県民共済住宅で2021年9月に契約しましたが、オプション金額が書かれている明細については契約の記事とは別で書こうと思っていました。今回実際に契約した金額の明細を記事に書き出してみたので県民共済住宅で設計中の方々や県民共済住宅で建てようか迷っている方々の参考になればと思います。

家を建てようとなるとやはり一番気になるのは費用感ですよね。県民共済住宅では最初の見学時に間取りのサンプルと一緒に大雑把な見積りが出ますがあれはほとんど参考にならないと思います。

担当の設計士にもよりますが、契約間際になるまで見積りの金額が中々出てこないので費用感がわからず困っている施主さんも多いと思います。この記事はそういう方々の役に立てば良いと思って書きました。

【追記】契約後の電気関係の追加費用についても記載しました。

実際に契約した総額

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

実際の総額は延べ床面積が118.4m2(35.74坪)で税抜17,877,000円でした。税込だと19,664,700円になります。私の場合はかなりオプション費用が嵩みました。

県民共済住宅の坪単価は31.8万円で、延べ床面積(35.74坪)を掛け算した建物本体価格は税抜11,365,320円なので、6,511,680円がオプション代含めた諸費用になります。

6,511,680円の中にはウッドショック対策費(428,880円)や仮設工事費(340,910円)、外部給排水(1,016,000円)や残土処理費(157,500円)、産業廃棄物処理費(53,610円)と、電柱設置費(150,000円)や埋蔵文化財や都市計画道路に関する役所関係の申請費(37,000円)の費用も含まれています。それらを抜いた金額だと4,327,780円が純粋なオプション代と言えます。

こうして計算された金額を見てみると結構オプション代が嵩んだなとしみじみ思います。太陽光発電を筆頭に高額オプションを幾つか採用していますが、感覚的には300万円位だと思っていたので「こんなにオプション入れたかな?」と言うのが正直な感想です。

もし仮にウッドショック対策費や仮設工事費等の必ず必要になるオプション費用だけを加算して、必須ではないオプションを全く入れずに私が家を建てた場合、35.74坪で税抜13,548,720円(税込14,903,452円)になる計算です。

実際の契約金額を見る限り、土地次第ではありますが35坪の家を税込1,500万円以内で建てるのも不可能ではありません。土地次第と書いたのは地盤改良と外部給排水の有無で100〜300万円位は金額が変わるので条件の良い土地ならウッドショック対策費込でも税込1,500万円以下に出来ると思います。35坪で2千万円以下なら余程オプションをてんこ盛りにしない限り簡単にクリアできると思います。

金額の明細

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

実際の明細について見ていきましょう。明細の金額は全て税抜価格です。

建築本体工事

建築本体工事は総床面積の坪数に県民共済住宅の坪単価31.8万円を掛け算した金額になります。この金額にはウッドショック対策費は含まれていません。私の場合は35.74坪で11,365,320円になります。

建物本体工事

建物本体工事の中に様々なオプション金額が含まれています。仮設工事費の様なオプションを何も入れなくても発生する費用もこの項目の中に入っています。

仮設工事

仮設工事の項目についてはどの家でもかかってくる金額です。私の場合は340,910円かかっていますが、どの家でも35万円位はかかると見ておきましょう。

基礎工事

基礎工事の項目にはどの家でも必ず見積上では発生する残土処理費と、玄関ポーチと玄関土間のタイル部分の合計面積が8m2をオーバーした場合の土間コンクリート部分の超過分がオプション代としてかかってきます。タイル工事なので基礎工事扱いの土間コンクリート代とタイル工事扱いのタイル代が別途発生するので注意しましょう。私の場合は残土処理費と土間コンクリートの超過分の合計で164,340円かかっていて地味に大きな出費です。

残土処理費は家の大きさや土地の状況によって残土処理費の金額は変わると思います。

タイル工事

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

上の基礎工事と同じく玄関ポーチと玄関土間のタイル部分の合計面積が8m2をオーバーした場合にタイル部分の超過分がオプション代としてかかってきます。こちらは土間コンクリートの上に敷くタイル代になります。

土間のタイルは1m2につき基礎工事扱いの土間コン代(11,440円)とタイル工事扱いのタイル代(11,440円)の22,880円がかかる計算になります。タイルの施工費の相場は知りませんが、この単価が高いか安いかで言えば結構な高額オプションになるのでタイル面積はなるべく標準の8m2以内に抑えると節約になります。

木工事1(構造)

ウッドショック対策費

木工事1(構造)という所にウッドショック対策費が計上されています。私は2021年9月契約で坪12,000円で428,880円が計上されていました。2021年9月契約は35坪で42万円ですが、2021年10月契約だと坪30,000円に増額され35坪で105万円となりかなり痛い出費です。未だに県民共済住宅のWEBサイトにはウッドショック対策費の事が触れられていないのは非常に気がかりですが、これから契約する人は非常に大きな出費なので本当に大変ですね。

木工事2(大工)

何だかんだで大工関係の木工事が合計で176,820円もかかっています。それぞれの単価自体は安いと思いますが塵も積もれば山となるで地味に費用が嵩みました。

折り上げ天井(OP折上げ天井)

折り上げ天井は1室33,000円となります。折り上げ天井を1室に複数ヶ所設けた場合はどういう計算になるかは聞いていないのでわかりません。私の場合はLDKは1室扱いでLDKと寝室と洋室の3部屋に折り上げ天井を採用しました。3部屋で99,000円なので地味に高いオプションになっています。

