先日ようやく構造計算が終わり、壁に筋交いや制震バンパーが入った契約時の最新の図面を入手できました。その間取り図を公開しつつ間取りを作った自分なりの意図を詳細に解説していきます。
私の家の間取りに関しては完全に自分で考えた間取りです。3Dマイホームデザイナーで考えた間取りをプリントアウトした紙を県民共済住宅のプランニングリサーチに添付して送りました。
間取りは家を建てる人の思いや拘りが詰まった成果物です。私も例外ではなくせっかくの注文住宅なので拘る所は拘っていて、このブログのテーマである県民共済住宅で高気密高断熱住宅を建てたいという事もあり、高気密高断熱住宅のセオリーを踏まえた間取りを作りました。
私の間取り作りの考え方
ベースとなる間取り作成のアプローチとしては自分で考える他にも完全に担当の設計士さん任せにしたり、幾つかのハウスメーカーで出てきた良さそうな間取りを採用したり、建築家の間取り作成サービス的な有料サービスを利用したり、知り合いに設計士がいればその人にお願いしたりと色々な手段がありますが、私は完全オリジナルでゼロから自分で考えました。
何故全て自分で考えたかという理由ですが、結局自分が満足出来ると思う間取りは別にプロを頼らなくても自分で考えられると思ったからです。自分の希望や要望、生活スタイルは誰が一番理解しているかと言えば自分自身に決まっています。要はそれを間取りに落とし込めさえすれば良い訳なので間取りを考える時間とわからない所は調べたり勉強したりするやる気さえあれば自分でもそれなりの間取りが出来ると考えました。
ベースの間取りは自分で考えて、細かい所のプロの知見が必要な所は県民共済住宅の担当の設計士さんのアドバイスを貰ったりして間取りを作り込んでいきました。
間取りはプロに任せた方が良いというのも事実だと思いますが、間取りを考えるのは結構楽しいのでせっかく2千万円位の金額を出すなら家づくりを楽しめるだけ楽しまないと勿体無いと思ったので自分で間取りを考えました。あと、県民共済住宅の設計士の場合は常に多忙で1組の施主に割けるリソースが少なく、施主の要望を聞き出すためのヒアリングに時間を割かない傾向があるので設計士任せで自分達の理想の間取りに近づけるのは中々難しいんじゃないかと思ったのもあります。
素人の私が間取りを作るまでに行ったこと
私は建築関係の仕事をしていたことも無ければ建築関係の勉強をしていたこともなく、家づくりに関してはLv.1のただの素人からのスタートです。そんな私が間取りを作るまでに行った事をリストアップしてみました。
- 家づくり全般の情報収集
- 県民共済住宅では無理なこと(陸屋根やスキップフロアなど)を把握する
- 色々な間取りを見てみる
- 耐震性が高い建物を建てるための構造の基本を知っておく
- 冬暖かく夏涼しい建物を建てるためのパッシブデザインの基本を知っておく
- 外観が良い家にするための外観デザインの基本を知っておく
- どんな家に住みたいかを家族で良く話し合う
- 新居で実現したいことに優先順位をつける
私の場合は高気密高断熱住宅を建てたいというアプローチだったので高気密高断熱住宅とセットになっているパッシブデザイン(パッシブ設計)の考え方も自分なりに理解して間取りに落とし込んでいます。構造も重要視したので柱と壁の位置を上下階で揃えて建物の形もシンプルな長方形の総二階にしています。
家づくりの知識は主にWEBで検索したり住宅系YouTuberの動画を見たりして勉強しました。
外観
外観の形はこれまでの記事でも何度も同じ画像を出していますが、東西側にやや長い長方形の総二階です。家の形自体は昭和の高度成長期に沢山建てられた築40〜50年位の家や安い建売住宅と同じ様な形をしていますが、窓の付け方を工夫してそれらの建物とデザイン的な差別化をしたつもりです。
デザインコンセプトとしては「10年経っても古臭さを感じさせない家」です。流行りには乗らずに普遍的でタイムレスなデザインを目指しました。工夫した点は窓とドアの縦と横のラインを揃えたり窓のサイズを可能な限り合わせて統一感を出したことです。
窓の位置を上下階で完全に揃えるのは一見簡単ですがいざ間取りを作ってみると地味に難易度が高い部分です。建物の外観を重視したい人は最初にまず外観をどうしたいか考えて家の形と窓の配置を先に決めてからそれに当てはめていくように部屋の配置を決めていく様な順序で間取りを作ると見た目が良い家が作りやすいと思います。
南面に窓が沢山あるのは冬の日射取得を狙っての事です。土地が旗竿地という事もあり1階の窓からの日射取得は見込めないので1階の窓は少なくした方が温熱的には有利ですが、見た目的に2階の窓と揃えた方がきれいに見えるので1階南側も窓を多く取っています。
