27日目も終日サンクトペテルブルクに滞在しました。サンクトペテルブルクは前日にがっつり観光していますがまだまだ見ていない名所が残っています。
前日はエルミタージュ美術館周辺を主に見ましたが、この日は別のエリアを観光します。サンクトペテルブルクには有名な教会が何箇所かあるので中に入ってみました。
私はキリスト教徒でも何でもありませんが、ヨーロッパの街に行った時は教会には必ず立ち寄ります。教会は昔の権威の象徴で贅を尽くして建てた建築物なので内装が凄いことが多く見応えがあります。
27日目(2018年7月5日)のスケジュール
- サンクトペテルブルク市内観光
サンクトペテルブルクの街歩き
サンクトペテルブルク2日目もエルミタージュ美術館の方へと歩いてネヴァ川に架かる橋を渡ります。ホテルの立地が良いのでエルミタージュ美術館まで徒歩数分です。なので交通カードを買ったは良いものの主要な見どころがホテルから徒歩圏内なので全然公共交通機関に乗る機会がありません。ホテル最寄りの地下鉄駅が徒歩10分位なのでだったら歩いたほうが早いという感じのホテルの立地でした。
この橋からのネヴァ川の眺めがまた素晴らしくて連日の街歩きが楽しいです。
橋を渡ってエルミタージュ美術館まで歩いてきましたが、この日も長蛇の列でした。
天候が良かったので美術館の中には入らずに昨日行って展望台からの景色は見たものの休館日で中には入れなかった聖イサアク大聖堂へ再訪します。
聖イサアク大聖堂へ
昨日に引き続き聖イサアク大聖堂へとやって来ました。勿論今回のお目当ては展望台からの景色ではなく教会内部の見学です。
昨日は自動券売機のチケットの取り出し方がわからずにやらかしかけましたが、今回は無事チケットを買えました。昨日行った展望台の入場料は150RUB(271円)で内部の入場料は250RUB(450円)でした。
早速チケットを持って聖イサアク大聖堂の中へと入ります。
教会の中に入って見ると内装の豪華絢爛さに驚きました。流石に入場料を取るだけある教会です。
教会内部の色使いが他のヨーロッパの教会とは異なりとてもカラフルです。ラピスラズリの様な青と翡翠の様な緑はロシアならではの色使いかもしれません。
この聖イサアク大聖堂はサンクトペテルブルクに来たら必見のスポットです。入場料の250RUB(450円)を払ってでも見に行くべきと言えます。
内装が凄いので見応えがありました。
この日はワールドカップ期間中なので観光客が沢山いましたが、普段はここまで混んでいないと思われます。地味に教会内部は暗いので綺麗な写真を撮るのが大変でした。この旅に持っていったデジカメはソニーのDSC-RX1を使っています。これにミニ三脚を付けてタイマーで撮っています。暗い場所で普通に手持ちで写真を撮るとブレるので、カメラを置いたりカメラを壁に押し付けてタイマーで撮るのがブレない写真を撮るコツです。こうすればISO感度を上げたり絞りを開放にしてシャッタースピードを短くしなくても綺麗な写真が撮れます。
それにしても凄い内装の教会で圧巻でした。
カザン聖堂へ
聖イサアク大聖堂の次に向かったのはカザン聖堂です。
カザン聖堂の中は写真撮影禁止だったので写真は撮っていません。
この教会の雰囲気は質素ながらとても広く静かで暗い空間に窓から差し込む僅かな光の雰囲気が際立っていて、これぞ教会という様な神聖な雰囲気が漂っていました。周りに音が無い位の静けさで神聖な雰囲気に圧倒されて音を立てるのが憚られる様な教会です。写真撮影禁止でしたが、写真を撮れたとしてもシャッター音の「カシャッ」という音が教会に響き渡ってしまうので写真撮影する事をためらってしまう位の静寂さと重い神聖な雰囲気でした。
ここは事前知識なしで行きましたが、雰囲気が凄くて感動しました。私はこれまで数多くの有名な教会に行ったことがありますが雰囲気ならここが一番感動したかもしれません。
