2階東側に位置する2帖の書斎と3帖の洋室が他の部屋よりも暑いです。3帖の洋室はテラスドアが東側にあるのでその影響かなとも思いましたが、2帖の個室は小さな窓が東側にあるだけです。午前中暑いなら窓からの日射のせいだと思いますが、直射日光が入らない夕方でも暑いので別の原因があるのでは?と思い調査をしてみました。

2帖の書斎には小型PC3台、ディスプレイ1台、ルーター1台、WIFIアクセスポイント1台、外付けHDDが4台と発熱が多いのでそれが原因かと思っていましたが、3帖の部屋には熱源となるような物が無く、部屋が暑いのはテラスドアがあるからかなとも思いましたが、テラスドアにIKEAのハニカムシェードを取り付けた後でも暑さが変わらないのでおかしいなと思ったのが調査しようとしたきっかけです。

私は家の建設中に断熱施工がきちんと出来ているかチェックするために3万円位するスマホに取り付けて使うサーモカメラを購入したので今回もそれを使って問題点を洗い出してみました。

2帖の書斎

窓から入り込む熱が原因?

窓からの熱の侵入が原因か?
窓からの熱の侵入が原因か?
窓からの熱の侵入は確かにあるがこれが原因とは言えない程度でした
窓からの熱の侵入は確かにあるがこれが原因とは言えない程度でした

窓がある部屋はまず窓からの熱の侵入を疑うと思います。2帖の書斎にはYKKAPのAPW330の03607サイズの横すべりだし窓が1つあります。県民共済住宅の標準仕様の窓なので、樹脂サッシの遮熱Low-Eタイプのペアガラスでアルゴンガス入りでスペーサーはアルミスペーサーですが窓のU値は1.37とそんなに悪い性能ではありません。

窓の近くに手をかざしてみると微妙に温度が高く感じられたのでサーモグラフィーで写してみると確かに周囲の壁よりも温度が2〜5℃位高くなっていました。

ただ、窓自体がそんなに大きくない上、窓の方角的に直射日光が入る時間帯ではないのでこの窓があるせいでそこまで暑くなるとはどうしても思えませんでした。この窓が室温上昇の原因の一つであることは間違いないですが、その他に原因が隠れていると思うので引き続き調査してみます。

この窓にはカーテンもロールスクリーンもハニカムシェードも何も取り付けていませんでしたが、サーモグラフィーで見ると意外と熱の侵入があったのでハニカムシェードを購入して取り付けました。

電子機器の内部発熱

この辺のPC関連機器の発熱も多そう
この辺のPC関連機器の発熱も多そう
結構な発熱量なのでこれが原因だと思っていました
結構な発熱量なのでこれが原因だと思っていました

2帖の書斎はサーバールーム的な感じでファイルサーバー的な用途の小型PCやネットワーク機器や外付けHDD、ルーターなどの機器が沢山あり、それらの機器が発熱しているせいで部屋が暑くなっていると予想していますが熱画像を見るとやはり発熱が目立っています。

ここに関しては仕方ない部分なのであまり改善の余地がありません。電子機器の内部発熱も部屋の室温上昇の大きな割合を占めていると思いますが、本当にそれだけが原因で室温が上がるのか一応もう少し調べてみます。

まさかの天井に断熱の穴がありました

試しに天井を写してみました
試しに天井を写してみました
まさかの天井に熱源(断熱の穴)がありました
まさかの天井に熱源(断熱の穴)がありました

そしてサーモカメラで天井を写してみるとここに原因が隠れていました。天井に断熱の穴があり天井の一部が窓より高温になっています。天井裏は非常に暑いのでその暑さが断熱の穴になっている部分から天井へと伝わってしまっているようでした。

まさかの窓よりも天井からの熱侵入の方が大きそうです。これはサーモカメラが無かったら絶対に気づけなかった箇所なので何か手を打とうと思います。

3帖の洋室

テラスドアと窓からの熱侵入が原因?

