着工40〜49日目は基礎の立ち上がり部分のコンクリートの養生期間が1週間あったので日数の割にあまり進んでいませんが、それでもようやく基礎が完成しました。
着工45日目の現場の様子
着工45日目は基礎立ち上がり部分のコンクリート打設から7日後になりますが、まだ型枠が外されていませんでした。監督にお願いして養生期間を7日間取って頂く様にお願いしていたのできちんと養生されています。
基礎立ち上がりのコンクリート打設前日に雪が降りましたが、幸いその後はそこまで急激に冷え込むことも無かったので良かったです。寒い時期はコンクリートが固まって強度が出るまでに時間がかかると言われているので一応養生期間を長く取って貰えたので多分大丈夫かなと思います。
着工47日目の現場の様子
着工47日後には型枠が外されていました。前日に監督から型枠を外してジャンカや気泡がある部分はモルタルで補修するように基礎屋さんに指示したと報告があったので多分大丈夫だと思いますが一応自分の目でも確認するため現場に行きました。
エコキュートの貯湯タンクを置く部分の基礎はまだ施工されていませんでした。気になったのがこの基礎の角の部分のホールダウン金物用の長いアンカーボルトの位置が内側に寄りすぎている気がします。
この時はメジャー(コンベックス)を持ってきていなかったで何mm離れているかを測り損ねました。
基礎の内側の立ち上がり部分もモルタルで補修された跡があります。自分の目で確認しましたが特に大きな問題があるようには見えませんでした。
アンカーボルトの微妙な傾きはありますが、それは土台を敷く時に大工さんが直すとのことなので特に心配していません。極端に傾いている物があれば問題だと思いますがぱっと見では許容範囲内でした。
玄関ポーチ部分にコンクリートが流し込まれています。内玄関の部分には断熱材が底に敷かれているはずですが、本当に断熱材が敷かれているのかを自分の目で確認した訳ではないのできちんと断熱材が入っていることを願います。
ちなみに県民共済住宅では土間部分の底には20mm厚の断熱材が敷かれるはずですが、基礎の立ち上がり部分には断熱材が入らないのでその部分が断熱の弱点になります。
間取りを考える際に土間部分と生活空間には間仕切りの室内ドアを設けると土間からの冷気をある程度シャットアウト出来ます。逆に言えば県民共済住宅で土間部分が広くてLDKと一体化しているような間取りは冬に寒すぎる可能性があるので要注意です。そういう家を建てたいなら土間部分の断熱が弱い県民共済住宅は避けた方が良いと思います。
こういう部分の配慮がないのはローコスト住宅なので仕方ない所でしょうか。個人的には土間部分と1階ユニットバス部分は県民共済住宅で冬暖かい家を建てたいなら要注意ポイントだと思っています。
排水枡や雨水枡の位置が図面とやや異なりますが、特に実害は無いので良いのかなと。排水枡の並びも真っ直ぐではなく微妙にズレているのも何だかなと思いますが、こういう細かいところまで気にしていたら家が建つまでに禿げ上がりそうです。
着工49日目の現場の様子
着工49日目にも現場に行ってみました。現場に着くと玄関ポーチと土間部分のコンクリートの養生が取れて基礎が完成しています。この日は給排水の職人さんが1人で配管作業を行っていました。
この日はコンベックス(金属製のメジャー)を持参して来たので早速気になった部分を計って行きます。北西の角にあるホールダウン金物用の長いアンカーボルトが内側に寄りすぎている様に見えたので計ってみるとかぶり厚が30〜32mm位でこれはちょっとどうなのよとモヤモヤします。
土台を敷いた時にアンカーボルトの位置に穴を開けると思いますが、この位置だと木材の端の方に穴を開ける事になり土台の木材の端が欠けてしまわないか心配です。
他の部分のアンカーボルトのかぶり厚は40mm以上あったので問題無さそうでした。
この期間に行った事
気密測定を行う業者にコンタクトを取りました
ネットで一般の施主向けに気密測定を行ってくれる業者を探した所、熊谷市にある有限会社オカトミは気密測定を35,000円+距離別の交通費で行ってくれます。
私の現場は熊谷市から30〜50km圏内なので交通費が+3,000円と合計税抜38,000円で気密測定が可能で、私がネット上で調べた限り埼玉県内の現場ならここが最安だと思います。
ただ、オカトミのWEBサイトを見る限りでは建設会社向けなのか一般の施主でも依頼できるのかイマイチ不明だったので問い合わせフォームから問い合わせてみた所、一般の施主からの気密測定の依頼も可能との事でした。
気密測定のタイミングについては県民共済住宅の場合、壁の断熱材の施工→壁の石膏ボードの貼り付け→天井の気密シート及び断熱材の施工→天井の石膏ボードの貼り付けという順序で施工されていくというのを担当の県民共済住宅の監督から聞いたので、施工中に気密測定を行ってある程度手直しするにはどのタイミングで気密測定をするのが良いか問い合わせ時に質問した所、測定時に屋内を減圧するので石膏ボードが貼られていないと気密シートが剥がれてしまうので手直しできる範囲は限られるが天井の石膏ボードが施工された後が良いとの事でした。
測定時に気密改善のアドバイスも行ってくれる様なので気密測定をしてC値(相当隙間面積)がわかる他にもC値の改善も見込めるので3万8千円の支払って気密測定を行う価値はあると思っています。
気密測定を依頼するにあたり、建物の気積を計算するので平面図、立面図、矩計図の図面データもしくは建物の外皮内容積の値が必要です。
他にも茨城県のサーモアドベンチャーが一般の施主向けに税抜50,000円(交通費込)で気密測定を行っています。サーモアドベンチャーはGoogle検索で「気密測定 業者」という様なキーワードで広告を出していることもありとても見つけやすいです。もしオカトミで断られたらサーモアドベンチャーにお願いするつもりでいました。
私の場合は県民共済住宅の担当の監督に気密測定を行いたい事を伝えていて、監督からの了解は得ています。気密測定を行うとなると気密測定当日は1日現場を空ける必要があるので監督との調整は不可欠です。
県民共済住宅の様な気密測定を行わない住宅メーカーや工務店で建設中で家の引き渡し前に気密測定を行いたい場合は早い段階で現場監督や住宅メーカーの営業に気密測定を入れる事を伝えて許可を貰っておきましょう。
最後に
ようやく基礎が完成しました。これから土台を敷いて来週上棟予定なので2〜3日に1回は現場に行ってチェックしようと思います。
完成した基礎の出来としてはまずまずだと思います。重大な不具合も無ければ完璧という訳でもないのでこんなもんかなと思います。完璧な施工に近づけるためには頻繁な現場のチェックと第三者のホームインスペクションを入れるのもありだと思いました。
気密測定は最安で税抜35,000円からなので決して安くはありませんが、県民共済住宅のC値を知りたい人は少なくないと思うので楽しみにしていてください。