第7回目の打ち合わせは前回と同じく前回の打ち合わせから1週間後にありました。今回の打ち合わせでは間取りの確認と見積り金額の説明と仕様についての説明が主な打ち合わせの内容になります。

もう間取りに関してはほぼ固まっていて、細かい部分の修正だったりカウンターの追加や棚板の枚数や奥行をちょっと変更したりとその位の微修正に留まります。

今週にタカラスタンダードのショールームに行きましたが、見積価格は上がってきていないので今回頂いた見積りにはキッチン、洗面台、エマウォールのタカラ関係の金額は正確なものではありませんが大体の金額が把握できました。

打ち合わせで使用した間取り図

外観について

ほぼ完成したパース

今回の打ち合わせでは先週の打ち合わせで変更した内容が反映された間取り図をその場で渡されて変更内容をチェックしていきました。

外観面はほぼ完成です。今回の打ち合わせで各階のトイレの換気扇の位置を変更したので換気グリルの位置が変わるのと2F北側のFIX窓の取り付け高さの修正漏れがあり高さが揃っていないるのでそれを直して完成です。

外観に関しては太陽光パネルと窓以外は全て標準仕様の範囲内です。軒天の色も変えていなければ壁の塗り分けもしていません。窓に関しては一部採光上の都合でオプション扱いのサイズの窓を使ったのと、1箇所だけ横長のFIX窓を使った位で他は全て標準サイズの窓を組み合わせた格好になります。

外観は東西に長い長方形で凹凸も無い普通の総二階ですが、窓の位置を揃えた事もあり見た目は「普通」の範疇に収まったかなと思います。個人的には東側の普通な感じの見た目が結構気に入っています。

間取りの変更点

1Fもほぼ完成
1Fもほぼ完成
2Fは細かい修正が結構ありました
2Fは細かい修正が結構ありました

間取りはもう固まっているので基本的に細かい修正があるだけでした。設計士さんも言っていましたがかなり独特な間取りだと思います。注文住宅なので構造的な制約はあるものの基本的に自分の好きな間取りに出来るのが良いですね。

トイレ

トイレ周りはあまり作り込んでいなかったというよりも設計士さん任せで忘れていたので、改めてトイレがどういう空間になりそうか想像してみて、換気扇の位置を低くしたり、トイレットペーパーホルダーの位置がちゃんと使いやすい位置にあるかどうかを確認しながら詳細を詰めていきました。

トイレの換気扇の機種はMAXのVF-H08TM3Sという手動シャッター付きの機種でした。詳しく調べてみた所、この機種は手動でシャッターを開閉出来る様ですが電動シャッターではないようです。この機種は24時間換気用の換気扇で基本的には常に回しっぱなしの運用が前提の機種でした。トイレに入る時だけオンにするような運用をするなら電動シャッターがある気密性が高い機種に変えられるなら変えた方が換気扇を止めている時に外気と虫の侵入を防げるので良さそうです。

トイレの換気扇についてはブログで言及している人がほとんどいないので結構謎でしたが、換気扇の位置をどうするかを話し合っていた時にどういう換気扇がつくのかという話題になって設計士さんがどの機種の換気扇が付くかを調べてくれました。

室内ドアの種類

室内ドアの扉の種類をガラスありか無しかを指定し直しました。室内ドアの種類はこれまでの打ち合わせで言及していなかったので忘れずに気づいて良かったです。こういう細かい点は見落としがちなので注意ですね。

キッチンのレンジフード周り

キッチンの同時給排気式レンジフードの給気口の位置が記載されていなかったので給気は家の北側から取って貰いました。排気は西側なのでこれで同時給排気式のレンジフードを設置する際の注意点である排気口で排気した汚れた空気を給気口から再び吸気してしまう(ショートサーキットしてしまう)事が確実に防げそうです。私の担当の外部設計士さんは同時給排気式の換気扇にするのはどうやら私が初めてみたいでした。

