前日の2日目にモスクワからオーストリアのチロル地方のツィラー渓谷にあるマイヤーホーフェンに飛行機と電車を乗り継いで移動してきました。3日目はマイヤーホーフェンの街歩きと近くの山でハイキングを楽しみます。私は普段日本ではハイキングや登山は全くしませんが旅先ではハイキングを楽しんだりしています。

3日目(2018年6月11日)のスケジュール

  • 終日マイヤーホーフェンに滞在し街歩きやハイキングを楽しむ

3日目にてようやく移動が無い日になりました。ですが翌日はまた移動日になります。

Posthotel Mayrhofenの朝食

Posthotel Mayrhofenの朝食
Posthotel Mayrhofenの朝食

まずはホテルの朝食を食べにホテルのレストランに行きました。朝食込みの1泊3,768円という格安の価格で泊まっているのでこれを逃す手はありません。

朝食ブッフェのバリエーションは3つ星ホテルなのであまり期待はしていませんでしたが、ハムや野菜の種類は限られているとは言えハムやチーズの一品一品がとても美味しくて予想外に満足できる朝食になりました。そしてコーヒーも美味しかった。

Mayrhofenの街中へ

2泊したPosthotel Mayrhofen

朝食を食べてからホテルを出てマイヤーホーフェンの町を歩いてみます。

マイヤーホーフェンの街並み

マイヤーホーフェンの町はオーストリアのチロル地方にありますが、街並みも典型的なチロル地方の山岳リゾート地と言った佇まいです。大体どの建物も大きな切妻屋根と窓やバルコニーに花を飾り付けられていて自然と調和しているとても綺麗な街並みです。

マイヤーホーフェンの中心部にある教会

この日は快晴で歩いていて気持ち良い気候でした。

マイヤーホーフェンの街並み

マイヤーホーフェンは小さい町(村?)ですが街並みが綺麗です。適度に観光地化されていて店もそこそこありました。

マイヤーホーフェンにはケーブルカーが2箇所あり、1つはAhorn山に登るケーブルカーともう一つはPenken山に登るPenkenbahnというPenken山に登るケーブルカーがあります。今回は町の奥の方にある後者のPenkenbahnの駅を目指して歩きます。

PenkenbahnでPenkenへ

Penkenbahn(ケーブルカー)の往復チケット

マイヤーホーフェンに行ったらPenkenbahn(ケーブルカー)に乗ってPenken山の上の方に行きハイキングをするのが夏の定番の過ごし方っぽいので窓口で早速チケットを購入しました。

ここでちょっと失敗だったのがマイヤーホーフェンのホテルに宿泊している人はゲストカードというマイヤーホーフェンの町で色々割引等のサービスを受けられるカードを貰えるはずだったのですが、昨日ホテルにチェックインした際にそのカードを貰いそこねていたので3ユーロ位損しています。チケット売り場にマイヤーホーフェンゲストカード所持者は割引があるよと書いてあったのでチケットを買う前にゲストカードの事は気がついたのですが、ここから往復30分位かけてホテルに戻ってゲストカードを貰って来るのも大変だし時間も勿体無いので普通の価格でチケットを買ってしまいました。

Penkenbahnのケーブルカー

チケットを買ったのでケーブルカーに乗って上を目指します。この辺で私以外の日本人観光客も見かけました。私は日本では山やハイキングはしないので正直あまり詳しくないですが、マイヤーホーフェンは有名所の登山スポットなのでしょうか。

ケーブルカーからの景色

ケーブルカーに乗って上へと上がっていきます。

結構速いスピードで上がっていきます

高度が上がっていくにつれ景色がどんどん変わっていきます。

ケーブルカーから見るアルプスの景色

アルプスの山々と小さな集落が点在していてアルプスらしい美しい景色が広がっていました。この景色を見ているとだんだん気分が良くなってさあ観光するぞとテンションが上がってきます。

