担当の現場監督(施工担当者)から玄関ホールと階段ホールの引戸が入隅用なので狭いから変更したほうが良いとご指摘を頂きました。図面を最初にチェックしてそこだけが気になったとの事です。
設計時には設計士さんからもその点を説明されて了解した上で契約しましたが、実際に家を何棟も担当している監督が言うならやっぱり狭いんだろうなと思ったのでやはり微妙かなと思えて来た上、契約後の軽微な変更は確認申請を出し直さなくても可能との事なのでこの際変更することにしました。
玄関ホールの引戸が入隅用で狭い問題
監督が図面を見て気になった箇所と言うのが上の写真の部分の玄関ホールの引き戸のサイズで、入隅用の有効開口部が680mmの標準の引戸より狭いサイズの引戸が入っている所です。
ここに普通サイズ(有効開口幅が774mm)の引戸(片引き)が入れば人も物も通りやすくなるので普通サイズの引戸が入るようにするにはどうしたら良いかを監督と話し合いました。
なお、入隅用の引戸でも普通の開き戸(有効開口640mm)よりは広いし普通サイズの洗濯機は普通に通るので生活できないという事はありません。
引戸には受け側の壁の厚みが必要
最初に思いついたのが上の図面の洗面台の横の腰壁を無くしてしまえば良いのではと思い、その腰壁を無くして幅を広げられませんかと監督に聞いてみたら引戸の場合は受け側に柱1本分位の壁の厚みが無いとダメなので腰壁を無くしても建具の幅は広げられないとの事でした。
そうなると洗面化粧台の場所を動かすなりサイズを変えるなりする必要が出てきます。別の解決方法としてはいっそ引戸を取っ払ってロールスクリーンかカーテンで仕切るという方法もありかもしれません。
洗面化粧台のサイズ変更
引戸のサイズを広げるには洗面化粧台のサイズを変更するのが望ましいと監督から提案されました。選択肢としてはW750の洗面化粧台をW600サイズの横幅が狭いタイプの物に変更するか、もしくは洗面化粧台の幅は750のままで奥行が浅いD450未満のサイズの洗面化粧台に変更すれば薄壁施工をする必要がなくなり普通の厚みの壁になるので大丈夫という事でした。
元々ここの洗面化粧台は帰宅時とトイレ後の手洗い専用の洗面化粧台として考えています。メインの洗面化粧台はリビングや風呂場がある2階にタカラスタンダードの2ボウル洗面化粧台を設けているのでここでは手洗いしかする予定がありません。
県民共済住宅の標準の洗面化粧台はW750かW900でD530サイズの物しかないのでそれ以外のサイズはオプションになります。監督からは玄関の手洗い用でオススメのリクシルのエスタを採用してはどうかと提案されました。
エスタも悪くないというかとてもオシャレなので良いと思いますが、流石に2階に50万円以上するオプションの2ボウル洗面化粧台を入れて、1階も手洗い用の10万円以上するオプションの洗面台を入れたいとはどうしても思えませんでした。やはり標準で付いてくる洗面化粧台を丸々捨てる事になるのは流石に勿体無いです。
正直ここに追加費用はかけたくないので何か安く出来る方法が無いかと一旦保留して監督からも「入れたい洗面化粧台を選んだら見積もりを取りますのでよろしくお願いします」と言われたので小さいサイズの洗面化粧台を探し始めました。
真っ先に思いついたのがオプションファイルのW600サイズのシーライン
何か安く済みそうな方法が無いかなと思っていましたが、そう言えば県民共済住宅のオプションファイルにパナソニックのシーラインのW600サイズがあったなと思ったので監督にオプションファイルにあったW600サイズのシーラインのオプションの価格を質問しましたが監督はこのオプションの存在を把握していなかったので後日回答するとの事で持ち帰って頂きました。オプションに設定があるなら安いんじゃないかという理由です。
私の方でも各社の洗面化粧台を調べてみましたが、大体定価ベースで12〜25万円位の価格帯が多く、ちょっとこの金額は払いたく無いので県民共済住宅の標準として設定があるパナソニックのシーラインのスリムD450タイプという奥行が450と普通のシーラインの530よりもスリムなシーラインの見積もりを監督にお願いしました。
願わくば丸々オプション価格がかかって来るのではなく標準からの差額で安く済んだら良いなと思い監督に見積もりをお願いしました。
見積もりの結果は鏡なしなら「差額なし」で可能
気になる見積もり結果は、オプションのW600サイズのシーライン(W600、D530)でもスリムD450タイプのシーライン(W750、D450)でも鏡なしなら差額なしで可能との嬉しすぎる回答を頂きました。
もし洗面化粧台の見積が10万円以上するならそもそもの引戸を撤去するか入隅用の引戸のままで行こうと思っていたのでこれは思わぬサプライズでした。
監督からはどちらでも良いとの事でしたが、薄壁よりは厚みがある壁の方が良いというオススメもありD450タイプのシーラインを入れることにしました。なお、シーラインスリムD450のW750に設定がある標準の鏡(1面鏡)があると1万8千円位追加になるとのことですが、1万8千円で上の写真と同じフラットで大きな1面鏡が付くなら鏡ありの方が良いかなと思えます。鏡ありなら後付用に用意した下地合板が不要になるので下地合板の差額分で鏡代を幾らか相殺出来そうです。