窓の種類も気密性が劣る引違い窓を使いたくなかったので標準仕様で使えるサイズのFIX窓や縦すべり出し窓を多用しました。本当は大きなサイズの窓が良かったですが、大きい窓はオプションになって高いので標準サイズの窓を組み合わせてデザイン的なアクセントを加えています。
家の一部が都市計画道路上にあるので最悪数年で取り壊しとなる可能性があり、そういう事を考えると外観にお金をかけても家が取り壊しになって補償される際に評価額が上がるわけでも無いので勿体無いと思い1階の庇と7箇所標準外サイズの窓を使った所以外は極力お金をかけずに全て標準仕様で選んでいます。
1階の間取り
1階の間取りですが、東玄関で玄関ホール、階段ホール(セカンドリビング)、ウォークスルークローゼット、納戸、寝室、洋室とあります。土地が旗竿地で南側に家があり、南側との家の間隔が3m位しか確保できないので冬の1階には日がほとんど入りません。
なので日中滞在する事が多いと思われるLDKは2階に配置して、昼間の心地よさが要らない寝室や昼間はあまり使わないであろう子供部屋として考えている洋室を1階南側に配置しました。
1階玄関、トイレ、洗面台
玄関ポーチ
玄関は玄関ポーチが3.5帖サイズでポーチ上にバルコニーがあります。奥行1,820mmの広いバルコニーを上に持ってくる事で玄関ポーチの屋根としての役割を期待しているのと、玄関ドアの隣のスペースに物置や棚を置けば雨に濡れない場所に外収納が出来るので、坪単価がかかる上断熱の穴となる土間収納を用意せずに設計の工夫で節約しました。
もちろん土間収納の完全な代替にはなりませんが、外に置いて最悪盗まれても良い物を入れるなら土間収納でなくても良いと思っています。
玄関ホールとクローゼット
玄関土間の部分は1帖と注文住宅にしてはかなり小さいと言うか最低限の大きさにしています。県民共済住宅では土間の立ち上がりの壁部分には断熱材が入らないので土間部分はどうしても断熱の弱点になります。土間の床にはA種押出法ポリエチレンフォーム保温板2種bの20mmが断熱材として敷かれる様ですが、厚みが全然足りないので土間の床部分も熱損失が大きい断熱の穴と言える箇所になります。
私の場合は高気密高断熱住宅を目指しているのでそういう断熱の弱点となる部分を最小限にしつつ、やや狭いですが使い勝手としてはそこまで悪くないだろうと1帖サイズの玄関土間にしました。
玄関ホールは小さめで後ろに上着類を収納するクローゼットを設けたのが一番の拘りポイントです。コロナ禍なのでウイルスや花粉を室内に持ち込みたくないという意図もありますが、それよりも玄関先にクローゼットがあるとコートやジャケットが必要な季節に家の外に出たら想定よりも寒かったり暑かったりした時に上着を簡単に交換出来たら便利かなという意図で玄関ホールにクローゼットを設けました。
クローゼットは奥行が682.5mmで服が問題なく仕舞えるサイズにしています。奥行が910mmのクローゼットだと手前か奥がデッドスペースになるので収納のサイズ感も地味ですが拘っています。
玄関ホールには引き戸を設けて風除室的な機能も担っています。冬の寒い時期は引き戸を閉め切って玄関ドアの開閉時に冷気が室内まで入り込むのをここでシャットアウトするのが狙いです。エアコンでの全館空調を考えていますが、玄関ホールは家に出入りする極短時間しか滞在しない空間なので別に寒くても構わないと思い仕切りとなる引き戸を設けました。
玄関ドアは県民共済住宅の標準仕様のYKKAPのヴェナートD30 D2仕様のN08マキアートパインで採光が付いていない片開きのドアです。ドアに採光がないので南側に採光用の標準サイズのFIX窓を用意しました。
1階トイレ
トイレに関しては0.75帖で最小限の大きさにしています。今住んでいる家でもトイレは0.75帖で縦幅が特に狭いと思ったことはないので1帖サイズにせずに坪数を節約しています。
トイレは1階、2階両方共オプションのタンクレスです。これは片方だけタンクレスにするとトイレに行きたくなった時に標準のトイレではなくタンクレスのトイレばかり使いそうでトイレを2箇所設けた意味が無くなりそうなので両方共タンクレスにしました。
トイレ収納も標準の物を入れました。トイレはオプションのタンクレスにした事以外は何もお金をかけていません。
私はトイレに窓をつけませんでした。窓があることによる昼間の明るさのメリットよりも夏冬の暑さと寒さのデメリットの方が嫌なので快適性を重視して窓なしにしています。換気扇の位置は低めにして臭いを排出しやすいようにしています。
洗面台
洗面台の配置は玄関すぐの位置で玄関の手洗いとトイレの手洗いを兼ねています。2階にも洗面台があるのでこの1階の洗面台は手洗い専用です。
