私の家のユニットバスは県民共済住宅標準仕様のTOTOサザナ Tタイプのユニットバスを採用して非常に満足していますが、唯一シャワーの浴び心地に関しては不満がありました。

サザナのコンフォートウェーブシャワーのシャワーヘッドは節水タイプの物で節水タイプにしては浴び心地が良い方だとは思いますが、それでも水圧が強くてちょっと痛い感じがする上、シャワーの水量が少なくて物足りなさを感じていました。

最初は慣れの問題もあるかもしれないと思い1ヶ月間使い続けてみてもやはり浴び心地が悪い事には変わりがないので、シャワーヘッドを以前住んでいた家で愛用していたグローエのヴィッタリオジョイという5千円前後で購入できるシャワーヘッドにDIYで交換しました。

私が選んだ県民共済住宅のユニットバスの仕様(2021年9月契約)

TOTO大宮ショールームで作ったユニットバスのプラン
TOTO大宮ショールームで作ったユニットバスのプラン

県民共済住宅ではLIXIL、TOTO、積水ホームテクノの3社からユニットバスを選択出来ます。私は県民共済住宅新都心本店の展示スペースで3社のユニットバスを見てみたり、LIXILとTOTOのショールームに行ってみて一番好みに近かったTOTOのサザナを選びました。

3社とも似たような仕様なのでどれを選んでもハズレは無さそうでしたが、サザナは浴槽エプロンが外れないのでエプロン内側の掃除が不要だったり、ほっカラリ床の感触が良かったりと隠れたメリットがあります。

浴槽はショールームでフラットなクレイドル浴槽と段差がある節湯タイプのゆるリラ浴槽に入り、浴槽の中に足を伸ばして座ってみてゆるリラ浴槽の方が好みだったのでゆるリラ浴槽にしました。ゆるリラ浴槽だと足を伸ばして浴槽に浸かれるので非常にリラックス出来ます。

魔法びん浴槽かつ浴室に窓なし、更にユニットバスが全面断熱エリア内に入るように2階にユニットバスを置いた事もあり風呂場が全く寒くない上、蓋をしていればお風呂のお湯が全然冷めないので未だに追い焚き機能を一度も使っていません。

オプションを入れたのは浴槽エプロンとカウンターを人工大理石にしました。人大にすることで掃除が楽になれば良いと言うかカビが生えにくくなると良いなと思い変更しましたが、浴槽と同じ素材と色なので統一感が出たのと、素材がキラキラ光っているので高級感もあります。

シャワーバーはアーチ状に緩やかに曲がっているコンフォートシャワーバーにしたのでシャワーヘッドは手元に止水ボタンが無いコンフォートウェーブシャワーになりますが、シャワーヘッドが節水タイプと言う事もあり正直私の中では不満が残る浴び心地でした。

浴室乾燥機はしっかり換気してくれるので最初は使っていましたが、浴室換気と浴室の24時間換気を止めてサーキュレーターでエアコンからの風を浴室に送り込むことで浴室内がそこそこ乾くので今は浴室乾燥機は使っていません。

ユニットバスは2帖サイズでオプションも少なめであまり拘った訳ではありませんが、シャワーヘッドを除いて非常に快適だったので100点満点中90点位の満足度で大満足でした。

TOTOサザナのバスルーム

ユニットバスのパネルは4面ビスクトラバーチン色で窓なしです
ユニットバスのパネルは4面ビスクトラバーチン色で窓なしです

ユニットバスの色に関しては県民共済住宅の標準仕様の内の1つの4面ビスクトラバーチン色です。ビスクトラバーチン色は海外の高級ホテルのバスルームでもこれと同じ様な色合いの本物の石を使ったバスルームを見たことがあるので個人的にはビスクトラバーチン色が一番ホテルライクなお風呂になるかなと思いこの色を選びました。

実際にこの色は落ち着いた感じで高級感もあって中々良い色だと思います。照明のダウンライトの光色は標準だと昼白色になると思いますが、TOTOショールームで電球色も差額なしで選べたのでより雰囲気が出そうな電球色に変更しました。

