前回の初回打ち合わせから3週間後に第2回の打ち合わせを行いました。2回目の打ち合わせでは主に窓について詳細を決めることになっています。

3週間位期間が空いたのでその間に窓についてかなり詳細に調べたりキッチンを入れる予定のタカラスタンダードのショールームに行ったりと作りたい家のイメージを詳細に練り上げていくには丁度良い感じの空白期間でした。

今回の打ち合わせでは窓について細かく決めたのと、後は屋根に載せられる太陽光のサイズを教えていただいたのでその選定だったり前回の間取りの修正だったりを行いました。2回目の打ち合わせですが間取りについてはほぼほぼ決まってきたので随分進んだ感があります。設計士さん曰くこのままのペースで行くと早ければ8月に契約まで行けそうな感じだそうです。

間取りの修正について

前回頂いた間取りから直したい点が幾つかあったのでその部分の修正を行いました。2回目の打ち合わせですがほぼほぼ決まりかなという位まで詰めることが出来ています。私の場合はプランニングリサーチ提出から初回打ち合わせまで3ヶ月も時間があったのでプランニングリサーチで提出した間取りをブラッシュアップして大体の間取りが自分達の中で決まった感じです。

窓について

初回打ち合わせ後のパース図
初回打ち合わせ後のパース図

窓については前回設計士さんから頂いた間取りからは大幅に変えています。設置する位置や窓の種類もかなり変えたので窓に関する部分だけで1時間位使いました。

3Dマイホームデザイナーで窓の配置をしてみました。壁の柄や色や屋根の色は適当です。
3Dマイホームデザイナーで南面の窓の配置をしてみました。壁の柄や色や屋根の色は適当です。

打ち合わせの前に3Dマイホームデザイナーで方角別の窓のサイズを入れたパース図をプリントアウトして、そこに窓1つ1つのサイズ(06003とか16011とか)を記入してガラスの種類(型ガラス、透明ガラス)や防犯ガラスかどうかも具体的に決めていたのでスムーズに打ち合わせが進みました。

南面の2階は段窓の様にして下段に型ガラス、上段に透明ガラスの様に使い分けて外からの視線はカーテンを開けたままでもある程度カットしつつ室内から外が見えるように工夫してみました。

私はAPW430の窓を入れたかったですが、県民共済住宅でAPW430は入れられないのでAPW330なら出来るだけ標準で済むように県民共済住宅の標準で選べる窓種とサイズと個数に収まるようにはしていますが、標準サイズにない大きめのFIX窓を入れたりもしています。

一応2階リビングなので南面は窓の面積をかなり多く取る様に変えたので耐震的に必要な耐力壁が足りるか微妙っぽい感じでしたが、建築士さんも2階だから何とか行けるとの反応だったので今の所2階南面はかなり大開口になっています。もし耐震的に無理なら窓の数は減らす方向で考えています。

私は縦滑り出し窓を幾つか採用する予定なので、全ての縦滑り出し窓のハンドルを標準のグレモンハンドルではなくくるくる回すタイプのオペレーターハンドルへの変更をお願いしています。オペレーターハンドルへ変更した窓は標準の窓として計算されるのかあるいは標準の窓として計算されずにオプションや個別見積り扱いなのか建築士さんに聞いてみたところ、窓は標準扱いでハンドル分の価格(1万円位)が上乗せされるとの事でした。

また、網戸も全てオプションのクリアネット網戸を採用します。普通の網戸より明らかに良いクリアネット網戸はそのうち標準仕様になって欲しいですね。

窓の高さも結構自由に決められるので建築士さんと相談してみてください。私は北面の窓はより光が取り込める高窓にしたいので天井付けでお願いしました。

北側はFIX窓を多用し位置も揃えてみました
北側はFIX窓を多用し位置も揃えてみました

一部の窓については建築基準法上の居室としての採光条件を満たせない大きさだったので、建築基準法上の居室になるように建築士さんの方で調整をお願いしました。私は都市計画道路予定地に家を建てるので、部屋が居室として認定された方が道路の開通時に家を取り壊す場合の建物の評価額が上がりそうなので実用上問題がなくても居室として判定される事を重要視しています。

また、窓の位置や高さについても揃えるようにお願いしました。

窓のスペーサー部分については全て樹脂スペーサーで見積りをお願いしています。見積りを出して貰えるということは追加料金さえ出せば樹脂スペーサーに変更可能という事なので追加料金が安ければ是非採用したいと思っています。