ここの洗面台は当初は洗面台裏の壁を薄壁にして県民共済住宅標準の奥行530mmのシーラインを鏡無しで設置して壁に下地合板を入れて好きな鏡を施主支給もしくは後付するつもりでしたが、洗面台裏の壁の厚み的に入隅用の幅が狭い引戸しか入れられなかったので監督から狭いんじゃないのと言われて洗面台を変更しました。
変更後の洗面化粧台は1面鏡付のパナソニックのシーラインのスリムD450を入れました。スリムD450のシーラインは奥行が450mmなので裏の壁を薄壁にしなくても出っ張らないので裏の壁が普通の厚みになり、その事で建具の収まり的に普通サイズの引戸が使えるようになりました。開口部が広がったついでに洗面台横の腰壁部分も無くしてスッキリとさせました。
1階階段ホール(セカンドリビング)
1階のセカンドリビングは割と珍しい間取りだと思います。間取りを考える時に通路にしかならないただの廊下部分を極力無くす事を特に意識したので階段ホールは逆に広く取ってセカンドリビングとして使おうと思います。
具体的な用途としては来客があればここで対応したり、子供が大きくなって友達を連れてくる事があればここで遊ばせたり、テレビを設置してゲーム機を繋いで遊んだりとかそういう感じの使い方を想定しているスペースです。1階のセカンドリビングがパブリックなリビングで2階のLDKがプライベートなリビングという位置づけです。
また、ここにエアコンを設置して冬はこの1階の階段ホールのエアコン1台で全館暖房を行うつもりです。ここのエアコンからの暖気が部屋間の換気扇を伝って1階の各部屋と階段を伝って2階に届く様な意図で間取りを考えています。エアコンの畳数は10畳用エアコンを考えています。エアコンの能力計算をしてみた限りではこの家のサイズと断熱性能なら10畳用エアコン1台で冬の全館暖房が問題なく出来るはずです。
せっかく40万円近くする高断熱仕様のオプションを採用するのにエアコンを各部屋に1台ずつ設置したらエアコンの機器代もランニングコストも勿体無いのでここは節約ポイントです。建物が高断熱になればなるほど建物からの熱損失が少なくなるのでエアコンの負荷が小さくて済みます。
エアコンからの風を各部屋に配るために部屋のドア上にエアパスファンという室内用の換気扇を設置しました。部屋のドアを閉めていても空調された空気が入るようにするのが狙いです。こうすることで部屋毎にエアコンが不要になるのでエアコン本体と電気代を節約しています。
給気口の位置はエアコンの送風口の近くにして冬の寒い給気口から入る冷たい空気をエアコンの温風でマイルドにする狙いがあります。
1階ウォークスルークローゼットと階段下収納と階段
ウォークスルークローゼットは1階納戸と寝室への通り道として通り抜けられるファミリークローゼットを用意しました。ただの廊下だと何も出来ませんが、廊下の幅を広く取れば片方の壁側をクローゼットにして収納スペースも確保できます。
この間取りだとユニットバスとランドリールームが2階になるので洗濯動線はあまり良くありません。ただ、洗濯して乾いた軽い衣類を持って階段を降りて家族の下着以外の服をここに収納するのでそこまで悪い動線でもないかなと思います。下着類はユニットバス隣の脱衣室兼ランドリールーム内に置いておくつもりです。
クローゼット部分はハンガーで服を沢山収納したいのでパイプを上下2段にしました。
階段下収納は勾配天井ではなく段々の天井にして最大限スペースを確保しています。ここに入れる具体的な物は想定していませんが細々とした荷物を入れたいと思います。
階段幅は通常の910mm幅ではなく1060mmへと150mm程広げています。私の担当の設計士さんはこの幅までならオプション代がかからずに広げられると言っていたので2階リビングという事もあり荷物の搬入がしやすいように階段は幅を少し広げたストレート階段にしました。階段幅を広げて費用がかかっている人もいるのでこれは担当の設計士さん次第で変わる「県民あるある」の1つかもしれません。
ストレート階段だと3マス少々で階段が置けるので4マス必要な折返し階段よりも階段スペースが節約できます。階段を家の中心付近に置いたので上下階の動線もそれ程悪くないと思います。階段の付け方は間取りを考える時に非常に苦労したポイントでした。
1階納戸
納戸は余ったスペースに配置しました。ここに関しては特に具体的な用途は定めていませんがとりあえず収納スペースに入り切らない物をここに収納する様な感じでイメージしています。
この部屋の失敗ポイントですが、照明のスイッチを設置する場所を考えていませんでした。合板下地が入る所には大きな鏡を付ける予定なのでここには配置したくないし、引き戸の隣の壁だと遠いしでマズったなと思います。
結果的には上の図面で下地合板が入る所に照明器具のスイッチを設置して、下地合板は窓の右側の壁に下地を入れてそこに鏡を施主支給もしくは後付で設置する事にしました。
