私は海外旅行が趣味の浦和レッズサポなので2019年のACL決勝、2023年のACL決勝とクラブワールドカップの計3回サウジアラビアに個人旅行の一人旅で行きました。
中東の食べ物・お菓子系のお土産の定番はドバイ空港の免税店で購入するBateel(サウジアラビア)のデーツやPatchi(レバノン)のチョコレート辺りが定番ですが、どちらも高級品で家族や親しい人に渡すならともかく、バラマキ用のお土産としては金額が高いのでコスパがあまり良くありません。
サウジアラビアのリヤドやジェッダの空港免税店でもBateelはもちろん買えますが、Bateelよりも安価でお土産に適したパッケージのデザインが良いデーツや高級感がある箱に個包装されているバラマキ用に最適なデーツも売られています。
中東特産のデーツは日本国内での知名度こそ低いものの、最近はスーパーのドライフルーツ売り場でもデーツが普通に売られていたり、スーパーフードとして取り上げられる事もあるのでサウジアラビア旅行や中東旅行のバラマキ用の土産では一番おすすめです。
デーツに関してはドバイやアブダビのカルフール等のスーパーや空港免税店で購入するよりもサウジアラビアの空港免税店の方が安価かつ種類豊富でお土産に適した物が置いてあるのでドバイやアブダビ、ドーハで乗り継ぎついでにデーツを買うよりもリヤドやジェッダの免税店で買っておいた方が得です。
サウジアラビアのお土産はデーツ(ナツメヤシの実)が鉄板
サウジアラビアのお土産の鉄板はサウジアラビアで栽培されているデーツ(ナツメヤシの実)だと思います。
他国では空港の免税店で買うよりも市内の大型スーパーで買った方がかなり安いしバリエーションも豊富ですが、サウジアラビアでは事情がやや異なります。
サウジアラビアでお土産のデーツを買うなら市内のスーパーよりも空港免税店の方がオススメ
デーツはサウジアラビアのスーパーでも空港の免税店でも購入出来ますが、空港免税店でも同品種のデーツの価格差が同価格〜3割増程度でパッケージのデザインが圧倒的に良かったり中にはデーツ1つ1つが個包装されている物が購入できるので他国とは異なりサウジに限ってはお土産用のデーツは空港で買うのがおすすめです。
スーパーで買えるデーツは個包装されているものが無い
ジェッダのBinDAWOODというスーパーのデーツ売り場にあるのはプラスチックの箱にデーツの実が詰め込まれたタイプの物ばかりで正直あまり高級感はありません。
それに見ての通り個包装されていないのと、パッケージが安っぽいプラ箱なのでデーツの味はともかくお土産としては使いにくいと思います。
職場の給湯室あたりに「サウジアラビアのお土産です、ご自由に食べてください」みたいなメモを貼り付けて箱ごと置いておく様なシチュエーションならともかく、1人1人の席に行って配る用途だと個包装されていないので使いにくいです。
空港免税店で売られているデーツは種類豊富で価格もスーパーよりちょっと高い位でコスパ良し
そして空港の免税店(出国後)で売られているデーツはパッケージデザインも洗練されている上、種類も豊富です。
上の写真のLeenというブランドのデーツは個包装されていませんが、Bateelより安価で空港の免税店でないと売っていない割にスーパーで売られているデーツよりも同価格〜3割程度高い位でパッケージのデザインも良くMabroomやAjwaなどサウジアラビアでしか手に入らないレアな品種のデーツもあるし、品種ごとに大中小のパッケージがあるので自分用や親しい人に渡すお土産としても使いやすいと思います。
上の写真の黒い箱に入っているのがジェッダ空港の免税店で60SARで売られていた個包装されているタイプのデーツで、このデーツの品種はAjwaというかつて預言者のムハンマドが好んで食べたと言われるメディナ近郊で取れる品種のデーツです。
箱を見る限りでは個包装されているかどうかまではわかりませんが、箱を手にとって耳の近くで振ってみて個包装されているっぽい音がしたので職場用のお土産として購入してみましたが無事個包装されていてホッとしました。
この箱のデーツはAjwaとKhudriともう一種類の品種が売られていて、Ajwaは高級品で60SAR(約2,400円)と一番高額でKhudriともう一つの品種は半額程度で売られていました。
この高級感のある箱に個包装されているデーツが入った物やLeenのデーツはBinDAWOODやRed Sea Mallに入っているDanubeといった市内のスーパーでは販売されていなかったのでサウジアラビアの空港免税店で購入するのがベターです。
