当サイトの県民共済住宅に関する情報は2021年9月契約、2022年4月引き渡し時点での情報を元に記載されています。

当時と現在とで仕様やルール、価格などの前提条件が異なり、記事の内容が間違っている可能性があるのでご注意ください。

上棟からもうすぐ1ヶ月になりますが、この時期は木工事に入って来ている事もあり現場に行くと毎回明らかに進捗がありました。着工〜上棟前の代わり映えしない時期とは明らかに異なり家がどんどん完成に近づいている実感があります。

今週は壁の石膏ボードが張られてユニットバスが設置されました。更に書斎に造作のカウンターが設置されていて書斎っぽい空間になりました。

着工81日目(上棟24日目)の現場の様子

気密施工をDIYで補強

DIYで気密施工を補強した箇所(施工前)
DIYで気密施工を補強した箇所(施工前)

この日は日曜日で現場には誰もいなかったので先日自宅宛に送られてきた工事用の鍵を使って中に入りました。

現場に職人さんがいないのでこの機会に天井と壁との気流止めの所、特に配線周りの気密がきちんと取れているか確認しつつ、気密が甘そうな箇所を気密テープで勝手に補強しました。主な補強箇所は上の写真の配線が束になっている部分の出入口周辺や袋入りグラスウールが2つ折りになっているところの横の部分の間柱とグラスウールの間に気密テープを貼りました。

この写真以外の所でグラスウールが2つ折りになっている全ての箇所で同じ様に気密テープを追加しました。

私の担当の大工さんは県民共済住宅の標準的な施工レベルを超えて気密施工をきちんとしてくれているのでかなり信頼していますが、私は可能な限り気密性能を追求したいので細かすぎてお願いするのが申し訳ないレベルの所は自分で気密テープを追加しました。

気密テープを使った気密施工のDIYはどこに隙間があるかと気密層がどこになるかをしっかり理解していれば施工自体は気密テープを貼るだけなので素人でも可能ですが、天井の気流止めに関しては脚立の上での作業になるので転落にはくれぐれも気をつけましょう。

断熱材をDIYで追加

DIYで断熱材を追加した箇所

上の写真は玄関の靴箱があるところの壁の一番下ですが、グラスウールがちょっと少なかったのでここにも現場のグラスウールの端材を適当に拾ってきてそれでグラスウールを補充しました。2日前の断熱検査の時にこういうところをきちんと確認しておけば大工さんにお願い出来ましたが、ここは玄関横の壁でスルーしていたので改めてチェックして良かったです。

グラスウールのDIYは上の写真の様にちょっと端材を追加するだけなら簡単ですが、元あるグラスウールを引っ張ったりして形を整えたりするのは簡単そうに見えて実はかなり難しいので大工さんにお願いした方が良いです。

エアコンの配管穴の場所を記録

1階エアコンの配管穴の位置
1階エアコンの配管穴の位置

県民共済住宅でエアコンを入れない場合はエアコンの配管穴が石膏ボードで塞がれてしまい、更にその上からクロス(壁紙)が貼られてしまい、引き渡し後にエアコンの穴の位置が室内からは完全にわからなくなってしまいます。

2階エアコンの配管穴の位置
2階エアコンの配管穴の位置
2階エアコンの配管穴の位置
2階エアコンの配管穴の位置

せっかくエアコン用の穴を開けてスリーブも入れてあるのに自分で手配したエアコン設置業者のミスで別の場所に穴を開けられてしまったら色々台無しになります。そういうリスクを減らすためにも目印になる場所からどの位置に配管穴があるかを正確に記録しておきました。

これは石膏ボードが張られる前にしか出来ないので県民共済住宅でエアコンを入れない人は念の為に配管穴の位置はメモっておきましょう。ただこれはエアコン設置業者が外のスリーブから穴を開けてくれれば記録しなくても問題ないです。

ユニットバス施工前の確認

2階のユニットバス施工前
2階のユニットバス施工前
2階のユニットバスが入る空間は壁と天井が石膏ボードで塞がれていました
2階のユニットバスが入る空間は壁と天井が石膏ボードで塞がれていました