3帖の洋室の東側にあるテラスドア
3帖の洋室の東側にあるテラスドア
やはり熱の侵入はありますが、思っていた程ではありません
やはり熱の侵入はありますが、思っていた程ではありません

3帖の洋室も他の部屋と比べて暑いので原因を調査してみます。この部屋は東側に06920サイズのテラスドアがあり、南側には03613サイズのFIX窓と03650サイズのFIX窓が上下に並んでいます。

この部屋は書斎とは異なり内部発熱があるような機器は皆無なのでテラスドアの断熱が甘いから暑くなるのかなと予想していました。

実際にテラスドアの部分をサーモカメラで写してみると確かにテラスドアからの熱の侵入がありこれが大きな原因の一つだと思いますが、他にも原因がある可能性は否定できません。サーモグラフィーで撮影した時は18時過ぎで東側のテラスドアには方角的に直射日光が入らない時間帯です。

テラスドアにはIKEAのホップヴァルスという80×210cmの大きなハニカムシェードを装着していますが、サーモカメラで撮影した時はハニカムシェードを上の方まで上げている(少しだけ降ろしている)状態です。

3帖洋室南側の上下のFIX窓
3帖洋室南側の上下のFIX窓
こちらは全く問題ありません
こちらは全く問題ありません

南側の連窓風のFIX窓2つもサーモカメラで測ってみましたがこちらは全く問題ありません。上の窓にDIYで取り付けたハニカムシェードが思っていた以上に良い仕事をしてくれています。

この「フルネス ハニカムシェード 彩 幅40×高さ135cm」は紐を左右上下に引っ張って長さを調節するタイプで1つ2千円台で購入出来ますが作りはしっかりしています。無印良品の「ポリエステルハニカムシェード・上部開口タイプ」とは異なり上部は開放出来ません。

このハニカムシェードは安価に購入できる割に03613サイズの窓枠の外側(窓枠の内側ではないので注意)にピッタリ収まるのでYKKAPの036幅の窓にはこれがベストだと思います。効果が大きかったので03611や03607サイズの窓にも買い増して取り付けました。

03613サイズだと縦も横も窓枠ギリギリで収まりますが、縦幅が短い03611サイズや03607サイズの場合は窓枠にシェード取り付けるよりも窓枠の上2〜3cm位の窓を固定するための木枠がある辺りに付属の固定金具を長めのビスで壁付けした方が隙間なく綺麗に取り付けられます。その際付属のビスだと長さが足りずに石膏ボードの下の木枠まで届かないので長さ25mm位のビスをホームセンター等で別途購入する必要があります。

サーモカメラで見てみると安い割に意外と効果が大きいのでこれと同じハニカムシェードを書斎の03607サイズの窓やスタディースペースの03611サイズの窓用に買い増ししました。

ハニカムシェードの効果は大きい

ハニカムシェードを完全に下ろす前の熱画像
ハニカムシェードを完全に下ろす前の熱画像

先程のテラスドアはハニカムシェードを4分の3位上げた状態で撮影しましたが、ハニカムシェードを下まで完全に降ろした状態だとどうなるかを比較してみました。

このテラスドアは東側に位置していて、写真を取ったのは18時半頃なので直射日光が入ってこない時間帯です。このテラスドアはYKKAPのAPW331テラスドアで06920サイズの物になります。テラスドアの仕様は樹脂サッシのペアガラスでアルゴンガス入り、アルミスペーサーでU値は1.47W/(m2・K)と縦すべり出し窓やFIX窓より断熱性能が0.1W/(m2・K)程低下しています。窓ガラスの仕様は防犯ガラスでLow-E複層ガラスの遮熱タイプになります。

ハニカムシェードを下ろした状態のテラスドア
ハニカムシェードを下ろした状態のテラスドア
テラスドア周りの温度が一定になりました
テラスドア周りの温度が一定になりました

ハニカムシェードを降ろすと窓から入る熱がハニカムシェードでシャットアウトされているのが熱画像で確認出来ました。正直こんなに効果があるとは思っていなかったので実際に比較してみて良かったです。