ウッドワンのカップボードの吊り戸棚の設置高さ

オプションにあるウッドワンのカップボードの吊り戸棚の高さを200mm下げて床から1,450mmと低めにしました。標準だと1,650mmの高さに設置されて天井から10cm程のスペースが出来てその部分の壁をふかして収めると思います。

1,450mmの設置高さだと標準の高さ2,450mmの天井だと300mm程上が空いてしまいます。設計士さんと空いたスペースをふかすべきか空けておくべきかを相談したところ、300mmの高さをふかすと圧迫感が出るので空けておいたほうが良いとの事なので空けておきました。

せっかくなのでその空いたスペースに天井を照らすコーブ照明を設置して間接照明で良い感じにしてしまおうと思います。

書斎の造作カウンターの上のスペースにカウンターを追加

書斎はデスク代わりのカウンターの上の床から1,450mmの高さに奥行400mmのカウンターを設置しました。デスク上のデッドスペースを収納スペースに変えるような意図で設置しましたが、もしかしたら圧迫感が出てしまうかもしれません。カウンターは1段にして普段使わない書類やデバイスなんかを上に置く様な意図です。イメージとしては昔のいわゆる「パソコンデスク」でプリンターを置く頭上の棚みたいな感じをイメージしました。

脱衣所のオープンクローゼットにポールを追加

間取り図にポールが設置されていなかったのでポールを追加しました。枕棚をどうするか設計士さんに聞かれましたが、そこまで考えていなかったので設計士さん的には枕棚が無い方が収納っぽくなりすぎずに良いという事なので枕棚は無しでお願いしました。

IKEAのエレクトロラックス社製食洗機を入れたい

Electrolux社製60cmビルトイン食器洗い機のESL7225RA(エレクトロラックス社のWEBサイトから転載)
Electrolux社製60cmビルトイン食器洗い機のESL7225RA(エレクトロラックス社のWEBサイトから転載)

設計士さんにエレクトロラックス社製の食洗機を入れたいということで一応話をしました。施主支給はNGなので引き渡し後にどうぞ入れてくださいというスタンスでした。

タカラスタンダードから食洗機の導入可否の連絡があり、「商品としての設置は可能となりますが、 弊社での取付は出来かねます。食洗機分キャビネットを空けた状態での納入となります。 取付に関しましては食洗機の購入先や、県民共済住宅様へご相談ください。」との事でした。

とりあえず家の引き渡し後に後付なら入れられる事がわかったので一歩前進です。なお私のキッチンは高さを900mmに上げて横幅を2,700mmに伸ばしているので標準サイズのタカラのグランディアにエレクトロラックス社製の食洗機が物理的に入るかどうかはわかりません。

県民共済住宅のリアルな見積り金額を公開

見積りの金額は見せていないブロガーさんが大半ですが、私は公開します。

やはり真剣に県民共済住宅で家を建てたい人やハウスメーカー選びで迷っている人が一番気になるのが実際にいくらかかるのかというリアルな費用感だと思います。さらっと「うちは何坪で何千何百万円かかりました」と書かれても読者の本音はその内訳が知りたいですよね。少なくとも私はこのオプションはこの位の価格になるんだとか折り上げ天井だと1箇所いくらになるんだとかそういう所が知りたかったので後の施主さんの為にも見積書を公開します。

見積書の表紙

見積り書
見積り書

現時点での見積りの金額が出ました。まだタカラスタンダード関連の最新の見積りが届いていないので価格の変動はありますが、何とか税込で1千万円台に収まりそうです。家の大きさは35.74坪ですが、高額なオプションがいくつかあるので金額が膨れています。勿論ウッドショック対策費もこの中に含まれています。

税抜の工事金額の17,976,000円で坪単価を算出すると坪50万3千円ほどになりました。オプションや申請手続きの費用を仮に全て抜いた場合は13,346,220円になり、坪単価だと坪37万3千円になる計算です。こうして計算してみるとオプションで450万円位かかっている事になります。

