この旅の最終日は天津で街歩きをした後に天津航空の羽田空港行きの深夜便に乗って帰国します。前日にホテルのフロントにレイトチェックアウト出来ないか交渉したら16時まで無料でチェックアウト時間を伸ばせたのでホテルのチェックアウト時間より前に天津を観光してから一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びてから空港へと向かいます。

今回の旅程

日付予定
3月10日(日)天津航空で羽田から天津経由でフフホトへ。Holiday Inn Hohhot泊
3月11日(月)天津航空でフフホトから天津へ。Holiday Inn Express Tianjin Dongli泊
3月12日(火)高速鉄道で天津から北京へ。TianAn Rega Hotel泊
3月13日(水)北京で北京国安対浦和レッズの試合を観戦。TianAn Rega Hotel泊
3月14日(木)北京観光後にホテル移動。Holiday Inn Beijing Shijingshan Parkview泊
3月15日(金)高速鉄道で天津へ。Crowne Plaza Tianjin Meijiangnan泊
3月16日(土)天津観光後に天津航空で羽田空港へ。機内泊
3月17日(日)帰国
2019年3月のACLグループリーグ北京国安対浦和レッズ戦アウェー観戦旅行の旅程(太字がこの記事に該当する日)

天津の街歩き

Crowne Plaza Tianjin Meijiangnanからの景色
Crowne Plaza Tianjin Meijiangnanからの景色

宿泊しているクラウンプラザの客室から見える天津郊外の景色です。同じ建物をコピペして増やしたような街並みなのが面白いです。

この日は遠くの景色がぼやけて見えるのでPM2.5の濃度がやや濃いのでマスクをして出かけます。この位の濃度ならマスクをしなくても問題ないのですが、せっかく日本からマスクを持ってきたのにこれまで1枚もマスクを使っていないのは何か損した感じがするのでマスクをしました。

この日は21:00に天津空港発の羽田空港行きの天津航空の飛行機に乗るのでホテルのチェックアウトから飛行機のチェックインまで結構時間が開いています。

普段はチェックアウトしてからフロントに荷物を預けて街歩きをして空港に行く前にホテルに戻って荷物をピックアップしますが、この日は16時までのレイトチェックアウトが出来たのでチェックアウト前に街歩きに出かけます。

天津の日雇い労働者が集まる公園
天津の日雇い労働者が集まる公園

ホテルを出て近くのバス停から838路の路線バスに乗り終点の中心公園へとやって来ました。

ホテルから地下鉄に乗って中心部に行くという方法もありますが、バスだと街並みを見ながら走れて運賃も2元と安いです。バスを降りた先の中心公園はロータリー状のバス停があり、そこには沢山の人が集まっていました。

どうやら天津の日雇い労働者と雇い主や仕事の仲介人が集まるスポットで物凄い活気がありカオスな雰囲気で中国の勢いを感じます。

初っ端からこんなに濃い場所に放り込まれるとは全く思わなかったので写真を撮るのも気が引けましたが、写真を撮ってみたら見知らぬおばちゃんがポーズしていて草が生えましたww

天津の街歩きをしようとした初っ端から凄い景色を見せられて一気に旅してる感が出てテンションが上がって来ました。

天津の街並みは綺麗
天津の街並みは綺麗

中心公園を通り抜けた先には先程までのカオスな雰囲気とは全く異なる天津の洗練された街並みがありました。

5分前の中心公園の光景とは全く異なる雰囲気でまるで別世界に来たかのようです。

ヨーロッパを感じさせる街並み
ヨーロッパを感じさせる街並み
右側のショッピングモールに入ってみました
右側のショッピングモールに入ってみました

天津の街並みはヨーロッパを感じさせるような品のある街並みで、北京の王府井よりも雰囲気があって良い感じです。私はこういう街並みは好きなので歩いていて楽しいです。

前日にホテル近くのATMが使えず手持ちの現金がほとんど無く地味にピンチでしたが、ショッピングモールの近くに銀行があったのでそのATMから現金を無事に引き出せて金欠状態を脱せました。

中国は国際ブランドのクレジットカードの通用度が極端に低いので地味に困ります。中国ではスマホ決済のアリペイやWeChatペイが普及していますが中国の銀行に口座がない外国人観光客はそれらのスマホ決済が使えないので未だに現金が手放せず不便です。