県民共済住宅の場合折り上げ天井の広さや折り上げる高さに関係なく1室単位で計上されるので広い折り上げ天井でも狭い折り上げ天井でも金額は変わりません。

床のかさ上げ(OP床 かさ上げ工事)

床のかさ上げは坪14,000円で出来ました。床のかさ上げはどういう事かと言えば、通常の床レベルよりも一部嵩上げした小上がりみたいな床の箇所を指します。

これはダイケンのMiSELの様な建材メーカー製の既成品の小上がりユニットではなく、床自体の高さを上げた場合の費用になります。私の場合は小上がりではなく、1階から2階への階段の登り始めの2段位の吹き抜けになっている頭上のスペースを2階の床にして収納スペースを確保しましたが、そうするとちょっと高さ的に低いのでその部分だけ20cm程床を高くしました。

可動棚の棚板部分(OP造付化粧棚)

可動棚の棚板部分は棚板の長さ1m当たり3,000円で造作出来ます。注意点は可動棚は木工事2(木工)扱いの棚板と資材センター取扱(建材)扱いの可動棚の部材が別扱いで見積りに計上されます。私の場合は12.74mの棚板があるので38,220円が計上されています。

造作カウンターの設置費用(OP大工手間)

造作カウンターの設置費用は1箇所当たり2,600円です。この費用にはカウンター部材の費用は含まれていないので材料費は別途発生します。私の場合は5箇所カウンターを造作するので13,000円が計上されています。

高断熱仕様の設置費用(大工手間)

県民共済住宅オプションの高断熱仕様の断熱材を入れると大工手間という名目で13,000円が発生しました。高断熱仕様にかかる費用はこの他に各部位の断熱材や高断熱仕様の床下収納の蓋もそれぞれ別途計上されているので記事の最後の方でわかりやすくまとめようと思います。

壁の一部をくり抜いて開口にした費用(OP壁スリット)

壁の一部をくり抜いて開口部の周りをホワイトの笠木で覆った際の費用が9,400円でした。説明だと分かりづらいですが、壁の上部をくり抜いて開口部を笠木で覆って窓枠みたいにして空気が通る様な感じにした際の費用なので普通の設計ではまずかからない費用です。

木工事3(建材)

木工事3(建材)は木工事系の材料費になります。高断熱仕様の断熱材やらニッチやら壁の下地やらその辺の項目がここに計算されているので私の場合は654,595円とかなり高額になってしまいました。

壁の下地補強の下地合板代(OP壁・天井下地補強割増)

壁の下地補強は下地合板1枚につき4,700円が計上されていました。私の場合は3箇所下地補強を入れているので14,100円が計上されています。下地補強はそれ程高いオプションでもないのでテレビを壁掛けする可能性がある場所の壁や大型の鏡等の下地が必要な物を壁に付けたい場合は設置予定の壁に下地を入れてもらいましょう。

クローゼット用のパイプをクローゼット以外の場所に設置した時の費用(OPパイプ6尺)

私はクローゼット用のパイプをランドリールームのホスクリーン代わりに使用しました。その際のパイプ代(6尺)が1本2,300円で計上されていました。

ランドリールームの様な部屋干しスペースにオプションで2セット目のホスクリーンを入れるよりはクローゼット用のパイプを使った方がホスクリーンの竿代抜きで3千円位安くなります

ホスクリーンは1箇所は標準で付いてくるので2箇所目以降はクローゼット用のパイプという選択肢もありです。特に毎日部屋干しして竿をつけっぱなしにするなら見た目はともかくクローゼット用のパイプの方が壁から壁までびっちり洗濯物を掛けられると思います。

ウッドワンの3列トールタイプの下駄箱(差額ありOPウッドワン下駄箱差額)

下駄箱を県民共済住宅オプションのウッドワンの3列トールタイプにするのに1箇所30,000円かかりました。この金額は下駄箱の展示スペースに金額の案内がありました。

天井の高断熱仕様の断熱材(OP天井用断熱材高断熱仕様)

県民共済住宅の高断熱仕様のオプションを入れた場合に計上される天井の断熱材の費用です。坪6,600円が天井の面積に対してかかります。高断熱仕様の断熱材の価格はオプションファイルの価格の算出方法と実際の価格が異なりました。

私の場合は天井が15.23坪で100,518円でした。35.74坪の勾配天井や小屋裏収納、ロフトもない総二階なので本来は17.87坪が正しい面積の様な気がしますが、この辺の坪数の算出方法は正直良くわかりません。

壁の高断熱仕様の断熱材(OP壁用断熱材高断熱仕様)

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

県民共済住宅の高断熱仕様のオプションを入れた場合に計上される壁の断熱材の分で坪2,400円が外壁の面積に対してかかります

私の場合は壁の面積が57.14坪で137,136円がかかりました。

床の高断熱仕様の断熱材(OP床用断熱材高断熱仕様・その他の床)

これも県民共済住宅の高断熱仕様のオプションを入れた場合の費用で坪7,700円が床の面積に対してかかります

私の場合は床の面積が17坪で130,900円かかりました。

造作カウンターに脚を追加した場合の費用(OPカウンター丸脚クローム)

造作したカウンターにダイケンのクローム色の丸脚を2本追加しました。1箇所4,900円で多分これが一番安いカウンター用の脚だと思います。

ウッドワンの木のシンプルタイプの吹き抜け手すり(OP飾り手摺材工)

