浦和レッズが2022シーズンのACLを優勝してサウジアラビアのジェッダで開催される今年のクラブワールドカップの出場権を得ました。

私は海外旅行と浦和レッズの試合観戦が好きなので国内アウェーは観に行きませんが、ACLや今回のCWCの様な海外で試合がある時は出来るだけ現地に観に行くようにしています。

クラブワールドカップの場合はACLと違って短期のトーナメント戦なので初戦のクラブ・レオンとの試合で負ければ1試合のみになり、勝てばその先のマンチェスター・シティの試合に進み、その試合で勝てば決勝、負ければ3位決定戦と初戦の勝敗次第で1試合だけか3試合出来るかが変わってきます。

私は今回レッズが初戦のクラブ・レオン戦に勝ったら次のマンチェスター・シティ戦と決勝or3位決定戦の2試合を観に行くつもりですが、もし初戦で負けたら航空券とホテルをキャンセルしてサウジには行かないつもりです。

【追記】レッズがクラブ・レオンに勝利したのでこの旅行はキャンセルせずにジェッダまで行きます。

初戦で開催国枠のクラブに負けた2017年の悪夢

2017年のFIFAクラブワールドカップはまさかの初戦敗退で頭を抱えた
2017年のFIFAクラブワールドカップはまさかの初戦敗退で頭を抱えた

前回浦和レッズが出場した2017年のFIFAクラブワールドカップはUAEのアブダビとアルアインで試合があり、初戦(開催国枠のクラブ)→準決勝(レアル・マドリード)→決勝 or 3位決定戦とレッズが出場する全試合を見るつもりで旅程を組みましたが、初戦で楽勝だと思っていた開催国枠との試合でレッズは主要メンバーを温存して負けてまさかの初戦敗退からの5位決定戦に回り、決勝まで見るつもりだった私的には旅程の半分位でもうUAEに居る意味が無くなってしまいとても残念な思い出になっています。

前回のCWCでは変更不可の航空券、キャンセル不可のホテルを予約したのでレッズが敗退した時点で旅程を途中で切り上げて帰国することが出来ずに無駄な数日を過ごしてしまった反省がありました。

今回は前回の反省を活かして貯めたマイルやホテルのポイントを全ぶっ込みしてキャンセル可能な航空券、ホテルを個人手配しています。

レッズがクラブ・レオンに勝った場合の旅程

日付旅程宿泊地ホテル
12月19日(火)エミレーツ航空で羽田→ドバイ、カタール航空でドバイ→ドーハ→ジェッダへ移動し、CWC準決勝を観戦ジェッダCrowne Plaza Jeddah
12月20日(水)ジェッダ観光 or 日帰りでメディナ観光ジェッダCrowne Plaza Jeddah
12月21日(木)ジェッダ観光 or 日帰りでメディナ観光ジェッダCrowne Plaza Jeddah
12月22日(金)CWC決勝 and/or 3位決定戦を観戦し、試合終了後そのままジェッダ空港へ移動 or ジェッダのホテルに宿泊(未確定)機内泊?未定
12月23日(土)サウディアでジェッダ→ドバイ
12月24日(日)エミレーツ航空でドバイ→成田
2023クラブワールドカップ観戦の旅程

今回の旅程はレッズが初戦で負けたら全てキャンセルするので大雑把にジェッダまでの航空券(東京、ドバイ往復とドバイ、ジェッダ間は別途)と現地のホテルだけ確保しました。

火曜日の試合から金曜日の試合まで2日間予定が空きますが、今回はジェッダにのみ滞在し、もし遠出するにしても試合のない日のどちらかに高速鉄道でマディーナまで日帰り往復して観光する程度にしようと思います。

東京からドバイまでの航空券

今回は豪華にエミレーツ航空でビジネスクラス往復
今回は豪華にエミレーツ航空でビジネスクラス往復

エミレーツ航空の羽田からドバイの往復はJMB提携社特典航空券で85,000マイルでエミレーツ航空の羽田からドバイのビジネスクラス往復を取りました。

JMBのエミレーツ航空の特典航空券は諸税・サーチャージが8万円近くかかるので実費だとエミレーツ航空の東京ドバイ往復が13万円台で購入できるエコノミークラスの特典航空券だと1マイル1円程度の価値にしかならずマイル分が逆にもったいなく感じてしまったのと、特典航空券を検索した時にビジネスクラスに空席があったのでこれならエミレーツのビジネスクラスで豪華な旅を楽しむのも良いかなと思いビジネスクラスにしてみました。