天津のショッピングモールに入っている「小米之家」へ

「すぐに開く」らしいです
「すぐに開く」らしいです
シャオミの店舗(小米之家 天津恒隆広場店)が目当てでした
シャオミの店舗(小米之家 天津恒隆広場店)が目当てでした

天津恒隆広場という新しいショッピングモール内には中国のスマホメーカーのシャオミのショップが入っています。

シャオミはスマホ以外にも多くの製品があります
シャオミはスマホ以外にも多くの製品があります

私はシャオミ製品が好きなので今回中国に来た目的の一つがシャオミ製品を買って帰ることでした。欲しかった物の在庫があるか店員さんに聞いたら在庫が無かったのでここでは何も買いませんでした。

再び天津の街歩き

中国だけど中国っぽくない不思議な街並み
中国だけど中国っぽくない不思議な街並み
天津は結構綺麗な街並みで意外と良かったです
天津は結構綺麗な街並みで意外と良かったです

今回天津に来た理由は単に東京から北京に行くよりも天津に飛んだ方が2、3万円位安かったのと、天津のホテルが内容の割に安かったので帰国前に天津で1泊しましたが天津がまさかこんなに綺麗な街だとは思ってもいませんでした。

ホテルも最高だったし街歩きも楽しめているので本当に天津に来て良かったです。

海河沿いの街歩き

橋もヨーロッパっぽい
橋もヨーロッパっぽい
川沿いの景色もとても良い感じです
川沿いの景色もとても良い感じです

次は天津の中心部を流れる海河沿いを歩いてみます。

先程までのヨーロッパを感じさせるような綺麗な街並みも良かったですが川沿いの景色も風情があります。

天津の川沿いの街並み
天津の川沿いの街並み
西洋風の建築と近代建築が混在していてオーストラリアっぽい街並みです
西洋風の建築と近代建築が混在していてオーストラリアっぽい街並みです

西洋風の建築様式と高層建築が混在している街並みはヨーロッパと言うよりもオーストラリアのシドニーやブリスベンみたいな雰囲気がありました。

天津の街並みにはあまり中国感がありませんが、それが天津の魅力だと思います。

鉄橋の上からの景色
鉄橋の上からの景色

橋の上からの眺めは良い意味で中国という感じがしません。

街並みに溶け込む戦車
街並みに溶け込む戦車
正教っぽい教会
正教っぽい教会

この辺りには戦車や迫撃砲みたいな兵器がオブジェとして置かれていました。普通に街を歩いていたらいきなり戦車があったので違和感が凄かったです。

5A景区の津門故里を散策

戦車の奥に見える津門故里に向かいます
戦車の奥に見える津門故里に向かいます
いかにも中国って感じのキャラクターが出迎えてくれています
いかにも中国って感じのキャラクターが出迎えてくれています

中国では観光地がランク分けされていて、数ある中国国内の観光地の中でも一番凄いのが「5A景区」です。そしてここ天津の津門故里も5A景区の1つなので非常に楽しみです。

グレーの石壁の建物と赤い提灯の対比が良い感じ
グレーの石壁の建物と赤い提灯の対比が良い感じ
津門故里は観光地化されすぎているのが残念に感じます
津門故里は観光地化されすぎているのが残念に感じます

グレーベースの石壁と石畳の街並みに鮮やかな赤ちょうちんが映えてとても印象的な街並みなのですが、いかんせん人が多すぎるのと、いかにも観光地という感じで商売っ気が凄すぎてどうなのよと思います。

風情ある街並みを楽しみながら街歩きをすると言うよりも商業化されすぎてしまっていてテーマパークに来てしまったかの様な印象です。

津門故里は中国国内の観光地で最高ランクの「5A景区」だけあり観光客だらけです
津門故里は中国国内の観光地で最高ランクの「5A景区」だけあり観光客だらけです
観光地化されすぎているのと人が多すぎてあまり情緒はありません
観光地化されすぎているのと人が多すぎてあまり情緒はありません

伝統的な街並みや商売っ気の凄さ、観光客の数など全て含めて良くも悪くも「中国の観光地」って感じです。

これはこれで楽しいのですが、私がこの場所に求めていた雰囲気とは大きく異なりました。

10元の入場料がかかる天后宮には入りませんでした
10元の入場料がかかる天后宮には入りませんでした
津門故里は色々な意味で中国っぽい観光地でした
津門故里は色々な意味で中国っぽい観光地でした