この見積りにはこれから発生する照明や電気配線の追加費用が入っていないので実際の総額はもう少しかかります。また、外構周りの費用は玄関ポーチのタイル敷き以外の費用は一切見積りに入っていません。なのでこの見積りの他に外構の費用が丸々追加される事になります。

見積りの内訳

見積の内訳(2ページ目)
見積の内訳(2ページ目)

2ページ目は大まかな金額の一覧です。建物本体工事の11,365,320円は坪数×県民共済住宅の坪単価31.8万円の金額です。

給排水設備工事と電気設備工事が高いのは約33万円のエコキュートや約55万円の2ボウル洗面台、約130万円の太陽光発電がそれぞれにあるためです。

見積の内訳(3ページ目)
見積の内訳(3ページ目)

3ページ目は外部給排水等の金額と2ページ目との合計金額です。

見積りの明細

見積の明細(4ページ目)
見積の明細(4ページ目)

4ページ目からは明細になります。

基礎工事のOP玄関ポーチ土間コンクリートは玄関ポーチと玄関土間のタイルの合計面積が8m2を超過した分にかかってくる費用になります。

見積の明細(5ページ目)
見積の明細(5ページ目)
見積の明細(6ページ目)
見積の明細(6ページ目)

5ページ目も明細になります。一番上のOP玄関ポーチ土間コンクリートは4ページ目のタイルの項目と同じく玄関ポーチと玄関土間のタイルの合計面積が8m2を超過した分にかかってくる費用になります。

ウッドショック対策費は2021年9月契約の場合、坪12,000円が坪数にかかってきます。2021年10月契約からは坪30,000円に増額するとの事なので何とか9月契約に間に合いそうでホッとしていますがそれでも428,880円は痛いです。これが来月契約になると私の場合は1,072,200円になるので恐ろしいです。

木工事2(大工)は折り上げ天井や床のかさ上げ、可動棚やカウンター設置の大工手間賃です。2021年9月時点では折り上げ天井が1箇所33,000円でした。高断熱仕様にすると大工手間賃が13,000円加算される様です。

木工事3(建材)は下地補強や下駄箱、高断熱仕様の断熱材の価格やニッチ、吹き抜け部分の手すり、壁パネル、カウンター下の足とウッドワンのダイニングテーブルの金額が記載されていました。

壁の下地補強は1枚4,700円で可能です。図面を見る限り1枚のサイズは横幅910mmだと思います。

高断熱仕様のオプションはオプションファイルの金額では坪10,000円+19,000(税抜)でしたが厳密には断熱材の部位別に金額がかかってくる様です。

私の場合はオプションファイルの計算だと35.74坪なので376,400円ですが、見積明細書の高断熱仕様関連の金額を見てみると木工事2の大工手間が13,000円+天井の断熱材が100,518円+壁の断熱材が137,136円+床の断熱材が130,900円+床下収納が6,000円=387,554円とオプションファイルの金額よりも11,154円程高くなりました

OP飾り手すり材工は吹き抜け部分の手すりで、1820幅のウッドワンのシンプルタイプの木の手すりです。金属手すりよりも安そうだったので木の手すりにしました。

OPフラットパネル(寝室)材工はヘッドボード代わりの腰壁パネルで57,284円でした。パネルよりも見切り材が高いので想定よりも金額が高かったです。

ウッドワンのダイニングテーブルはスイージーファニチャーのオーク節なしでW1600で100,386円でした。造作カウンター用の足はダイケンの丸足クロームが1本4,900円でした。

6ページ目は5ページ目の木工事3の続きと、鋼製建具工事の明細とキッチンの明細です。

鋼製建具工事は窓周りの明細で、私は滑り出し窓系のハンドルを全て標準のグレモンハンドルからオプションのオペレーターハンドルに変更しています。オペレーターハンドルへの変更は1箇所2,600円で安いのですが、窓の数が多いとそれなりの金額になりますね。