この納戸は机を置いて書斎的な使い方も出来なくもないので住んでみてからどういう風に使うか決めていくつもりです。
1階寝室
1階階段ホールからウォークスルークローゼットと納戸を抜けた先にあるのが主寝室です。動線は中々変な感じですが寝室はこの家の中でも特に拘っているポイントになります。部屋の広さも9帖確保してベッド周りがゆとりある感じにしました。
寝室の窓のない外壁側にウッドワンのフラットパネルオークという突板の壁材を床から120mmの高さに張ってホテルのヘッドボードの様な感じにしていて、ベッドはヘッドボードなしのダブルクッションのシングルベッド2台を連結して約2m幅のキングサイズとして使うつもりです。
ベッドの足元側のスペースも広く確保できているので机とイスを置いてホテルの客室っぽくしようかなとも考えています。
窓際の天井を折り上げてカーテンボックス兼コーニス照明という感じにしていてここはかなり拘ったポイントになります。カーテンは窓のある部分だけを覆うのではなく、天井付けの片開きカーテンで窓のある南側の壁全体を覆うような感じにしてホテルライクな部屋にするつもりです。こういうカーテンボックスと間接照明が入っている折り上げ天井はホテルで度々見かけるのでそれを取り入れました。
この部屋には窓がありますが、冬の時期は南側に隣家があるので昼間の直射日光がほとんど入りません。間接光は入ってくると思うので明るさは問題ないと思いますが、冬の太陽高度が低い時期になると直射日光が入らず日光で暖かくならないので冬はやや寒い部屋になるかなと言う感じです。他の部屋よりも寒くなるという事を逆手に取って寝室は暖かいよりはむしろちょっと寒い方が布団をかけて寝る事を考えると逆に寝やすいと思うのでここに配置しました。
窓ガラスは視線が通らない型ガラスにしているのでレースカーテンが不要です。この部屋の窓のある側の壁全体を天井から床までカーテンで覆うつもりで考えているためサイズ的に既製のカーテンは使えずオーダーカーテンになってしまうのでここも地味な節約ポイントです。
この部屋の窓は建築基準法上の居室認定する為に必要な最小限の大きさの窓を設けています。2箇所とも標準外サイズの069幅の窓でないと採光が取れませんでした。
1階洋室
この洋室は子供部屋もしくは第2の寝室として考えています。この部屋も南側にありますが、主寝室と同じく冬の時期は南側に隣家があるので窓から直射日光が入りません。直接光が入らないだけで間接光は入ると思うので明るさの問題はありませんが、冬はやや寒い可能性がある部屋です。
工夫した点としては可動棚を設けました。ここは壁の位置を敢えてずらして北側のWTCの収納と南側の洋室の収納を両立しています。間取りを考える際に収納の奥行も良く考えると良いと思います。服を収納するクローゼットの奥行が必ずしも910ある必要はないと思うので奥行を短くして前後の部屋に収納を設けるのも良いアイデアだと思います。
窓際の折り上げ天井は寝室と同じでカーテンボックスとコーニス照明を兼ねています。ここの窓ガラスも視線が通らない型ガラスにしているのでレースカーテンは使いません。
2階の間取り
2階の間取りは階段を上がってすぐの所にLDKがあり、北側に洗面所とトイレ、脱衣室兼ランドリールームとユニットバスがあります。リビングの先にある東側には家族共有の書斎スペースと私個人の2帖の書斎とバルコニーへと続く3帖の子供部屋があります。部屋の配置はこの家の中では一番日射が取り込めて心地よい2階南側にLDKを持ってきました。
2階の間取りで拘ったのは柱直下率と壁直下率です。2階の柱や壁の位置が1階の柱や壁の位置と揃うことを特に意識しました。結果的に柱直下率が84.6%、壁直下率が85.4%と構造的には非常に好ましい直下率になっています。これで構造計算しての耐震等級3でなおかつ制震ダンパーまで入れているので耐震性に関してはバッチリです。
細かい部屋を多くしているのは都市計画道路予定地に家を建てているので道路が通る際の補償の時に評価額が上がる事を密かに期待しています。単に3LDKよりも5LDKの方が高そうとかそういう理由で、本当に評価額が上がるかどうかはわかりません。
2階LDK
LDK全体
LDKは2階の南側に東西方向に一直線に配置してこの家の中では一番贅沢に太陽光を取り込める心地よいスペースにしました。キッチンとダイニング間の通路を窓がある南側にすることでより明るいキッチンになったと思います。階段に近い北側を通路にした方が動線としてはスムーズですがここは空間としての心地よさを取りました。後はキッチンからでもダイニングからもテレビが見れるという事を考えて一直線にLDKを配置しています。
LDKは当初それ程広く取るつもりは無かったのですが、最初は17帖位のLDKと3帖位の洗面室が別れていたのを階段の間仕切り壁を腰壁と吹き抜け手すりにしてLDKと同一空間内になったのでまとめて20.2帖の割と広いLDKになりました。
