当サイトの県民共済住宅に関する情報は2021年9月契約、2022年4月引き渡し時点での情報を元に記載されています。

当時と現在とで仕様やルール、価格などの前提条件が異なり、記事の内容が間違っている可能性があるのでご注意ください。

YKKAPの窓を見にTOTO・DAIKEN・YKK AP東京コラボレーションショールームのある新宿に行ってきました。この3社で一番楽しみにしていたのがYKKAPの窓コーナーです。断熱・気密を考えた家を作るなら高性能なサッシやドアは欠かせません。

まだ設計士さんとの初回打ち合わせも決まっていない状況なので、どんな窓やドアがあるかやカタログ上では分からない感触を実際に確かめに行きました。

まずはサッシの体験コーナーへ

YKKAPのサッシの性能が体験出来るコーナー
YKKAPのサッシの性能が体験出来るコーナー

最初に案内されたのが窓コーナーです。まずは窓のグレードによってどれだけ違いが出るかという所の体験コーナーに案内されました。条件は窓の外側の気温が3.5℃で室内の温度が25.3℃、室内の湿度が36.2%という設定です。

最初にアルミサッシのシングルガラスという昔の家の定番の窓から触っていきます。アルミサッシは枠の下部が結露していて窓ガラスもフレームもひんやり冷たさを感じました。県民共済住宅ではアルミサッシは使わないので良いのですが、昔の家はこんなもんだと体感してから次のアルミ樹脂複合サッシに触れてみます。

アルミ樹脂サッシは現在の建売でよく使われているサッシで、県民共済住宅でも窓の種類によってはエピソードNEOを選択出来るのでここからが本番です。アルミ樹脂サッシからはガラスの温度もやや冷たい位でサッシの温度もひんやりする感じでアルミサッシと比較するとかなり良くなっています。結露もありませんでした。

そして樹脂サッシを触ってみます。樹脂サッシは県民共済住宅標準のAPW330ですね。この展示の窓は県民共済住宅標準のアルミスペーサーを使った窓ではなく、樹脂スペーサーかつアルゴンガス入りの窓なので県民共済住宅の標準仕様よりも良い物です。実際に触ってみるとアルミ樹脂複合よりもガラスの温度やサッシの温度が少し上がっています。アルミサッシからアルミ樹脂複合サッシ程の気温差はありませんが着実に高性能化していることが分かりました。

最後にトリプルガラスの樹脂サッシを試してみます。APW430ですね。実際に試してみると正直な所APW330とAPW430の体感差は微々たるものでした。フレームと窓ガラスとも1.5℃位しか差がないので体感は大差無いというのが正直な感想です。

ただ、私は県民共済住宅のオプションや個別見積りで可能ならこのAPW430を導入したいと思っています。高気密高断熱で快適な家を目指すなら窓の高性能化は欠かせないポイントです。冬の熱損失の半分が窓からという研究結果もある以上、断熱材をグレードアップするよりも窓の性能を上げたほうが効果的かもしれないので外せないポイントです。また、窓は機械の設備と違って故障することが無いのでアップグレードした効果が窓を壊されない限り永続するのも良い点です。

高断熱に拘らない人ならAPW330でも全然良いと思います。県民共済住宅の標準仕様でも結構良い窓が選べる事が体感出来ました。アルミスペーサーとは言えAPW330が標準で坪単価31.8万円。県民共済住宅は噂に違わずコスパ最高ですね。

私は多分北側の小さい採光目的の窓はAPW430のFIX窓を入れて結露対策をするかと思いますが、結露しにくい南側の窓はもしかしたらコスト削減でAPW330のままで行くかもしれません。理想は勿論全てAPW430を入れたいです。

【2021年5月20日追記】県民共済住宅ではAPW430の導入は出来ないとの事でした。非常に残念です。

ガラス別の割れた時の展示
ガラス別の割れた時の展示

網戸のオプションのクリアネット

網戸の網の目が非常に細かいクリアネット。
網戸の網の目が非常に細かいクリアネット。透明度も標準の網戸よりも高く注意して見ないと網戸があるのが分からない位でした。

YKKAPの網戸で気になっていたのがオプションで入れられるクリアネットです。これは普通の網戸よりも目が細かい網戸で目が細かい分ひっかき傷なんかにも通常の網戸よりも強いと実演付きで説明されました。

