ウッドワンで使いたい製品がいくつかあったのでウッドワンプラザさいたまに見積を作りに行きました。これでウッドワンのショールームは自由見学を含めて3回目の訪問になります。

ウッドワンプラザさいたまは2回目の訪問で前回も今回もあの「無垢の伝道師」のおじさまに案内して頂きました。

私の家は無印っぽいナチュラル系の内装を目指しているのでウッドワンの製品のデザインテイストとは結構マッチしています。そのため採用したい製品が幾つかあり、カップボードと棚板、吹き抜け手すり、ダイニングテーブルと壁のパネル材でウッドワンの物を候補に入れています。

壁材のフラットパネルオーク

ウッドワンのフラットパネルオーク(ウッドワンのWEBサイトから転載)
ウッドワンのフラットパネルオーク(ウッドワンのWEBサイトから転載)

私は寝室のベッドのヘッドボード代わりに木質系の壁パネルを貼り付けようと考えていて、壁材の候補として朝日ウッドテックのthe wallシリーズの突板のオークかこのウッドワンのフラットパネルオークのどちらかを入れるつもりで考えています。

このフラットパネルオークは最近発売されたばかりの製品で厚みが9mmある突板の壁材です。高さが152mm、幅が2,727mmか1,818mmの板を組み合わせるタイプの壁材で色も何色かあり、板目か柾目かが選べます。私は板目のクリア色の2,727mm幅の4枚入りを2セット導入して横張りで高さ1,200mm、幅2,727mmの腰壁みたいな感じにしてホテルの様なヘッドボードみたいに仕上げたいと考えています。

朝日ウッドテックのthe wallは厚みが4mmしかないので壁をふかさないと見た目的に違和感が出そうですが、このウッドワンのフラットパネルオークは厚みが9mmあり、見切り材がアルミ素材でパネル部分の存在感があるのでふかし壁にしなくてもそれ程変ではないのかなと思っています。県民共済住宅で壁をふかすと6万円位かかるので出来ればふかさずに済ませたいと思っています。

フラットパネルオークはウッドワンのWEBサイト上では「非住宅・商環境部材」にあるのでショールームで聞いてみるまで県民共済住宅で実際に入れられるかはわかりませんでしたが、ショールームで普通に見積を出して貰えたので良かったです。ショールームでNG判定されなかったので多分入れられるのだと思います。

ウッドワンプラザさいたまにはフラットパネルオークの展示やサンプルはありませんでした。

後日見積が届いたのでフラットパネルオークの板目のクリア色と左右と上部のアルミ製の黒い見切り材を含めて44,775円でした。

吹き抜け部分の手すり

ウッドワンのカタログから転載
ウッドワンのカタログから転載

担当の設計士さんに聞いた所、吹き抜け部分の手すりはウッドワンの木製手すりが安いという事なので木製のシンプルタイプの手すりの見積も作って貰いました。

2階の階段ホール部分の一部を腰壁や天井まである壁でなく手すりにして開放感を出したいので南海プライウッドの金属の手すりかウッドワンの木の手すりか迷っていますがとりあえず木の手すりの見積を取ってみました。

ニュージーパイン(最安)やタモ(安め)、ウォールナット(ちょっと高い)、ブラックチェリー(ちょっと高い)、ハードメープル(ちょっと高い)と樹種が選べますがタモを選択しました。手すりの樹種毎の価格差はそれ程無いので見た目で選んで良いと思います。私はオーク材の家具を多用するつもりなのでオークと感じが似ているタモ材を選びました。シンプルタイプはタモ材の設定がなく、後日ウッドワンプラザさいたまから電話がかかってきてニュージーパインのナチュラル色に変更する事になりました。

ウッドワンプラザさいたまにはこのタイプの木の手すりの展示やサンプルはありませんでした。

1間サイズのシンプルタイプのニュージーパインのナチュラル色の吹き抜け手すりの見積は6万3千円位でした。

スイージーファニチャーのダイニングテーブル

手前側がウッドワンのスイージーファニチャーのダイニングテーブル(ナラ節なしW1600)
手前側がウッドワンのスイージーファニチャーのダイニングテーブル(ナラ節なしW1600)

