FIFAワールドカップロシア大会の観戦旅で初日はロシアのモスクワでトランジットの為に1泊し、2日目はモスクワからドイツのミュンヘンまでS7航空の飛行機で移動します。その後ミュンヘンからオーストリアのマイヤーホーフェンまで電車を乗り継いで移動するのが2日目の内容になります。
2日目（2018年6月10日）のスケジュール
- 朝にモスクワのホテルをチェックアウトし、Aeroexpressでドモジェドヴォ空港へ
- ドモジェドヴォ空港からミュンヘン国際空港へS7航空の飛行機で移動
- ミュンヘン国際空港（ドイツ）→ミュンヘン東駅→イェンバッハ（オーストリア）→マイヤーホーフェンと電車を乗り継いで移動
初日もそうでしたが2日目も完全に移動日です。
モスクワからミュンヘンへ
初日にモスクワのPaveletskaya駅近くのHoliday Inn Express Moscow Paveletskayaに宿泊し、無料で付いてくるホテルの朝食を食べてからチェックアウトし、Paveletskaya駅からAeroexpressでDomodedovo空港に戻ってきました。
利用したフライト
- S7 897 DME-MUC(13:05-15:15)
成田発モスクワ経由ミュンヘン行きの航空券を買っているのでこれが2区間目になります。
ロシア出国時にちょっとしたトラブルが
ドモジェドヴォ空港でチェックインし、荷物を預けて出国審査に行ったところでワールドカップ観戦者専用のFANIDを使って入国したのにたった1日でロシアを出国するのはおかしいと出国審査で怪しまれました。購入したワールドカップのチケットをチェックされたり、航空券を見せて1週間後にまた戻ってくる事を説明してやっとパスポートにスタンプを押して貰えましたがちょっと大変でした。
S7航空の機内
ドモジェドヴォ空港からミュンヘン国際空港までは3時間程のフライトです。短距離線なので座席も3-3の配列の至って普通の機内でした。一応国際線なので簡単な機内食も出ました。
ドイツ入国
ミュンヘン到着は定刻で問題ありませんでしたが、その後の入国審査で1時間も並びました。入国審査はDME-MUC便の乗客100人位しかいない上、3つのカウンターが空いていたにも関わらずロシア人一人一人の入国審査に何分もかけているような感じで列が全然進まず、最後の方に並んでいた私の番が来るまでかなり待ちました。
1時間位経って私の番になったら普通に何日滞在してどこに行くかを聞かれて普通にスタンプを押してくれて入国出来ました。
ミュンヘン国際空港からの鉄道移動
この日はミュンヘン国際空港からマイヤーホーフェンまで鉄道で国を跨いで移動します。チケットは事前にドイツ鉄道のWEBサイトで事前購入してあります。
このチケットを買う際にオーストリア連邦国鉄のWEBサイトも見てみましたが、この日はドイツ鉄道のWEBサイトからミュンヘン国際空港からマイヤーホーフェンまで通しで買うのが最安でした。ミュンヘン東駅からマイヤーホーフェンまでやミュンヘン東駅からイェンバッハまでとか細かい区切りで検索してみてもこの日は通しで買ったほうが安かったです。
このチケットは事前購入型の予約変更不可の割引運賃「Sparpreis Europa」です。なので万が一乗り遅れた場合は別のチケットを再購入する必要があります。そのため空港到着から1時間半後の電車を予約してちょっと余裕を持たせたつもりでしたが、まさか入国審査で1時間も並ぶとは完全に想定外だったのでドイツ入国後はホームまで急いで移動する羽目になりました。
結果的には16:44発の数分前位にホームに辿り着けたので乗り遅れずに済みました。
Sバーンでミュンヘン空港からミュンヘン東駅へ移動
Sバーンはドイツやスイス、オーストリアの近郊電車です。東京近郊で言うなら埼京線とか京浜東北線という感じでしょうか。ちなみに地下鉄はUバーンです。日本の電車と違ってヨーロッパの鉄道は駅に改札がありません。なので乗車中に駅員さんがたまに巡回しに来るのでその際にチケットを提示します。
購入するチケットの種類によってはバリデーション（時刻の刻印）が必要になることもあるのでヨーロッパの鉄道に乗る際は刻印を忘れないようにしましょう。ちなみに今回ネットで購入したチケットは特にバリデーションを行う必要はありません。
S8でミュンヘン東駅に到着しました。次の電車は30分後位に到着するので結構乗り継ぎ時間がありました。
EuroCityでミュンヘン東駅からイェンバッハまで移動
電車が到着して写真を撮ってからすぐに車内に乗り込みました。
車内は見ての通りガラガラでした。この電車はドイツのミュンヘン中央駅からオーストリアのインスブルックまで行く電車です。停車駅はミュンヘン東駅、ローゼンハイム（ここまでドイツ）、クーフシュタイン、イェンバッハ、インスブルック（オーストリア）です。私はミュンヘン東駅から乗車したので3駅先で降りて別の電車に乗り換えです。
車内がガラガラなので荷物も全く問題なく置けるしとても快適な1時間15分程の移動でした。