そんな感じで賑やかな観光地を一通り散策して津門故里を離れます。

天津のお土産と言えば天津甘栗しかないでしょう

天津旅行の最後に天津甘栗を買います
天津旅行の最後に天津甘栗を買います

私は中国の栗、いわゆる天津甘栗が大好物です。日本国内で売られている栗はパックに入って皮が剥かれているものや、半分殻が割れているタイプが主流ですが、焼き芋みたいにローストしたての栗は最近では全く売られていません。

中国ではローストした栗やナッツ類を売る店がたまにあるのでBaiduマップで地下鉄2号線の鼓楼駅と東南角駅の間位にある写真の栗屋を見つけたのでホテルに戻る前に寄り道しました。

焼き栗1斤(500g)を2つ購入して日本まで持ち帰りました
焼き栗1斤(500g)を2つ購入して日本まで持ち帰りました

この日は帰国日なので4斤(2kg)程栗を持ち帰って家族へのお土産にするつもりでしたが、あいにく2斤(1kg)分しか在庫が無かったので2斤で我慢です。中国の栗屋は大体どこの街でも1斤20元程が相場ですが、ここの栗屋も1斤20元でローストした栗が売られていました。

こういう栗屋は店内でローストした栗を定期的に店頭に補充するのでタイミングが悪いと買えない事があります。

とりあえず1kgも焼き栗があれば当分自宅でも美味しい栗が食べれると思っていましたが、帰国して2日か3日で家族で全て消費してしまいました。一口食べだすと止まらない美味しさがあります。

一旦ホテルに戻ってから天津浜海国際空港へ

栗を購入してから地下鉄でホテルに戻り、シャワーを浴びてからチェックアウトしました。

16時チェックアウトで21時発の便に乗るのでまだまだ時間が余っていたこともあり、ホテルをチェックアウトした後にホテルのラウンジでチェックイン時に貰ったウェルカムドリンククーポンを使ってホテルのラウンジでビールを飲んでゆっくり過ごしてから地下鉄を乗り継いで天津空港へと向かいました。

天津空港には18時前に着いて時間もあるので空港のターミナル2のレストランで炒飯を食べましたがかなり不味かったです。結構な空腹時に食べて不味いと思ったので本気で不味い炒飯だったのだと思います。

その後ターミナル1に移動してチェックインしました。天津空港の国際線のチェックインカウンターはセキュリティチェックを抜けた後にあるので分かりにくかったです。また、出国審査とセキュリティチェックは長蛇の列で30分位は並んだと思います。

帰りの天津航空の飛行機は2-4-2の座席配置のA330で、機内サービスはドリンクを配るのと行きと同じの塩味のクラッカー1パックが出てきました。

機内持ち込みは5kgまででしたがチェックイン時や機内に入る時に手荷物のチェックは無かったので明らかに5kg以上あるスーツケースを持ち込んでいる人もいます。

私はノートPCの箱とリュックで手荷物が2個あったのですが咎められることも無く普通に持ち込めて良かったです。ちなみに買った栗は手荷物ではなく預け荷物のスーツケースの中に入れて持ち帰りましたが天津空港でも羽田空港の検疫でも特に指摘されること無く自宅まで無事持ち帰ることが出来ました。

天津から羽田空港に到着したのが深夜1時で終電の時間的に自宅のあるさいたま市内までは戻れないので羽田空港で野宿して始発で帰宅しました。

最後に

今回は北京で浦和レッズのACLの試合を見るために中国まで行きました。北京以外の天津やフフホトに行ったのは単に航空券とホテルが安かったからという理由でしたが、普段行かない様な場所に行って中国という国をより深く知れたのは良かったです。

肝心のACLの試合結果もアウェーで0-0というほぼ相手のワンサイドゲームだった試合内容を考えれば奇跡的な結果になりました。

この旅で使いにくかったスーツケースも新調出来たし、ノートPCも購入出来たのでショッピングでも満足出来た上、天津のクラウンプラザとフフホトのホリデイインも素晴らしかったです。

1週間の一人旅で航空券とホテル代と試合のチケット代の合計が7万円でしたが、3都市訪れて良いホテルにも泊まれたのでコスパは良かったと思っています。