次はダイニングテーブルです。ウッドワンのスイージーファニチャーのダイニングテーブルは初めてウッドワンのショールームに来た時に一目惚れしたダイニングテーブルで、前回ウッドワンプラザ新宿を自由見学した際にナラ以外の樹種のダイニングテーブルも実際に見てみて改めてナラの節なしのテーブルが欲しいなと思ったので今回見積を作ってもらいました。

上の写真の手前側のテーブルと全く同じナラのW1600のテーブルを導入するつもりです。ナラ(オーク)は硬い木なので傷や凹みにも強いと思うので期待していますが、ショールームのテーブルは色々酷使されているせいか傷がついて小さく凹んでいる所もありました。

ウッドワンプラザさいたまにはナラ節ありのW2000のテーブルとナラ(節なし)のW1600のテーブルの2種類が展示されています。節ありの方が見た目的には好みだったのですがやはり節部分に凹凸があるので節なしの方が実用性を考えると良いと思います。

ナラ(節なし)のW1600の見積が届いて定価が118,000円の物が100,386円になりました。割引率は渋めです。

カップボードと棚板

県民共済住宅オプションのウッドワンのカップボード
県民共済住宅オプションのウッドワンのカップボード

カップボードは奥行600mmのウッドワンのカップボードを入れたいと思っています。この奥行のカップボードは中々無いのでキッチンは別メーカーでもカップボードはウッドワンの物に即決しました。

今の所は上の吊り戸棚は無しでW1825の幅のカップボードと棚板を別途着けることを考えていますが、パントリーを削ってW2725のカップボードにしたり棚板をなしにして吊り戸棚を外さない普通の形に収めようかとかその辺の考えが私達夫婦の中でまだ何をどう置くか等の具体的な使い方のイメージのすり合わせが上手く行っておらず確定出来ていないので多少の変更はあるかもしれません。

実際に家づくりを進めていく上で思うのが、どれだけ詳細にその空間をイメージ出来るかが重要だと思います。カップボードやパントリーの様な収納スペースなら具体的に何をどう入れてどういう風に使うかがイメージ出来ていればきっと「やっぱりこうすれば良かった」という失敗も減るのではと思います。

棚板も幅750mmで奥行250mmのオークの集成材の棚をとりあえず2箇所ほど着けるつもりで見積をお願いしました。この辺りは見積の価格を見てから採用するしないを決めたいと思っています。

床材について

県民共済住宅の標準床2種類とオプションのピノアース(下側)とピノアースのオイル仕上げ(上側)
県民共済住宅の標準床2種類とオプションのピノアース(下側)とピノアースのオイル仕上げ(上側)

私は無垢床を入れるつもりではないのですが、無垢の伝道師のおじ様に標準の床材で行くつもりと言ったら物凄い勢いで無垢床を推されました

実際にショールームで無垢床の感触を素足で踏み比べてみると無垢床の方が温かみがあります。前回ショールームに行った際は裸足ではなく靴下の上からだったので今回は裸足で踏んでみて無垢床の良さがより伝わりました。

床の感触だけなら県民共済住宅のオプションではないオイル仕上げのピノアースの方が県民共済住宅のオプションのウレタン塗装されたピノアースよりもサラサラして良い感じの感触でしたが、ウレタン塗装されたピノアースでも県民共済住宅のヨーロピアンチェリーやホワイトバーチと比べると感触が良かったです。

改めて柾目取りと板目取りの違いを解説して頂きました
改めて柾目取りと板目取りの違いを解説して頂きました

ピノアースの特徴の柾目取りの事も熱く語って頂きました。柾目取りだと木が反りにくい事や浮造り仕上げで硬い年輪の部分が浮いて柔らかい部分が凹むような感じになるので傷がつきにくいとかそういう事をレクチャーされました。