階段上の2階の吹き抜け部分を壁ではなく吹き抜け用の手すりにした場合の費用です。ウッドワンの木のシンプルタイプの手すりで幅は1間(1,820mm)程で62,671円程かかりました。これでも吹き抜け用の手すりの中ではかなり安い方です。

吹き抜け部分の手すりは見た目に反してとても高額です。特にアイアン手すりなんて「これただの黒い鉄の棒ですよね?」という物が20万円近くしたりするので初めてカタログで定価を見た時はその金額の高さにドン引きしました。

見た目だけなら数千円でお釣りが来そうな感じでも実際は10万円でも買えなかったりするのがアイアン手すりです。

寝室のヘッドボード代わりの突板の壁パネル(OPフラットパネル寝室材工)

寝室のベッドの頭側にヘッドボード代わりにウッドワンのフラットパネルオークのクリア塗装された突板の壁パネルを施工した費用が1式で57,284円かかりました。幅は2,700mmで高さは1,200mmで左右と上に見切り材が入った金額になります。

ウッドワンのナラ材のダイニングテーブル(OPスイージーファニチャーテーブルIR1600)

これはウッドワンのスイージーファニチャーのナラ材の節無しの幅1,600mmのダイニングテーブルの費用が100,386円かかりました。これは単なる普通のダイニングテーブルなのでオプション費用に入れるべきかは微妙ですが、県民共済住宅経由だとネットで売られている価格よりも安く買えたので見積りに入れています。

ちなみにこのダイニングテーブルは完成された状態で納品されないので組み立ては自分で行う必要があります

壁にニッチを作る費用(OPニッチ)

ニッチは1箇所9,500円でした。結構しますね。私は対面キッチンの腰壁のダイニング側に1箇所だけニッチを設けました。それ以外の所は1箇所9,500円も出してニッチを作る意義が見いだせなかったので1箇所だけです。

木製建具工事

木製建具工事は室内ドア関係の項目で、私の場合は引き戸2箇所に鍵をつけた費用が11,960円程かかりました。

ウッドワンの引き戸のドアに鍵をつけた場合の追加費用(OP洋既製建具鍵割増)

トイレ以外のドアに鍵をつけた場合の追加費用です。鍵はトイレと同じもので1箇所5,980円もしました。私は脱衣室と個室の書斎で2箇所追加しました。

鋼製建具工事

鋼製建具工事は窓関係の費用になります。標準サイズ以外の窓を入れたり、クリアネット網戸を入れたりといった費用が全てここに乗っかってきます。私の場合は153,942円かかりました。

私の選んだ窓はYKKAPのAPW330です。LIXILの窓を選んだ場合いくらになるかはわかりません。

すべり出し窓系のハンドルをオペレーターハンドルへの変更費用(OPオペレーターハンドルに変更)

縦滑り出し窓や横滑り出し窓のハンドルを標準の押し引きするタイプのグレモンハンドルからぐるぐる回すタイプのオペレーターハンドルに変更した場合、1箇所につき2,600円かかります。私の場合は8箇所で20,800円かかりました。

APW330の滑り出し窓系のハンドルをオペレーターハンドルに変更すると網戸もロール式からはめ込み式に変わり、窓の開閉時に虫が入ってきにくくなるという実は大きなメリットがあります。

16003サイズのFIX窓代(OPヨコスリムFIX)

APW330の県民共済住宅の標準外サイズの16003のFIX窓は1箇所9,100円でした。

標準外サイズの窓はFIX窓が安いです。開かなくて良い窓はFIX窓にした方が気密性が良かったり、サッシのフレームの面積が小さくなりガラス面が大きくなったり、網戸がない分クリアに見えたりと実は大きなメリットがあります。

全窓クリアネット化した費用(OPクリアネット)

縦滑り出し窓7箇所、横滑り出し窓1箇所の計8箇所をクリアネットにした費用は1式で38,140円でした。

私の場合は引違い窓は1箇所もなく、滑り出し窓系の全ての窓がオペレーターハンドルに変更した影響ではめ込み式のクリアネット網戸になったので高くなったのかもしれません。

窓上にYKKAPのひさし5PRを3箇所設置した費用(OPひさし5PR)

1階南側の窓上にYKKAPのひさし5PRという既成品の庇をそれぞれ3箇所設置した費用が1式60,580円です。庇のサイズは036、165、256幅で連窓のそれぞれのグループ毎にまとめて庇をつけています。

県民共済住宅で総二階の様な1階2階の外壁が連続している箇所の窓上に庇を設ける場合、下屋の様な普通の屋根を1階と2階の間に作るよりも既成品の庇を設けた方がデザインも良く価格も安いです。もし下屋みたいな屋根を作ると「OP付屋根」として材料費と工事費で1m当たり13,000円かかって私の場合は13万円位になったのでYKKAPのひさし5PRに切り替えて減額しました。

06913の標準外サイズの縦滑り出し窓への変更費用(OP06913縦辷り)

採光計算上の都合で標準サイズの06013の縦滑り出し窓だと微妙に採光面積が足りず、県民共済住宅の標準外サイズの06913の縦滑り出し窓にすれば採光計算がクリア出来た部屋があった関係上仕方なく標準外サイズの06913の縦滑り出し窓を採用しましたが、1箇所2,600円の差額が発生しました。