Penkenのケーブルカーの中間駅

そしてPenkenbahnの中間駅まで来たので一旦ケーブルカーを降ります。

別のケーブルカーに乗り換え

先程降りた中間駅の近くにもっと上に行く別のケーブルカーの駅があるのでそこで別のケーブルカーに乗り換えました。

Penkenbahnで標高1,900mまでケーブルカーでアクセス可能

標高1,900mの所までケーブルカーで上がって来れました。徒歩で上がると恐ろしく大変ですがケーブルカーだと20EURで往復できるので金額自体は安くはないですが、徒歩で往復する事を考えると20EURで楽が出来るのはとてもお得に感じます。

Penken山のハイキングコースを散策

タンポポの花が沢山咲いていました

上の方まで上がってくると標高が高いので麓よりは涼しいです。この日は天気も良く晴れていたのでハイキング日和でした。

ハイキングコースの入り口に人工の池がありました

ハイキングコースの入り口に人工の池がありました。その横を歩いて奥へと進みます。

こんな景色を見ながら歩きます
歩道は整備された砂利道なので歩きやすく、標識もあるので迷いません
緩やかな稜線の上を歩くので景色がとても良かったです
休憩できるオシャレなレストランもありました

しばらく景色を見ながら歩くと休憩できるレストランがありました。せり出したバルコニーが印象的なモダン建築ですね。

このハイキングコースは勾配が少なく砂利道ですが歩きやすいので年配の方でも問題なく歩ける初心者向けのコースでした。

このレストランの近くにちょっと上の方に上がれる小道があったので登ってみると上には大きな池があり、対岸に何やら菱形の教会らしき建物が見えました。

謎の菱形の教会らしき建物が目を引きます
池の水は透き通っていて綺麗でした
池の周りを一周します
アルプスの景色が見渡せます
池の周りを半周して教会の手前まで来ました

池の周りをぐるっと周って教会に行く途中でベンチがあったので休憩しつつのんびりと景色を満喫しながら教会の手前まで歩いてきました。

GRANATKAPELLEというユニークな菱形の教会を見学

GRANATKAPELLEのビーズの様な菱形の外観
菱形の教会(GRANATKAPELLE)の入り口

このビーズのような菱形の教会はGRANATKAPELLEという建物でスイスの有名建築家のマリオ・ボッタ氏が2013年に建築した建築物です。

見ての通り外観のインパクトが凄いので内部がどんな感じなのか期待が高まります。

GRANATKAPELLEの内部も凄い
GRANATKAPELLEの内部は木造建築でこんな事も出来るんだと圧倒されました

教会の中に入ってみると凄い空間が広がっていました。木造建築でこんな事が出来るんだと衝撃を受けました。外観もものすごくユニークでしたが、中のインパクトも凄いです。

十字部分の開口部から差し込む光がこの静寂の菱形の立体空間に差し込んでくる様は紛れもなく「教会」でした。建物自体の大きさはそれ程大きくないですが、内部は不思議な感じがする空間になっています。

ここはマイヤーホーフェンに来たなら必見の建物だと思います。

この建物の存在を全く知らずにたまたま宿代が安かったという理由だけでマイヤーホーフェンに来ていたのでこんな面白い建物がPenken山の上にあるなんて全く知りませんでした。

GRANATKAPELLEは興味深い建物でした

再びハイキングコースを散策

教会の見学を終えた所で再びハイキングコースに戻りました。

景色がとても良い
レストランと謎のクマ

ちょっと歩くとレストランが数件建ち並び行きとは別のロープウェイ乗り場があるエリアに到着しました。奥のクマが気になります。

この辺りはまだ一部雪が残っていました
何とクマの中に入れます
クマの中はジャングルジムになっていました
クマの辺りは子供が遊べるスペースになっていました

クマのある辺りは子供が楽しめる遊具がある公園的なスペースになっていました。親は近くのカフェで寛ぎながら子供を遊ばせられて良さそうです。

ここまで来るのに歩き始めてから1時間も経っていないので体力的には余裕がありました。Penkenは小さい子連れでも全く問題なく楽しめると思います。砂利道なので小さい車輪のベビーカーだとキツイと思いますが、大きい車輪のベビーカーなら何とか行けそうです。

素晴らしい眺めが広がっていました

一通り景色を楽しんだ所で同じルートを引き返します。途中で日本人観光客とすれ違ったので挨拶しました。

GRANATKAPELLEが見えました
パラグライダーも飛んでいました

ケーブルカー乗り場まで引き返して来ましたが、体力的に全然余裕があってちょっと歩き足りない感じだったのでケーブルカーを使わずに中間駅まで徒歩で降りることにしました。