ドイツでは昨年のオーストリア旅行で購入し、有効期限が切れていないYesss!というオーストリアのMVNOキャリアのプリペイドSIMを持参して来たので旅行前に最低クレジットの10EURをネット上でチャージして5.99EURの1ヶ月有効な5GBのEUローミング可能なデータパッケージ（内EUローミング1.7GB）を購入しました。
このSIMは当時EUローミングが可能なプリペイドSIMの中では最安値だと思います。管理画面やアプリがドイツ語のみなのが最大の欠点ですが、Google翻訳等を活用して普通にどうにか出来ました。
今回の旅ではドイツ、オーストリア、イタリアに1週間ほど滞在してからロシアに戻るのでEU内でのスマホの通信環境は全く問題ありません。EUローミングが可能なプリペイドSIMを買っておけばいちいち国境を跨いだ際にその国のプリペイドSIMを購入する必要が無くなるのでこのような周遊旅行の際はとても便利でした。
Zillertalbahnでイェンバッハからマイヤーホーフェンに移動
オーストリアのイェンバッハで乗り換えがあるので電車を降りました。次の電車は1時間後の発車なので結構待ちます。
イェンバッハ駅から見る景色は綺麗でしたが、田舎の駅なので駅の周辺には何もありません。
本当に何もすることが無かったので駅舎の写真を撮ったりした後はホームのベンチに座ってボーっと景色を眺めたりスマホを見たりして時間を潰しました。
発車時刻が近づいてくると車内に入れるようになったので車内へ。車内は意外と新しくて綺麗でした。この区間も1時間に1本だけの過疎路線なので席の確保には困りませんでした。このツィラータール鉄道でイェンバッハからマイヤーホーフェンまで移動します。ツィラータール鉄道は蒸気機関車が定期的に走っていたりと中々個性的な路線です。私はツィラータール鉄道の蒸気機関車に乗る機会はありませんでしたが、駅のホームから実際に走っている蒸気機関車を見たことが何回かあります。
ツィラータール鉄道に乗るのはこれが初めてではなく、2015年の夏にGerlosというチロル地方の田舎に行った時にツィラータール鉄道でJenbachからZell am Ziller駅まで乗ったことがありました。今回はZell am Ziller駅の先にあるMayrhofen駅まで行くので初めて乗る区間もあります。
ツィラータール鉄道沿線は素敵な村が点在していて中々魅力的でした。
Mayrhofenに到着
この日はロシアのモスクワのホテルを朝チェックアウトしてドモジェドヴォ空港から飛行機に乗ってミュンヘンまで移動し、鉄道を3回乗り継いでオーストリアのマイヤーホーフェンまで移動するという結構ハードな移動日でした。
到着したのが21時前で何とか日が沈む前にマイヤーホーフェンに無事到着できました。
マイヤーホーフェン駅から予約していたホテルへ
この日と翌日とで2泊するのはPosthotel Mayrhofenという3つ星ホテルです。駅から徒歩5分位なので徒歩でホテルまで向かいます。
Posthotel Mayrhofen
このホテルを選んだ理由はシンプルにこの日のドイツ南部、オーストリアのチロル地方、イタリアのドロミテ周辺の公共交通機関で簡単にアクセス可能な場所で部屋にバストイレ付きのホテルの中で一番ホテル代が安かったからです。なのでわざわざマイヤーホーフェンという日本国内での知名度がほぼ無いマイナーな村まで移動しています。普通はインスブルック辺りに泊まりますが、インスブルックは何回も行ったことがあるので違った場所に行きたいということで田舎に来ました。
宿泊した部屋
予約したのはHotels.comからでスタンダードツインルームというカテゴリの客室です。2泊朝食付きで7,536円と1泊3,768円と格安だったのが決め手でした。
通された客室は細長くて縦にベッドが2つ並ぶとても珍しいレイアウトの客室でした。内装は木を多く使ったシンプルなチロル風という感じです。価格は安いですが清潔感はありました。縦に2つベッドが並ぶベッドルームは横に2つベッドが並ぶベッドルームと比べて使いやすいか使いにくいかで言えば使いにくかったです。
WIFIもフリーで速度は速くは無いものの安定して使えました。
部屋にはエアコンがありませんでしたが、マイヤーホーフェンはアルプスの山中にあり涼しい場所なので6月中旬位でもエアコン無しでも問題ありませんでした。
バスルーム
水回りは至ってシンプルです。シャワーブースはありますがバスタブはありません。アメニティも備え付けのシャンプー兼ボディーソープがあるだけでした。清潔感がありお湯もちゃんと出たのでまずまずと言えます。この日は移動で疲れていたのでシャワーを浴びてリラックスしました。
トイレ周りも普通です。普通のヨーロッパのホテルのトイレでした。清潔感があるので特に問題ありません。当然ですが日本のホテルと違ってウォッシュレットはありません。ですがトラベルウォッシュレットを持参してきているので問題ありません。
それにしてもこの日の移動は移動距離も乗継の待ち時間も結構あったので大変でした。翌日はマイヤーホーフェンの街歩きとハイキングをするのでこの日はこれで就寝です。夕食は日本からカップ麺を持参して来たのでそれで済ませています。