県民共済住宅で2ボウルの洗面台を入れるとなると標準の洗面台を取り扱うLIXILとパナソニック以外でTOTOとタカラスタンダードも選択肢に入ってきます。リクシルでは最高グレードのルミシスで2ボウルの洗面台を取り扱っているのでルミシスの特徴を調べてみました。
リクシルのルミシスは最高グレードの洗面化粧台
リクシルに限らず他社でも2ボウル洗面台は最高グレードのシリーズにしか設定されていないのでリクシルでも必然的に最高グレードの洗面化粧台を選ぶ必要がありました。2ボウルの設定があるルミシスの特徴を下記にピックアップしてみました。
価格については165cmの一体型カウンターの2ボウル洗面台を基準にしています。理由は2ボウルの各社の共通サイズが165cmしか無かったのでサイズを合わせると比較検討が簡単になるからです。
- 間口の選択肢が150cm〜180cmまで5cm刻みで選べる
- タッチレス水栓のオプションがある
- カウンターは2種類のベッセルタイプと一体型のスクエアボウルとサークルボウルが選べる
- 構成を変えると価格は意外と安め
- 質感はまずまず
間口の選択肢が150cm〜180cmまで5cm刻みで選べる
リクシルのルミシスは5cm刻みでサイズが選べるのでどんな間取りであっても合わせやすいのが良い点です。2ボウル洗面台ではTOTOもリクシルと同じく5cm刻みでセミオーダーライクな選択が出来ます。
タッチレス水栓のオプションがある
2ボウル洗面台のタッチレス水栓はタカラスタンダード以外のTOTOとパナソニックとLIXILにはタッチレス水栓がオプションで用意されています。TOTOは片側をタッチレス水栓(即湯タイプ)に変えると+61,200円かかり、パナソニックは片側で+56,200円かかりますが、リクシルは最安のシングルレバー混合水栓と即湯タイプではない自動水栓に変える場合は2つで+79,800円で1つだと+39,900円で自動水栓に変えることが出来ます。
タッチレス水栓ナビッシュはセンサーも蛇口の下に付いている一般的なタイプなので手洗いもしやすいのも良いですね。
カウンターは2種類のベッセルタイプと一体型のスクエアボウルとサークルボウルが選べる
ルミシスのボウル2連洗面台のカウンターはポリエステル系人工大理石の一体型スクエアボウルと同じくポリエステル系人工大理石の一体型サークルボウルの2種類が一体型タイプで選択可能で、ベッセルタイプは普通のベッセルタイプはメラミン化粧板のカウンターで水栓が高い位置につくハイバックベッセルタイプだとハイグレードがセラミックカウンターでそれ以外がメラミン化粧板のカウンターになります。
一体型のスクエアボウルとサークルボウルは形状が違うだけなので好みのボウルを選ぶと良いと思います。言葉にするなら女性的な優しい印象のサークルボウルと男性的な力強さがあるスクエアボウルと言った所でしょうか。
構成を変えると価格は意外と安め
ルミシスのボウル2連は一番安いシングルレバー混合水栓の観音開きの一体型カウンターが409,200円でLED照明が無い大型一面鏡が86,000円で合計495,200円と50万円をギリギリ切ってきます。また、引き出しタイプとフルスライドタイプのカウンターも446,200円と観音開きのカウンターに+37,000円で選べるのでこの位の価格差なら引出しかフルスライドタイプの方がお得感がありますね。
質感はまずまず
個人的な印象ですが、スタンダードグレードのパネルのルミシスの質感はまずまずという印象です。ルミシスはリクシルの最高グレードの洗面化粧台なので安っぽさは流石にありませんが、タカラスタンダードのエリーナやTOTOのエスクア、パナソニックのラシスとLIXILのルミシスを横に並べたら質感的にちょっと落ちるのではという感じもします。
リクシル製品はタイル系建材の質感は良いのにキッチンやユニットバス、洗面化粧台の質感は他社の同グレード帯と比べるとちょっと落ちる感じがするので頑張って欲しい所です。
コスト面で2ボウル洗面化粧台を選ぶならルミシスは最有力候補
ルミシスの一番の魅力はやはり定価ベースで50万円以下で2ボウル洗面化粧台を導入出来る所にあります。単にカウンターとミラーの価格を足しただけなのでその他に必要な金額が掛かってくる可能性がありますが、それでも最安値クラスなので価格面では強いですね。
コスパという観点だと素材的な質感でタカラスタンダードのエリーナに及ばない感じはしますが、ルミシスは最安値の観音開きから引出しタイプにアップグレードしても差額が少ないのでパナソニックのラシスとはコスパ的には良い勝負な気がします。