D450のシーラインは標準のD530のシーラインよりもスリムになっていますが収納が観音開きのみになるので見た目と収納を重視するならちょっと残念な感じになりますが、私の場合は手洗い用として考えていたのでここはあまり気にしない部分でした。
見た目は正直エスタの様なオシャレな洗面化粧台の方が全然良いですが、それよりも追加費用があまりかからない事のほうが私にとっては重要だったのでベストな結果になって良かったです。
最終的にこうなりました
最終的には多分こんな感じになると思います。修正された図面を頂いた訳ではありませんが画像を合成して図面を作ってみました。
設計時から元々この形が希望でしたが、追加費用がかからない標準の洗面化粧台(奥行530mm)に拘ったので割と無理をした設計になってしまった所を、素直に洗面化粧台の奥行を450mmと短くした事で薄壁施工の様なテクニックを使わずに普通に良い感じに収まりました。結果的には設計士さんのアドバイスを素直に受け入れて追加費用を覚悟しておけばよかったですが、差額がほとんど出なかったのは本当に良かったです。
薄壁施工が無くなった事もあり、洗面化粧台横の腰壁も無くしてスッキリとさせました。こうすることで腰壁がないと水はね問題があるかも知れませんが、W750サイズの洗面化粧台ならそんなに跳ねないだろうと思うのでまあそこは良いかなと。
鏡については施主支給すべきかシーラインスリムD450のW750で標準設定の1面鏡を取り付けて、鏡を施主支給するために用意していた下地合板をなしにしました。
この差額の件に関しては何となく担当の監督や設計士次第で差額が変わってきそうな感じもするので差額がほぼなしでシーラインスリムD450の洗面化粧台を入れられたのはたまたま運が良かっただけという可能性があります。
監督との連絡手段
監督との連絡は主にSMS(ショートメール)と携帯電話での通話が多いです。リアルでの打ち合わせは現場の土地で1回ありました。私の場合その打ち合わせは完全に予定外で土地に草刈りに行ったら偶然監督と鉢合わせしてからこの機会についでに打ち合わせもしましょうかと始まりました。
電気配線図
電気配線図も監督の方で先にたたき台を作って頂きました。電気配線図は年内に確定して打ち合わせしたいと監督からお願いされたので早めに決める必要があります。
電気配線図や照明は住んでからの満足度に大きく関わる部分です。特にコンセントや照明の位置は家づくりの後悔ポイントの定番なので適当に考えずに熟考したいと思います。
電気配線図については別途記事にするつもりです。契約後に決めるものとしては電気配線図が一番大事だと思っているのでしっかり考えて2週間以内に仕上げたいと思います。
駐車場の契約について
駐車場についても監督と相談しつつ進めています。本来2台分用意すべき所が1台で済んだ事もあり事前に相談しておいて本当に良かったです。
現場近くにコインパーキングが無く、月極駐車場を借りるしか無い立地なのですが現場付近の駐車場に中々空きが無かったり、軽トラNGの所もあったりしたので駐車場探しは地味に苦労しました。5箇所位問い合わせてようやく空きのある所を見つけて契約出来そうです。
駐車場の契約前に監督の方で事前に駐車場の場所を確認してOKを頂いたので駐車場についてはクリアできました。
水道関係の費用の支払い
水道業者からさいたま市水道局の水道の分担金(税込110,000円)と給水装置工事手数料(7,800円)の請求が来ました。水道業者の口座にその金額を振り込んで数日後に領収書が水道業者から送られてきました。
水道関係の費用は自治体によって水道加盟金が高い所があったりするので地域ごとにばらつきがあります。さいたま市だとこの位の金額で新設出来ました。
最後に
監督とは1度現地で顔を合わせてから色々やり取りが始まったのでお互い顔を知っている分話しやすかったです。
監督との対面での打ち合わせやSMSと電話でのやり取りを通じて感じたのは仕事も早いし施主の事を思って動いてくれているのが良く伝わってくる人なので「当たり」の監督さんだと思いました。
そして本日12月1日に水道の引き込みがありいよいよ着工しました。上棟は来年なので年内は特に記事にするようなネタもあまり無さそうですが着工の様子も可能な限り記事にしたいと思います。
今後の予定としてはまず駐車場の契約を済ませてから電気配線図の作成に取り掛かろうと思います。電気配線図についてはEV用のコンセントをつけたり、TVの地デジアンテナを電波の受信に問題がなければ小屋裏に設置したり、有線LANの配線用にCD管を空配管したりと色々やりたいこともあるし、インターネットの光回線を外壁から屋内へと引き込む時用に通線用のPF管みたいな物を事前に配線してくれるのかと言った疑問点もあるのでその辺を電気配線の打ち合わせの時に色々聞いてみたいと思います。