エミレーツの成田便は機材がA380ですが、羽田便はA380程シートが豪華ではないB777なので座席の差を考えると羽田便よりは成田便に乗りたかったのですが、予約できた時は成田ドバイ便の空席が無く羽田ドバイ便だけ予約が取れたのでそのうち成田便に空きが出たら予約変更するつもりで予約したところ、11月下旬にドバイ→成田便の空きが出たので行きはB777で羽田→ドバイ、帰りはA380でドバイ→成田に予約変更しました。

ドバイからジェッダへの航空券

ドバイ→ジェッダへは行きの片道分だけカタール航空のエコノミークラスで12:00ドバイ発ドーハ経由18:00ジェッダ着の便をJMB提携社特典航空券で予約していますが、直前にもっと良い時間の航空券が安ければキャンセルして取り直すと思います。

Trip.comのキャンセル保証を付けてキャンセル時のダメージを軽減
Trip.comのキャンセル保証を付けてキャンセル時のダメージを軽減

ドバイからジェッダへの往復もJMB提携社特典航空券で取れたら良かったのですが、当初予約していた帰りのドバイ→羽田のスケジュール的にサウディアの23日0時55分発のジェッダ発ドバイ行き以外だと時間的に乗り継げないのでジェッダ→ドバイはTrip.comで全額キャンセル保険を付けて約2万6千円の航空券を買いましたが、この航空券を購入した数日後に24日発のドバイ→成田便の空席が出て予約変更出来たので結果的にはこの航空券を買わずに待っていれば良かったです。

ドバイからジェッダへの往復については割高なマイル数が必要な片道分の特典航空券だったり片道2万3千円とやや割高なサウディアの航空券をとりあえず確保していますが、もしレッズがクラブ・レオン戦を勝ち抜いた後にリーズナブルな航空券があればキャンセルして取り直すつもりです。

ジェッダからドバイへの航空券は23日0:55発の物をとりあえず予約していますが、これだとレッズがマンチェスター・シティーに勝って決勝戦に進んだ場合、キックオフが22日の21:00で90分で決着がついても23:00にスタジアムを出てギリギリチェックインに間に合うかどうかという微妙なタイムスケジュールな上、もしPK戦まで行って試合後のセレモニーまで見たら100%間に合わないのでレッズが決勝に進んだ場合は予約変更もしくはキャンセルしてもっと遅い便を現地で取り直すつもりです。

もしレッズがマンチェスター・シティーに負けて3位決定戦に回った場合は22日の17:30キックオフなので90分で決着が着かずにPKまで行って試合終了後のセレモニーまで見ても21時にはスタジアムを出れるので試合終了後にUberが全然捕まらなかったとしても24:55分発の便には余裕で間に合うと思います。

ジェッダのホテル

クラウンプラザジェッダをポイント宿泊で予約済
クラウンプラザジェッダをポイント宿泊で予約済

ホテルは私がよく使うIHGのポイントが結構余っていたので1泊平均23,333ポイントで3泊分クラウンプラザジェッダを予約しました。

ポイント宿泊だとキャンセルしても全額戻ってくる上、今回のタイミングでは現金よりもポイント宿泊の方が割安感があったのでポイント利用で予約しました。

大雑把な旅費

項目マイル・ポイント数日本円キャンセル料
JMB提携社特典航空券 エミレーツ航空 羽田→ドバイ往復 ビジネスクラス85,000マイル77,370円3,100円
JMB提携社特典航空券 カタール航空 ドバイ→ジェッダ片道 エコノミークラス15,000マイル10,760 円3,100円
Saudia ジェッダ→ドバイ片道 エコノミークラス + Trip.com キャンセル保証(100%)25,970円3,580円
Crowne Plaza Jeddah 3泊67,000ポイント0円0円
合計100,000マイル+67,000ポイント114,100円9,780円
旅費とキャンセル料

