リリカラV-wallのオプションクロスを見るためにリリカラ東京ショールームに予約なしの自由見学をしてきました。リリカラのオンライン相談1回、自由見学1回、対面相談1回と過去3回もリリカラのA4サイズのクロスのサンプルを入手しましたが、それでもまだ完全にクロスが絞りきれませんでした。
前回までの訪問で県民共済住宅の標準クロスは大体絞りきれましたが、オプション扱いのリリカラのV-wallシリーズのクロスについてはまだまだノーマークだった部分が多く、今回は事前にオンラインカタログで入れたいと思うクロスを大体絞り込んでからショールームで実物を見てサンプルをお持ち帰りしました。
県民共済住宅での壁紙選び
県民共済住宅ではクロスを契約時の設計段階ではなく、実際に着工して上棟から1ヶ月後位までに壁紙を選ぶ必要があります。壁紙選びは監督からこの様な紙が渡されるのでそこに品番を記載するような形になります。
アクセントクロスを入れて1面だけ変えたい場合はアクセントを入れる壁の所にクロスの品番を書き込みます。県民共済住宅の標準クロスはリリカラのショールームに行かずとも県民共済宮原店の2階に行けばパネルでの展示がありますがオプション扱いのリリカラV-wallの壁紙はリリカラのショールームに行かないと展示が見れません。
オプションのクロスはリリカラV-wallから選ぶ形になります。オプションのクロスを入れると部屋単位(室内ドアで区切られた空間単位)でオプション費が発生します。壁全面をオプションクロスにした場合は大きな部屋だと11,000円で1面だけアクセントクロスにして張り分けをした場合はオプションクロス代の11,000円と貼り分け費の3,300円がかかってくる形になります。
私は家の性能(断熱性能、省エネ性能)の部分に多くのオプション費用を投下したのでエコカラットの様なアクセントとなる壁材は予算的な問題で採用しなかった事もあり、せめてクロスはしっかり選ぼうと思っています。
石目調クロス
私はLDKのメインクロスに白ではなくグレーの石目調クロスの採用を考えています。以前リリカラのオンライン相談でグレー系のクロスをリリカラのアドバイザーさんに幾つかセレクトして頂きましたが、その中のLV-3021の色味や質感がとても良くて珍しく夫婦でこれ良いねと意見が一致しました。クロスのサンプルを頂いた時は特に響かずにスルーしていたのですが、先日頂いた多くのサンプルを実際に壁に並べて貼ってみたらLV-3021が良い感じだったのでオンライン相談でアドバイザーさんのオススメするクロスのサンプルを頂いておいて良かったです。
LV-3023とLV-3025のサンプルは既に手元にありましたが、LV-3022やLV-3024のサンプルは持っていないので今回お持ち帰りしました。
LV-3021
LV-3021はグレージュっぽい色味の石目調のクロスでリリカラ東京ショールームで人気ナンバーワンのクロスです。似たような色味のクロスは他にも幾つかありましたが、このクロスは質感がとても良くて高級感があります。
このクロスはアクセントクロスにしてもメインクロスでもどちらでもOKな万能なクロスの様に思えました。県民共済住宅だとオプションになって追加費用がかかるのだけが残念です。
私はこのクロスをLDKのメインクロスとして壁4面に採用するつもりです。最初はLTS433辺りの白のクロスにしようかなと思っていましたが、このクロスの色味と質感が夫婦でどストライクだったので別に白クロスじゃなくてもいいかとなりました。天井はグレーではなく白クロスを張って抜け感を出します。
白以外のクロスだとクロスに傷がついた時に表面が抉れた部分が白になってしまうと思うので傷が目立つリスクと補修が難しいリスクと部屋が暗くなるリスクがあるのでメインクロスに採用するのはちょっと勇気が要りますが、住友林業や三井ホームといったインテリアコーディネーターがいる大手ハウスメーカーで建てている方々のブログを見るとメインクロスにグレーを使っている人も普通にいるので大丈夫かなとも思います。
LV-3022
LV-3022はLV-3021と比べてよりグレーが強いと言うかベージュの色味が無くなって純粋なライトグレーみたいな感じの色味です。このクロスはリリカラ東京ショールームの人気ナンバースリーみたいでした。
一応LV-3021が本命でしたが、LV-3022ももしかしたらと思ってサンプルを頂いて来たのでサンプルを壁に張ってみてどちらが良いか見比べたいと思います。
