県民共済住宅で選べる標準の床材とオプションの床材について調べてみました。県民共済住宅の標準の床は突板になりますが選択肢が5種類あり、オプションで化粧シートの床材2種類や挽き板の床材3種類、無垢の床材1種類が選択出来ます。
水まわりの床材は標準の床材1種類のみで選択肢は無いようです。
他の施主さんのブログを見ると極稀に個別見積りで別の床材を入れている人もいるようです。この辺の判断は担当の設計士次第な所もあるので県民共済住宅の取扱メーカーでどうしても入れたい床があれば入れられるかどうかを担当の設計士に聞いてみて下さい。
フローリングは意外と選択肢があるのでどれを選ぶべきか悩ましい所です。床材毎に各社ショールームや県民共済住宅の展示スペースと県民共済宮原店で撮ってきた写真も掲載したので床選びの参考にしてみてください。
【追記】2021年12月位に標準の床材のラインナップに変更があり、札鶴のノーブルライトバーチとダークブラウンの取扱が無くなった代わりに永大産業の銘樹モクトーンシリーズのオークとブラックウォルナットが入れ替わりで追加されました。ついでに階段材の写真も追加しておきました。
県民共済住宅で選べる床材
仕様選定用紙に記載のある床材を紹介します。これ以外の床材は入れられるかどうかは不透明です。このリストに無い床は基本的に入れられないとは思いますが、県民共済住宅と取引のある建材メーカーの床でもし入れたい床がある場合は担当の設計士さんと要相談です。
オプション床を入れる場合は部屋毎に床材を指定することが出来ます。LDKだけオプション床で他は標準とか、LDKはピノアースで寝室はライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットで子供部屋はトリニティアッシュで後は標準とかそういう使い分けも可能な様です。1階はライブナチュラルプレミアム、2階は標準みたいな階間で使い分けるのも可能です。
ただ、あまり沢山の床材を使いすぎるとそれはそれで違和感が出る可能性もあります。特に部屋毎に床材を使い分けるような場合は見切り部分がどうしても目立つと思うので余裕があるなら部屋毎に床を変えるよりも階毎に床材を変える方が悪目立ちしないと思います。
更に言えばオプション床を入れると住んでみてからオプション床と標準床との質感の差が気になってしまう可能性があるので予算的なハードルが上がりますが可能なら家中丸ごとオプション床にした方が良いと思います。
標準の床材
標準の床材は5種類ありますがどれを選んでも標準なので追加費用がかかりません。5種類とも突板の床です。
永大産業
2021年12月から永大産業の銘樹モクトーンシリーズのブラックウォールナットとオークの2種類の床が標準床として選べるようになりました。
ブラックウォルナット
標準床で永大産業の銘樹モクトーンのブラックウォルナットの突板の床材が選べるようになりました。以前の札鶴ベニヤのダークブラウンの代わりの床材に当たると思いますが、永大産業のブラックウォルナットの方が見た目の質感が圧倒的に良くなっています。
この床がラインナップに加わる前の県民共済住宅で濃い色の床材を入れるとしたら質感は素晴らしいもののオプション代が高い朝日ウッドテックのブラックウォールナットか標準で選べるものの質感が正直イマイチだった札鶴のダークブラウンを入れるしかありませんでしたが、今回標準でこのブラックウォールナットの床を選べるようになり県民共済住宅での床選びの選択肢が大きく広がったと思います。
実際に触ってみた感触としてはちょっとザラザラ感がありました。
オプションの朝日ウッドテックのブラックウォールナットと比較してみると、やはり質感に関しては見た目、感触両方共朝日ウッドテックのブラックウォールナットの方が上質に感じました。やはり突板と挽き板の差は大きいなと思います。ですがこの銘樹モクトーンのブラックウォルナットも上の写真の様に見た目は結構良いので県民共済住宅の標準床材の中では一番高級感が出ると思います。
オーク
この永大産業の銘樹モクトーンのオークも2021年12月から県民共済住宅の標準床材のラインナップに加わった床材になります。
県民共済住宅新都心本店に展示してあった床材のサンプルを見る限りでは色合いとしてはちょっとグレーがかってくすんだオークの色という感じに見えました。手触りは永大産業のブラックウォルナットと同じ様にザラザラした感触です。ダイケンのニレとも割と近い感触でした。
この床がラインナップに加わるまでは県民共済住宅でオークの床材を入れたいとなっても選択肢が無く、仕方なくオーク柄に比較的近い標準床のニレやオプション床材の朝日ウッドテックのアッシュを入れるしかありませんでしたが、永大産業のオークが標準床に加わったことで普通にオークの床材が入れられるようになりました。