上の写真のピノアースはオイル仕上げの床材でほぼノーメンテで14年経過したものなので傷も多く結構汚く見えていますが、見た感じ床の反りはありませんでした。

個人的に思うのが小さな凹凸がある浮造り仕上げの場合、足に直接触れる面積が少なくなるので冬に床の冷たさを感じにくくなると思います。

ウッドワンプラザ新宿の床材の熱伝導率が体感出来るコーナー
ウッドワンプラザ新宿の床材の熱伝導率が体感出来るコーナー

ピノアースは浮造り仕上げで素材も熱伝導率が低い針葉樹のラジアータパインなので県民共済住宅で選べる床材の中では一番冬に暖かく感じる床材だと思います。ウッドワンプラザさいたまには熱伝導率を体感する展示コーナーがありませんが、ウッドワンプラザ新宿にはピノアースの熱伝導率が体感できる展示がありました。新宿で実際に触り比べてみると展示と同じくピノアースの暖かさがしっかりと伝わってきました。

私が選んだ床材

ここまで無垢床のメリットを強調して来ましたが、無垢床の採用はメリットだけでなくデメリットも大きいので正直迷う所ではあります。

私は県民共済住宅標準のダイケンのニレ(突板)が床材の第一候補です。私の場合は床暖房は導入せずに高断熱仕様のオプションを入れて全館空調っぽくエアコン暖房を24時間つけっぱなしにするつもりなのと2階リビングなので無垢床を入れなくても床がそこまで冷たくなることはないだろうと考えています。

また、もし床が冷たくて後悔しても後からカーペットを敷くなりスリッパを履くなりしてそれなりに対策が出来るので標準の突板のニレで良いかなと考えています。県民共済住宅の場合、調べれば調べる程標準仕様の物がそれなりに良い物を使っていてお得に見えてきます。

ウッドワンプラザさいたまの展示

県民共済住宅で選べる建具

クローゼットのルーバー折戸
クローゼットのルーバー折戸

県民共済住宅では家全体でプラス2万円でウッドワンの建具が選べるようになります。ウッドワンの建具はオプションの床材と同じピノアースのウレタン塗装された物が選択出来ます。

上の写真のルーバー折戸はルーバーの間が密閉されていないのでクローゼットの中に空気が通ります。

県民共済住宅の標準で選べるウッドワンの下駄箱
県民共済住宅の標準で選べるウッドワンの下駄箱

下駄箱もショールームにあるのと同じ構成(壁パネルは除く)の物が標準で選べます。

県民共済住宅で選べるピノアースのウレタン塗装のドア(ガラスありとガラスなし)
県民共済住宅で選べるピノアースのウレタン塗装のドア(ガラスありとガラスなし)
ドアの取っ手
ドアの取っ手

ドアも先程のクローゼットの建具のプラス2万円で選択出来る様になります。ドアはガラス戸と普通の木のドアでどちらもピノアースのウレタン塗装でカラーリングは標準でナチュラルとホワイトが選べたと思いますが、その他の色も追加費用がかかると思いますが多分選べると思います。

なおウッドワンのドアは普通の高さのドアでハイドアではありません。

ウッドワンの洗面化粧台

右から腰壁と無垢の洗面台と可動棚とパーティションウォール
右から腰壁と無垢の洗面台と可動棚とパーティションウォール
ウォールナット材の美しさが際立つ造作風の無垢の洗面台
ウォールナット材の美しさが際立つ造作風の無垢の洗面台

県民共済住宅ではウッドワンの洗面化粧台がオプションと言うか個別見積で導入できます。県民共済住宅で造作の洗面台を作りたいなら見た目は完全に造作のウッドワンの洗面化粧台が第一候補になると思います。

ウッドワンの収納

無垢の木の収納
無垢の木の収納
無垢の木の収納の引き出しは桐で出来ていてソフトクローズ
無垢の木の収納の引き出しは桐で出来ていてソフトクローズ

県民共済住宅ではウッドワンのカタログにある大半の製品は個別見積で入れることが出来ます。上の写真の様な収納や可動棚も入れられると思います。内装に関しては意外と自由度があるのでウッドワンのカタログやWEBサイトを見て気に入ったものがあったら担当の設計士さんに入れられるか確認してみましょう。

ウッドワンのキッチン

こんな高級感溢れるキッチンもsu:ijiシリーズなので県民共済住宅でも導入可能
こんな高級感溢れるキッチンもsu:ijiシリーズなので県民共済住宅でも導入可能

上の写真のキッチンもsu:ijiのキッチンなのでこれと同じ構成にするにはオプションモリモリになりますが県民共済住宅でも入れられるはずです。ショールームの入り口すぐの一番良い位置に展示されているキッチンだけあってオシャレ感は凄いありますね。