2階のユニットバスはこの様に天井の下に入るので完全に断熱層、気密層の内側に入ります。

県民共済住宅で1階にユニットバスを配置した場合はユニットバス下部の断熱がユニットバス本体の薄い断熱材頼りになるのでどうしても断熱、気密の穴となりがちです。

床断熱では本来ユニットバス周りは基礎断熱にすべきですが、残念ながら県民共済住宅はそうではありません。ただ、ユニットバスを2階に持ってくればその欠点は解消されるので少しでも暖かい風呂が良いなら2階にユニットバスを持ってくるという選択肢もあるという事を覚えておくと良いと思います。

私は高断熱仕様でなおかつ2階にユニットバスを配置して、更に窓なしなので理論上では県民共済住宅の中でもトップクラスに暖かい風呂のはずなのでこれで冬に寒かったらもうお手上げです。

コンセントの高さの確認

リビングのテレビ裏のコンセントの高さ
リビングのテレビ裏のコンセントの高さ

テレビボードをどうしようか考え中なのでリビングのTV用コンセントの高さも確認してきました。この部分は監督との電気配線の打ち合わせで標準の250mmではなく高さを上げた部分です。

これだけコンセントが高い位置にあれば壁掛けでも行けると思いますが、隠蔽配線用のケーブルを通すCD管は入れてなかったのでテレビは壁掛けせずに使うと思います。

最近真剣にテレビボードを探していますが中々良いテレビボードが見つかりません。質感と値段のバランスが良くてサイズ感が丁度良いテレビボードが無いか探していますが見つからないので無印のステンレスユニットシェルフをテレビボードとして使おうかなと画策中です。

着工81日目(上棟24日目)の現場の写真

テラスドア上部にハニカムシェードを付ける時の為に下地となる木の位置を測ってます
テラスドア上部にハニカムシェードを付ける時の為に下地となる木の位置を測ってます
後日DIYでLAN配線を行うCD管
後日DIYでLAN配線を行うCD管

私はカテゴリー6Aの有線LANをDIYで施工する予定なので光回線を引き込む予定の書斎から各部屋へとCD管を引いてあります。9本もCD管があると凄いボリュームです。もしここのコンセントボックスを外壁側に持ってきていたらかなりの断熱欠損になっていたと思うので内壁側に配置して正解でした。

窓枠周りの断熱材の充填は完璧でした
窓枠周りの断熱材の充填は完璧でした
浴室換気暖房乾燥機はBS-161H-2が使われるようです
浴室換気暖房乾燥機はBS-161H-2が使われるようです

2階の床はオプションの防音床ではなく標準仕様ですが、ダイケンの床コンビボードが使用されていました。ユニットバスの換気暖房乾燥機はMAXのBS-161H-2が使われるようです。

着工83日目(上棟26日目)の現場の様子

クロスの色合わせ

A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(上:LTS444、下:LTS433)
A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(上:LTS444、下:LTS433)
A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(上:LV-3527、下:LV-3528)
A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(上:LV-3527、下:LV-3528)
A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(LV-3021)
A4サイズのクロスのサンプルを現場に持参して合わせてみました(LV-3021)

そろそろクロスも決めないといけない時期なので候補となるクロスのサンプルを持参して現場で色合わせしてみました。クロス選びに関しては別途記事にするつもりです。

今の所はグレージュ色のLV-3021とラベンダー色のLV-3528はオプションクロスとして採用するつもりです。標準クロスはLTS444を壁のベースとして使い、LTS433を天井に使うつもりでいます。

着工83日目(上棟26日目)の現場の写真

寝室の壁が出来ていました
寝室の壁が出来ていました
洋室の壁も出来ています
洋室の壁も出来ています

内壁の石膏ボードが貼られて部屋がより部屋らしくなってきました。

2階はまだ石膏ボードが貼られていませんでした
2階はまだ石膏ボードが貼られていませんでした
2階はまだ石膏ボードが貼られていませんでした
2階はまだ石膏ボードが貼られていませんでした

2階はまだ石膏ボードが貼られておらず、大工さんが施工の真っ最中でした。

ユニットバスの施工中
ユニットバスの施工中

この日はユニットバスの工事日だったので様子を見に行きましたが、TOTOのユニットバス施工業者の人の作業がまだまだ終わりそうもないのでユニットバスは後日確認することにしました。

3連窓と庇(YKKAPひさし5PR YK-YW色)
3連窓と庇(YKKAPひさし5PR YK-YW色)

帰り際に庇の写真を撮っておきました。

着工86日目(上棟29日目)の現場の様子

1階WICと納戸
1階WICと納戸
ウッドワンの階段(ヨーロピアンチェリー)とダイケンの床(ニレ)
ウッドワンの階段(ヨーロピアンチェリー)とダイケンの床(ニレ)