【追記】樹脂スペーサーへの変更は県民共済住宅の社内ルールでNGで変更できませんでした。

高気密高断熱住宅を建てるならオール樹脂サッシの樹脂スペーサーのLow-eペアガラスが窓の最低ラインだと思うのでここは妥協したくはありません。

カーテンについても天井付けにしたかったのでこのタイミングで天井にカーテンボックスを着けるか天井をカーテンレールが入るだけ折り上げるかを決めましたが、費用的にはカーテンボックスを着けるほうが安いとの事だったのでカーテンボックスに決めました。

太陽光発電について

太陽光発電については前回の打ち合わせで最大どれ位載せられるかの見積りをお願いしていましたが、オプションで選べる容量を変えるとその分割高になるとの事なのでオプションの範囲で屋根に載せることにしました。

以前書いた県民共済住宅の太陽光発電と蓄電池で元は取れるかという記事で太陽光発電については詳細に検討しましたが、私の間取りで屋根に乗る最大のサイズが長州産業の5.11kWhだったので長州産業の太陽光発電を入れることになりそうです。何よりkW単価を計算すると長州産業の方がパナソニックよりも安いしパネル自体の効率も良いので長州産業にあっさり決めました。

太陽光発電の事を話していたら設計士さんに前のお客さんがパナソニックの太陽光発電は悪いみたいなことをネットで見たという事を言っていたので、すいません多分それ私が書いた記事ですと思いつつこのブログも意外と影響力があるんだなと驚きました。まだ設計士さんにはブログを書いているというカミングアウトはしていません。

私は電気自動車を持っているのでV2Hの導入は出来るかも聞いてみた所、オプションには無いがパナソニックや三菱電機なら個別見積りで対応できると思うとの事でした。ですが今現在両社共V2Hの機器は作っていないので県民共済住宅経由でV2Hを入れるのは難しいかもしれません。

県民共済住宅では長州産業のパネルは最近取扱を始めたらしく、導入した人はまだ少ないとの事でした。最近はFIT価格が低下しているので太陽光パネル自体を載せる人も少ないとの事です。

設備の見積りについて

私はかなりショールームに行って見積りを貰っていたのでその見積りの金額をまとめて後日郵送して頂けるとのことでした。

私の場合は2ボウル洗面台を入れたいと思っていて、2ボウル洗面台はメーカーによって価格差が非常に大きく、実際の価格を見てからでないとどれを入れるか諦めるかの判断が出来ないので早めに見積りの金額がわかると大変助かります。設計士さんにとっては見積りの金額を算出する作業は非常に大変だと思いますが、施主側からすると実際の価格がわからないと取捨選択の判断が出来ないのでここは大変ですが頑張って頂きたい所です。

エコキュートの配置について

設計士さんがエコキュートの配置を考えてくれていましたが、私は三菱電機のエコキュートを入れたかったのでそれが入るか聞いてみた所設計士さんはスペース的にスリムタイプのエコキュートを採用するつもりだったらしく三菱電機のエコキュートだと大きすぎて置けない事がわかりました。

土地の形状を考えて建物の角度をちょっとずらして北西側のユニットバスやキッチン近くのスペースを広げてそこに置けるか聞いてみた所それなら行けるとの事なのでそれでお願いしました。建物全体を南に寄せるよりはデッドスペースが減るのと、角度的に真南に近づいたので土地の形状的にちょっと斜めに建物が配置されますが日射取得や日射遮蔽の事を考えると良かったです。

エコキュートやエコワンの様な大きな給湯器を入れる予定の人は早い段階で設計士さんに採用したいエコキュートの機種を伝えておかないとスペース的に入れたい給湯器が入らないという事があるので早めに伝えておきましょう。入れたい給湯器のサイズがわかれば設計士さん側でそれに応じた建物の配置にしてくれると思います。

エアコンと室外機の配置について

今回は窓の配置を決めてからエアコンの配置も私が考えていた場所に変更しました。私はエアコンとエアパス用ファン(部屋間の換気扇)を使った全館空調を目指しているのでエアコンは1階に暖房用の普通の壁掛けエアコンが1台、2階に冷房用の普通の壁掛けエアコンが1台という様な配置にしています。

県民共済住宅の施主ブロガーさんで普通のエアコンを使った全館空調を試みている人は多分いないと思うのでこの試みが上手く行ったら記事にするつもりです。追記:いい家かげんのとよクマさんが平屋でエアコン1台で全館空調風にしていますね。

ただ、全館暖房は比較的簡単と言われていますが、全館冷房はかなり難しいと言われているので上手く行くかはわかりません。机上の空論になって十分な効果が出なかった場合は個室にエアコンを追加することになりそうです。

エアパス用ファンの機種と配置について

前回の打ち合わせで三菱電機のエアパス用ファンの個別見積りでの導入が出来そうだったので今回の打ち合わせでは入れたい型番の資料をプリントアウトして設計士さんに提出しました。型番だとV-08PF7とV-12PF7の2つを部屋の大きさに応じて使い分けています。