透明度が高いので窓の眺望や日射を遮らないという良さもあるとは思いますが、何より目が細かくなっているので虫が入りにくくなっているのが素晴らしいですね。私は普段窓を基本開けない派なのでこれから建てる家ではFIX窓を多用したいと考えていますが、引違い窓や掃出し窓を使うならこのクリアネットを入れたいです。

クリアネットでも滑り出し窓系の巻き取るタイプの網戸(ロール網戸)では普通のクリアネットよりも目が荒くなるとショールームのスタッフに説明を受けました。

様々な窓をチェック

滑り出し窓
滑り出し窓

滑り出し窓の開け方なんかも試せたりしました。オペレーターハンドル付き(ぐるぐる回すタイプ)の滑り出し窓は網戸がはめ込み式になるので窓の開閉時に網戸の開閉をしなくて良いのでその隙に虫が入る事が無いのが素晴らしいです。これはショールームに行くまで気付かなかったポイントだったのでショールームに行って良かったです。

また、ペアガラスの掃出し窓やトリプルガラスの大開口スライディング窓の空き具合や重さなんかも実際に開け締めして確認しました。

気密性が高いツーアクション窓
気密性が高いツーアクション窓

そして次は気になっていたツーアクション窓です。このタイプの窓はヨーロッパのホテルやアパートメントで何度か見かけて最初は開け方がさっぱりわからなかったのですが、開け方を教えて貰って「何コレ凄く良いじゃん」となった窓なので新居にも入れられるなら入れたい窓です。YKKAPのツーアクション窓はハンドルを90度回して横にすると上部が開き、ハンドルを180度回して縦にすると内側に開くという開閉方法でした。

ヨーロッパで何回も見かけたツーアクション窓(ドレーキップ窓)は180度で上部が開き、90度で窓が開くのでYKKAPの窓操作と逆な気もしますがこれは何故でしょうか。理由はスタッフに聞いておけば良かったかもしれない。まあ、慣れれば良い話ではあるのであまり気にはしませんが。

ツーアクション窓は網戸が窓の外に着くので、窓の開け締めで虫が入るリスクがありません。それも非常に良い点です。

ツーアクション窓や滑り出し窓は構造的に引違い窓や上げ下げ窓よりも気密性が良いので新居では開けたい窓の所で使う予定です。

高所用滑り出し窓は電動式もある
高所用滑り出し窓は電動式もある

私達は使う予定がありませんが、高所用滑り出し窓は紐を引っ張るタイプと電動タイプがありました。紐を引くタイプは近いうちに紐が2本ではなく1本になるらしいです。電動タイプは露出配線なので窓の近くにコンセントが必要との事でした。

玄関ドアもチェック

断熱が強化されたイノベストD50玄関ドア
断熱が強化されたイノベストD50玄関ドア

窓の次は玄関ドアです。県民共済住宅ではヴェナートD30のD2タイプが標準ですが、オプション可否の紙を見る限り玄関ドアは標準仕様以外のドアも選べるのでヴェナートD30よりも断熱性能が高いイノベストD50のドアもチェックしました。

【2021年5月20日追記】県民共済住宅ではInnoBestD50の導入は出来ないとの事でした。

InnoBestD50はドアの厚みが分厚くてVenatoD30のドアよりも開閉に重さを感じます。高気密高断熱を目指すなら玄関ドアも良いものを使うべきだと思いますが、私はそこまで予算が回るか分からないので玄関ドアはアップグレードせずに標準仕様のヴェナートD30で行こうと思います。

県民共済住宅で選べるヴェナートD30の標準カラー(N08)
県民共済住宅で選べるヴェナートD30の標準カラー(N08)

県民共済住宅で選べるヴェナートD30の標準仕様はC05、N08、F06、E01の4つです。CはChic(シック)、NはNatural(ナチュラル)、FはSimple(シンプル)、EはElegant(エレガント)の頭文字だそうです。