この日は色々な資材も搬入されていました。標準床のニレと階段のヨーロピアンチェリーがあります。私は階段だけヨーロピアンチェリーにして他の床は全て標準のニレにしました。

私はキッチンのメイスイのビルトイン浄水器を外したので現場にメイスイの浄水器の箱があるのが地味に気になります。

ユニットバス

クローゼットの壁は石膏ボードではない物が張られていました
クローゼットの壁は石膏ボードではない物が張られていました
1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部
1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部

1階の天井が張られる前にユニットバスの写真を撮っておきました。

1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部
1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部
1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部
1階から見た2階ユニットバス(TOTOサザナ)の下部

こういう写真は施工中でないと撮れないので出来るだけ写真に残しています。現場でくまなくチェックするよりも画像を見ながら怪しい所がないかチェックした方が捗ります。

TOTOサザナのビスクトラバーチン色
TOTOサザナのビスクトラバーチン色
ユニットバスが入りました
ユニットバスが入りました

ユニットバスの工事が終わったので中に入って確認しました。ユニットバスの中は凄い薬品臭だったので早く臭いが抜けて欲しいです。

ユニットバスはTOTOのサザナの県民共済住宅の標準カラーのビスクトラバーチン色(壁4面)を選びました。海外の高級ホテルのバスルームはこういう色のタイルや石張りのバスルームが多いので個人的には一番ホテルライクな色合いだと思っています。

エプロン部分はオプションの人工大理石
エプロン部分はオプションの人工大理石

エプロン部分はきちんとオプションの人工大理石が入っていました。カウンターも人工大理石にしたので確認すべきでしたが確認し忘れたので後日確かめようと思います。

着工86日目(上棟29日目)の現場の写真

2階トイレの大型トイレ収納
2階トイレの大型トイレ収納

2階の内壁部分にも石膏ボードが張られていてようやく部屋やトイレの空間が仕切られました。トイレの正面に大型トイレ収納も設置されています。

トイレ正面の壁はアクセントクロスを貼るつもりでいましたが、こうして見てみたら視線がまずトイレ収納に行ってしまい、トイレ収納自体が不本意なことにアクセントになってしまっているのでどうしようかと思います。

切妻屋根の妻側の壁も石膏ボードで塞がれていました
切妻屋根の妻側の壁も石膏ボードで塞がれていました

標準の第3種換気のダクトの断熱材が結構分厚いのでこれならダクトが断熱エリアの外にあってもダクト内が結露しなさそうです。

壁を貫通しているCD管は光回線を引き込むためのものだと思います。

筋交いのある壁の気流止めは乾燥木材+裸のグラスウールに防湿シートです
筋交いのある壁の気流止めは乾燥木材+裸のグラスウールに防湿シートです

筋交いのある壁の気流止めのグラスウールに防湿シートが張られていました。

2帖の書斎は造作カウンターも完成していました
2帖の書斎は造作カウンターも完成していました

2帖の書斎のカウンターが完成していました。下段の幅広カウンターが高さが720で奥行600、上段のカウンターが高さ1,450で奥行400です。

上段のカウンターにはルーターやスイッチングハブの様なネットワーク機器を置いて下段はデスクトップPCやディスプレイを置くつもりで設計しました。書斎に関しては設計時にかなり力を入れた所なのでこれはかなりイメージ通りで使いやすそうです。2帖でもそこまで狭さは感じませんでした。

CD管の貫通部分の気密処理が怪しいので後日確認します
CD管の貫通部分の気密処理が怪しいので後日確認します

天井断熱だとこういう配管や配線が気密ラインを超えて貫通する箇所が非常に多いので配管や配線が全て気密ライン内に納まる屋根断熱と比べて気密性が落ちるという事が実感レベルで理解できてきました。

県民共済住宅が採用する床断熱も基礎断熱と比べて配管の貫通部分が多く気密処理する箇所が増えて不利なので、県民共済住宅のような床断熱と天井断熱を採用しているハウスメーカーや工務店で高気密を目指すのはかなりハードルが高そうです。

県民共済住宅でも昔オプションにあった吹付け断熱にすると気密性能が良くなるのは壁の断熱が隙間なく入る事よりも屋根断熱になるので天井裏からの配管や配線の貫通部分を気にしなくて良くなるのが一番の要因かもしれません。

