取れやすいので、きちんと接着されているか1つ1つ確認しましょう

巾木も良く見てみると傷があったりするので確認しましょう。特に巾木の角のプラスチックのパーツが本来は接着剤で固定されているので外れませんが、中にはちょっと触っただけで外れてしまう物がありました。

なお監督からこのパーツは外れやすいので、外れた時は木工用ボンドでくっつけて下さいとアドバイスがありました。

これはアウトですね
これはアウトですね
角の収まりが汚いところもチェック
角の収まりが汚いところもチェック

その他に重点的にチェックするポイントとしては「角」の部分が指摘事項が多かったです。写真に載せていない所でも角周りは傷や塗装が無かったりする所だったり、クロスの処理が汚かったりしました。

クロスはコーキングが途中で切れている所なんかも指摘しました。

造作カウンターの脚が垂直ではないのと、1m隣にもう1本同じ脚があるのですが位置がズレていました
造作カウンターの脚が垂直ではないのと、1m隣にもう1本同じ脚があるのですが位置がズレていました

造作カウンターの脚も2本用意したのですが、2本とも垂直になっていなかったのと、2本の位置が微妙にズレていました。

ここは現場で監督が調整してくれたので問題なくなりました。

1階のフローリングにガタツキと言うか段差がありました
黒いマステがある所の隣同士のフローリングで段差あり
黒いマステがある所の隣同士のフローリングで段差あり

床周りは傷や凹みばかり気になりがちですが、フローリングが平らに敷かれているかもチェックしてみて下さい。水平器でフローリングの1枚1枚を見ていくのは大変なので、実際にフローリングをすり足気味で歩き回ってみて違和感や突っかかりがある所を水平器でチェックしていくと良いと思います。

私の家の場合、写真のように1階の床でフローリング同士が水平になっていない箇所がいくつかありました。

床の傷や凹みに関しては何箇所か傷や凹みがあったものの、県民共済住宅はフローリングを最後に敷くこともあり指摘箇所は少なかったです。私の選んだ床は傷に強そうなニレなので、これがオプション床の挽き板のライブナチュラルプレミアムシリーズや無垢床のピノアースだとまた違ってくるかと思います。床に関してはどうせそのうち傷も出来ると思うので、見逃した所があってもまあ良いかなと思っています。

後は玄関の上がり框も凹みや傷が多い部分なので要確認です。

クロスの浮きも指摘しました
クロスの浮きも指摘しました

クロスに関しては主に石膏ボードのビス痕部分に浮きが見られた箇所があったので何箇所か指摘しています。私の場合は窓際に間接照明があるのでそういうのが目立ってしまいます。

施主検査までにはマスキングテープと水平器は用意しておいた方が良いと思います。マスキングテープは1つだけでは足りない可能性があるので2つ位買っておくと安心です。

サッシの隙間
サッシの隙間

縦すべり出し窓と横すべり出し窓のオペレーターハンドルの左右の樹脂のパッキンみたいなパーツの部分にも隙間がありました。ここは窓を開けなければ気づかない部分です。窓を閉めた状態では窓枠がこの位置よりも下に来るので隙間風が入ってくるリスクはありませんでした。

柔らかいパイン材の手すりは傷が多かったです
柔らかいパイン材の手すりは傷が多かったです

ウッドワンのパイン材の吹き抜け手すりには結構傷が目立ちました。ウッドワンのパイン材のドアや下駄箱の様な柔らかいパイン材を使っている箇所は地味に傷ついている箇所がありました。

その他にもトイレ収納の内部に傷があったり、浴槽に傷があったり、床下点検口の発泡スチロールが欠けていたりといった所も指摘しました。

問題が無かったか確認した所

  • コンセントがきちんと通電しているか
  • 照明器具のスイッチがきちんと入るか(特に3路スイッチや4路スイッチ)
  • 照明器具が意図した通りに設置されているか
  • 建具がきちんとスムーズに開閉出来るか

