新宿にある朝日ウッドテック東京ショールームに行ったついでに朝日ウッドテックと同じビルの同じフロアに入っていたウッドワンプラザ新宿にも行ってみました。予約をしていなかったので見学できるかわかりませんでしたが、受付で名前を記入すれば自由見学可能だったのでついでにウッドワンも見学してきました。
以前ウッドワンプラザさいたまに一度行ったことがありますが、ウッドワンプラザ新宿は初めてなので展示内容がどう違うかも気になる所です。私はウッドワン製の建具を採用する予定なので色々チェックしてきました。
前回ウッドワンプラザさいたまへ行った時の記事は「カップボードと建具を見にウッドワンのさいたまショールームへ」です。当時はブログを始めてから間もない時期だったので写真も少ないですが興味があればこちらの記事も読んでみてください。
sui:ji funitureのダイニングテーブル
ウッドワンではダイニングテーブルの販売もしています。私はウッドワンプラザさいたまを見学した際にこのスイージーファニチャーのダイニングテーブルがとても気に入ったのでこのシリーズのダイニングテーブルを採用するつもりでいます。
東浦和にあるウッドワンプラザさいたまではナラの節ありと節無しの2種類の展示しかありませんでしたが、ウッドワンプラザ新宿ではその他にウォールナットとニュージーパインの展示がありました。
スイージーファニチャーのダイニングテーブルはL1600(幅1,600mm)とL2000(幅2,000mm)の2種類があり、高さが720mm、奥行が856mmとファミリー向けで丁度良い大きさです。デザイン的にテーブルの足がテーブルの隅についているので多人数で座る時にテーブルの足が邪魔にならないのもとても良さそうです。また、ウレタン塗装されているので耐水性も問題ありません。
ウッドワンは無印良品とテイストが似ているので無印良品の家具類との相性も非常に良さそうです。特にナラのテーブルはウッドワン、椅子は無印良品という様な感じで使い分けてもデザイン的な違和感は出にくいと思います。ウッドワンのダイニングテーブルは無印良品のダイニングテーブルよりも高いですが細かい部分の品質が全然違います。私は無印良品が好きなのでこのテーブルを見るまでは無印のダイニングテーブルを入れようと思っていましたが、実物を見比べてみてウッドワンのテーブルを入れることを即決しました。
ナラ材のテーブル(節有り)
上の写真のナラ材のテーブル(節有り)は見た目が非常に良いですね。癖が少ない割に存在感があって床の色が何色でも合わせやすいと思います。ナチュラル系の内装でも高級感のあるシックな内装でも行けるのではないでしょうか。
欠点としては節があるとその部分だけ小さな出っ張りや凹みが気になってテーブルの上に紙を載せて何か書く時にペンが節に引っかかって文字がズレてイラッとしそうなので実用面を考えると節が無い方が良いのかなと思います。
ナラ材(オーク)は硬い樹種なので傷がつきにくいのも良い点です。
ナラ材のテーブル(節有り)の定価はL1600が税別118,800円でL2000が税別158,800円です。家具屋でこのクラスのテーブルは20万円位するものもあるので結構割安感がありました。
ナラ材のテーブル
節なしのナラ材のテーブルもスッキリしていて清潔感もあり適度な存在感もあって良いですね。節がないとテーブルの表面がフラットになるのでテーブルの上で物を書く時にストレスがなさそうです。
ナラ材(オーク)は硬い樹種なので傷がつきにくいのも良い点です。
ナラ材のテーブルの定価は節有りと同価格でL1600が税別118,800円でL2000が税別158,800円です。普通は節無しの方が節有りよりも高いのでコスパだけなら節がないこちらの方がお得感があります。
私はこのテーブルを入れようと思っています。今度ウッドワンのショールームに行った時に見積もりを出してもらうつもりです。
ニュージーパイン®のテーブル
スイージーファニチャーにもピノアースと同じニュージーパイン®のテーブルもあります。上の写真のテーブルは色味が随分飴色っぽくなっているので設置してから年数が結構経っていると思われます。県民共済住宅で選べるウッドワンの建具や無垢床は全てピノアースになるので建具や床とのコーディネートがしやすいのもこのダイニングテーブルの特徴と言えます。