内装の雰囲気としては先程訪れた聖イサアク大聖堂とは正反対の質素な内装ですが、教会の雰囲気としては本当に凄いのでここはサンクトペテルブルクに来たなら必見です。入場料も無料でした。
血の上の救世主教会へ
次に行く教会はカザン聖堂の正面から見える血の上の救世主教会です。この教会も有名なので行ってみましょう。
血の上の救世主教会という名前からして凄く血生臭い名前です。ここはかつてのロシア皇帝のアレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられた教会なのでそういう血生臭い名前になっています。
「血の上の」シリーズの教会は日本対セネガル戦が行われたエカテリンブルクにも「血の上の教会」という教会があります。2週間位前に行った教会ですがそこも同じ様にロシア皇帝の悲劇の場所でした。
サンクトペテルブルクの血の上の救世主教会の外観はいかにもロシアっぽい玉ねぎ屋根の教会です。この教会の中に入るには入場料が必要でした。金額は250RUB(450円)と先程行った聖イサアク大聖堂と同価格です。
血の上の救世主教会の内部は写真の様な感じの金色が多めのロシア正教の教会になります。
教会の大きさは先程見てきた2箇所の教会よりもコンパクトですが観光客はぎっしりいました。
この日サンクトペテルブルクの3つの教会を見学しましたが、どの教会も個性があるので興味深く楽しめました。
サンクトペテルブルクのFIFA FAN FEST会場へ
血の上の救世主教会の真横にパブリックビューイング会場のFIFA FAN FEST会場があったので入場しました。入場料は無料ですが入口にはセキュリティチェックがあります。
この日はワールドカップの試合がない日ですがパブリックビューイング会場にある程度人が入っていました。試合がない日でもグッズショップは開いているのでそこで買い物をしました。
ワールドカップの試合はホテルのテレビで見るよりもこういうパブリックビューイング会場で見た方が盛り上がって楽しいです。他国のサポーターとの交流もたまにあるのでそういうのも結構楽しめます。
サンクトペテルブルクには昨日今日と2泊しますが丁度試合がないタイミングだったのでこのパブリックビューイング会場で試合を見ることはありませんでした。
再びサンクトペテルブルクの街歩き
この日はもう大体の見どころは見たつもりなのでホテルへと戻ります。最短距離で戻るのではなくまだ歩いていないエリアを見つつちょっと遠回りしてホテルへと戻りました。
途中に大きな公園があったので入って散策してみました。
ロシア美術館の周囲にはミハイロフスキー公園があり、せっかくなのでちょっと公園を散策しました。公園内は緑が多く落ち着ける場所でした。
公園を散策したらトロイツキー橋を渡ってホテルがあるネヴァ川の対岸へと渡ります。
橋を渡ってすぐにバーガーキングがあるのでそこで50円位で買えるミルクが濃厚で美味しいソフトクリームを頼むのもロシア旅行中の地味な楽しみでした。
橋からの眺めもなかなか良いので写真を撮りながら橋を渡りました。
橋を渡ってバーガーキングに寄ってソフトクリームだけではなく夕食もテイクアウトしました。この日は結構な距離を歩いたので結構疲れてレストランに行く気分でもなかったのでバーガーキングで良いやって感じで済ませてしまいました。
バーガーキングに寄ってホテル戻ってこの日は終了です。この日はサンクトペテルブルクの教会巡りの1日でしたが、特にカザン聖堂の内部の神聖な雰囲気が素晴らしかったです。
翌日はいよいよサンクトペテルブルク滞在の最終日です。翌々日の0:30(翌日24:30)発の深夜便の国内線でサンクトペテルブルクを離れこの旅の最後の目的地のカザンへと向かいます。