高気密高断熱という観点から言えばドアのガラスが着いていない方が気密性、断熱性とも良いので私はN08を選ぶと思います。玄関が暗くなる事を考えるとドア横に縦長のFIX窓か縦滑り出し窓を設置して採光を確保しようと思います。ちなみにAPW330の窓ガラスとヴェナートD30の窓ガラスだと断熱性能が異なり、当然APW330の方が性能が良いです。ドアの窓を設ける場合、ドアノブがある側に窓を設けると泥棒に窓ガラスを割られてそこから腕を入れて内側からドアの鍵を開けられるリスクがあるので窓を付けるなら窓から手を伸ばしても鍵に届かない位置に窓を付けるようにすべきです。

県民共済住宅で選べるヴェナートD30の標準カラー(E01)
これも県民共済住宅で選べるヴェナートD30の標準カラー(E01)

N08も良い色なのですが、サックスブルーのE01もとても良い色で正直どちらにしようか迷います。E01は白い壁やベージュっぽい色の壁との相性も良さそうですね。

デザインを確認した後は電子キーの説明を受けました。カードキーや物理鍵、シールで開閉が可能なのは便利な時代になったと感じます。欲を言えば指紋認証で鍵を開けられるようになればもっと良いですがこれはもう何年か先の話でしょうね。

最後に館内を自由に見学

窓の外での日射遮蔽を行う上で有効なアウターシェード
窓の外での日射遮蔽を行う上で有効なアウターシェード

窓とドアの説明を一通り聞き終わったので後は館内を自由に見学しました。まずはアウターシェードを見てみます。

アウターシェードは庇や軒で角度的に日射を防げない大きな窓に取り付けるのが有効です。東や西に大きな窓があるならすだれやアウターシェード、外付けブラインド、スリットシャッター辺りの窓の外で日射遮蔽が出来る物を取り付けることで日射による室内の気温上昇を防ぐことが出来ます。私は南面以外に大きな窓を設けないつもりではいますが、東面に1箇所大きめの窓を設ける可能性もあるので一応アウターシェードもチェックしました。

宅配ボックス付きの門柱
宅配ボックス付きの門柱が何種類か展示されていました

その他にはエクステリア周りの商品もあったので門柱や宅配ボックス辺りも見てきました。

宅配ボックスと郵便箱
宅配ボックスと郵便箱を開けてみました

この写真のタイプの門柱に郵便箱と宅配ボックスが着いている物は他と比べて宅配ボックスの容量が大きく実用性が高そうでした。

宅配ボックス付きの門柱
良さそうと思った上記の宅配ボックス付きの門柱は30万円超えです

このルシアスポストユニットは実用性があって良さそうと思いましたが、価格を見てびっくり。30万円以上します。価格欄を見てみると宅配ボックスだけで21.5万円とかこの箱のどこにそんなコストが掛かっているのか不思議でなりません。

夏の窓の体験スペース
夏の窓の体験スペース

時間があったのでもう一度窓周りの展示も改めて見てみました。夏の体験スペースを見るとAPW330とAPW430だとほぼ差がない、と言うかガラス温度はAPW430の方がAPW330よりも高いので夏を重視するならAPW330で良さそうです。

APW330とAPW430の構造
APW330とAPW430の構造

YKKAPのショールームは埼玉県内に無いしコロナ禍の現在では来館予約が必須でしかもWEB予約だと中々予約が取れないので見忘れた所がないように館内の写真を沢山撮りました。

ショールーム見学を終えてみて

YKKAPのショールームに行くのは今回が初めてでしたが、窓やドアを色々見てこの窓を使いたいな、という窓もあったのでそういうのがわかったのがショールームに行ってみて良かった点です。

今回はまだ間取りも出来上がっていない段階なので純粋な見学だけで見積りは取っていないため数カ月後に再訪する事になりますが、今回一通り見ておいた事で次回来訪時もスムーズに行けば良いと思います。

YKKAPのショールームは中々予約が取りにくいですが、電話で予約をすると直近の日時でも案外取れやすいとショールームのスタッフに教えて頂きました。