OP横スリムFIXは2F北側に標準外サイズの横長のFIX窓を採用しました。この窓は他の窓とは異なり標準との差額ではなく丸々オプション扱いの窓になっていて9,100円かかりました。

OPひさし5PR(036/165/256)D440は1階南側の窓の上に3箇所庇を設置したのでその金額です。下屋みたいなOP屋根にするよりもYKKAPのひさし5PRを使った方が半額位安かったです。

OP06913縦すべりとOP06913・OP06905FIXは標準外サイズの窓になりますが、これらの窓は標準窓との差額という形で縦すべり出し窓が1箇所2,600円でFIX窓が1,950円程プラスされる形になります。どういう基準で差額扱いになるのかがわかりませんが、どうも窓の費用の計算については謎が多いですね。私は引違い窓を1箇所も採用していないのでてっきり小窓の数をオーバーした分の窓代がそのまま乗っかってくると思い込んでいましたが、見積りを見る限り小窓の数で足りなかった分は引違い窓の余った分で補填したような感じに見受けられます。私はバルコニーの所にAPW331のテラスドアを1箇所採用していますが、これも標準扱いで追加費用は特に取られていませんでした。何故か標準で樹脂のテラスドアが選べたようです。私の場合は勝手口を採用していないのでもしかしたら勝手口分がテラスドアに充てられたのかもしれません。

OP樹脂スペーサー仕様は全ての窓を樹脂スペーサーにした場合の費用です。私の間取りでは窓が25個ありますが、1式で130,000円と私が勝手に想定していた価格の3倍近い値段が出てきたので樹脂スペーサーにするかどうかはかなり悩んでいます。私は高気密高断熱住宅を目指してはいますが、正直スペーサーの変更の為だけに13万円を投資する程の価値はないと思うのでここをどうするかは非常に悩ましい所です。差額が5万円位なら樹脂スペーサーにするつもりでしたが10万円台になると正直コスパが悪いです。どうも樹脂スペーサーは窓の個数に対して金額がかかってくるみたいなので、大窓が多く窓の数が少ない人ならもっと少額になると思いますが、私のように小窓が沢山あると不利に働いている感じがします。樹脂スペーサーの窓の数を減らして普通のスペーサーとの混在も考えましたが、設計士さんに質問した所混在は出来ないとの事でした。

樹脂スペーサーへの変更は県民共済住宅側からNGが出てしまいました。なのでこの13万円はなくなります。

OPクリアネットは全ての窓をクリアネット化した金額になります。これも全窓1式で算出されているので意外と高いです。特に型ガラスの窓の網戸をクリアネットにする意味があるのかをもう一度良く考えてみてクリアネット網戸の数を減らそうと思います。

キッチンの標準のビルトイン浄水器を無くすと16,000円の減額対象でした。これは見積りを見るまで知らなかったのでラッキーです。

見積の明細(7ページ目)
見積の明細(7ページ目)

7ページ目はキッチン関係の見積りです。タカラのキッチンの構成は4日前にショールームに行って結構変えたのですがその分の見積りがまだ届いていないのでOPレンジフードVRAS同時給排気とOP間仕切り名人以外の項目は色々変わると思います。食洗機は施主支給と言うか別途後付するつもりなので食洗機の分が浮くのでこの見積りの金額的には安くなるはずです。

オプションのVRASタイプのレンジフードを同時給排気に変更して50,700円は正直かなりお得感があります。ホーロー素材のレンジフードなので手入れも楽だし同時給排気式だと排気も給気も電動シャッターになって気密性も高まるしレンジフードからの熱損失が抑えられるメリットもあります。

キッチンを2階に設置すると15,000円の費用が発生する様です。2階にLDKがあると発生する出費です。

カップボードはウッドワンのオプションの物を採用しますが、これも2階設置で9,000円とキッチンのメーカーとカップボードのメーカーが違うので23,500円の追加費用が発生しました。