オークは床に限らず家具でもよく使われている樹種なので家具との合わせやすさに関してはこの床が一番ではないかと思います。
ダイケン
ニレ(突板)
ダイケンのニレ(ダイスターE)は県民共済住宅オリジナルの床材です。ニレは突板のフローリングで県民共済住宅の標準で選べる床材の中では一番木目がはっきりしている床材です。
木目のデザインがはっきりしている分やや癖が強い感じもしますが標準のフローリングの中では一番立体感がある床材(追記:永大産業の銘樹モクトーンの追加でニレに負けず劣らずそちらも立体感があります)だと思います。DAIKENの床材はこのニレもそうですが、オプションの化粧シートの床材のトリニティも木目の立体感だったり細かい所の再現度が凄いです。
ニレはキャスター対応の床なので傷や凹みには強い床材です。地味に抗菌だったり床暖やホットカーペットに対応していたり車椅子OKだったりと万能な感じが良いですね。私の担当の外部設計士さんも標準ならニレが一番強いのではと言っていました。
ニレの実際の施工例を見たいなら県民共済住宅の新都心本店のキッチンが展示されている所の床がニレなので、県民共済住宅の新都心本店に行った際にチェックしてみて下さい。熊谷については行ったことがないのでわかりません。注意点としては土足で踏まれるエリアの床なので常に表面が汚れていると思うので実際よりも多少くすんで見えると思います。
新宿にあるダイケンのショールーム(TDY東京コラボレーションショールーム)では床材のパネルは見れますが一般向けの製品ではなく県民共済住宅限定の床材という事もありニレの床張りはされていません。
オプション床との相性は朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムのアッシュが一番近いですが、ニレの場合は木目の主張が強く単色には見えない事もあり、どれもそこまで違和感なくマッチするのではないかと思います。
ウッドワン
ウッドワンの標準床はヨーロピアンチェリーとホワイトバーチの2種類があります。どちらもカバノキを使った突板のフローリングです。
ヨーロピアンチェリー(突板)
標準で選べるウッドワンのヨーロピアンチェリーも突板のフローリングです。明るめの床なのでオプション床のウッドワンのピノアースや朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムのハードメイプルとの相性も良さそうです。
ニレと違い木目が落ち着いているデザインなのであまり癖がなくて使いやすい床材だと思います。特にナチュラル系の内装との相性やウッドワンの建具とも相性が良さそうな明るめの色合いの床材なので部屋も明るく見えそうです。
オプション床のウッドワンのピノアースや朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアム ハードメイプルと色合いが近いのでこれらの床材とセットで導入するのもありだと思います。
ヨーロピアンチェリーは県民共済宮原店の2階に実物が張られているのでこの床を検討している人はウッドワンのショールームに行くよりも県民共済宮原店に行った方が実際に張られている状態が確認出来るのでオススメです。
ホワイトバーチ(突板)
ウッドワンのホワイトバーチもヨーロピアンチェリーと同じく突板のフローリングです。ヨーロピアンチェリーとの違いは色合いだけで使っている木は同じカバノキの様です。
ホワイトバーチは水まわりのハピアフロアを除けば標準床の中では一番白い床材です。オプション床のダイケンのトリニティのアッシュも白っぽい床なのでアッシュとの相性も良いと思います。
床の色が明るいと部屋が明るくなるので明るい部屋が良いならこのホワイトバーチやヨーロピアンチェリーが良いと思います。
白い床だとこのホワイトバーチの他にオプションでダイケンのトリニティアッシュと水まわりの床材のハピアフロアをオプション扱いで入れられます。
【取扱終了】札鶴
札鶴ベニヤのTSURU HARD PREMIUMという突板フローリングのノーブルライトバーチとダークブラウンが標準床に設定されています。どちらもWEBサイト上にはないカラーなのでもしかしたら県民共済住宅オリジナル品なのかもしれません。
【追記】2021年10月か11月辺りに県民共済住宅での札鶴ベニヤの床材の取扱が無くなりました。
【取扱終了】ノーブルライトバーチ(突板)
札鶴のノーブルライトバーチです。私は県民共済住宅の先輩方の施主ブログをかなり見てきましたが、この床材を使っている人をまだ見たことがありません。ですが県民共済住宅の施工例のページの「その他」の写真の中にこの床材と思われる施工事例の写真がありました。吹き抜けと腰壁がある写真の床がノーブルライトバーチだと思います。