てっきり窓1箇所の価格が丸々乗っかって来るものだと思っていましたが、これは差額で済みました。どういう計算で差額扱いになるのか窓1つの価格が乗っかって来るのかは不明です。県民共済住宅の標準外サイズの窓の価格は契約直前に見積りを取ってみないと出てこないので、思っていたよりも高かった場合は契約間際で今更変更出来ないという状況になる可能性が高いので注意しましょう。

06913と06905の標準外サイズのFIX窓への変更費用(OP06913・06905FIX)

この窓も上の縦滑り出し窓と同じく採光計算上の都合で標準サイズの06013と06005サイズが使えず、県民共済住宅の標準外サイズの06913と06905へ変更する差額が1箇所1,950円でした。

窓ガラスを防犯ガラスへの変更費用(OPガラス変更全メーカー対応)

県民共済住宅では1階のシャッターのない窓は標準で防犯ガラスになりますが、1階のシャッターのある窓や2階のガラスを防犯ガラスにする場合はオプション扱いになりガラス面積1m2あたり6,100円がかかります。

防犯ガラスにする隠れたメリットとしては通常のLow-E遮熱ブルーのペアガラスの紫外線カット率が75%前後にも関わらず、防犯ガラスに変更すると紫外線カット率が99%以上になります。

住宅キッチン(メーカーによらず)

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

標準のビルトイン浄水器が不要な場合(OP標準ビルトイン浄水器)

標準でキッチンについてくるメイスイのビルトイン浄水器が不要な場合、1台16,000円が返金されます。

ビルトイン浄水器は定期的なフィルター交換も必要になるので維持費もかかります。標準でついてくる物ですが要らないなら外した方が得です。

住設キッチン(タカラ)

私はタカラスタンダードのグランディアを選びました。少額オプションを色々入れたので248,430円がかかっています。

キッチンを2階に設置する場合の割増費(OPキッチン2階設置割増費)

県民共済住宅でキッチンを2階に設置すると1式15,000円の追加費用がかかります。あくまでもキッチンのみの追加費用で、カップボードを2階に設置するとそれの割増分も別途必要になります。

オプションのホーロークリーンキッチンパネルの費用(OPタカラホーロークリーンパネルへ変更)

県民共済住宅オプションのホーロークリーンキッチンパネルは1箇所17,000円になります。

注意が必要なのは、これはあくまで標準のキッチンパネルの範囲内の変更で、キッチンパネルを伸ばした場合は別途費用がかかります。

HDタイプのホーロークリーンキッチンパネルの費用(OP背面収納部ホーローパネル)

カップボードの吊り戸棚と引き出しの間のスペース(縦600mm、横1,800mm)にHDタイプのホーロークリーンキッチンパネルを施工する場合の費用が50,700円かかりました。

私はこのオプションは採用せずにエマウォールを採用しています。契約書の見積りには間に合いませんでしたが、契約日に差額が「契約時変更見積書」という別の書類で上がって来ていて19,500円の減額になりました。

ホーロークリーンキッチンパネルはカタログの定価は安いですが、見積りに施工費分も加算されているのか実際は結構高いです。私の場合はホーロークリーンキッチンパネルと同じ素材と柄のエマウォールを採用して結果的に減額になりました。エマウォールは1箇所だけ採用すると施工費が丸々乗っかってくるので割高ですが、2箇所目以降だと施工費が追加でかからないので割安になってきます。

エマウォールを別の場所で採用するなら、ホーロークリーンキッチンパネルを採用するよりもエマウォールにした方がデザインの選択肢も多いし、1枚のパネルが大きいので継ぎ目も気にならないし、価格も安くなります。

ホーロークリーンキッチンパネルを延長した場合の費用(OPホーローパネル延長分)

ホーロークリーンキッチンパネルを標準で貼れる範囲よりも延長した場合、1式35,100円がかかりました。延長する長さが短くてもかなり金額がかかって割高になるので可能なら標準の範囲にしておいてホーロークリーンキッチンパネルを延長しない方がお得です。

キッチンの横や背面含めたキッチンエリア全体をホーロークリーンキッチンパネルで覆いたい場合は多分ホーロークリーンキッチンパネルを延長するよりもエマウォールを採用した方が安くなると思うので、タカラのショールームに行った際は両方の見積りを作って貰ったほうが良いと思います。

オプションの間仕切り名人の費用(OP間仕切り名人)

オプションの間仕切り名人は1つ3,380円で追加出来ます。

VRASタイプの同時給排気式レンジフードの費用(OPレンジフードVRAS同時給排気)

オプションのVRASタイプのレンジフードを同時給排気タイプに変えた場合、50,700円がかかりました。県民共済住宅のオプションのVRASタイプよりも2万円位のプラスで同時給排気に出来ました。

同時給排気タイプは給気、排気のシャッター部分が標準の風圧式シャッターよりも気密性が高い電動シャッターに変わります。

幅60cmの海外製フロントオープン食洗機を設置するスペースを空けた場合の費用(OPW600食洗機用キャビネット)

キッチンに後付で60cm幅の海外製フロントオープン食洗機を入れるつもりなので、キッチンのシンク横に食洗機が入るスペースを空けて貰った追加費用が10,400円発生しました。

私の場合はIKEAで売っているエレクトロラックス社製の食洗機を入れる予定でタカラに設置可否を聞いて、タカラ経由での設置は拒否されたものの物理的には入ることの確認は取れたので家の引き渡し後に適当な施工業者を探して後付する予定です。

