リビングのテレビの横に監視カメラの映像を常時モニターするのと、ついでにリアルタイムの太陽光発電の発電量と消費電力をモニターするために10インチ位の小さいモニターが2台欲しかったのでAmazonでVisionOwlというメーカーの10.5インチのモバイルモニターを2台購入してみました。

数ある製品の中からこのモニターを選んだのは解像度等のスペック面もそうですが10.5インチというサイズ感と目立つ所に設置するのでベゼルも狭く質感も悪く無さそうで正面にロゴも無くインテリアの印象を崩さない見た目の良さが決め手でした。

モバイルモニターは今の所有名メーカーが参入しておらず、安く購入しようとするとAmazonで数ある無名中国メーカーの物から選ばざるを得ないのでかなり製品ガチャ要素がありますが、私が購入した物は画質も良くビルドクオリティも高く当たりの部類でした。

付属品もミニHDMI – HDMIケーブル、USB Type-Cケーブル、USB Type-A – USB Type-Cとケース兼スタンドが付属しているのでPCのHDMIポートに接続して給電はPCのUSB Type-Aポートからという接続なら付属品だけでOKでした。

見栄えを考えるとPCのUSB Type-CポートからモバイルモニターのUSB Type-Cポートに接続すればケーブル1本で給電しつつ映像を流せるのでベストですが、PC側にUSB Type-Cポートが無いため仕方なくケーブル2本でPCとモバイルモニター間を接続しています。

mouse e10をリプレイス

以前はmouse e10を監視カメラのモニター代わりに使用していました
以前はmouse e10を監視カメラのモニター代わりに使用していました

以前の記事でmouse e10を紹介しましたが、mouse e10はスペックも見た目もよろしく無いのと、また別の記事でTrigkey G4G5という中華ミニPCを購入してそれまで使っていたIntel NUCというミニPCが余っていたのでIntel NUCとモバイルモニターの組み合わせに変更しました。

CPUに第6世代のCeleronを搭載したIntel NUC(NUC6CAYH)にモバイルモニター2台を接続しています
CPUに第6世代のCeleronを搭載したIntel NUC(NUC6CAYH)にモバイルモニター2台を接続しています

余り物のミニPCとして使用したIntel NUCはCPUにCeleron J3455(4C4T)が採用されている型番がNUC6CAYHという販売当時は2万円前後で新品が購入できたベアボーンキットです。

CPUは貧弱なものの、TDP10Wで4C4Tと省エネ性能は優れていて、メモリも8GBありOSがWindows 10なら重くてストレスが溜まりそうなスペックですが、軽量なLinux(LMDE6)を動かす分には問題ありません。

用途が監視カメラのRTSPストリーミング映像をVLCメディアプレーヤーで常に映しつつ、ブラウザで太陽光発電モニターのページを常に表示させるだけなので時代遅れの低スペックPCの再活用方法としては結構有用だと思います。

もし同じ用途の新品のミニPCを買うなら税込2万円台前半で購入できるTrigkey G4か、G4よりも高いものの静音性が高く2.5Gの有線LANポートが2ポートありUSB Type-Cポートもある2万5千円〜3万円位で購入できるTrigkey G5の8GB版辺りを選ぶと思います。

長押は奥行きが浅く不安定なので転倒防止対策が必須
長押は奥行きが浅く不安定なので転倒防止対策が必須

今回Amazonで購入したVisionOwlのモバイルモニターをそれぞれ監視カメラ用のモニターと太陽光発電のモニター用としてデュアルディスプレイ環境にしたのが上の画像です。

モニターのスタンドは付属品ではなくIKEAのBERGENESという300円位で買える竹製のスタンド(下)と無印良品の壁に付けられる家具長押マグネット付き(上)の30cm幅を使っています。

無印良品の長押はモニターを乗せる事が出来ますが、奥行きが短いので安定感が無く、強い地震があるとモバイルモニターが前に倒れて落下するのでモバイルモニターのすぐ上に石膏ボード用のピンを転倒防止用ストッパーとして使いました。

最後に

10〜15インチ位のモバイルモニターはこれを買っておけばOKという様な有名ブランドの製品が無いのでAmazonで数ある無名中華メーカーの中から選ばなければならず、モバイルモニターは欲しいけど無名中華メーカーのモバイルモニターを1万円以上出して買いたいかというと正直微妙でしたが、Amazonのセールとクーポンで1万円台で購入できるタイミングでVisionOwlの10.5インチモバイルモニターを買ってみたら意外と良かったです。

私の用途だとタブレットでも代用出来なくは無いのですが、タブレットだと常時バッテリーに給電しながら使うことになり、1〜2年でリチウムイオンバッテリーが膨張して危険なので敢えてバッテリーを搭載していないミニPC+モバイルモニターの組み合わせにしています。

モバイルモニターはノートPCでデュアルディスプレイとして使ったり、Nintendo Switchの様な携帯ゲーム機と組み合わせて使うのが一般的だと思いますが、USB Type-Cケーブル1本で給電出来る位消費電力が低いので24時間映像を映しっぱなしにするような用途にも向いていると思います。