この構成は扉カラーがWN80のクリア色、ワークトップがフィオレストーン(RF)、シンクがスクエアマルチシンクでIHがガゲナウ、レンジフードがフェデリカシリーズ(アリアフィーナ)、ミーレの60cmフロントオープン食洗機とどれも最高クラスのグレードの物なのでニュージーパインのスイージーのキッチンからこの構成に変えたらどの位の追加費用がかかるのかがわからないのが怖い所ではあります。

私はウッドワンのキッチンを入れずにタカラスタンダードのグランディアを入れるつもりでいるのでキッチンは写真だけ撮ってきました。

キッチンの扉パネル
キッチンの扉パネル

キッチンやカップボードの扉パネルはこの中から選べます。ニュージーパイン以外のオーク(OK50)やハードメープル(MP50)、ウォルナット(WN80)のパネルものパネルで選択出来ます。パネルのグレードは数値が大きいほど高いのでウォルナットのWN80が一番高いです。標準だとNZ20の扉パネルになります。

フレームキッチン(オーク材)とオークの無垢床
フレームキッチン(オーク材)とオークの無垢床

このキッチンはsu:ijiシリーズではないので県民共済住宅で入れられるかどうかはわかりません。

ウッドワンのテレビ台

ウッドワンのテレビボード
ウッドワンのテレビボード
テレビ台の構成と価格と壁材
テレビ台の構成と価格と壁材

テレビ台もウッドワンの物が入れられると思います。ウッドワンのテレビ台はテレビ台自体に1つの型番がついている訳ではなく引き出しやカウンター等の部材を組み合わせてカスタマイズするタイプの物なのでテレビ台を入れようと思ったら見積を取りにショールームに行く必要があるかもしれません。

ウッドワンの階段

ウッドワンのデザイン階段Light
ウッドワンのデザイン階段Light

ウッドワンの階段です。これも県民共済住宅で入れられると思いますが他の方々のブログを見ると結構金額が高いみたいです。リビング階段+吹き抜けみたいな間取りならこういうスケルトン階段を頑張って入れたいですね。

ショールーム見学を終えて

ウッドワンプラザさいたまには県民共済住宅の先輩方が「無垢の伝道師」と呼んでいる凄いおじさまがいます。この方の無垢床とミーレへの情熱は物凄い物があり、他のメーカーのショールームとは圧が全然違うので正直疲れますが面白い時間でした。

「板は漢字でどう書きますか?」「木に反る、それが板目です」「ウッドワンの木は柾目取りなので反らないんですよ」とかそんな感じのやり取りが延々続きます。

正直私はショールームでは落ち着いてじっくり見たい派なのであまり付き纏われるのは好きではないのですが、この方の場合は突き抜けていてそれはそれで面白くて為になるという新たな領域に入っているので床材について迷っていたり無垢床について詳しく知りたいなら東浦和のウッドワンプラザさいたまはオススメです。県民共済住宅の標準で入れられるピノアース系の展示は新宿よりもさいたまの方が充実しています。さいたまの方は県民共済住宅で入れられる物が揃っている上、ウッドワンの担当者も県民共済住宅の事を熟知しています。

逆に豊富な展示をじっくり見たいというタイプの人はウッドワンプラザ新宿の方が展示スペースの面積が広いのでウッドワンの色々な物が見れます。ニュージーパインよりも高級なオークやウォルナット系の展示が見たいなら新宿の方が充実しています。また、ウッドワンプラザ新宿は朝日ウッドテックの東京ショールームと同じビルの同じフロアにあるので床材を朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムかウッドワンのピノアースで迷っているなら実際に見比べられる新宿の方が便利です。新宿だとビルは異なりますが徒歩15分位の距離にYKKAPとTOTO、DAIKENが入っているTDY東京コラボレーションショールームもあります。

ウッドワンの製品はナチュラル系の内装を考えている人にはきっと合うと思います。壁材なんかは和のテイストがあるものもあるので和室なんかにウッドワンの壁パネルを使ってみたりするのも面白いと思います。旅館風や和食レストランみたいな内装にしたいならウッドワンの壁パネルで使えそうなものもあるのでカタログを見てみて下さい。