ユニットバスは2階設置で30,000円が追加でかかり、TOTOのショールームでカウンターとエプロン(浴槽と床の間のパネル)を掃除が楽な人工大理石に変えました。オプション代はカウンターが40,794円、エプロンが24,492円です。

見積の明細(8ページ目)
見積の明細(8ページ目)

8ページ目は給排水設備工事、電気設備工事、資材センター取扱(建材)の明細です。

給排水設備工事はオプションの洗濯パンが7,800円、そして2ボウル洗面化粧台のエリーナ(鏡なし)が487,000円と非常に高額になっています。以前見積りを貰った時は44万円位だった気がするので値上げしたか消費税分が乗っかったのかもしれません。タカラの見積りは後日正式な物が上がってくるので金額が変わる可能性があります。

トイレは1階2階ともオプションのタンクレスにしました。片方だけタンクレスだとタンクレスのトイレばっかり使いそうなので両方共タンクレスにしています。

OPバルコニー水栓はバルコニーに水栓を引いた場合の費用になります。1箇所13,900円と安いので必要なら水栓を引いておくと便利だと思います。

エコキュートはオール電化なので必要な出費です。332,000円と高いですがグレードの高いエコキュートなので仕方ないです。

エマウォールは材工で111,800と2箇所しか設置しない割に高額です。エマウォールの材料費よりも施工費が高額だと思われます。エマウォールについてはタカラのショールームで1箇所減らしたのでこれから上がってくる見積りでは多分もう少し安くなると思います。

OP洗面ミラーはパナソニックのラシスの1面鏡をタカラの2ボウル洗面化粧台の上に設置します。W1650のフィラー付き1面鏡が87,230円です。このサイズの1面鏡は大きすぎて普通の店では売っていないのでミラーだけパナソニックから手配できたので助かりました。IKEAで150cm幅や165cm幅の大きな鏡が1万円しない位で売っていますが、安い鏡だとタカラのエリーナのクォーツストーンカウンターとの質感のバランスが取れない可能性があるのでこのパナソニックのラシスの鏡を入れようと思います。

2ボウル洗面台にするための合計金額はタカラのエリーナの鏡なしが487,000円とパナソニックの鏡が87,230円の574,320円になりました。想定よりも5万円位高かったですが一応許容範囲内です。

2ボウル洗面台を入れたいなら50万円前後から導入可能です。3面鏡を採用する場合はどのメーカーでも10〜20万円位高くなるので出来るだけ安く2ボウル洗面台を入れる方法としては鏡を1面鏡にするかもしくは鏡を施主支給すると安く済むと思います。2ボウルなのでボウルの正面に小さめのオシャレな鏡を2つ設置しても様になるので2ボウル洗面台を入れたいけど高くて無理という方は参考にしてみてください。

電気設備工事は太陽光発電がオプションの長州産業の5.112kWを屋根上に乗せています。太陽光パネル、パワーコンディショナ、工事費等々コミコミの価格になります。

OPエアパスファンは室内用の換気扇です。全館空調を目指すので個別見積りで取り入れました。1箇所25,000円と思っていたよりも高かったので2個位削って減額対象にするかいっそ全部削って後付するかもしれません。

資材センター品は県民共済住宅の資材センターにあるオプション品です。ホスクリーンの竿や可動棚、カウンターが対象でした。

ホスクリーンの竿は1本3,400円と意外と高いですが、専用品なりのメリットもありそうなので採用すると思います。カウンター材は県民共済住宅のオプション品だと結構割安感があります。

見積の明細(9ページ目)
見積の明細(9ページ目)

9ページ目は資材センター取扱品とその他工事と外部給排水工事の明細です。

ホスクリーンは2本で1セットなので1箇所(2本)追加するのに5,000円かかるようですね。その他工事はTVアンテナ工事の他にごみ処理費用が坪数で加算されています。

見積の明細(10ページ目)
見積の明細(10ページ目)

