全3回の県民共済宮原店の最後の記事は県民共済住宅の標準で選べるクロス(壁紙)です。今回県民共済宮原店に来た一番の目的は県民共済住宅の標準クロスを大判パネルで確認することでした。
県民共済住宅の標準クロスは県民共済住宅の展示スペースの本棚にあるサンプルブックやリリカラのショールームでも確認できますが、サンプルブックはクロス自体の大きさがとても小さく、リリカラのショールームは予約を取るのが困難な事もありまずは予約無しで県民共済住宅の標準クロスが大判パネルで見れる県民共済宮原店に行きました。
なお、リリカラのショールームは緊急事態宣言が解除された今月から自由見学が再開されています。私も自由見学で宮原店に行った3日後にリリカラのショールームに行きましたが、リリカラのショールームは狭い割に見学者が多くてゆっくり見ていられないのと、滞在可能な時間が僅か1時間なので最初は県民共済住宅のLTS品番とリリカラのLV品番に対応するクロスを探すことだけで手一杯になってしまうので可能ならサンプルブックを県民共済住宅で見てある程度当たりをつけた状態で県民共済宮原店で大判パネルを見て選別して、その後リリカラでそれらのクロスのアドバイスを聞いたり、標準外のクロスを見るという様な時間の使い方が良いと思いました。
この記事では大量の画像を掲載しています。正直あまり上手く撮れていない画像もありますが、多少なりとも壁紙選びの参考にはなるかなと思いとりあえず載せておきます。
県民共済宮原店の他の記事は以下の通りです。
県民共済住宅の標準クロスの展示コーナー
県民共済宮原店の2階には県民共済住宅の標準で選べる壁紙(クロス)が大判で展示されているコーナーがありました。クロスの型番はリリカラの型番ではなく県民共済住宅オリジナルの型番でLTS401〜LTS486の全85種類が展示されていました。
人が少ないであろう平日にお邪魔して狙い通り誰も見学者がいなかったので全てのクロスを写真に収めて来ました。
なおクロスの展示コーナーの照明の色は昼白色でした。クロスの展示コーナーの照明は上の写真のスポットライトの他に床上にも間接照明があるのでその光源が邪魔になり、クロスの下側を写真に撮っても色合いが上手く再現されていませんでした。
奥のキッチンやベッドの展示スペースは温白色の照明が使われている様です。
もしクロスの写真を撮るならスポットライトの光が当たる大判パネルの中央から上をメインにするかやや離れた所で大判パネルの上から下まで収まるような構図で撮らないと色合いや柄が再現しにくいと思いました。
私はその事に写真をチェックしている時に気づいたので中にはあまり参考にならない写真も混じっています。
県民共済住宅の品番とリリカラの品番対照表
リリカラのショールームで自由見学した際に、県民共済住宅のクロスが見たいと伝えたら県民共済住宅のクロスの品番対照表が貰えたので参考までにアップしておきます。
本記事での品番は県民共済住宅のLTS品番で記載しているのでリリカラのLV品番が知りたい場合はこの表を参考にしてみて下さい。
アクセントクロス(LTS401〜LTS422)
LTS401〜LTS407はファブリック調の柄に色がついたアクセントクロスです。LTS401〜LTS404までは撥水トップコートと防カビになっていて、LTS405〜LTS407はクリーンコートと表面強化されているという違いもあります。
LTS408〜LTS412は塗り壁調の柄に色がついたアクセントクロスです。
LTS413〜LTS415は柄のアクセントクロスです。LTS413は上の写真には写っていませんが大判パネルを引き出すと丸い柄の中にミッフィー柄が混じっています。LTS414もミッフィーのクロスでLTS415は唯一県民共済住宅の標準クロスで選べるウィリアム・モリスの柄です。
LTS416〜LTS419はレンガ調のアクセントクロスでLTS420とLTS421は木目調のアクセントクロスで、LTS422は空と雲のアクセントクロスです。
ホール・廊下・LDK(LTS423〜LTS438)
白系クロスは写真だと柄が潰れてしまっているので遠目だとわけがわからなくなっていますが、拡大した画像も別途載せておきます。
LTS423〜LTS430まではファブリック調の白系のクロスです。
塗り壁調のクロスは遠くからの写真だと良くわからないので拡大した写真も掲載します。色合いは遠くから見た写真に近くて柄は近くから撮った写真の様になります。
上の写真は柄が潰れていて画質も良くないので色合いのみ参考にして下さい。柄は下の写真に拡大したものがあります。
上の画像も荒くて柄が潰れてしまっています。塗り壁調のクロスは上手く写真を撮るのが難しいですね。
LTS437に関しては県民共済宮原店でもリリカラ東京ショールームでも写真が上手く撮れていませんでした。
LTS431〜LTS439までは塗り壁調の白系のクロスです。あまり上手く写真が撮れなかったので細かい柄までは写真からでは判別しにくいです。
寝室・洋室(LTS439〜LTS450)
LTS440〜LTS444まではファブリック調の布っぽい感じのクロスです。
LTS445〜LTS451まではどちらかと言えばファブリック調で縦ラインに微妙な柄が入っている感じのクロスです。
水廻り(LTS451〜LTS469)
LTS452は花柄のクロスです。
LTS453〜LTS457までは塗り壁調のクロスです。