また、間取り上でエアコンの設置してある空間から各個室に風が流れるような向きで室内ドアの上の垂れ壁にエアパスファン(部屋間の換気扇)を設置するようにお願いしています。

垂れ壁部分に換気扇を持ってくるのでダイケンのハイドアは使えません。そこは建築士さんから指摘がありましたが私も理解していたので垂れ壁部分が無くなるダイケンのハイドアの選択肢は最初からありませんでした。なので建具はハイドアではないウッドワンを採用するつもりです。

一応換気扇だけで風が上手く通らなかった場合の保険として部屋のドアは全て引き戸にしています。引き戸だとロボット掃除機と相性が良いのでそれを狙ったのもあります。

1階部分の庇について

1階南面の窓の日射遮蔽を庇で行いたかったので1階にも普通の屋根を着けることにしました。設計士さんは見た目が悪くなるので乗り気ではなく、代わりにコンバイザーという窓の上に着けるフラットな庇の提案をしていただきましたが、コンバイザーだと横から日射が入りそうなので1階部分に庇として普通の屋根を作ることにしました。

屋根をどれだけ伸ばすかを決めるために窓の上部から庇の先端までの距離を計算して頂いて日射遮蔽と日射取得のバランスが一番良くなると言われている窓ガラスの最下部から庇の先端までの高さが10に対して庇の長さが3になるように調整しました。

担当の外部設計士さんについて

担当の外部設計士さんは最初は3ヶ月連絡無しで放置されましたが、実際に2回打ち合わせしてみると話しやすいし理解力もあって間取りの修正点がちゃんと反映されていたりとしっかりと仕事をこなしてくれているのでいわゆる「当たり」の設計士さんだと思います。

まだ2回しか打ち合わせしていませんが、話してみた直感的にも打ち合わせ後に郵送されて来る打ち合わせの内容がほぼ全て反映されている間取りを見てもこの人はダメだとか相性が合わないという悪印象が全く無いので仕事が出来る外部設計士さんが担当になってくれたのはとてもラッキーでした。

県民共済住宅の施主ブログやネットの掲示板では良く内部設計士さんの方が良いという事が言われていますが、私の場合は外部設計士さんでも最初に3ヶ月放置された事以外は全く問題ありませんでした。

私はどんな家を作りたいかが明確な事もあり設計士さんからの積極的な提案はそれ程ありませんが、それでも設計士さんの提案を受けて私の考えていた当初案よりも設計士さんが出した案の方が良い所もあり、ネット上でたまに言われている全く設計士さん側からの提案がないという事も無かったので私にとって結構相性の良い設計士さんで良かったです。

私は他の施主さんが多分ほとんどしないような部屋間換気扇の設置だったり2ボウル洗面台の導入だったりとそういう事も無理と言わずに実現できるように考えてくれているので本当にありがたいです。

最後に

次回の打ち合わせは7月になりました。4週間ほど間が空きますが、その間にショールームに行ったり外壁をどうするかなどの今まであまり考えていなかった点もこの期間にイメージを固めてしまおうかと思います。

オプションファイルも閲覧して写真を撮ってきたのでこれらも別記事でアップします。

今の所は楽しい家づくりが出来ています。今後は見積価格次第でオプションや個別見積りのリストラの嵐が吹き荒れるかもしれませんが、残せる所は残して自分が作りたかった家を建てたいです。

設計士さんとの太陽光発電の会話でこのブログを読まれているであろう人がいたことがわかり、影響力の大きさに驚いています。3ヶ月半前にひっそりと書き始めたブログでSNSでの宣伝なんかも一切行わず集客はGoogleやYahooからの検索エンジン頼みですが、それでも今はありがたいことに1ヶ月のユーザー数が1,000以上でPVも5,000を超えています。

県民共済住宅を検討されている施主さんや家づくりを進めている施主さんでもしブログを書こうか迷っているならぜひブログを書いてみてください。ブログを書くことで考えがまとまったり新しい知識が身についたりしてこれから建てる家がより良い家になると思います。私はコメント欄を設けていませんが、コメントで他の施主さんや県民共済住宅で家を建てた先輩方からアドバイスがあったり交流が生まれることもあると思います。

また、私も他の方々の施主ブログをほぼ毎日チェックして参考にしているので色々な人がどんな家を建てているのかや工事現場の写真付きの記事だったり、オプションの最新状況も私だけでなく他の人にとってもとても気になる部分なのでそういう記事を書いてくれるブロガーさんが増えると非常にありがたいです。