パイン材なので重量が軽めで動かしやすいのもメリットです。特にスツール(椅子)やベンチの様な頻繁に動かす物が重いと億劫になるので椅子はニュージーパインがオススメとウッドワンプラザさいたまの無垢の伝道師のおじさまが仰っていました。
デメリットはパイン材は柔らかいので傷が付きやすい事でしょうか。
ニュージーパイン®のテーブルの定価はスイージーファニチャーのテーブルの中でも一番安く、L1600が税別98,000円でL2000が税別138,800円です。
ウォールナットのテーブル
シックな見た目が良いならウォールナットのテーブルもあります。上の写真のテーブルは設置して日が浅いのか経年変化が少ない様に見受けられます。ウォールナットは経年変化で色が抜けていくとより美しくなるのも魅力的です。ウォールナットは硬い木なので傷がつきにくいのも良いですね。
高級感のあるシックな内装やアジアンリゾートっぽいテイストにも色的に合わせやすそうです。
ウォールナットのテーブルの定価はL1600が税別148,000円でL2000が税別188,800円です。ウォールナットは高級な木なのでスイージーファニチャーのダイニングテーブルの中でも価格が一番高くなっています。
この他にメープルのテーブルもラインナップにあるようでしたがウッドワンプラザ新宿には展示がありませんでした。このテーブルをそのまま小さくしたようなデザインのベンチやスツールもありました。ただ、ベンチとスツールなので背もたれがありません。私はダイニングテーブルの椅子には背もたれが欲しい派なので椅子は買わないつもりです。
無垢フローリングのピノアース
県民共済住宅で無垢フローリングを採用するならウッドワンのピノアースしか選択肢がありません。ピノアースは明るい色なのでナチュラル系の内装にしたいならこの床との相性は非常に良いと思います。後は和風の部屋にも意外と合いそうな感じでした。
無垢床はメリットとデメリットが両極端なので結構人を選ぶと思います。「無垢床=素晴らしい」というイメージがありますが、無垢床の場合普通の突板や化粧シートのフローリングと比べて傷が付きやすかったり木と木の継ぎ目に細かいゴミが入りやすかったり季節によって収縮したりと意外と大きいデメリットがあります。メリットは足ざわりが非常に良い点と見た目と大きな傷がついてもヤスリがけすればキレイになるという点があります。
ピノアースの無垢床は熱伝導率が小さいので冬でも床が冷たくなりにくいというメリットがあります。パイン材なので気泡が沢山あって柔らかいので硬いオークやウォルナット辺りの木と比べても暖かく感じると思います。更にピノアースは柾目でカットしている関係上表面が平らではなく木目と木目の間が少し凹んでいるので足に触れる面積が小さくなる分冷たさも感じにくいと思います。床暖房は入れたくないけど冷たい床は嫌という人はピノアースを入れると結構効果があると思います。
県民共済住宅のオプションのピノアースは税込6,270円/坪で床暖房対応のピノアースは税込7,920円/坪となります。昔は3千円台で入れられたらしいので破格ですね。県民共済住宅のオプションのピノアースはウレタン塗装された物になり、耐水性が高くなっていますが無垢本来の暖かみのある感触が若干損なわれています。
私はピノアースの色合いは結構好みなのですが0歳と9歳の2人の子供がいるので無垢床を入れても数年で傷だらけになりそうな予感しかしないので床材は標準のニレを採用するつもりです。
ウッドワンの壁材と天井材
羽目板ピノアース
ウッドワンの壁材も見てきました。羽目板ピノアースは一言で言うと無垢フローリングのピノアースの壁版という感じの壁材です。羽目板なので継ぎ目の所が凹んでいる以外はフラットになります。主な用途は壁用ですが天井用にも使えるようです。
鎧天井
羽目板ピノアースに似た鎧天井という製品もあります。これは羽目板ピノアースと同じニュージーパインの無垢材ですが貼り方が鎧張りになるように加工されています。主に天井用ですが壁材としても使えるようです。
鎧天井を勾配天井に貼るのもとてもオシャレです。最近は板張り天井がブームですが木目調の壁紙ではなく本物の素材を貼るとより良い感じになりますね。勾配天井用の天井材では朝日ウッドテックのthe wallのレッドシダーの突き板も超格好良いですが、このウッドワンの鎧天井もナチュラルな感じでとても素敵です。私はナチュラル系の内装が好みなので勾配天井を採用したならこのウッドワンの鎧天井を入れていたと思います。