家の建設中に気になっていたユニットバス内のケミカル臭もいつの間にか飛んでいて今は無臭です。

不要だと思ったシャワーホースフックをTOTOショールームで外してもらうようにお願いして、現場破棄する様に指示すると言われたので安心していましたがユニットバスを取り付けた際にシャワーホースフックも取り付けられてしまっていました。実際このシャワーホースフックは全く使っていません。

カウンター下の小物入れは必要性を全く感じなかったのでTOTOショールームで外してもらいましたが、これも2ヶ月暮らしてみて必要性を全く感じなかったので外して良かったと思います。

TOTOのサザナは本当によく出来たユニットバスで人気なのも納得です。ユニットバスはTOTOサザナを選んで本当に良かったと思っています。

窓がないお風呂の感想

ユニットバスの間取り
ユニットバスの間取り

新居のユニットバスは2階の北西の角に配置して窓なしです。今まで住んでいた家は戸建てで1階に風呂があり窓も当然ありました。窓がある風呂から窓がない風呂になった訳ですが2ヶ月住んでみてただの一度も風呂場に窓が欲しいと思ったことがありません。

2帖(1坪)サイズのユニットバスなので特別広いわけでも狭いわけでもない普通のサイズですが圧迫感だったり窮屈感は感じません。これは洗い場の正面に鏡が付いているので圧迫感が軽減されている可能性もあります。

設計中にお風呂の窓をどうするか考えた時に窓は不要だと思って窓なしにした訳ですが、実際に2ヶ月暮らしてみて私は基本夜しか風呂に入らない上、特別窓から見たい景色もない土地なので窓なしでも全然気になりませんでした。むしろ寒い日に窓からのコールドドラフトで浴槽のお湯が冷めたり、お風呂場が寒いみたいな事が全く無く、とても快適で寒くないからシャワーの時間も減って結果的に水道代も旧宅よりも3〜5割位安くなって私にとってはメリットしかありません。

窓がないので音漏れや外の音が聞こえることも無いし、覗かれるリスクも皆無でプライベート空間が確保出来ている感じがして風呂場に窓があった時よりもリラックス出来ているので本当に窓を付けなくて良かったと思っています。

グローエのシャワーヘッドに買い替えました

グローエのヴィッタリオ ジョイを長年愛用しています
グローエのヴィッタリオ ジョイを長年愛用しています

シャワーヘッドは私が長年愛用しているグローエのヴィッタリオ ジョイという5千円前後で売られているシャワーヘッドをAmazonで購入しました。このモデルはグローエの輸入品ではなくカクダイがライセンス生産している物だと思います。

ヴィッタリオ ジョイは大きめのシャワーヘッドが特徴で、ハンドシャワーでありながらレインシャワーの様な浴び心地が楽しめるシャワーヘッドです。このシャワーヘッドの存在を知ったのは以前どこかのホテルに泊まった時にこれと同じシャワーヘッドがあって浴び心地が良かったので同じ物を探して購入しました。

ホテルで良く使われているグローエのシャワーヘッドはシャワーのモードを3〜5種類位切り替えられるタイプが主流ですが、このヴィッタリオ ジョイはモード変更は出来ません。その代わりグローエのシャワーヘッドの中では安価で浴び心地が良いので5千円前後で浴び心地の良いシャワーヘッドを探している方には非常におすすめ出来るシャワーヘッドになります。

欠点は耐久性がそれほど高くなく、1〜2年位使っているとシャワーがまっすぐ飛ばなくなってきて浴び心地が悪くなってきます。そうなるとまた買い換える必要があるので長く使えるシャワーヘッドとは言えません。耐久性を重視する人にはオススメできないです。

グローエのシャワーヘッドのサザナへの取り付け方

左がGROHE ヴィッタリオ ジョイ、右がTOTO コンフォートウェーブシャワー
左がGROHE ヴィッタリオ ジョイ、右がTOTO コンフォートウェーブシャワー