札鶴ベニヤのTSURU HARD PREMIUMのラインナップにもノーブルライトバーチが無いので標準の床材の中で最も情報が少ない床材です。
ノーブルライトバーチはワックスフリーでキャスター対応、傷や汚れにも強い突板の床材なので性能的には目立った欠点も無いと思いますが、個人的にこの床の色合いや質感は時代を感じるというか流行りのインテリアのテイストに合わなそうなのがこの床を採用している人を見かけない最大の理由だと思います。
オプション床ではウッドワンのピノアースの色合いが一番近いと言えますが、ノーブルライトバーチのテカテカしている質感的にピノアースと合わせると色合いは近くても質感が全然異なるので合わないと思います。
【追記】2021年12月現在では既に県民共済住宅でこの床の取扱が無くなったのでこの床はもう選べません。正直あまり人気が無さそうな床材だと思っていたので入れ替えになったのは多くの人にとって良かったと思います。
【取扱終了】ダークブラウン(突板)
札鶴ダークブラウンもノーブルライトバーチと同じく札鶴ベニヤの突板フローリングです。
札鶴ベニヤのTSURU HARD PREMIUMのラインナップにもダークブラウンは掲載されていないのでノーブルライトバーチと同じく県民共済住宅オリジナルの床材だと思われます。県民共済住宅で選べる床材の中ではこれが一番濃い色のフローリングになります。
標準で濃い色の床を選ぶならこの札鶴ダークブラウン1択になります。標準床でシックな感じだったりアジアンリゾートみたいな感じを目指すならこの床が一番合いそうだと思いますが、展示を見た限りだと高級感はあまりないと思ったので濃い床で高級感を求めるならオプションのライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットを入れるのが良いと思います。
札鶴ダークブラウンはノーブルライトバーチとは異なりネット上でも施工事例が見つかります。特にブラックウォルナットのオプション床を採用している人が標準床をこれにしているパターンが多いようです。
オプション床のライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットと色合いが近いのでブラックウォルナットとの相性は良さそうですが、オプションのブラックウォルナットの質感が良すぎて札鶴ダークブラウンとの質感の差が悪目立ちするかもしれない点は注意が必要です。
【追記】2021年12月現在では既に県民共済住宅でこの床の取扱が無くなったのでこの床はもう選べません。この床もあまり人気が無さそうな床材だと思っていたので入れ替えになったのは多くの人にとって良かったと思います。
オプションの床材
オプションに設定されている床材は7種類あります。ウッドワンの無垢材が1種類、朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムシリーズの挽き板が3種類、ダイケンのトリニティシリーズの化粧シートが2種類で残りの1種類は水まわりのハピアフロアを普通の床として使う場合になります。
ウッドワン
ピノアース(無垢:ウレタン塗装)
オプション床のウッドワンのピノアースは県民共済住宅の床材で唯一の無垢床です。ウッドワンのピノアースはウレタン塗装の物とオイル塗装の物がありますが、県民共済住宅ではウレタン塗装のピノアースがオプション床になっています。
普通のピノアースは床暖房には対応していませんが、オプションで床暖房対応のピノアースの取扱もあります。
ピノアースの特徴は何と言ってもその踏み心地の良さにあります。ニュージーパイン(ラジアータパイン)の無垢材なので柔らかく、柾目取りの浮造り仕上げで表面が完全フラットではなく木目が少し浮き上がっていることもあり冬は特に冷たく感じないと思います。
無垢材は長所だけでなく欠点もあります。柾目取りなので木の収縮には板目取りの無垢材よりかは強いとは思いますが、パインは柔らかい木なので凹みやすかったりと実用面では意外と扱いにくいのが無垢材の特徴です。
踏み心地に一目惚れして無垢材のデメリットなんて大したこと無いと思ったら是非採用してみてはいかがでしょうか。ヴィンテージデニムとかヌメ皮の様な「育てていく」系の物が好きな人なら無垢材も愛着が沸いてきっと良い感じになると思います。ピノアースの色合いは経年変化で徐々に飴色へと変わっていくとの事でした。