今回は2戦目から観に行くつもりなのでレッズが初戦敗退するリスクを考えてキャンセル料が安かったり、予約サイト独自のキャンセル保証を付けられたりすることを最重要視しました。

サウジのeVISA代はACL決勝の時に取得したものがまだ有効なのでビザ代は計算に入れていません。

レッズサポ向けにHISで販売されていた試合のチケットは購入しなかったので試合のチケットはレッズがクラブ・レオンに勝った後にFIFAクラブワールドカップのチケット販売サイトからカテゴリー3を購入するつもりです。

今年のGWにリヤドに行った時は30万円以上かかったのに比べると今回はマイルやポイントを沢山使っているので現地滞在費を入れて15万円以下で収まりそうです。

試合のチケット

クラブワールドカップのチケットは11月にHISでレッズが出場する試合のチケットを購入出来ましたが、2017年のアブダビでのクラブワールドカップの時はチケットが余りまくっていた記憶があったので直前でもなんとかなるだろうと完全に油断していて、更に今回は準決勝から観に行くつもりなのでチケットはレッズがクラブ・レオンに勝った直後にクラブワールドカップの公式チケット販売サイト経由で購入するつもりでいました。

レッズがクラブ・レオンに勝った直後にマンチェスター・シティー戦のチケットを探したところ、CAT3は完売、CAT2が若干残っていた以外は超高額のラウンジ付きエリア以外は完売でマジ焦りました。

一応CAT2のチケットを確保出来たのでホッとしましたが、2017年の時と状況が違いすぎて面食らいました。

決勝と3位決定戦もCAT3の安いチケットは完売でこれはやっちまったと思いましたが、レッズのオフィシャルサイト経由でレッズサポ向けのチケットの販売(再販)があればそれを確保しつつ、無ければクラブワールドカップ公式のリセールサイトで出てきた適当なチケットを確保したいと思います。

サウジアラビアで使えるSIM

2023年12月時点で日本のキャリアやMVNOのSIMでサウジアラビアでのデータ通信が出来る主要な通信キャリアやMVNOをまとめてみました。

通信キャリアサウジアラビアUAEカタール月額追加費用/データ量/有効日数備考
ahamo2,970円0円/20GB/最大連続15日まで連続15日以降は128kbの速度制限あり
楽天モバイル1,078円0円/2GB/期限なし
(500円/1GBでデータ追加可)
データ追加500円/1GB
povo2.0○/△0円【レギュラートッピング】
640円/0.5GB/24時間
1,480円/1GB/3日
2,880円/2GB/5日
4,280円/3GB/7日
【ワイドトッピング】
6,980円/0.3GB/30日
○はレギュラートッピング、△はワイドトッピング対応エリア
サウジアラビア、UAE、カタールでデータ通信可能な日本国内の通信キャリア

一番使い勝手が良いのはサウジ、ドバイのあるUAE、ドーハのあるカタールをカバーしていて追加料金無しで20GBまで使えるahamoです。

楽天モバイルはサウジアラビアは対応していないものの、UAEやドーハは対応しているのでサウジではSTC辺りの現地のプリペイドSIMを購入して乗継のドバイやドーハで使える安価なSIMを探している人には楽天モバイルもありです。

ahamo以外のキャリアを契約していてサウジに2泊位しかしないならpovo2.0+レギュラートッピングの組み合わせが現地でプリペイドSIMを購入するのと同じような金額なのでpovoも2枚目のSIMとしてありです。

povoは925円でDAZNが7日間見れる「DAZN使い放題パック」が便利なのでJリーグのファンならpovoのSIMを既に持っている人は多いと思います。

何より期限が来ると勝手にDAZNが解約されるので、DAZNを直接契約してそのうち炎上して行政指導が入りそうなあの煩雑でしつこいDAZNの解約手続きでストレスを貯めたり無駄に時間を奪われてDAZNへのヘイトが高まる事もありません。

私はDAZNをレッズの試合がある月だけ月額契約していましたが、年々月額費用も高くなり、解約手続きまで改悪されて心底うんざりしたので来シーズン以降はもうDAZNを直接契約するつもりはなく、ピンポイントでpovoの「DAZN使い放題パック」をトッピングします。