LV-3024
LV-3024は白に近いライトグレーのクロスです。このクロスはほぼ白と言っても良い位のライトグレーなのでメインクロスにも向いていると思いますが、白クロスのアクセントクロスとして使う場合は白に近すぎて多分アクセントにならないと思います。
グレー系の白クロスを探しているならこのクロスはかなりありだと思いました。
木目調クロス
以前の記事で折り上げ天井の高さが足りない問題で天井の一部を折り下げて見せ梁みたいな感じで朝日ウッドテックのthe wallを貼りたいと思っていますが、the wallが高額で入れられなかった場合の事を考えて木目柄クロスを張るという選択肢もありだと思っています。
県民共済住宅のLTS品番以外の木目柄のクロスはノーマークだったのでこれらの木目柄クロスを見に来たのが今回わざわざ新宿まで行った主な目的です。
LV-3205
LV-3205は薄いオーク柄の柾目の目地なしのクロスになります。白っぽい感じのオーク柄なので白系が好きな人にも合うと思います。
LV-3206
LV-3026はオーク柄の柾目で目地なしのクロスです。このクロスはオークの突板のようなリアルな質感でフェイク感が殆ど無くて驚きました。
流石に光を当ててみると反射でフェイクと分かる可能性がありますが、光を当てなければフェイクに見えない位リアルなのでこれは天井の見せ梁の様な用途で張るのはぴったりだと思いました。
A4サイズのサンプルをスキャンした画像がリアルすぎて驚きです。リリカラのV-wallのクロスはフェイクでもきちんと凹凸があったり切れ目の様な所もきちんと切れ目が入っていたりと立体感があるのが本当に凄いと思います。
もしthe wallのオーク突板が高額過ぎた場合はこのクロスで代用する可能性が高いです。このクロスに関してはリアルすぎて本当に驚きました。
LV-3206の木目柄の出来が物凄く良いので壁紙として利用する以外にもDIYで紙製のサイドボードの様な安っぽい素材の家具の表面に張ってオークっぽい質感に変えても面白いと思います。
LV-3207
LV-3027もオーク柄の柾目で目地なしで節有りという感じの木目柄のクロスです。正直節の部分が立体感に欠けてフェイク感が出てしまっているので個人的には節がないLV-3206の方がリアルに見えました。
木目柄クロスは節部分や目地があるとその部分の立体感がどうしてもフェイク臭くなるので節なしで目地なしの物を少量使って、なおかつなるべく遠くの壁や天井に設置して光を当てないと言うか光を反射させなければ本物とそう変わらない気もします。
LV-3172
LV-3172はオーク板目柄のクロスで表面の凹凸がかなりあって好き嫌いが分かれそうなクロスでした。
水まわり用クロス(汚れ防止、消臭、抗菌)
トイレや脱衣室の様な水まわりのクロスをどうしようかと悩んでいるので、汚れ防止や消臭機能がある機能性クロスも幾つか見てきました。
LV-3523、LV-3524
この2色のクロスはカタログで見ていて殆ど違いが判らなかったのですが、展示されているパネルを見るとLV-3023よりもLV-3024の方が僅かに色が濃い感じがします。A4サイズのサンプルを見比べてみても違いが殆どわからないこともあり、これはどちらを選んでも大差ないと思ってしまいました。
LV-3528
白系クロスのアクセントクロスとしてLV-3528のスモーキーなラベンダー色の織物調クロスを採用したいと思っています。このクロスは汚れ防止と消臭の機能があるのでトイレ向きで上のLV-3523かLV-3524をトイレの壁3面に張ってこのLV-3528を壁1面のアクセントクロスにしてちょっと遊ぼうかなと今の所は考えています。
私の間取りだとトイレは引戸を開けて左側に便器がある感じになるので、引戸の正面の広い壁にアクセントクロスを張るか便器の後側の狭い壁にアクセントクロスを張るか迷っていますが、アクセントとしてならドアを開けて最初に目に入る壁にアクセントがあった方が効果的だと思うので多分引戸の正面の広い壁にこのラベンダー色のクロスを張ると思います。
また、このクロスを子供部屋として使う洋室のアクセントクロスにして、他の壁3面はLTS444の織物調クロスを入れようとも思っています。