LTS458〜LTS460まではモザイクタイル調のクロスです。
LTS461〜LTS469までは薄い柄入りのクロスです。アクセントクロスの柄物と比べると主張が弱いので柄物のクロスですがあまりうるさくならないと思います。
和室(LTS470〜LTS481)
LTS471〜LTS476は和室の塗り壁っぽい感じの薄い色がついたクロスです。
LTS477〜LTS481は和室に合いそうな上品で和風な柄のクロスです。
天井(LTS482〜LTS486)
LTS482はファブリック調の天井です。
LTS483は塗り壁調の天井です。
LTS484は和室っぽい塗り壁調の天井になります。
LTS485とLTS486は和室っぽい布を編み込んだ様な柄のクロスです。
実際に店内の展示スペースで使われているクロス
LTS421の流行りの木目調のアクセントクロスが使われています。木目調のクロスはぱっと見フェイク感が薄く結構リアリティがありますが、木目のパターンが定期的に連続しているのでじっくり眺めるとフェイクと気づいてしまうかもしれません。
LTS483の天井向けの塗り壁調のクロスも展示スペースの壁に使われていました。クロスの品番や床材は壁に貼ってある紙に書いてあります。
私は白い天井にするつもりなのでこのLTS483が天井の第一候補です。白いクロスでもファブリック調か塗り壁調で好みが分かれるところだと思います。
スイッチニッチの所に紺色の塗り壁調のアクセントクロスのLTS404が使われていますが、面積が小さすぎてあまり参考にはなりませんね。
上の写真を見て思ったのはスイッチニッチは濃い色のクロスよりも薄い色のクロスの方がスイッチボックスの白い色が目立ちにくくて良さそうです。
LTS454は水廻り向けで塗り壁調のコテ感が強いクロスです。紙が張ってある右の手前側と植物のある左奥の壁紙の色合いが違って見えますが、これは別の品番のクロスを張り分けている訳ではなく両方共LTS454で照明の色の差による見え方の違いになります。
近くで見るとコテ感が強いLTS454も離れて見るとそこまでコテ感は感じません。テレビ裏の壁パネルはエコカラットです。
白いクロスは照明の色によって随分見え方が変わります。クロスの展示エリアでは昼白色でしたが、キッチンや寝室の展示エリアはオレンジがかった温白色の照明も使われていました。
上の写真は窓からの太陽光が差し込んでいた時の写真なので昼間の見え方はこれが一番近いと思います。昼間の明るい場所だと壁紙が青白く見えてコテ感も強調されますね。
私は塗り壁調の白系クロスをメインに考えていたのですが、あまりコテ感が強いのは好みではないと実際に見てみて思いました。大判パネルよりもこうして実際に壁に張ってある方が参考になります。
レンガ調のアクセントクロスのLTS418がキッチン背面に張られていました。個人的にはレンガ調のアクセントクロスは木目調のアクセントクロスと比べて立体感が無くフェイク感と言うかレンガの写真っぽさが強いと思いました。
レンガ調のクロスを斜めから見ると正面から見た時よりもフェイク感が強くなる気がします。多分レンガの目地が白なので陰影っぽさがないのがフェイク感が強くなる原因なのかなとも思いました。
ファブリック調のアイボリーっぽい色のクロスのLTS427も8帖のベッドルームの所の壁に張られています。あまり癖がない感じで使いやすそうなクロスでした。LTS427は真っ白ではなくアイボリーっぽい白ですが、こうして壁全体に張られている物を見るとアイボリーではなく普通に白に見えますね。これは大判パネルで見た時は普通にアイボリーだったので壁に張ってみるとこんなに白く見えるのかと驚きました。
隣により白い物があると白ではなくアイボリーっぽく見えますが、全面アイボリーだとアイボリーというよりも白に見えてしまいます。
好みにもよりますが真っ白ではなくこの位の色合いの方がやや落ち着いた感じがして良いかもしれません。
ファブリック調の白いクロスのLTS424も7帖のベッドルームの所の壁に張られています。2つ上のLTS427の写真とぱっと見見分けがつきませんがクロスの色合いが微妙に異なります。LTS424は真っ白でLTS427はアイボリーっぽい色になります。こうして見比べてみるとLTS424は白感が強いのでスッキリとした印象になっていますが、どちらが良いかは完全に好みですね。
リリカラのV-WALL掲載のアクセントクロスのLV3280もベッドルーム7帖の壁に張られていました。V-WALLの壁紙はオプションとして別料金で入れられます。
上の写真の左側のハニカム状のアクセントクロスもリリカラのV-WALLのLV3233という品番のアクセントクロスになります。県民共済住宅の標準クロスでアクセントクロスは20枚位しか用意されていないのでアクセントクロスを使おうと思うならV-WALLのカタログも要チェックですね。
最後に
クロスの展示スペースで写真をひたすら撮りましたが、白系の塗り壁調のクロスの画像が上手く撮れていなかったのが残念なポイントです。
とりあえず百聞は一見に如かずという事で大量の画像がひたすらある感じの記事になりましたが、特に白系の塗り壁調のクロスの色合いや質感があまり再現できていないので是非本物はサンプルブックや県民共済宮原店やリリカラのショールームで自分自身の目で確認してみて下さい。
白井さんのブログの県民共済宮原店のクロスの記事も非常に参考になるので合わせて見てみて下さい。