無垢のパイン材は柔らかいので傷が付きやすいのが欠点ですが、天井材なら物を投げない限り傷がつくことなんてまずないのでデメリットが無くなります。それに明るい色なので濃い色の天井材よりも部屋の中が明るく保てると思います。
これらの壁材は床のピノアースや建具のピノアースと同じ素材とカラーリングなのでウッドワンの床や建具を採用した場合は内装に統一感が出てコーディネートしやすそうです。ピノアースの壁材や天井材はソフトな印象が強いので他の壁材や天井材と比べて「可愛い」とか「素敵」な感じを出しやすいのかなと思います。
パーティションウォール
パーティションウォールもショールーム内にありました。パーティションウォールは店舗だったりオフィスだったりでよく使われていますが自宅で使ってみるのも面白いと思います。ウッドワンのパーティションウォールはボーダー状になっていて隙間があり緩やかに空間を仕切れるので使い用によってはとても面白い空間に出来るのではと思います。
KITOIRO
KITOIROというカラフルなデザインウォールの展示もありました。このシリーズはカジュアルなデザインなので「和」のテイストはほとんどありません。高級感も良い意味でないのでインテリアをポップでカジュアルな感じに仕上げたいならKITOIROシリーズの壁材を採用するのは面白いと思います。
デザインウォール
まるでオシャレな旅館や料亭の内装で使われていそうなデザインウォールも展示してありました。この壁材は見た目同様かなり高価格なので主に店舗向けの壁材だと思います。価格が高いだけあって高級感が凄いので和モダンに寄せた和室だったり拘った茶室だったり旅館風の寝室だったり料亭やレストランの様なダイニングルームにはピッタリの壁材だと思います。
ウッドワンの収納やカウンター材
ウッドワンプラザ新宿はウッドワンプラザさいたまよりも展示スペースが広いのでウッドワンの様々な建材が展示されていました。
無垢の木の収納のデスクも何種類か展示されていて書斎の造作机に非常に良さそうですがカタログを見ると価格がかなり高いです。実用性もあるし何よりも格好良いので入れられるなら入れたいアイテムでした。
テレビボードもウッドワン製の物が展示されていました。上の写真の様に浮かせて壁に設置するのは造作家具ならではですね。
リビングのテレビをどう設置するかというのも結構難しいですね。昔のテレビはブラウン管でインチ数も小さくて重量も重く、テレビボードは部屋の角に斜めに置くようなタイプが主流でしたが、今はそんなテレビボードは駆逐されつつあるしテレビも液晶になって薄くて軽量化した上インチ数も大きくなってTVボードは壁の正面に配置してその上にテレビを置くかTVボードの上にテレビは置かずに壁掛けにするのも主流になってきています。
今後TVがどういう風に進化するかはわかりませんが、ここ数年の傾向を見る限りでは巨大化していく可能性が高いのでTVボードを造作するとなると将来的なテレビの変化に対応出来ない可能性があるのが難しい所ですね。長い目で見ると造作は簡単に外せないので結構リスクがあるのかなと思います。
ウッドワンの可動棚や棚板も幾つか展示されていました。ウッドワンの棚板は木材に力を入れているメーカーの製品だけあって集成材や突板でも木の質感が高いです。
カウンター材の展示もありました。県民共済住宅でカウンターを造作して貰う時に使うカウンター材よりもウッドワンのカウンター材の方が質感は高いと思うのでこういう細かい所まで拘ってみるのも良いと思います。ただ、標準のカウンター材よりも価格は高いと思います。
ウッドワンの洗面化粧台
ウッドワンの洗面化粧台は県民共済住宅でも個別見積りで導入出来ます。ウッドワンの洗面台は他の水まわりメーカーの洗面化粧台と比べてかなり個性的です。機能面では他メーカー製の方が高機能だと思いますが、見た目のオシャレさやカスタマイズの自由度はウッドワンの方が高いと思います。
ウッドワンの洗面台の特徴としては好きな部材を自分でセレクトしてそれらを組み合わせて洗面化粧台を作り上げて行く感じになるので自由度が非常に高いです。
ウッドワンと言えばピノアースのニュージーパインの印象が強いですが、上の写真のウォールナットもとても良い感じの質感です。