デーツはドバイ空港の免税店よりもサウジの空港で買う方が安くて種類豊富
日本からサウジアラビアに行くのにドバイやアブダビ、ドーハを経由してくると思いますがデーツに関してはサウジアラビアの空港の方がデーツの品種のバリエーションが豊富でしかも安く購入出来ます。
ドバイ空港やドバイのスーパーで売られているデーツは高級品か安物の2択で個包装されている物が見当たりませんでしたが、サウジの空港ではbateelと比べて全体的に安価にも関わらずいい感じのパッケージに入っていてしかも中身のデーツが個包装されているバラマキ用のお土産に適したデーツもありました。
デーツは品種によって味や価格が異なる
日本のスーパーで売られているりんごやいちご、ぶどう等の果物と同じ様にナツメヤシの実であるデーツにも様々な品種があり、味も値段も異なります。
サウジアラビア産の高級なデーツとしては上の写真にある黒い箱のAjwaや、写真下側の赤いパッケージのパックに入っているMabroom辺りがスーパーでも安い品種のデーツと比べて1.5倍位の価格差がありました。
アジュワ(Ajwa)種のデーツは黒くて小ぶりな実で味は黒糖の様な甘みがあります。
マブルーム(Mabroom)種のデーツは薄茶色で大きめな実で食感はやや柔らかくネットリとしていてデーツにしては甘みが控えめで日本人の味覚でも美味しいと思えます。
この2つの品種はサウジアラビアのメディナ周辺で栽培されている品種でサウジアラビア国外だと購入する事自体が難しいのでサウジアラビアならではのデーツが欲しいなら本場のAjwaか甘すぎないMabroomの品種のデーツを選ぶと間違いないと思います。
安い品種のデーツはKhudriやRashodia辺りが4〜500gで20SAR(約800円)前後と手頃で、Khudriはサウジアラビアでもドバイでも買えるし探せば日本国内でも手に入ると思います。
個人的なオススメは高級品のMabroom種のデーツで500gで35〜40SAR(1,500円前後)で価格こそ高いもののデーツの中では甘さ控えめで美味しいと思うので私がサウジに行った時は自分達用のお土産としてサウジの空港でLeenのマブルーム種のデーツを購入しています。
デーツが入ったお菓子は個包装されているものの甘すぎるので要注意
中東で個包装されているバラマキ用のお土産を探しているとデーツ入りのチョコレートの様なデーツが入ったお菓子がありますが、デーツ入りのお菓子は日本人には甘すぎるので可能なら避けるのが吉です。
私も最初にサウジアラビアに行った時にデーツ入りの写真のお菓子を買いましたが甘すぎて後悔しました。
中東のお菓子やスイーツ類は基本的に日本人の舌には甘すぎて口に合わない物が多いです。
バラマキ用に個包装されているお土産が必要なものの、個包装されているデーツが見当たらない場合はこういうお菓子を購入するのが良いかと思いますが、超甘党な人以外は自分用に多めに買うのはやめておいたほうが良いと思います。
デーツ入りのお菓子を買う場合はデーツが甘いのでデーツ×チョコレートみたいな甘い×甘いの組み合わせではなくデーツ×オレンジピールやレモンピール等の甘くない物の組み合わせの方が日本人の舌に合うと思います。
最後に
海外旅行で地味に困るのが日本と異なりバラマキ用に適した個包装されているお菓子があまりない事だと思います。
サウジアラビアを含む中東土産の定番はデーツだと思いますが個包装されている物は結構レアでドバイのスーパーや空港免税店でも無かった物がサウジアラビアの空港免税店で売られていました。
スーパーと空港免税店の価格をざっと見た限りスーパーでのデーツの相場は最安値の品種で500g/15〜20SAR前後、空港免税店だと500g/20〜30SAR位でしたが、同じ品種のデーツでも明らかに高級品っぽいメーカーのデーツが売られていたのでプラ箱入りで問題ないと思う方はスーパーで購入し、もっと高級感が欲しい人は空港免税店でデーツを買うのが良いと思います。
デーツを買うにあたりジェッダのスーパーもホテル近くにあったBinDAWOODという中規模スーパーの他にジェッダ最大のショッピングモールのRed Sea Mallのテナントで入っている大型スーパーのDanubeのデーツ売り場も見てみましたが価格はBinDAWOODとほぼ一緒でラインナップもBinDAWOODよりも種類は多少豊富でしたが、お土産に適したパッケージデザインや個包装のデーツは無く基本プラ箱入りの物ばかりなのでお土産のデーツを買うためにわざわざ郊外のRed Sea Mallまで行く必要は無かったです。