私の家は南面以外は窓が最小限なので他の部屋はあまり開放感がありませんが、LDKだけは窓が沢山あって明るく開放感があると思うので他の部屋とのギャップも狙ってLDKの特別感を演出したつもりです。窓は段窓の様に上下に窓があり、下の窓は型ガラスで外からの視線が通らない様にして上の窓は透明ガラスで開放感を出しています。
LDKの窓際は折り上げ天井にしてカーテンボックスと間接照明を兼ねた感じにしています。夜にカーテンを照らすコーニス照明になるので上手く行けばホテルの様な上質な空間になると思います。
キッチン
キッチンは横幅に余裕があるのでタカラスタンダードの2,700mm幅のキッチンを入れました。キッチンは普通の対面キッチンです。
キッチンの奥には可動棚を設置して小さなパントリーを設けました。カップボードは県民共済住宅オプションのウッドワンの1,800mm幅の物を採用しています。キッチンとカップボードの幅は855mmと狭めです。食洗機はIKEAの60cmフロントオープン食洗機を後付する予定です。
カップボードの吊り戸棚は天井から300mm程開けて高さを下げて夫婦どちらも160cm位で身長が高くない私達でも吊り戸棚の上段に手が届くような使いやすさを意識しました。吊り戸棚の上にはライン照明を入れてコーブ照明にして照明点灯時の明るさ感と奥行き感と上質な雰囲気を出したいという狙いがあります。
冷蔵庫はキッチンの奥に配置するとキッチンで調理中の人と冷蔵庫の中身を取りに来た人との動線がかち合うので動線が絡まないキッチンとダイニングの中間の場所に配置しています。冷蔵庫前も広く開いているので冷蔵庫のドアを開けていても人が通れる事も意識しました。
ゴミ箱の具体的な位置は考えていませんが、今の所は冷蔵庫横のスペースかパントリーの可動棚の下辺りに考えています。
換気扇は同時給排気タイプにして排気した空気を給気口からそのまま吸い込んでしまうショートサーキットを避けるために給気口は北側、排気口は西側と離して配置しました。
ダイニング
ダイニングはリビングとキッチンの中間辺りのスペースです。キッチンは腰壁のある普通のI型対面キッチンなのでダイニングテーブル側にニッチを設けました。このニッチの中にティッシュやテーブルで使う調味料を置いたり、ニッチの中にコンセントを設置してダイニングテーブルでホットプレートの使用やノートPCでの作業も出来るようにします。
ダイニング北側には磁石がくっつくエマウォールを貼ったカウンター付の壁面があります。ここに子供の学校のプリントなんかを貼ったり造作のカウンター上にスマホの充電器を置いたりしようと思います。
リビング
リビングの正面の壁は下地を入れてテレビを壁掛け出来る様にしています。今の所テレビはテレビ台の上に置くつもりですが、もしテレビ台の高さが低すぎてダイニングやキッチンからテレビが見づらいみたいな事があれば壁掛けにする可能性も十分あるので一応下地は入れておきました。
後は階段の所の壁を無くして開放感を出そうと吹き抜け手すりにしました。階段を降りた所が1階セカンドリビングになるので下までエアコンの風と日光の明るさが降りてくる様な意図もあります。
リビングの先の書斎スペースへの壁は建具を設けていないので視線が抜ける事で抜け感が出る事も意識しました。階段上も開口部を設けているので抜け感と明るさが出れば良いなと思います。
私の場合は各個室にエアコンを設置してそれぞれ冷暖房をする様な考え方ではなく、1箇所のエアコンで家中冷暖房を行う全館空調的な発想なので部屋間や階段に間仕切りを極力設けずに空調された空気が家中に行き渡る事を意識しています。
洗面スペース
洗面スペースはLDKと繋がっていて冷房用のエアコンと2ボウル洗面台があります。図面上の洗面所は脱衣室兼ランドリールームになるので洗面スペースはLDKの洗面台がある所を指しています。
2ボウル洗面台は1,650mm幅のタカラスタンダードのエリーナを入れて、鏡だけはパナソニックのラシスの1,650mm幅の1面鏡を入れました。フラットな大型1面鏡を入れることでリビング側から見た時に視覚的な錯覚効果で部屋をより広く感じさせて開放感や抜け感が出る事を狙っています。この演出手法はクルーズ船の窓がない内側キャビンに泊まった時に室内に大きな鏡がある事で部屋を広く感じさせると同時に開放感が出ていたのでそのテクニックを真似しました。
洗面台の横には冷房用のエアコンと24時間換気の給気口があります。このエアコンは主に冷房用のエアコンになり、冷気は上から下へと落ちる性質があるので2階のエアコンは全館冷房用、1階のエアコンは全館暖房用という様な位置づけです。
2階洗面所(脱衣所兼ランドリールーム)