電気・照明関係は1箇所ずつきちんとチェックして問題ないことを確認しました。

現状の問題点(後日解決しました)

9万円近くする高額な鏡でこの歪みは許容できない
9万円近くする高額な鏡でこの歪みは許容できない

一面鏡の鏡の歪みは以前から気になっていて監督にも伝えていて、前日に調整したみたいですが歪みは改善されていません。監督に連絡を入れた所、パナソニックの人を呼んで3人で話し合いの場が設けられることになりました。

この鏡は9万円位した上、予想以上にフィラー(枠)が太くてあまりスタイリッシュに見えないこともあり後悔ポイントになっています。交換して歪みが直るなら交換で良いですが、もしこの歪みで「正常」と判断されたら返品の方向で話を進めたいと思っています。

監督と水道屋さんとパナソニックで鏡を調整して歪みが気にならないレベルまで改善しました
監督と水道屋さんとパナソニックで鏡を調整して歪みが気にならないレベルまで改善しました

後日監督と水道屋さんとパナソニックの人とで鏡を調整する場が設けられて、その場に立ち会って歪みが問題ないレベルまで調整して頂きました。

調整前と調整後で同じアングルから写真を撮ってみましたがかなり歪みが改善されているのがわかります。

鏡の枠があるとスタイリッシュに見えない
鏡の枠があるとスタイリッシュに見えない
ついでに鏡の左右の枠(フィラー)も外してもらいました
ついでに鏡の左右の枠(フィラー)も外してもらいました

歪みを直していただいたついでに鏡の左右の枠(フィラー)も外してもらいました。フィラーを嵌めるための黒い樹脂パーツが見えていますが、それでもあの太枠が無いだけで随分スタイリッシュに見えるようになりました。これなら後悔ポイントという程では無くなったので良かったです。

黒い樹脂パーツは後側にビス止めされていて、このビスを外すためには接着剤でくっつけている鏡を外さないといけないので、カッター等で黒い樹脂のパーツを切断するかあるいは取り外した銀色のフィラーを加工して細くするか、もしくは黒い樹脂部分にマスキングテープ等を貼って目立たないようにするかなど入居後に何かDIYで対策しようと思います。

その他の写真

カップボードの吊り戸の上は白かったです(照明は仮付品)
カップボードの吊り戸の上は白かったです(照明は仮付品)

ウッドワンのカップボードの吊り戸上は無垢材ではなく白いMDF素材の様な物が使われていました。通常吊り戸の上は壁をふかして塞いでしまうことが多いので上側に安い素材を使うのは合理的です。

間接照明を仕込むことを考えると上が扉と同じパイン材の色よりも白の方がより光を反射するので好都合でした。

キッチンはタカラスタンダードのグランディアです
キッチンはタカラスタンダードのグランディアです

キッチンはタカラスタンダードのグランディアでワークトップ(天板)は差額なしのオプションのステンレストップに変更して、扉カラーは標準のホワイトです。

キッチンはI型キッチンでリビング側からは見えない事もあり、見た目に関してはお金をかけずに使い勝手重視で行きました。

結果見た目はそんなに良くないと言うか普通と言うか一昔前のキッチンみたいな感じになっています。お金をかけて魅せるキッチンにしようとするとキッチンをI型からペニンシュラやアイランドに変更したり、ワークトップをクォーツストーンなんかにしたり、扉パネルもオプション色にしたりと何かとお金がかかるのでここはいっそ見せないキッチンにすることで割り切って節約しました。

コンロはIHで県民共済住宅標準品です
コンロはIHで県民共済住宅標準品です

この日は2日前まで無かったIHが設置されていました。オール電化なのでコンロはガスではなくIHで県民共済住宅の標準品です。

この写真を見ていて気が付きましたが、キッチンの扉の色はホワイトを指定していますが、扉の色がホワイトではなくフローラルアイボリー色に見える気がするので念の為監督に確認しましたが、ホワイトで合っていました。