この06920サイズのテラスドアにはIKEAのホップヴァルスと言う80×210cmサイズの断熱ブラインド(ハニカムシェード)をDIYで取り付けました。本当はハニカムシェードの上側も開けられる無印良品のポリエステルハニカムシェード 上部開放タイプが良かったのですが、無印良品のハニカムシェードだと長さが200cmとIKEAのホップヴァルスよりも10cm短くて微妙に長さが足りなかったのでIKEAのホップヴァルスを購入しました。

ホップヴァルスは3,999円と安いですが、長さが210cmあるので高さ2mの大きな窓にも対応できます。ただ、ハニカムシェードの上部が開閉出来なかったり、シェードの下の部分の高さが左右で異なり水平が取れなかったりと品質は価格相応な感じです。

18時半過ぎの直射日光が無い時間帯でも1〜2℃位の効果があったので午前中の直射日光が入る時間帯はもっと効果が期待出来そうです。

3帖の洋室も天井からの熱の漏れがありました

こちらも天井の断熱施工に問題がありそうです
こちらも天井の断熱施工に問題がありそうです
3帖の部屋の天井にも断熱の穴がありました
3帖の部屋の天井にも断熱の穴がありました

サーモカメラを天井に向けると一発で断熱の穴がわかります。サーモカメラがないとこういう所は絶対に気づかないので本当に有用でした。

3万円近くしたスマホに取り付けるタイプのサーモカメラを購入する時はどうせ断熱材のチェックをする時にしか使わないしこれに3万円もかけるのはどうなんだろうと思ってかなり悩みましたが、こういう風にわざわざ屋根裏に入らなくても断熱施工のチェックが出来ます。

私が購入したのはHIKMICROの19200画素のAndroidスマホ用のUSB Type-Cに接続して使うサーモグラフィーです。この機種は19200画素とサーモグラフィーの中では高画素な割にFLIRの同画素の物も安いのでこちらを購入しました。HIKMICROの19200画素のサーモグラフィーはiPhoneには非対応なのでiPhoneユーザーの方は間違えてこれを買わないように気をつけて下さい。

iPhoneユーザーでサーモグラフィーが欲しいならFLIRの4800画素か19200画素のモデルが良いと思います。サーモグラフィー購入前に自分のスマホで使えるかどうかをきちんと確認してから購入して下さい。

夏の晴れた日は小屋裏空間の温度が凄いことになっているので小さな断熱の穴も見つけやすいですが、冬の時期や雨の日の様な室内空間と小屋裏空間とで温度の差が出にくいです。サーモカメラで天井断熱をチェックする上でベストなタイミングは夏の晴れた日の夕方にチェックすると問題点がはっきり写ります。

今回問題になった所は家の建設中の春先にサーモグラフィーでチェックした時は見逃していた箇所なのでまさかこんなになっているとは思っていませんでした。

実際に熱が漏れている所付近に手をかざしてみるとほんのり暖かかったです。

最後に

天井断熱の穴については近日中に屋根裏に入って処置したいと思いますが、家にはしごや高い脚立が無いのでまずははしごか脚立を購入してから何とかしようと思います。隙間を埋める断熱材はこんな事もあろうかと施工中余った断熱材を大工さんと監督に小屋裏に置いていってもらうようにお願いしておいた甲斐がありました。

今回問題があった箇所は4月に天井をサーモグラフィーでチェックした時や実際に監督と一緒に天井裏に入ってみた時には気づかなかった部分でした。監督と天井裏に入った時に大きな隙間があったら見逃さずに直していたと思いますが、監督も私もスルーしてしまった部分だと思うので恐らく小さな隙間があるのだと思います。

一応部屋が暑いと言ってもエアコンをつければそこまで気にならない程度なので致命的ではありませんが、サーモグラフィーで見えてしまった原因はきちんと対処しないと気がすまないのではしごや脚立が手に入り次第屋根裏がそこまで暑くないと思われる深夜か早朝にでも屋根裏に入って断熱材を直そうと思います。断熱材の修正は今後別記事でアップすると思います。