図面上の表記は洗面所ですが、実際このスペースは脱衣所兼ランドリールームで洗面台はありません。洗面と脱衣所は分けました。洗面所も脱衣所も広く取ったので洗面所周りの収納が足りずに物が溢れることは多分無いと思います。
キッチン横の凹んでいる薄壁施工の所はオープンクローゼットでここに下着やパジャマ、タオル類を収納するつもりです。洗濯機の横のスペースは市販の家具を置いて収納にするつもりです。
脱衣室なので引き戸に鍵を付けました。引き戸の上にエアパスファンを置いて引き戸を閉めていてもエアコンの風を取り込めるような設計にしています。こうすることで冬でも洗面所が暖かくなり、オプションの洗面所暖房機を入れる必要がないのである意味節約ポイントと言えます。換気扇で空気の流れが出来るので洗濯物も乾きやすいはずです。
ランドリールームとしては標準のホスクリーン1セットを通路上に配置し、もう1本はホスクリーンではなくクローゼット用のパイプをオプションで用意しました。これも地味ですがオプションのホスクリーンを入れるよりも多少安くなります。
2階ユニットバス
ユニットバスは断熱性と快適性を考えて2階に配置しました。県民共済住宅の場合は2階にユニットバスを持ってくるとユニットバスが断熱エリア内に収まります。
床断熱の県民共済住宅の場合1階にユニットバスを配置するとユニットバスの区画は床の断熱材が入りません。断熱に力を入れている工務店やハウスメーカーはユニットバスの区画を通気パッキンではなく気密パッキンを敷設して基礎断熱にして断熱エリア内にユニットバスを配置しますが、県民共済住宅の場合通気パッキンのままでユニットバスの断熱はユニットバスに付いている薄い断熱材頼りになり、ユニットバス下部が断熱エリアの外になるのでどうしても断熱の穴になってきます。
私は風呂場の窓を設けていません。風呂場の窓はデメリットが非常に多い割にメリットが殆ど無いので最初から付けるつもりはありませんでした。お風呂場は服を脱いで裸になる場所なので本来は家の中で一番暖かくすべきスペースです。そういう意味でも断熱性を高めると快適性が上がる上お湯が冷めにくくなる分光熱費も安くなるのではと思います。
ユニットバスのサイズは1坪サイズです。選んだのがTOTOのサザナなので2階に1.25坪は出来ません。1.25坪にしても浴槽の大きさ自体は1坪のユニットバスと同じなので洗い場が広くなっても掃除の手間もかかるし別に良いかなと思いました。
2階トイレ
2階トイレもタンクレストイレです。2階トイレも1階トイレと同じく窓を設けていません。
拘った点は特にありませんが、オプションのタンクレストイレにしたのと換気扇の位置を下げた位です。トイレを引き戸にする場合この様な開き方にすると便器に座っている時や掃除をする時に便器周りが多少広く感じられると思います。
2階の書斎
書斎は2箇所作りました。1箇所はスタディースペースの様な家族で共有する書斎で3人横に座れるスペースをリビングの奥に配置して、その手前に個室の2帖の小さな書斎を1部屋作りました。
書斎のカウンターは県民共済住宅支給のライトクリアー色のカウンター材で造作します。机となるカウンターは奥行600mm程確保したのでデスクトップPCを置いても窮屈にならないサイズ感になります。
カウンター上のデッドスペースを収納に利用するため高さ1,450mmに2段目のカウンターを設けました。この上に普段使わないPCの周辺機器を置いたり、個室の書斎の方はサーバー的に使う小型PCやルーターやハブを置いたりしようと思います。
上下のカウンターの左右には配線用の穴を開けておきました。カウンター手前側の角の形状も指定して机となる方はアールをつけて腕を置いた時に角が当たらないようにしたつもりです。
階段上のスペースに可動棚を設置してプリンターや書類を置けるスペースとして確保しました。上部は開口にしてあるのでエアコンの空気が共有の書斎まで来やすい様にしています。
共有の書斎
共有の書斎スペースは3人並んで座れる様にしました。2,730幅のカウンターがあるので途中にダイケンのクローム色の脚を2箇所設置しています。
カウンター後ろの背中側は壁との距離を確保したので後ろに本棚やシェルフの様な収納家具を置いて収納スペースとして活用するつもりで考えています。
個室の書斎
個室の書斎スペースは私専用の書斎として考えているのと、インターネット回線をここに引き込んでルーターやハブと言ったネットワーク機器や各種サーバーとして使う小型デスクトップPCを集約させてサーバールーム的な用途も持たせようと思っています。
上段の棚にネットワーク機器を置いて下段は大きめなモニターも置ける作業スペースがあるので色々捗ると思います。配線用の穴も上下カウンターの左右に開けているので通線の問題も無いと思います。