LV-3529も水まわり系クロスですが、A4サイズのサンプルとパネルの写真の見え方で色味がかなり異なります。リリカラのショールームで写真を撮ると色味が変わってしまう物もあるのでくれぐれもこのブログの画像だけで判断しないでください。A4サイズのサンプルをスキャンした物は割とリアルな色味になっています。
こういう濃いグレーのアクセントクロスはかなり無難なアクセントクロスだと思います。私はどちらかと言えばナチュラル系のインテリアを目指しているのでこの色はちょっと格好良くなってしまい合わないと思うので多分使わないと思います。
その他のクロス
LV-3525はLTS401でLV-3526はLTS402です。上の写真の色味は生で見た色味とかなり異なっていて、LTS401の黄色いクロスはもっと黄色が鮮やかでした。
リリカラ東京ショールームは光源が複数ある上、照明の色味が統一されていないように思えるので見え方がちょっと判断出来ません。クロスの展示コーナーは奥まった所にあって自然光も入ってこないので実際の見え方が中々イメージできないので必ずA4サイズのサンプルを持ち帰って、そのサンプルを実際に自宅の壁に張ってみて時間帯別の自然光での見え方や夜の照明を点けた場合の見え方もしっかり確認してこんなはずじゃなかったという後悔をしないようにしましょう。
織物調クロスのLTS444とLV-3086の組み合わせも中々良さそうです。私は寝室のクロスをこの組み合わせにしようかなと思っていますがまだ決めきれていません。
リリカラ東京ショールームではコロナ禍の影響で滞在時間が1時間しかないのであっという間に制限時間が来てしまいます。1回の訪問だけでは絶対に全てのクロスは見きれないのでショールームに行く前にV-wallのカタログや県民共済住宅壁紙オリジナルサンプルブックの中から良さそうなクロスの品番をメモして行くとショールームで有効に時間が使えます。
見たいクロスを一通り見た上で、良さそうだと思ったクロスを適当に端から端まで見ながら選んでいけば1回のショールームの訪問だけでもそれなりに成果が出ると思います。
壁紙に拘りがある人はリリカラ東京ショールームには何度か通う羽目になると思うので1回だけで全て見ようとせずに良いと思った物をじっくり見比べて何回かに分けてショールームを訪れるのもありだと思います。
センスに自信があるならアドバイザーなしの自由見学で全然OKだと思いますが、センスに自信がなかったりこのクロスを水まわりに使っても良いかわからない様な場合はアドバイザーに付いてもらって選んでもらうと良いと思います。アドバイザー付きの予約枠は速攻で埋まってしまうので早め早めの予約を心がけましょう。もし予約枠が全て埋まっていても時々急なキャンセルがあって枠が復活する事もあるので定期的にチェックしましょう。
カーテン
リリカラのカーテンもチラ見しましたが、数多くの展示がある中で人気なのがこういうシンプルな柄のないカーテンでした。私がリリカラでカーテンを入れるならこういうシンプルなカーテンを入れたいと思います。
カーテンの上飾りと言うかカーテンの上に付いている小さいカーテンの事をカーテンバランスと言うみたいですね。初めて知りました。
こういうカーテンの装飾はヨーロッパの宮殿のような豪華な所で目にしたことがあります。
上の写真はスイスのローザンヌのBeau-Rivage Palace Lausanneという5つ星ホテルの客室の画像です。これをそっくりそのまま日本で再現するのは多分無理と言うかもしこのレベルの内装を日本で実現できたらBSテレ東の「突撃!隣のスゴイ家」に出る事が出来そうです。
ローコストな県民共済住宅でこういう内装を目指す人は多分いないと思いますが、こういう感じの内装が好みならエレガントな柄のカーテンにカーテンバランスをつけて窓まわりを豪華に演出すると効果的だと思います。その場合カーテンは窓上ではなく上の画像のように天井近くの壁付けにしましょう。
最後に
4回目でようやく入れたいと思ったクロスのサンプルを集めることが出来ました。クロス選びはカタログだけ見てもピンとこなかったり、カタログで良いと思ったものがパネルで見たらイマイチだったり、パネルとサンプルとで色が違って見えるとか色々難しさがありました。
それにしてもLV-3206のオーク柄クロスの質感には本当に驚かされました。私はこれを見るまでフェイクの木目柄クロスには否定的でしたがこれなら使っても良いと思えます。
大体の部屋のクロスは決めましたが、まだ決めきれていない所もあるので近日中に用紙に書き込んで行こうと思います。