最後のページはその他の費用と端数調整です。その他の費用には都市計画法53条申請費が12,000円、埋蔵文化財申請費が25,000円、構造計算費用(2階建用)が90,000円です。

都市計画法53条申請費は都市計画道路予定地に家を建てる場合に発生する費用です。埋蔵文化財申請費は埋蔵文化財包蔵地に家を建てる場合に発生する費用です。

構造計算費用は許容応力度計算を行った時に発生する費用です。3階建てや大きな吹き抜け、壁が斜めだったりする場合は必ず発生する費用になりますが、私は2階建てでも許容応力度計算を行って地震に対して強い家にしています。

見積りで割安だと思った点

  • 構造計算費用
  • 県民共済住宅オプション品の可動棚やカウンターの設置費用
  • ホスクリーン本体
  • バルコニーの水栓
  • すべり出し窓系のオペレーターハンドル
  • オプションの窓
  • オプションのタカラのVRASタイプ+同時給排気式のレンジフード

木工事系は全体的に割安だと思います。県民共済住宅支給のカウンター材や可動棚はかなり割安なのでちょっとした机みたいなものは造作してしまうのもありですね。造作家具は一旦造作してしまうと動かせないという致命的な欠点があるのでどこに造作家具を作るべきかはよく吟味する必要があります。安いからといって造作家具を作りすぎると将来的に部屋のレイアウト変更が出来なくなるので注意しましょう。

逆に割高だと思った点

  • 電気工事系の個別見積り(エアパスファン)
  • 窓の樹脂スペーサーへの変更費用
  • クリアネット網戸
  • ホスクリーンの竿
  • 埋蔵文化財申請費

電気系の工事や設備は正直割高だと思いました。後は窓の樹脂スペーサーへの変更費用もAPW330のアルミスペーサーの窓の定価と樹脂スペーサーの窓の定価の差額以上の費用がかかってきたのでかなり割高だと感じました。後は埋蔵文化財の申請費用も自分でも図面を添付すれば出来るレベルだったので割高だと思いましたが、今思えば自分で申請を行って書類に不備があってもし今月契約出来ない事があればウッドショック対策費で60万円近く損になるのでこれは必要な出費だったと思えてきました。ホスクリーンの竿も1本3,400円と地味に高いですが、それでもこの竿を普通に買おうとするとAmazonで4,400円だったのでそれよりは安いです。

注意点

見積りの価格は全て税抜価格になっています。また、見積りの金額については担当の設計士や契約時期、見積りを取った時期といった様々な要因で変動する事もあると思います。あくまで参考までにしておいて下さい。

契約前の仕様書

契約前の仕様書(1枚目)
契約前の仕様書(1枚目)

見積りの説明が終わった後は仕様書を渡されました。ここの中に色々な仕様が記載されています。自分で選んだものもあれば構造用面材(耐力面材)の様な自分で選択出来ない物もあります。

私の場合はスターウッドDIIという耐力壁が使われるようです。この面材はMDF素材の耐力壁で透湿抵抗が小さいので壁内結露しにくい面材なので安心しました。透湿防水シートはここに記載がありませんがデュポン社のタイベック ハウスラップが使われると前回の打ち合わせで教えて頂いたので壁内結露の心配は多分大丈夫そうです。

契約前の仕様書(2枚目)
契約前の仕様書(2枚目)

2枚目は内装の仕様です。ドアの色や床材、玄関タイルが画像付きで書かれています。

契約前の仕様書(3枚目)
契約前の仕様書(3枚目)

3枚目は建具の細かい仕様です。

契約前の仕様書(4枚目)
契約前の仕様書(4枚目)

4枚目は水まわりの仕様がありました。私の場合は2階の洗面化粧台が選択なしとなっていますが実際はタカラスタンダードのエリーナがここに入ってきます。正確な見積りがまだ上がってきていないので空欄になっていました。