マルチディスプレイ環境には今の所しないつもりなのでモニターアーム用の穴は特に設けませんでした。
この部屋の扉の上にもエアパスファンを設置して扉を閉め切っていても空調された空気が入ってくるので作業環境としても悪くないのかなと思います。
2階洋室
3帖の洋室は完全に余ったスペースを部屋にしました、という感じの部屋です。この部屋にもエアパスファンで空調された空気が入ります。
かなり狭い部屋ですが、イメージとしては寝台列車のコンパートメントです。ロフトベッドを入れたりすればお籠り感があって子供にとっては意外と楽しそうな部屋になる気もします。一応子供部屋として考えてはいますが、場所的に納戸みたいな収納スペースになる予感がしています。
この部屋の東側にバルコニーがあります。
2階バルコニー
バルコニーは3.5帖サイズで奥行は1,820mm程確保して現実的に使いやすい広さのバルコニーにしました。この位の広さがあればアウドドア系の家具を置いてベランダで寛ぐ様な事も出来ると思います。ベランダの腰壁の高さも1,400mmと通常よりも高くして外からの視線が気にならない高さにしました。
私はバルコニー不要派なので正直バルコニーは要らないのですが、都市計画道路予定地に家を建てるのでバルコニーがあれば取り壊しになった時の補償で家の評価額が上がりそうなので無料で作れる範囲でバルコニーを作りました。バルコニーにはお金をかけないつもりだったのでバルコニー関連のオプションはあると色々便利そうなバルコニー水栓を設けただけです。
バルコニーの配置は土地の形状的に南東側が広くなっているので出っ張ったバルコニーを置くのには丁度良かったのと、玄関ポーチの上にバルコニーを配置して屋根代わりになるのと、今の所隣の土地が畑なので見晴らしも良い事もあり東側にバルコニーを持ってきました。
この間取りで狙ったこと
- 窓は最小限にして断熱性能を確保
- 出来るだけ柱と壁の位置を上下階で揃えて耐震性能を確保
- ユニットバスは2階に設置して床断熱の弱点をカバー
- 夏の日射は庇や軒でカットして日射熱を入れずに涼しい家にする(南側のみ)
- 西側は窓ゼロ、東側と北側の窓は最小限
- 冬の日射は南側の窓から最大限取り込んで暖房なしでも暖かい家にする
- エアコン1台か2台での全館冷暖房
- 夏はエアコンで冷房するので通風は無視してFIX窓多め
- 通路にしかならない廊下スペースは極力作らない
- 収納は部屋毎に作らないでまとまった収納スペースを作る
- 仕事が出来るレベルの書斎を2箇所
- 脱衣所と洗面所を分けて水まわりのスペースは広く取る
- 部屋の配置の優先順位は心地よさ>動線
- ストレート階段で幅を多少広くして荷物の搬入をしやすくする
家全体の意図はこの様な感じになります。私の家の場合は家事動線よりも坪数削減と空間の心地よさを重視しています。
廊下部分を最小限にして坪数削減を優先していることもあり家事動線についてはある程度妥協しています。回遊動線とは真逆の考え方で別に数歩か十数歩位余計に歩いても良いんじゃない?という発想です。回遊動線は平屋の様な大きな床面積の家には非常に効果的だと思いますが、それ程大きくない家だと無理して取り入れなくても良いんじゃないかと個人的には思います。
この間取りで無視したこと
- 老後の生活
- 通風
- 風水や家相の類
この間取りは20年後や30年後の老後の事まで考えていません。家を建てる土地が都市計画予定地上にかかっている事もあり、多分3〜10年後に取り壊すことになる可能性が高いので今が良ければ全て良しみたいな考え方です。そういう考え方が根底にあるので普通のエアコンでの全館空調を試みてみたりとリスキーな事もしています。
私は窓をあまり開けて生活したくない人なので通風に関してはほぼ無視しました。
風水や家相の類も無視しました。私は昔のエアコンや断熱材も無かった時代の経験則や言い伝えよりも計算に基づいた現代の科学を信用したいと思います。今の家は昔の家と違ってあらゆる所が進化して高性能化しているので自分達が抱いている「家の常識」を最新の情報にアップデートする必要があります。
最後にこれから間取り作りをする方々へのアドバイス
家族でどんな生活をしたいのかを良く話し合って要望と優先度は決めておこう
自分で間取りを考えるにもプロに間取りを考えてもらうにもまずは「そもそもどんな家に住んでどういう生活をしたいか」を家族でしっかり話し合いましょう。まずは自分達の「理想の暮らし」をしっかり思い描いて、それを家族とじっくり話し合ってこういうのに憧れるとかこういうのは嫌だとかを家族間で共有できれば自ずとどんな家に住みたいかの考えがまとまって、自分達の理想の家というのがだんだんはっきりしてくると思います。