設計士に県民共済住宅に食洗機の施主支給が出来ないか聞いてみましたがNGだったので家の引き渡し後に後付する事になりました。

キッチン幅を2,550mmから2,700mmへの変更費用(OP L2700仕様)

キッチンの幅を標準の2,550mmから150mm伸ばして2,700mmにした場合、1式6,500円でした。私の場合はキッチンのワークトップが差額なしのステンレストップで扉パネルが標準のホワイトです。

正直こんな安いとは思わなかったのでキッチン幅を伸ばせるなら伸ばした方がお得です。調理スペースも広くなれば引き出しも大きくなるしでメリットが非常に大きい割に追加費用が格安です。特に60cm幅の食洗機を入れるなら2,550mm幅のキッチンだと食洗機横の引き出しが150mm位の使い勝手の悪い物になりますが、キッチン幅が2,700mmだと300mmの使い勝手が良い引き出しになります。

このオプションは超オススメです。キッチンの横幅に余裕があるなら入れるべきでしょう。ただ、キッチンのワークトップを高い物にしていたり扉パネルのオプションを入れている場合の費用はわからないので見積りを取ってみる事をオススメします。

オプションのハンズフリー水栓の費用(OPタカラハンズフリー水栓B8タイプ)

県民共済住宅オプションのハンズフリー水栓は1箇所51,850円です。タカラスタンダードのカタログにはない県民共済住宅のLIXIL製の支給品です。

県民共済住宅のオプションなのでタカラスタンダードのカタログに掲載されているハンズフリー水栓よりも安かったです。

オプションのうちにもホーロートレイの追加費用(OPうちにもホーロートレイ)

県民共済住宅オプションのうちにもホーロートレイは1箇所7,800円です。最後まで採用するかしないか迷っていたオプションでしたが契約直前に追加することにしました。

住設キッチン(ウッドワン)

私はタカラスタンダードのキッチンですがカップボードはW1,800のウッドワンの県民共済住宅のオプション品をそのまま採用しています。施工費やら2階設置の割増費やらが乗っかって195,500円がかかりました。

オプションの1,800幅のウッドワンのカップボード(OPウッドワンキッチン用カップボード)

県民共済住宅オプションのW1800のウッドワンのカップボードの費用が163,000円です。カップボードの構成は特に変えずにオプションに設定があるものをそのまま採用しています。

カップボードの2階設置の割増費(OP食器棚2階設置割増費)

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

カップボードを2階に設置すると追加費用が9,000円かかります。

キッチンとカップボードを違うメーカーにした場合の追加費用(OP施工費)

キッチンとカップボードを違うメーカーにした場合、23,500円の追加費用がかかります。

可能ならキッチンとカップボードのメーカーは同じにした方がこの費用がかからないのでお得ですが、私は奥行60cmのウッドワンのカップボードが良かったので追加費用を払ってでもこのカップボードを採用しました。

住設UB(TOTO)

私はユニットバスはTOTOのサザナの1坪タイプを選択しました。カウンターとエプロン部分を人工大理石に変更して2階にユニットバスを設置したのでオプション代が合計95,286円かかりました。

ユニットバスを2階に設置する場合の追加費用(OPユニットバス2階設置割増費)

ユニットバスを2階に設置する場合、追加費用で30,000円がかかります。

カウンターを人工大理石に変更した場合の費用(OPカウンター人工大理石)

ユニットバスのカウンター部分を人工大理石に変更した場合、40,794円かかりました。

エプロン部分を人工大理石に変更した場合の費用(OP浴槽エプロン人大)

ユニットバスのエプロン部分(浴槽横のパネル)を人工大理石に変更した場合、24,492円がかかりました。

人工大理石にするメリットはFRP素材よりも汚れがつきにくいので掃除が楽になるのと、浴槽の素材と色とエプロン部分の素材と色が合わせられる事もあります。

給排水設備工事

給排水設備工事はエコキュートや個別見積りの2ボウル洗面台の高額オプションが2つある事もあり、1,165,970円かかりました。

オプションの洗濯機パンを入れた場合の費用(OP洗濯機パンLIXIL)

県民共済住宅オプションの洗濯機パン(寸法640×640×55)は標準の排水金具のとの差額が1箇所7,800円でした。

タカラスタンダードのエリーナの2ボウル洗面化粧台の費用(OP洗面化粧台タカラエリーナ)

タカラスタンダードの1,650幅のエリーナの2ボウル洗面化粧台(鏡なし)を入れた場合の費用は497,400円でした。これは鏡無しの価格です。

私はフラットな1面鏡が希望だったので、タカラでは1,650mm幅の1面鏡の設定がないので鏡は別途パナソニックのラシス用の鏡を導入します。

2ボウル洗面台は各社最上級モデルにしか設定がないのでかなり高額ですが拘ったポイントです。私は色々なホテルに泊まってきましたが、結局水まわりがちゃんとしているホテルに泊まった時の満足度が高いと私も嫁も感じていたので水まわりは他の部分よりもお金をかけています。

個別見積りで洗面化粧台を入れる場合、3面鏡が希望でないなら鏡をなしにするとかなり節約出来ます。2ボウル洗面化粧台の場合は特に3面鏡が高く、3面鏡だけで各社20万円以上します。

オプションのTOTOタンクレストイレにした場合の費用(OPタンクレストイレ標準便器との差額)