税込のオプション価格は普通のピノアースが6,270円/坪で床暖房対応のピノアースが7,920円/坪です。県民共済住宅の先輩方のブログでもピノアースの踏み心地に一目惚れして採用している方も多いのでネット上で施工事例を割と簡単に見つけることが出来ます。
朝日ウッドテック
朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムシリーズの3種類の床がオプションに設定されています。オプション価格は3種類とも税込18,700円/坪と床材の中では最高値のオプションになります。
ライブナチュラルプレミアムシリーズは挽き板なので突板よりも表面の木の部分が分厚く、風合いも無垢材の様なので見た目や風合いは無垢材と変わりありません。
県民共済宮原店の2階にブラックウォルナットとアッシュの展示があるので朝日ウッドテックのショールームまで行くのが面倒という方は県民共済宮原店でどんな感じか見てみると良いと思います。
ライブナチュラルプレミアム ブラックウォルナット(挽き板)
朝日ウッドテックの挽き板フローリングのライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットもオプションに設定があります。この床材が醸し出す高級感は凄いのでショールームやこの床材を入れている施主ブロガーさんの記事を見て一目惚れする人も多いと思います。
県民共済住宅オプションのブラックウォルナットはラスティックなので節有りのタイプになります。ブラックウォルナットは濃い木の色なので節があまり目立ちません。むしろアクセントになって逆に格好良いと思います。
県民共済住宅で「豪邸」とか「邸宅」みたいなラグジュアリーな内装を目指すなら床材はこれ1択と言えます。アジアンリゾートみたいなテイストの家にもはまると思います。
ブラックウォルナットは経年変化で色が抜けていきやや黄色みがかって薄くなっていきます。朝日ウッドテックのショールームに5年近く展示されていた床を見る限りかなり綺麗な色の抜け方で経年変化した床の方が艶が出ていて美しく見えました。
このブラックウォルナットはとても人気のある床材なのでネット上でも施工事例が豊富です。そのため仕上がりのイメージも湧きやすいのも良い点です。
ライブナチュラルプレミアム ハードメイプル(挽き板)
朝日ウッドテックの挽き板フローリングのライブナチュラルプレミアムのハードメイプルもオプションで設定があります。県民共済住宅のハードメイプルはラスティックではなくスタンダードなので節なしのタイプになります。木のグレードとしては節なしのスタンダードの方が節有りのラスティックよりも高いです。
県民共済住宅の展示スペースで見るとあまりぱっとしない印象でしたが、朝日ウッドテックのショールームで見るととても魅力的に見えました。オプション床を入れたいなら是非ショールームで実物を体感してみてください。
ハードメイプルは硬い木で衝撃に強いので野球のバットの素材だったりボウリングのレーンの素材に使われています。なので傷や凹みには比較的強い床材だと思います。
ライブナチュラルプレミアムのハードメイプルは県民共済住宅で選べる明るめのフローリングの中では一番上品な床材だと思います。この床材を使っている県民共済住宅の施主ブロガーさんはほとんど見かけませんが、この床材は県民共済住宅オリジナルではない普通の商品なのでネット上で施工事例も見つかります。
ライブナチュラルプレミアム アッシュ(挽き板)
朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムのアッシュもオプションで設定があります。ライブナチュラルプレミアムのハードメイプルと同じ様にアッシュもスタンダードタイプで節がないタイプになります。
ライブナチュラルプレミアムのアッシュは標準床だとニレに近い色合いと木目です。床の色合いはオーク(ナラ)に近く、木目の主張の強さがアッシュの特徴です。オークの床材の色合いが好きな人にはアッシュが選択肢の一つになると思います。
ダイケン
ダイケンのトリニティシリーズの2種類がオプションに設定されていてオプション価格は税込6,270円/坪となります。
DAIKENのトリニティは化粧シートのフローリングです。このトリニティシリーズは化粧シートでありながらリアルな木目と立体感のある角の処理が特徴で化粧シートの床材にも関わらず決して安っぽく見えないのが特徴です。そして化粧シートなので経年変化が無いのが特徴です。数年後に変色してこんなはずじゃなかったとならないのが化粧シートの床材の長所です。
トリニティバーチもトリニティアッシュも県民共済宮原店の2階の展示スペースに張られていたのでどんな感じか見たいなら県民共済宮原店に行ってみて下さい。
トリニティ バーチ(化粧シート)
