間取りの打ち合わせが進むと設計士さんから「外水栓どうします?」と聞かれました。とりあえず水栓の場所を決めてから設計士さんに「外水栓ってあの2つからしか選べないんですか?」と尋ねてしまいました。

私は出来るだけこだわりがない部分に関しては標準で済ませて他の所に予算をつぎ込みたいと思っていますが、外水栓に関しては特にこだわりがありませんでしたがこの2択だとどっちも選びたくないというのが本音です。

外水栓は究極の選択。どっちを選んでも微妙。

県民共済住宅の外壁や屋根
県民共済住宅の外壁や屋根

県民共済住宅の新都心本店の展示スペースを見ていると外水栓は屋根材や外壁材の近くに置いてあります。

県民共済住宅標準の外水栓
県民共済住宅標準の外水栓

外水栓はこの2択。非常に悩ましいです。

まず両方共メルヘンチックな外観にはかろうじてマッチしそうな水栓のデザインですが、建物の外観に少しでもモダンな要素が入ったり和風の要素が入ったりするとどちらの水栓もデザイン的にすごく浮きそうです。特に外壁に暗い色を使った場合の違和感が凄そうです。

これらの水栓が合いそうな外観は屋根がオレンジ色で壁が明るい白系やベージュやピンクで窓が上げ下げ窓の様な南欧風のかわいい家しか想像できません。

しかし県民共済住宅で標準の屋根材でこれに合いそうなのはスーパートライ110タイプIのナチュラルレッドかサンレイのアンティックブラウン位しか無さそうです。外壁だとALCならジーファス系ではなくレリーフ木目やレリーフ砂岩ブロックの白系or黄色系orピンク系かサイディングの明るめの色ならかろうじて違和感も少ない感じでしょうか。

それにしても県民共済住宅の外壁や屋根材のチョイスはそれほど格好良くもなければそこまでダサくもない割と無難な感じの色や柄なのに水栓だけなんでメルヘンチックなテイストなのかが理解に苦しみます。外壁や屋根材と同じ様に外水栓も普通とか無難と言われるようなテイストの物にしてほしかったです。

デザイン的には右側のアイボリーがベターか

水栓のデザインを見る限り、右側のアイボリーなら白系の外壁にも合いそうで庭や外構のテイストが洋風の可愛い感じならこの水栓でも違和感なく溶け込む可能性もあります。

左側のブラウンはレンガのレンガじゃない感が際立っていて安っぽさがちょっと個人的には受け付けません。百歩譲って水栓の柱部分は良いとしても水受け部分のデザインの雑っぽさがもう何とも言えません。

実用面でも右側のアイボリーがベターか

デザインのテイストはひとまず置いておいて実用面を考えてみます。左側のブラウンは水栓の位置が高い所にありますが、水受け部分の深さが浅く、水栓を捻って勢い良く水を出したら水はねが結構凄いのではと思います。特に水受け部分のレンガの溝を模している部分の細かい凹みがある分当たりどころが悪いと広範囲に水が飛び散りそうです。

右側のアイボリーの水栓は水栓の位置がブラウンの方よりも低く、なおかつ水受けのボウル部分が深くなっているので水はねはブラウンの浅い水受けよりも軽減されるのではないでしょうか。

選ばないという選択もありか

外水栓は無理に標準の物を使わずに、外構で別のものを入れるという選択肢もありなのかもしれません。その分の外構費は上がりますが、この水栓をどうしても使いたくないならそういう方法も取れるようです。

私は外の水栓にわざわざ追加費用を払いたくないのと土地が旗竿地で外水栓は目立たないはずなので右側のアイボリーの外水栓を選ぶと思いますが、建物の外観や外構に拘っている人はそもそもこの水栓で納得出来るかや満足できるかを考えてみて外構で別の水栓を入れる事も考えてみた方が良いと思います。