県民共済住宅オプションのTOTOタンクレストイレ(NJ2)への変更費用は1箇所51,000円です。私は1階も2階もタンクレストイレにしました。片方だけタンクレスだとタンクレスの方ばかり使いそうなのでケチらず両方タンクレスにしました。

バルコニーに水栓を設置した場合の費用(OPバルコニー水栓 材工共給水のみ)

バルコニーに水栓を設置する場合、1箇所13,900円でLIXILの水栓が設置可能です。

オプションのエコキュートを導入した場合の費用(OPエコキュート差額ガス給湯器との差額)

県民共済住宅オプションの三菱電機の460lのエコキュートの費用は332,000円でした。これはオプションファイルの価格と同じです。

パナソニックのラシスの1,650mmの鏡の費用(OP洗面ミラーパナW1650ミラーのみ)

タカラスタンダードの1,650mm幅と同じ幅のパナソニックのラシスの1,650mmのフィラー付き1面鏡の費用は87,230円でした。

大きな1面鏡は中々市販されていないのでオーダーになり高いですが、既成品が使えたので良かったです。

IKEAで1,650mmのミラーが数千円で買えましたが、デザイン的に合わないのでパナソニックのラシスの1面鏡にしました。

洗濯機の水栓を混合水栓にした場合の費用(OP混合水栓)

洗濯機の水栓をお湯が出る混合水栓にした場合、12,740円が水栓の費用としてかかりました。給排水工事の費用は別途加算されています。

タカラスタンダードのエマウォールの設置費用(OPエマウォール)

タカラスタンダードのエマウォールインテリアタイプのトラバーチンホワイト柄を1枚ダイニングに貼った施工費込の費用が1式79,300円でした。

エマウォールを1枚だけ貼ると施工費が丸々乗っかって来るので割高になります。

キッチンパネルの所でホーロークリーンキッチンパネルをエマウォールに買えた件に触れましたが、2枚目のエマウォールは材料費だけで施工費がかからない分割安になりました。エマウォール2枚だと1式110,500円の計算になります。

後付する食洗機用の配管工事費(OP食洗機給排水工事)

食洗機を後付する為の配管工事費として16,900円がかかりました。私の場合はエレクトロラックス社製の食洗機を入れる予定なのでその機種に対応した配管を県民共済住宅側に用意して貰います。

洗濯機用の混合水栓の給湯配管工事費用(OP給湯工事)

洗濯機用に混合水栓を設置する場合、水栓自体の費用とは別に給湯工事の費用が1箇所16,700円発生します。

洗濯機用の水栓を混合水栓にするには給湯工事代の16,700円と水栓代の12,740円がかかるので合計29,440円がかかる計算になります。

電気設備工事

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

電気設備工事は高額オプションの太陽光発電とエアパスファンの他に電線がそのまま引き込めなかった場合用に敷地内の電柱設置費用が計上されて合計1,566,000円でした。

オプションの長州産業の5.11kWhの太陽光発電の費用(OP住宅用太陽光発電システム)

県民共済住宅オプションの長州産業の5.11kWhの太陽光発電の設置費用は1,226,000円でした。これはオプションファイルの金額と同じです。

この費用には太陽光パネルやパワーコンディショナ、室内モニター、工事費諸々含まれている価格になります。

私の場合はこの太陽光発電のオプションが一番の高額オプションでした。

三菱電機のエアパス用ファンを設置する場合の費用(OPエアパスファン)

三菱電機のエアパス用ファンを設置する場合の費用は1箇所25,000円でした。直径12cmと8cmの2種類のエアパスファンを設置しますが金額の差はありませんでした。一応電源とスイッチ込みの価格です。6箇所で15万円と結構高額になりました。

正直かなり割高なのでコンセントとスイッチだけ施工して貰い後付した方が安くなると思います。

旗竿地の敷地内の電柱設置費用(OP敷地内柱設置)

電線がダイレクトで家まで引き込めない場合に敷地内に電柱を設ける場合、概算で150,000円が計上されていました。

普通の土地ならかからない費用なので旗竿地に建てる人はこの費用が発生する可能性があります。

資材センター取扱(建材)

資材センター取扱(建材)はホスクリーンの竿やカウンター材、可動棚の棚板以外の部材で90,800円かかりました。カウンターを5箇所造作した事もありそこそこ金額が高くなりました。

オプションのホスクリーンの室内用の竿(OPホスクリーンQL 室内用物干し竿)

県民共済住宅オプションのホスクリーンQLの室内用の竿は1本3,400円でした。

ただの四角い物干し竿なのに純正品だから意外と高いですが、これでもネット通販の最安値よりも1,000円位安いです。

可動棚の棚板以外の部材(OP可動棚部材下地含む)

可動棚の棚板以外の部材が1箇所(1セット)4,600円でした。棚板部分は別途長さによって費用がかかってきます。

県民共済住宅支給品の奥行450、幅2,800のカウンター材(OP集成カウンター)

県民共済住宅支給品の奥行450、幅2,800、高さ30のライトクリアー色のカウンター材の追加費用は1箇所13,600円でした。

カウンターの造作は大工手間が別途発生します。

県民共済住宅支給品の奥行360、幅2,800のカウンター材(OP集成カウンター)

県民共済住宅支給品の奥行360、幅2,800、高さ30のライトクリアー色のカウンター材の追加費用は1箇所12,200円でした。

県民共済住宅支給品の奥行600、幅1,950のカウンター材(OP集成カウンター)