トリニティバーチは県民共済住宅で選べる床材の中では唯一のグレー系の床になります。見た目が非常に格好良い床なのでこの床もかなり人気のある床材だと思います。
インダストリアルとかモダンの様なテイストにしたいならこのトリニティバーチが最有力候補の床材だと思います。
この色は2019年に発売された新しい色なのでまだあまり施工事例を見かけませんが、県民共済住宅の先輩や同期のブロガーさんで採用している人がいるので数カ月後には実際の写真もネット上で見れると思います。
トリニティ アッシュ(化粧シート)
トリニティアッシュは白系の床です。県民共済住宅で選べる床の中では水まわりのハピアフロアを除いて一番白い床になります。ハピアフロアだとタイルっぽい床になりますが、こちらは白い木目のフローリングなので同じ白でもテイストが随分異なります。
トリニティアッシュはウッドワンのホワイト色の建具の相性がとても良さそうです。また、標準のアイカ工業の収納建具との相性も色合いがほぼ同じなので良いと思います。逆にダークブラウンの様な濃い色の建具との相性も良いと思うので非常にコーディネートしやすそうな床材だと思いました。
実際に県民共済宮原店で見てみると、県民共済住宅のホワイトの巾木にもとてもマッチしていてかなり良い感じでした。
この色も人気色なのでネット上で施工事例が割と簡単に見つかります。この床の風合いはかなりオシャレな感じがするのでどちらかと言えば女性的な内装のテイストの家にはまると思います。
水まわりの標準床材
トイレや洗面室の標準床はハピアフロアの1種類のみで他の選択肢はありません。個人的にはオプションで他の選択肢も用意して欲しいと思います。
ダイケン
ハピアフロア(化粧シート)
水まわりの床の選択肢はこのハピアフロア石目調II(艶消し仕上げ)のディペスコホワイト柄のみになります。以前は艶有りの白い床でしたが、2021年5月契約からこの艶なしの白い床に変更された様です。
今の所この床材を確認するなら県民共済住宅の展示スペースの床を見るのが確実ですが、2021年5月契約以降の県民共済住宅の施主ブロガーさんやインスタグラマーのWEB内覧会で写真を見れるようになると思います。
ただ、県民共済住宅の展示スペースは皆さんご存知の通り見学者が土足で歩く所なので床が薄汚れてくすんだ感じに見えます。この写真ではあまりぱっとしないですが床が綺麗な状態ならもう少し良い感じに見えるかもしれません。
この床材を普通の居室の床としても使うことが出来ますが、その場合はオプション扱いになるようです。オプション価格は税込5,940円/坪だと思います。
階段材
階段材にも永大産業の銘樹モクトーンのブラックウォールナットとオークが追加されていました。階段材に関しては床材と異なる組み合わせにすることも出来ると思います。私は床材がニレで階段はヨーロピアンチェリーを選択して契約しました。
もしかしたら私の場合が特殊ケースで担当の設計士や監督によってはNGになるかもしれないので床と階段の組み合わせを変えたい場合は事前に担当の設計士さんに確認してみて下さい。
最後に
これ以外の床材を採用している方も極稀に見ますが、例外的な対応の可能性があるので基本的にはこの中から選ぶ形になります。
標準のフローリングが突板なので標準でも十分なグレードですが、オプション床と比べるとやはり質感だったり踏み心地が見劣りするのも事実です。好みだったりどんな感じの内装にしたいかやどこまでお金をかけるかによって床材は人によって全然違う選択になると思います。
オプション床を入れたいなら絶対にショールームで実物を見ることをオススメします。この記事の県民共済住宅と各社ショールームの写真を見比べるとわかると思いますが、県民共済住宅の展示スペースの床材を見ただけではその床材の良さはわかりません。
坪18,700円もする朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムのブラックウォルナットも県民共済住宅の展示パネルだけ見ても「こんなもん?」って感じですが、朝日ウッドテックのショールームで見た実物は床材が醸し出す高級感が凄かったです。実物をショールームで見るとこんなに違うんだ!というのが素直な感想でした。
水まわりの床材の選択肢が無いのが非常に残念です。将来的にオプションでも良いから別の選択肢を用意して欲しいと思います。
家づくりの中でもフローリングは壁紙を選ぶような感じで楽しく選べる部分だと思います。オプション床の選択肢は多くないですが、多くないなりにどれも魅力的な床材なので良い意味で迷うと思います。注文住宅を建てる上で床材の選択は楽しい選択だと思うので納得の行く床を選んで下さい。
ちなみに私は標準床のニレを選びました。