後日天井の石膏ボードが施工された後のサーモカメラの画像
後日天井の石膏ボードが施工された後のサーモカメラの画像

後日天井の断熱材と石膏ボードが施工された後のCD管がある箇所のサーモカメラの映像です。天井が施工される前に気密テープで隙間を塞ぎましたが気密が取れてもCD管の中は空洞なのでどうしても断熱の穴になってしまいます。特にこの箇所はCD管が何本も集まっているので周囲の壁よりも高温になっています。天井断熱だとこういうCD管の貫通部分も断熱・気密の穴になるので要注意ですね。

こちらは家族で共有するスタディースペース
こちらは家族で共有するスタディースペース

家族で共有するスタディースペースは幅2,730のカウンターを造作しました。こちらはカウンターが長いので脚が2本入る予定です。これは概ねイメージ通りです。

雨樋もいつの間にか付いていました
雨樋もいつの間にか付いていました

バルコニーから外を確認した所雨樋もいつの間にか取り付けられていました。手前のCD管は電線の引き込み用で奥はネット回線の引き込み用だと思いますが室内側にCD管は1本しかなかったので電線引き込み用のCD管はどこに繋がっているかイマイチ不明です。

キッチン周り
キッチン周り
玄関から見た景色
玄関から見た景色

室内の大半の壁が出来てきてようやく部屋の空間らしくなってきました。こうして目に見えて進捗があると見ていて楽しいです。

この時期に行ったこと

監視カメラ用のボックスを選定

監督に未来工業のPV4B-BLNFMという監視カメラ用の露出用四角ボックスの設置をお願いしました。これは施主支給ではなく県民共済住宅経由で入れてもらいます。

監視カメラを設置する時に壁に直接監視カメラ本体を設置すると監視カメラを入れ替える時にまた穴を開けないといけなくなります。この露出用四角ボックスの蓋に監視カメラを取り付ければ監視カメラを交換する時に再度家の外壁に穴を開ける必要がなくなる上、配線もボックス内に入れればスッキリするので見た目がちょっと野暮ったくなりますがこういうボックスに監視カメラを設置するのは結構ありだと思います。

また、このボックスにステンレス製のバンドを組み合わせて雨樋やベランダの手すりにくくりつければ監視カメラを固定するために外壁に穴を開ける必要が無くなります。

監視カメラ本体はまだ購入していませんが、Amazonで購入できる1万円前後の中華PoEカメラを購入して使うと思います。

気密測定の日程を確定

来月の3月19日に気密測定を行うことになりました。気密施工のタイミングはクロスを張られる直前になります。気密施工当日は監督にも立会をお願いしました。

なお気密測定を依頼した会社は熊谷の有限会社オカトミになります。

県民共済住宅で最大限高気密を目指した結果がどうなるかとても楽しみです。もしC値が良ければこれからの施主さんの希望になると思うので期待していてください。今の所目に見える穴はほぼ塞いであり、気流止めの施工忘れもないのでこれでもしC値が悪ければこれが床断熱と天井断熱で高気密高断熱を謳っていないハウスメーカーや工務店での限界だと思います。

最後に

今週は石膏ボードが張られて壁が出来ました。特に書斎の形が出来ていてイメージ通りの空間になっていたのが嬉しかったです。部屋のサイズ感も概ね想像通りで今の所後悔ポイントはありません。家が出来上がってくる過程を見るのも中々楽しいです。

ここまで部屋の形が出来上がってくるとクロスを選ぶ際のイメージもしやすくなります。クロスは大体決めましたがまだどうしようか迷う所もあるので自分で納得出来る様にきちんと考えて選ぼうと思います。あとは照明器具の選定も残っていますが、照明器具はもうほぼ決めてあるのでやはりクロスをどうするかが今一番悩んでいる部分です。

クロスはオプションクロスを含めて好き放題選んだらオプション代が7万円位かかってしまう計算になったので色々削減している真っ最中です。クロスは何を選んでも住んで1ヶ月もすれば全く気にならなくなるとは頭で理解しつつもせっかくの注文住宅だし拘ってしまいます。

順調に行けばもう2ヶ月後には引き渡しなのでそろそろネット回線の申込みや家具や家電も選び始めないといけない時期になってきました。工事の進捗も早いので引き渡しまでどんどん忙しくなってくる気がします。