県民共済住宅支給品の奥行600、幅1,950、高さ30のライトクリアー色のカウンター材の追加費用は1箇所14,600円でした。

県民共済住宅支給品の奥行600、幅2,800のカウンター材(OP集成カウンター)

県民共済住宅支給品の奥行600、幅2,800、高さ30のライトクリアー色のカウンター材の追加費用は1箇所18,600円でした。

大きなカウンター材もあまり値段が高くないので大きいサイズのカウンターだと机を買うよりも安くなると思います。

資材センター取扱(建材・水廻以外)

高断熱仕様のオプションを入れると床下収納が高断熱仕様になります。その費用で6,000円が計上されていました。

高断熱仕様の床下収納(OP床下収納 高断熱仕様に変更)

高断熱仕様のオプションを入れると床下収納も高断熱仕様の物になり、追加費用が6,000円かかります。

その他工事

契約書の中の見積金額

その他工事はテレビアンテナの工事や産業廃棄物の処理・運搬費用が計上されていて77,610円かかりました。

オプションの地デジのテレビアンテナを設置した場合の費用(OP床下収納アンテナ工事)

県民共済住宅オプションの地デジのテレビアンテナを設置した場合、24,000円がかかります。これはオプションファイルの価格と同じです。

建設時のごみ処理費用(産業廃棄物処理費用)

これは建設時のごみ処理費用として57坪以下は坪1,000円が計上されます。これはどの家でもかかってくる追加費用になります。なおごみの運搬費は別にかかります。

建設時のごみ運搬費用(産業廃棄物運搬費用)

これは建設時のごみ運搬費用として57坪以下は坪500円が計上されます。これもどの家でも必ず追加される費用です。

建物本体外工事

外部給排水の費用がここに乗っかってきます。私の場合は水道の引き込みが無かったので1,016,000円もかかりました。この費用は土地に水道が引き込まれているかや接道する道に上下水道の水道管が来ているかどうかで大きく金額が変動します。

その他費用

その他費用には各種申請費用や構造計算の費用が乗っかってきます。私の場合は土地が都市計画道路予定地上に一部にかかっているのと、埋蔵文化財包蔵地に土地があるのでその費用と構造計算費用が計上されて127,000円かかりました。

都市計画法53条申請費

都市計画法53条申請費は都市計画道路予定地に家を建てる場合に必要な建築申請の費用で12,000円でした。普通の土地に建てるなら発生しない費用になります。

埋蔵文化財申請費

埋蔵文化財申請費は埋蔵文化財包蔵地に家を建てる場合に必要な申請費用で25,000円でした。この費用はもしかしたら建築地の自治体によって変わる可能性があります。私の場合はさいたま市です。

さいたま市の埋蔵文化財包蔵地の申請は調べた限り結構簡単に出来そうなので自分でやった方が得でしたが、私の場合は自分でやりたいというのを伝えるのが遅くて既に設計士さんが業者に手配済みだったので自分で出来ませんでした。

2階建ての構造計算費用

2階建ての許容応力度計算の構造計算費用は90,000円でした。これはかなり格安だと思います。

許容応力度計算の構造計算をして耐震等級3を取れば通常の壁量計算の耐震等級3よりも確実に地震に強い建物になります。耐震性に拘るなら構造計算して確実に地震に強い建物にしましょう。

この費用は2階建て以下なら通常発生しない費用です。3階建てや2階建てでも大きな吹き抜けがあったり壁が斜めになっていたりといった構造的に弱点がある形状の家の場合は設計士の判断で発生する費用になります。

端数調整

契約書の中の見積金額
契約書の中の見積金額

端数調整で合計金額の下3桁が切り捨てられます。

複数の項目に跨るオプション

複数項目に跨るオプション費用は以下の通りです。

高断熱仕様のオプション

  1. 木工事2の大工手間(13,000円)→13,000円
  2. 木工事3の天井用断熱材(天井面積の坪6,600円)→100,518円
  3. 木工事3の壁用断熱材(壁面積の坪2,400円)→137,136円
  4. 木工事3のその他床用断熱材(床面積の坪7,700円)→130,900円
  5. 資材センター取扱(建材・水廻以外)の床下収納(1箇所6,000円)→6,000円

県民共済住宅オプションの高断熱仕様は5つの項目に費用が分かれて計上されていました。オプションファイルの高断熱仕様の価格を税抜価格にすると坪10,000円+19,000円です。19,000円の所は大工手間の13,000円と床下収納の6,000円だと思いますが、坪10,000円の所はそれぞれの断熱材の部位で単価が異なりました。

私の場合は35.74坪の総二階で387,554円かかっていますが、県民共済住宅のオプションファイルの坪10,000円計算だと376,400円になるはずなので実際はオプションファイルの金額よりも11,544円程高くなりました。

土間タイル

土間のタイルは1m2につき基礎工事扱いの土間コン代(11,440円)とタイル工事扱いのタイル代(11,440円)の合計22,880円がかかる計算になります。

可動棚

可動棚は棚板の長さ1mにつき3,000円と棚板以外の部材が1セット4,600円がかかります。

造作カウンター

造作カウンターは大工手間が1箇所2,600円とカウンター部材の費用が別途かかります。県民共済住宅支給品のカウンター部材は大きさにもよりますが1万円台で済みます。

洗濯機用の混合水栓

洗濯機用の水栓を混合水栓にするには給湯工事代の16,700円と水栓代の12,740円がかかるので合計29,440円がかかる計算になります。

契約後に仕様を変更した場合

契約時変更見積書
契約時変更見積書

契約後に仕様を変更した場合、契約時変更見積書という書類に捺印が必要になります。私の場合はタカラのホーロークリーンキッチンパネルをエマウォールに変更した見積が契約書の作成に間に合わなかったのでこの書類に捺印しました。