こちらのオークも良い感じですね。オークやウォールナットの扉はニュージーパインよりも価格が高いですが選択する価値があると思います。水まわりに使う木はウレタン塗装されているので耐水性も問題ないはずですが、不安ならベッセルタイプのボウルではなく一体型の様な形状のボウルを選んだほうが長期的には無難かもしれません。
県民共済住宅で造作の洗面台が良いならウッドワンが第一候補だと思います。他のメーカーはそれっぽいカスタマイズが出来ても造作「風」にしかなりませんがウッドワンの場合はオープンタイプを選べば造作の洗面台と同じ様に出来ます。
私はベッセルタイプではない一体型の2ボウルの洗面台を採用する予定なのでウッドワンの洗面化粧台は採用しませんが、ベッセルタイプならウッドワンを選ぶというのもありだと思いました。
アウトセット上吊り引き戸
ウッドワンプラザ新宿でアウトセット上吊り引き戸の展示がありました。私の担当の外部設計士さんは上吊り戸は出来ないと言っていましたがこれを使えばオプションもしくは個別見積り扱いで上吊り戸に出来そうです。
他の県民共済住宅の施主ブロガーさんでも上吊り戸に出来ないと言われても個別見積りで上吊り戸にしている人もいるのでウッドワンの建具を選んだ人はアウトセット上吊り引き戸を使えないか設計士さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
その他の展示
ウッドワンプラザ新宿はかなり広いので様々な展示がありました。東浦和のウッドワンプラザさいたまは県民共済住宅で取り扱いがある商品が中心の展示でピノアース系の展示が充実していましたが、ウッドワンプラザ新宿ではピノアース系以外の展示が充実していました。
私はウッドワンのキッチンは採用しないのでキッチン周りはほぼスルーでした。ただ、カップボードはオプションのウッドワンの物を入れる予定でしたが前回のウッドワンプラザさいたまで一通り見たのと、ウッドワンプラザさいたまには見積りを取りにもう一度行くと思うので自由見学の今回は写真だけ撮ってきました。
ショールームに行ってみて
ウッドワンプラザ新宿ではショールームが広いので沢山の展示が見れたのはとても良かったのですが、県民共済住宅の標準の下駄箱やピノアースのドアやオプションのカップボードと同じ構成の物が見当たらなかったのでその辺りの展示は東浦和のウッドワンプラザさいたまの方が充実していました。
ショールームの感じもウッドワンプラザさいたまはピノアースが映える明るい感じの展示やライティングですが、ウッドワンプラザ新宿はオシャレさを全面に出してウォールナットやオークの様な高い樹種が映えるようなちょっと暗めのライティングです。昼間の感じを見てみたいならウッドワンプラザさいたまで夜の感じを見たいならウッドワンプラザ新宿みたいな感じでした。
ウッドワンプラザ新宿は朝日ウッドテックの東京ショールームと同じビルの同じフロアにあるのでウッドワンのピノアースと朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムの床を見比べる事が出来るのでその2つのオプション床材で迷っているなら新宿の方が良いと思います。
家づくりが進むとショールームで見るポイントが変わってきました。初回打ち合わせの前にショールームに行った時は漠然と説明を聞いて見学していましたが、家づくりが進んで本気で選ばないといけないという自覚が生まれたのか自由見学でも細かい所まで見れるようになってきました。他社のショールームにも何度か行ったので恐らく目が肥えてきたのでしょう。
個人的にはスイージーファニチャーのテーブルの展示がニュージーパイン、ナラ、ナラ節有り、ウォールナットの4種類が実際に見れたのが良かったです。後はショールームの展示のセンスが良いので内装のコーディネートのヒントが得られたり、気になっていた吹き抜け手すりの実物の展示もあったので朝日ウッドテックの東京ショールームに行ったついでに予約なしで行ってみての短時間の見学でしたが実り多い時間になりました。
朝日ウッドテックの東京ショールームに行ったついでの予約なしでの訪問だったので見学出来なければチラ見だけして帰るつもりでしたが自由見学が出来たので良かったです。帰り際にショールームのスタッフさんにお願いしてピノアースのサンプルも頂いて充実したショールーム巡りになりました。