減額対象にしようか迷っている点

窓の樹脂スペーサー

APW330の窓模型
APW330の窓模型

樹脂スペーサーの差額が全窓(25箇所)で13万円と思っていたよりも高額だったので樹脂スペーサーの窓の数を絞るか樹脂スペーサーを諦めるか、あるいはそのまま採用するか非常に迷っています。コスパの観点から言えば諦めるのが正解なのですが、結露を考えると結露しやすい北側の窓や寝室の窓とガラスが大きいテラスドアだけは樹脂スペーサーにした方が良いのかなとも思い設計士さんに樹脂スペーサーの窓と普通のスペーサーの窓を混在出来るか聞いてみましたが、混在は出来ないとの事でした。

どうやら窓全てを標準のアルミスペーサーにするか、窓全てをオプションの樹脂スペーサーにするかの2択しか選択肢がなさそうです。

【追記】後日設計士さんから電話があり、県民共済住宅では樹脂スペーサーへの変更自体が出来ないとの事です。これも性能に関わる部分に該当するので社内チェックでNGが出たとの事でした。

13万円支払って樹脂スペーサーにしようか標準のアルミスペーサーのままにしようか散々迷っていましたが、最後は設計士さんからの1本の電話で呆気なくアルミスペーサーに決まってしまいました。

クリアネット網戸

YKKAPのクリアネット網戸
YKKAPのクリアネット網戸

クリアネット網戸はとても良い網戸ですが、思っていたよりも高かったので型ガラスの窓の網戸はクリアネット網戸ではない普通の網戸にしてしまおうか迷っています。

エアパスファン

三菱電機のエアパスファン(三菱電機のWEBサイトから転載)
三菱電機のエアパスファン(三菱電機のWEBサイトから転載)

個別見積りのエアパスファンですが1箇所25,000円とファン自体の定価よりも1万円位高額なので数を減らすかエアパスファンは自分でDIYもしくは業者を手配して引き渡し後に後付するか迷っています。

最後に

次回の打ち合わせは月末にあり、実印と認印を持参して下さいとの事でいよいよ契約です。2月に申し込んでから半年以上経過していますがようやく契約という所まで来れました。今回の打ち合わせが7回目なので次の8回目で契約となります。先輩の施主ブロガーさんの記事を読んでいても大体その位の打ち合わせ回数で契約している人が多いので打ち合わせの回数としては平均的かなと思います。

見積りの価格が大分出揃って来て削れる所は削って税込19,000,000円位に抑えたいなと思っていますが今のままでも一応予算内には収まっているので悩ましい所です。

特に悩ましいのが樹脂スペーサーです。高気密高断熱住宅を目指す上では樹脂サッシに樹脂スペーサーは必須ですが、まさか差額が13万円もかかるとは思いませんでした。心情的には樹脂スペーサーを採用したいけど、コスパ的にはアルミスペーサーの方が絶対に良いのでこれから何日かこの件で悩みそうです。

樹脂スペーサーは県民共済住宅からNGが出たので結局アルミスペーサーになりました。過去記事も樹脂スペーサーに出来る前提で書いていたのでこれから記事を修正する必要が出てきました。

エアパスファンもDIYで付けようか本気で検討しています。スイッチとコンセントだけ電気配線を決める時に用意しておけば後は壁の穴あけとコンセントタイプの配線を買えば電気工事が不要になるので10万円位安く出来そうです。

今回、着工予定日も決まっていたので教えて頂きました。12月6日着工予定との事ですが、もしかしたら1週間位遅れるかもしれないとのことでした。今月は契約月なので毎週打ち合わせがあって忙しいですが、来月からは逆に暇になるので照明関係のショールームや壁紙を見にリリカラのショールームもしくは最近リニューアルされたと噂の県民共済宮原店に行ってみるつもりです。

それにしても自宅にある2年前か3年前に購入したブラザーのA3複合機がここに来て大活躍しています。A3サイズの複合機なんて大きすぎて正直持て余していましたが、家造りでは図面などがA3サイズの紙で渡されるのでそれをスキャンするのに活躍してくれました。