まずはTOTOのシャワーヘッドを外します。外し方はシャワーヘッドの根元のジョイント部分を持ちながらシャワーヘッドを反時計回りに捻って回すとシャワーヘッドが外れます。

シャワーヘッドが外れたらヴィッタリオ ジョイに付属しているジョイント金具(写真左下)を装着します。注意点としては黄緑色の節水コマらしき物は使いません。黄緑色の物を使うとシャワーの水圧が弱すぎて使い物にならない上、一度嵌めてしまうと中々外れないので注意しましょう。

節水コマをシャワーヘッド側に嵌めます
節水コマをシャワーヘッド側に嵌めます

使うべき節水コマは写真の黒っぽい物になります。

シャワーホースにジョイント金具とねじ込んで、ジョイント金具とシャワーヘッドの間にパッキンを入れて節水コマをセットしたシャワーヘッドをねじ込めば完成です。

作業する上での注意点

シャワーヘッドに黄緑色のパーツを入れると容易に外せなくなるのとジョイント金具の根元は鋭利なので注意
シャワーヘッドに黄緑色のパーツを入れると容易に外せなくなるのとジョイント金具の根元は鋭利なので注意

注意点としてはシャワーヘッドに黄緑色の節水コマみたいなパーツを入れてしまうとシャワーの水圧が弱すぎて使い物にならなくなる上、黄緑色のパーツが容易に外せなくなります。このシャワーヘッドをTOTOサザナのシャワーホースに接続する場合、この黄緑色の節水コマみたいなパーツは一切使用しないので注意です。

もう一つ注意点としてはシャワーヘッドのジョイント金具の根元のネジ部分はとても鋭利でそこを握ってジョイント金具を外そうとすると手を切って怪我します。私は素手でジョイント金具を回そうとして指を切って流血してしまいました。ジョイント金具をシャワーヘッドから外す時は面倒でも手袋か何か手をカバーしてから外しましょう。

完成

シャワーヘッドをグローエ ヴィッタリオ ジョイに付け替えました
シャワーヘッドをグローエ ヴィッタリオ ジョイに付け替えました

シャワーヘッドの取付自体は説明書をきちんと読んで理解すれば誰でも簡単に出来ると思いますが、私は間違えて黄緑色の節水コマみたいなパーツをシャワーヘッドに差し込んでしまい、正しい節水コマのパーツに付け替える為ジョイント金具からシャワーヘッドを外した時にジョイント金具の根元で指を切ってしまったりしたので結構大変な思いをしました。

そんな感じで無駄に苦労して付け替えたシャワーヘッドですが、付け替えた後のシャワーの浴び心地は期待通りとても良かったです。柔らかいレインシャワーの様な浴び心地で水圧も弱すぎず強すぎず絶妙でいつまでもシャワーを浴びていたくなるような気持ちよさは付け替え前のTOTOコンフォートウェーブシャワーでは味わえなかった感覚です。

このヴィッタリオ ジョイのシャワーヘッドを使えば5千円前後で毎日4つ星ホテル並のシャワー体験が出来るので安価に入浴時の質を上げられるのでシャワーの浴び心地に満足できない人はシャワーヘッドを交換してみてはいかがでしょうか。

最後に

元々TOTO サザナTタイプのユニットバスには非常に満足していましたが、シャワーヘッドを交換することで毎日上質なシャワー体験が出来るようになり本当の意味でホテルライクなお風呂になりました。

バスタイムが上質な物になると心身ともによりリラックス出来て生活の質も向上するのでコスパが良い投資だと思います。1年後にシャワーヘッドを買い換える条件で計算すると1日あたりプラス15〜20円位で4つ星ホテル並の上質なシャワー体験が出来る計算になります。

県民共済住宅で新築した人は標準仕様でもそれなりに良いシャワーヘッドが使われているので3千円以下で売られているような半端なシャワーヘッドに切り替えると今よりも浴び心地が悪くなって後悔する可能性が高いです。最低限今よりも良いと思われる物を買わないと意味がないのでシャワーヘッドを買い換える時はあまりケチらず良いモデルを購入する事をオススメします。