光の当たり方でホワイトではなくアイボリーの様に見えていただけでした
光の当たり方でホワイトではなくアイボリーの様に見えていただけでした

翌日監督に確認した所、光の当たり方でアイボリーっぽく見えているだけでした。

標準仕様の枕棚の上
標準仕様の枕棚の上

施主検査で地味にあった方が良いのは脚立です。大工さんがいる時点では現場に脚立があるのでそれを使えばよいですが、施主検査の段階では現場は既にクリーニングされていて脚立なんかも撤去された後なので自分用の脚立があると天井付近をチェックするのに役立ちます。

脚立があるとこういう枕棚の上なんかも見る事が出来るのと、天井のクロスに問題があった時に脚立があれば天井にマスキングテープを貼れます。自分用の脚立が無ければ監督に脚立だけ置いていって貰えないか相談してみると良いと思います。

県民共済住宅標準仕様のウッドワンのガラス戸の見え方
県民共済住宅標準仕様のウッドワンのガラス戸の見え方

県民共済住宅の標準仕様のウッドワンのガラス戸ですが、ガラス部分が濃い乳白色になっていて、1m先も見えないくらいの透け感です。透けない割に明るさだけは透過するとても使い勝手の良い扉でした。

夕方の外観

玄関ポーチの照明はセンサー付きのダウンライトとセンサーなしのダウンライトを連動させています。電球色の明かりが良い感じでした。玄関ドアは県民共済住宅の標準仕様のYKKAPのヴェナートD30のマキアートパイン色です。

電気自動車用のコンセントの位置を上に上げるつもりでしたが、見積を見たら材工12,000円と結構高かったのでそのままにしました。

この時期に購入したもの

カーテン

私の間取りだとカーテンを窓側の壁全面を覆うようになっていて、カーテンレールの横幅が350cmで高さが255cm位あるので既製品のカーテンはまず合うサイズがありません。LDKに至ってはカーテンレールの横幅が714cmで高さが247cm位ありこのサイズはオーダーでも超高額になってしまいます。

節約のためにカーテンは妥協して中国通販のAliExpressで購入しました。リネン素材っぽい安いカーテンを探して注文したので、800×270cmが送料込みで7,746円、400×265cmは送料込みで6,101円と激安で、更に無料でサイズ指定(800×247cm、400×255cm)まで出来ました。2倍ヒダや1.5倍ヒダだとサイズも大きくなるし高くなるので倍率1.1〜1.2倍のフラットカーテンとして使います。

仕上がりや品質は正直実物が送られてこないと何とも言えないですが、上手くいけば普通にオーダーカーテンを購入するよりも10〜20万円位の節約になるので楽しみです。

最後に

施主検査に向けて事前に監督とマスキングテープを貼っていきましたが、それだけでは見落としもあったので自分達だけでくまなくチェックしました。

傷や凹みが多くあるのは「枠(窓枠、ドア枠など)」や「角」の部分と玄関の上がり框が多かったです。まあ見落とす程度の傷や凹みなら入居後に気づいたとしてもそのうちその位の傷はつくと思うのであまり神経質になるのも良くないかもしれませんが、気づいていたのに指摘しないで後で気になるのが一番嫌なのでとりあえず気づいた箇所にはマスキングテープを貼っています。

長時間建物内にいたら薬品臭と言うか新築の臭いで頭痛がしてきたので週末は換気システムを強にしてトイレとユニットバスの換気扇も回しっぱなしにしておきました。ユニットバスの浴槽が特に臭いがキツかったのでシャワーしてみましたが、早くこの臭いが取れて欲しいです。

2ボウル洗面台の鏡が歪んでいた問題が気にならないレベルまで改善したので良かったです。これで後は細かい傷や凹みを直して頂ければ完璧なので問題なく今週金曜日の引き渡しまで行けそうでした。