【追記】契約後〜引き渡しまでの追加工事の明細

引き渡し時の最終的な明細書
引き渡し時の最終的な明細書

最後に電気関係のオプション費用を掲載します。県民共済住宅の場合、電気関係のオプションは契約時ではなく建設が始まってからの監督(施工担当者)との打ち合わせで決めていくので電気関係については家の引き渡し前に精算する事になります。

合計の数字がマイナスになっていますが、余った仮設工事費や使い切らなかった照明予算、発注前にキャンセルになったオプション等があるので結果的に請求額が契約時の見積の金額よりも安くなりました。

EVコンセント(200V用)

パナソニック製の一般的なEVコンセント(WK4322S)を外壁に設置しましたが、施工費込で9,600円と意外と安価にEVコンセントが設置出来ました。

この位の費用感なら敷地内に駐車スペースを確保できる家なら将来を見据えてEVコンセントは設置しておいた方が良いと思います。

カメラ用BOX

防犯カメラを設置する為に設置した未来工業の露出用四角ボックス(PV4B-BLNFM)です。施工費込みで8,000円でしたが、このボックスを用意すると防犯カメラを直接外壁に固定せず、このボックスの蓋にネジ止めして固定出来るので将来的に防犯カメラを交換する際に外壁に穴を開ける必要が無くなります。

この短い説明文だけでは多分理解出来ないと思うので、詳細は別記事の「監視カメラとして4KフルカラーナイトビジョンのPoEカメラをDIY設置」をご覧下さい。

渡り配線

渡り配線は1つのスイッチで複数箇所の照明器具を点灯させる場合の配線費用になり、1箇所につき2,400円必要になります。1つのスイッチでダウンライトを複数個まとめて点灯させる様なシチュエーションで渡り配線が必要になります。

3路スイッチ

3路スイッチは1箇所の照明に対してスイッチが2箇所ある配線の費用で、4箇所までは標準でそれを超えると1箇所5,600円になります。階段の上下にスイッチがあるのが一番一般的な3路スイッチの使い方です。

4路スイッチ

4路スイッチは1箇所の照明に対してスイッチが3箇所ある配線の費用で、1箇所7,350円でした。4路スイッチを使う場面としては寝室の照明のスイッチを寝室の入口とベッドサイドの右側、左側にそれぞれスイッチを用意する様なシチュエーションで4路スイッチを使います。

2口コンセント

2口コンセントは普通のコンセントを設置した際の標準からの超過分になり、1箇所2,500円かかります。コンセントを沢山付けると数万円単位で結構な出費になり、実際に私の場合は25箇所で62,500円程かかっています。

コンセントをケチると後悔の元なのでこの追加費用に関しては予め10万円程度の出費を予め覚悟しておいて利便性を取りましょう。

外部防水アース付きコンセント

外壁に設置する防水コンセントは1箇所3,850円になります。コンセントは家の外側にも必要なので電気配線図を考える際には外コンセントの事も忘れないようにしましょう。

最後に

見積りの明細を1行ずつ記載したらかなりの量になってしまいました。もう一度書きますが契約変更後の見積り変更分は含まない合計金額は35.74坪で税抜17,877,000円(税込19,664,700円)でした。

私の場合は太陽光発電や2ボウル洗面化粧台、高断熱仕様、エコキュートといった高額オプションを採用していますが、床は標準だったり外壁やバルコニーも標準だったりと自分の中ではそこまでオプションをてんこ盛りにした感じはしないので細々としたオプション代が結構嵩んでしまったなという印象です。

元々高気密高断熱の家が欲しかったので長期的に見て光熱費が安くなりそうなオプションはケチらず採用しました。具体的には5.11kWhの太陽光発電(1,266,000円)とオール電化にするためのエコキュート(332,000円)、高断熱仕様の断熱材(387,554円)、同時給排気タイプのレンジフード(50,700円)が該当します。その他にエアパスファン(150,000円)も全館空調を行う前提として入れているので2,186,254円は省エネ対策兼快適性向上のオプション費用に充てた感じです。結構高額ですが20年位で電気代やガス代の差額を回収出来たら良いなと思います。

金額の明細が分かれば「これ良いね」とか「これ要らなんじゃない?」という取捨選択もしやすいので県民共済住宅で設計中の人はこれらの金額を是非参考にしてみて下さい。

これらの見積り金額は見積りを出した時期や担当の設計士によって金額が変わる可能性が高いです。あくまでも費用感の参考程度にしておいて下さい。「この人はこの金額じゃん!だから安くしてよ!(怒)」みたいな使い方はしないで下さい。

【追記】引き渡し時の最終的な金額は不要になったオプション等があった影響で税込19,426,492円と契約時の金額から21万円程安くなりました。

引き渡し後に県民共済住宅の提携業者で最低限の外構工事を行って外構を含めた自宅の建設費用は税込19,998,630円と税込2,000万円以下で良い家が建てられて県民共済住宅で家を建てて良かったと満足しています。