この旅は1ヶ月の長旅なので序盤で体力をつけておけば旅の中盤や後半が楽になるので体に適度な負荷をかけるため頑張って歩きます。

眼下にはツィラータール渓谷の村々が見えます
雲が多くなってきました
中間駅が見えてきました
Penkenbahnの中間駅です

そして中間駅まで無事戻って来れました。中間駅にはアウトドア用品店もあったので覗いてみました。この辺は夏は登山やハイキング、冬はスキーとアウトドアスポーツが盛んなので登山ウェア等は現地で手に入ります。

金額的には日本で買う方が若干安いですが、日本に入ってきていないブランドもあるので楽しめます。キッズサイズのちゃんとしたアウトドアウェアは現地で買う方が安くてバリエーションも豊富でした。

PenkenbahnでMayrhofenに戻ります

PenkenbahnでMayrhofenに戻ります
遊び心がある屋根ですね
マイヤーホーフェンに戻ってきました

Penkenbahnでマイヤーホーフェンに戻ってきました。適度に運動が出来て綺麗な景色やユニークな教会も見れて楽しめました。

この辺りは適度に観光地化されているのでドイツ語がわからなくても英語で全く問題ありませんでした。Penkenbahnのチケット売り場なんかでも英語がドイツ語に併記されていて案内が充実していました。

マイヤーホーフェンの町を散策してホテルへ

マイヤーホーフェンの街並み

ホテルに一旦戻るついでにスーパーに寄って買い物してからホテルに戻りました。

マイヤーホーフェンには2軒のスーパーがあり、1軒はペンケンバーンの近くのSPARでここは少額だとクレジットカード手数料が取られます。
もう1軒は泊まっているポストホテルの前にあるBillaでこちらはカード手数料が取られませんでした。

営業時間はSPARが18:30でBillaは19:30までやっていますがどちらのスーパーも日曜は休みです。

ホテルに戻る前にBillaで買い物をしていたら大雨が降ってきたので買い物を終えて数歩先のホテルに戻って雨が上がるまで休憩しました。

ホテルに戻ったタイミングでゲストカードの事を聞いてみると昨日渡しそびれていたとの事で無事ゲストカードを入手できました。

密かにハマっているオーストリアのラードラービール
これがマイヤーホーフェンのゲストカードです

ホテルの部屋で雨が上がるまでスーパーで買ったゲッサーのラードラービールを飲んで休憩しました。

ラードラービールはビールをレモネードで割った飲み物で日本ではまだあまり知られていない飲み物ですがドイツやオーストリア等では割と普及しています。

メーカーに寄ってビールの方が強かったり、レモネードの方が強かったりと味や風味に結構違いがありますが、オーストリアのビールメーカーのゲッサー(Goesser)はレモネードの方が強い感じでジュース感覚で飲めるのでビールの苦味が好きじゃない人には特にオススメです。

ホテルで休んでいたら雨も上がったのでもう一度マイヤーホーフェンの町を歩いてきました。

マイヤーホーフェンのヤギの銅像
マイヤーホーフェンの中心部にある教会にも行ってみました

まずはホテルの近くにあった教会に行ってみました。中は絵画が飾られているこぢんまりとした教会でした。

マイヤーホーフェンにはPenkenbahnの他にAhornbahnもありました

その後町をちょっと散策してからホテルに戻り、スーパーで買った食材で夕食を食べました。この日は夕立に降られたりしたものの殆ど晴れていてPenkenでのハイキングも楽しめたし初日、2日目と移動日が続いたので移動がない3日目はとてもゆっくり出来ました。

翌日は日本代表対パラグアイ代表の壮行試合がインスブルックで行われます。翌朝ホテルをチェックアウトしてインスブルックに移動し、インスブルック中央駅のロッカーに荷物を預けて試合を見た後中央駅に戻って荷物をピックアップしてそのままイタリアのカンポディトレンスというオーストリア・イタリア国境のブレンナー峠からほど近い小さな町に滞在します。