新しい土地に家を買ったは良いけれど、今まで住んでいた物件や土地だったり実家が再建築不可や駅から遠すぎる旗竿地だったり、狭小地や不整形地で普通に不動産屋に仲介して貰っても全然売れずに困っている方も中にはいるのではないでしょうか。

誰も住んでいない土地や家屋の管理は固定資産税が毎年取られる以外にも雑草を定期的に刈ったりしないといけないので金銭的な負担だけではなく管理のための時間も奪われてしまうので非常に面倒です。

特に駅から遠く通路部分が狭くて車が停められないような旗竿地や不便な場所にある狭小地、共有持分があり権利関係が複雑な土地や建物の様なもし自分が土地や物件探しをしている時に絶対に避けたいと思うような物件は中々売れません。

そういう場合は不動産屋に仲介して貰う以外に専門の不動産業者に売却してしまうという選択肢があります。

不動産サイトに掲載しても全然売れない

普通の不動産屋に仲介をお願いした場合、その土地や物件に魅力があればすぐに買い手が見つかって希望通りの価格で売却できると思いますが、客観的に見て誰も欲しがらないような土地や物件を売ろうと思うといくら安くしても購入したいという問い合わせ自体が全く来ないで気づいたら1年が経過していたみたいなケースは少なくないと思います。

私は注文住宅を建てようと決めて2年前に土地を購入しましたが、家づくりの予算が多くなかったので不動産情報サイトで「安い順」でソートして安い土地を物色していて、所謂訳あり物件だったり旗竿地だったりを中心に掘り出し物の土地や中古住宅(解体前提)が無いか入念に探していて、中古住宅含む土地探しをしていた当時に「この土地買う人いるのかな?」と悪い意味で印象に残っていた物件が未だに掲載されていて、やはりどうしようもない土地は簡単には売れないんだなと他人事ながら心配になってしまいました。

もしそういう物件を手放したい場合は買い主を見つける為の不動産仲介ではなく、自社で買取してくれる不動産業者を当たってみるのが近道かもしれません。

土地を買いたい側の心理

私は実際にさいたま市内で駅徒歩40分以上の坪単価30万円台の旗竿地を更に値切って購入しました。

駅から遠い上旗竿地で更に土地の一部が都市計画道路予定地上にあるという結構な悪条件の土地なので購入した土地は不動産サイトに掲載してから半年以上売れず、値下げしても問い合わせすら無かった様な土地でちょうどコロナ禍の初期で土地の値段が下がるんじゃないかと言われていた時期なので強気の値引き交渉も可能で不動産サイトに掲載されている価格から2割近く値引きして頂いて購入しています。

その経験を踏まえると不動産サイトに掲載されてから何ヶ月も売れ残っている土地を買う時は強気の値引き交渉を行います。

売り手からしたらただでさえ安い価格で売り出しているのにそこから更に値引とか勘弁してと思うかもしれませんが、買い手からしたら1円でも安く買いたいのが本音で、条件が悪い土地は手放す時に苦労する事が容易に想像できるので買うなら限界まで値引きして欲しいと言うのが本音です。

そんな悪条件の土地を購入した最大の理由は旗竿地の竿部分が都市計画道路予定地上にあり、数年後に都市計画道路が開通した場合は価値のない竿部分は行政がそれなりの金額で買い取ってくれる上、残った土地は南東側が公道に接続する価値のある土地にクラスチェンジ出来るのと、リモートワークの普及で郊外の土地の価値も多少上がるのではないかと思いこれは投資する価値がある土地だと考えたので値切って購入しました。

「訳あり物件買取プロ」に直接買い取ってもらう

不動産屋に仲介して貰い、とにかく安くても良いから土地を手放そうと思って激安価格で売り出すと買い手の質も落ちて面倒な客を相手に交渉する事も多くなります。

ただでさえ安く売り出しているのに買う気があるのか無いのかわからないような買い主やクレーマーみたいな質の悪い買い主を相手にするなんてやってられないと思います。

あまりにも条件が悪い土地や物件を処分したいなら仲介ではなく直接買取してくれる不動産業者に当たった方が相手はプロなので色々面倒な事が無くなり売却までスムーズに進むと思います。

何年も不動産サイトに掲載しても売れないような土地は結局安値でしか売れないと思いますが、訳あり物件買取プロの場合は仲介ではなく自社買取なので仲介手数料が取られません。二束三文の安い土地で仲介手数料が引かれるとかなり損した気分になりますが、仲介手数料が発生しないのは嬉しいポイントです。

どうせ安値で手放すなら質が悪い買い主との面倒な交渉などの余計な手間暇や手放した後の瑕疵担保責任を追わずにサクッと手放したいのでそういう意味でも不動産業者が直接買取してくれる訳あり物件買取プロを利用するメリットは大きいと思います。

再建築不可物件以外にも未接道地、旗竿地や狭小地、更に共有持分がある権利関係が複雑な不動産も買取実績があるとの事なのでどうせ売れないと思っている様な負動産があるなら一度相談してみると良いかもしれません。もし納得できない買取金額が提示されたらその時は売らなければ良いだけです。

訳あり物件買取プロの運営会社である株式会社AlbaLinkのGoogleマップの口コミを見る限り全ての物件を買い取って貰えるわけではないですが、記事執筆時点で24件の口コミがあり、星の数も★4.4で概ね好評な口コミが多く、数多くの物件を買い取っている実績があるので問い合わせてみる価値はあると思います。

捨てる神あれば拾う神ありなので土地や物件の処分に困っているなら見積は無料なので一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。WEBの問い合わせフォームから問い合わせが出来るので電話するよりもハードルは低いと思います。

最後に

訳あり物件買取プロという「負動産」をとにかく手放したい人向けのサービスを紹介しました。

住宅や土地はタダでも良いから手放したいと思っても所有権の放棄が簡単には出来ないので買い手が付かない限り手放すことが出来ません。

値段がつかないような土地や物件は不動産屋に仲介して貰い、売れるまで値下げしながら数年単位で待ち続けるのもありだと思いますが、業者にサクッと買い取って貰ってさっさと負動産を所有するストレスから開放させる方が売却までの期間と得られる金額のバランスを考えると賢い選択だと思います。

特に固定資産税が毎年発生して持っているだけで金銭的に赤字の不動産や、面倒かつ大変な土地の草刈りを定期的に行っていて不動産を維持する為の労力と時間がかかっている場合は早めに土地を手放して損切りするという選択肢は真剣に考慮すべきです。

土地や建物といった不動産は需要と供給のバランスがあるからこそ売買が成立する物なので、今後少子高齢化が更に進んで人口減少が本格化すると不動産需要全体が縮小して条件の悪い不動産は更に売れにくくなってしまう事が容易に想像できます。現に今でもニュースで「空き家問題」という言葉を聞く機会が増えてきています。

将来的に売却出来ないような土地はそもそも購入しない事がベストですが、予算の都合上旗竿地や狭小地しか買えなかった場合や実家が訳あり物件みたいな場合は仲介で売却する以外の選択肢もあるという事を知っておくと将来役に立つかもしれません。