サウジアラビアで買えるプリペイドSIM

リヤド空港のstc(右)とmobily(左)のカウンター
リヤド空港のstc(右)とmobily(左)のカウンター

2023年4月末にリヤドに行った時はstcのプリペイドSIMを実際に現地で購入しました。

stcのプリペイドSIMは物理SIMカード代が5SAR(約200円)で、1GBで1ヶ月有効のデータと通話のパッケージが30SAR(約1,200円)で合計35SAR(約1,400円)でVISAカードで決済出来ました。

現地でプリペイドSIMを購入するメリットは現地のキャリアなので電波を拾いやすく確実に繋がる事と通話やSMSもローカルの携帯電話番号で使えるので、リヤド空港のフリーwifiの様なSMS認証が必要な所でもSMSが届くので認証出来たり、Uberでドライバーがこちらを発見できない時に電話がかかってくる事があるのでそういう時に現地の電話番号があると便利な事があります。

サウジアラビア対応のeSIM

サウジアラビア含む中東でデータ通信が使えるeSIMの料金プラン
サウジアラビア含む中東でデータ通信が使えるeSIMの料金プラン

私はeSIM非対応のスマホを使っているので使えませんが、eSIMに対応しているスマホを持っているならサウジアラビアで使えるeSIMを購入するのもありだと思います。

airaloというブランドのリージョナル eSIMは現在セール期間中でサウジアラビア単体のeSIMより安くなっていました。

eSIM対応のスマホを持っていて現地ではUberやGoogleマップ、Google翻訳やメールチェックと軽いブラウジング程度しか使わずに1GBもあれば十分という人は4.50USDのこのeSIMが最安かもしれません。

私はどうするか

私はdポイントが10,000ポイント貰えるキャンペーンで今月ahamoにMNPして1枚目のSIMとして使い、予備として2枚目のSIMはpovo2.0(レギュラートッピングは現地でahamoが使えなかった時に購入するつもり)をスマホに入れて使います。

使い勝手とMNPする手間を考えると現地SIMを契約したかったのですが、初日にジェッダ空港に18:00に到着してからマンチェスター・シティー戦のキックオフ(21:00)まで3時間しかなく、飛行機遅延や入国審査、預け荷物のピックアップ後に空港でのSIMの契約に時間を取られるとキックオフに間に合わない可能性が出てくるので今回は現地SIMの契約に時間を割きたくなかったのと、ahamoのMNP転入でdポイントが10,000ポイント貰えるキャンペーンが美味しかったのでdポイントを頂きつつクラブワールドカップが終わった後は別の月額費用が安いMVNOにMNPするつもりです。

私のスマホは物理SIMスロットが2つありますがeSIMは非対応なのでeSIM対応のスマホがあるならサウジアラビアに対応するプリペイドeSIMを探して契約するのが簡単かつ費用もかからないと思います。

最後に

クラブワールドカップの様な短期集中開催でトーナメント形式のスポーツ大会で目当てのチームの応援に行く場合、負けた場合の事を考えるとキャンセルもしくは日程変更出来る航空券を取るのが重要だと2017年のクラブワールドカップで不本意ながら学んだので、その反省を今回の旅程では活かした形になります。

今回の旅行ではJMBの提携社特典航空券を使って東京ドバイ間のエミレーツ航空のビジネスクラスを予約しましたが、マイルは国際線の長距離ビジネスクラスで使うと1マイルの価値が跳ね上がるのと、キャンセルする可能性が高い今回の様なシチュエーションだとキャンセル条件が緩い特典航空券が活きるのでマイルを貯めておいて良かったと思います。

幸い今回はレッズが期待に応えてくれて2007年のクラブワールドカップ以来16年ぶりにクラブワールドカップの準決勝進出で約1万円のキャンセル料が無駄になることもありませんでした。

2007年当時はクラブワールドカップの準決勝でACミランと対戦して0-1で敗れてから次の機会までまさか16年もかかるとは当時想像もしていませんでしたが、何としてもマンチェスター・シティーに勝って決勝戦に進んで欲しいと思います。