その上で要望をリストアップして優先度を決めておけばもし予算だったりその他の要因で全ての要望が実現出来なくても要望の取捨選択もきちんと出来るようになります。優先順位が決められるという事は具体的な要望がきちんと整理出来ている証拠なので自分で間取りを作るにしてもプロに間取り作りをお任せするにしても最終的に自分達にとって満足できる良い間取りが作れると思います。
間取りは家の外側から考えよう
素人施主の私が色々悩んで試行錯誤してゼロから間取りを作り上げた経験を踏まえてのアドバイスですが、間取りを作る時の考え方としては下記のような順序で考えていくとバランスの良い家が出来るのではないかと思います。
- 庭と駐車場の配置を決める
- 家の形と配置を決める
- 隣家の窓の配置を考慮した上で窓やドアの位置や高さを決める(大まかな外観をこの段階で決めてしまう)
- 窓の場所に合うように間取り(部屋の配置)を決める
間取りを考える時は家の外側から先に考えていきましょう。理由は最初に家の形と外観を決めてしまえば見た目の良い家になる上、必要以上に家が大きくなったり、2階建ての場合は1階(LDKがある階)が大きくなりすぎる事も無いと思います。
特に1階にLDKを置いて掃出し窓でウッドデッキの様な外の空間との繋がりを重視したい人はこういうアプローチで間取りを考えると内と外とのつながりが色々上手く行くと思います。また、外側から考えるという事は見たい景色が見える場所に窓を作れるというメリットもあるし、隣家の窓の位置を踏まえた上で先に窓の位置を決めておけば窓同士がお見合いしている様な失敗も無くなるのではと思います。
家の内側、部屋の配置から先に考えて行くと最後の最後で外観的な窓の位置のバランスが悪かったり、窓が隣家の窓の位置と被ったり、建物の形がいびつになったり、屋根の形が複雑になったり、2階建て以上の場合は柱直下率や壁直下率が低かったり、LDKのある階が大きくなりすぎたりといった様な家全体として見ると微妙に失敗している間取りが出来上がる事が多いと思います。
建物の外側から考えるとなると制約が出来そうで自由な間取りに出来ないと思いがちですが、逆にある程度制約があった方が考慮すべき点が減って間取りを決めやすいとも言えるので、後はその決めた建物の枠の中に自分達の理想を詰め込んでいけばきっと自分達にとって良い間取りになると思います。
家具の配置やコンセントの位置までイメージしながら間取りを考えよう
間取りを考える時は家具の配置や照明の配置、コンセントやスイッチの場所もしっかり考えておくと後々スイッチを付ける壁が無いとか置きたい家具が搬入できないとか家具を置くスペースがないと言った失敗が無くなります。
契約前の設計士との打ち合わせの段階ではスイッチの位置やコンセントの位置は決めなくても問題なく進んでいきますが、契約後には電気配線図を必ず考えることになります。
電気配線図を考える時は家具の配置をどうするかによってコンセントの位置も変わってくるので、出来るだけ最初の内からどんな家具をどこに置くかやコンセントの位置やスイッチの位置といった超細かい所まで具体的にイメージしながら間取りを作り込んで行きましょう。
2Dの図面上で見逃しがちな「高さ」もしっかり考えよう
図面上だと窓の高さや造作カウンターの高さ、腰壁の高さや可動棚を何枚設けたりやコンセントやスイッチ、壁付け照明をどの高さにするかは意外と見落としがちなポイントです。
どうしても平面的な図面だけだと高さのイメージがし辛いので3Dマイホームデザイナーなどの3Dソフトで立体化して考えたり、自分で絵を書いてみたりしてしっかりイメージしましょう。
最後に
私の間取りを解説してみましたが決して万人受けする間取りではないので「こいつ何言ってるんだ?」とか「これ絶対使いにくいでしょ」とか思う人もいると思います。そういう反論が出てくるということは自分の中できちんと間取りの良し悪しが判断出来ている証拠なので自信を持って間取りを考えてみてください。
賃貸物件として他人に貸したりリセールを考えなければ万人受けする無難そうな間取りよりも注文住宅ならではの自分達が最高に満足できる間取りの方がきっと良い暮らしが出来ると思います。間取りはその土地や施主の生活スタイルで最適な間取りは大きく変わるのでしっかり考えて自分達の満足できる間取りになるよう色々勉強したり、自分や家族の人生経験をフルに活かして理想の間取りを考えてみてください。
あと、注文住宅は金額がとても大きな買い物なので、「後悔しない間取り」みたいなネガティブワードで色々検索しがちだと思いますが、気持ち的には「後悔しないように」というよりも「満足できるように」というポジティブな思考でいないといつまで経っても間取りが決まらないし間取りを考えるのが楽しくないと思います。前向きな気持ちで楽しみながら納得行くまで間取りを考えて家づくりを楽しめばきっと満足できる最高の家が出来ると思います。