海外旅行で困ることはトイレ事情だと思います。

日本のトイレは世界最高峰の快適性を誇っているのでそれに慣れているとウォシュレットが普及していない海外のトイレで用を足すのは大きなストレスです。

そんなウォシュレットがないトイレでもウォシュレットを使いたいなら携帯ウォシュレットを持っていくのが現状唯一の選択肢になります。

当然ながら私もTOTOの携帯ウォシュレットを10年以上前から愛用していていますが、携帯ウォシュレットの水圧は普通の便座タイプのウォシュレットの5段階中1(最弱)の水圧より弱いのでそこが一番の不満点でした。

ですが最近携帯ウォシュレットの水圧を上げる方法を発見し、2023年12月の浦和レッズのクラブワールドカップ観戦でサウジアラビアに行った時も活躍しました。

携帯ウォシュレットの水圧は電池で変わる

TOTOの携帯ウォシュレットとリチウムイオン単三充電池
TOTOの携帯ウォシュレットとリチウムイオン単三充電池

TOTOの携帯ウォシュレットは単3電池1本で動作していますが、単3電池は充電池(ニッケル水素電池)とアルカリ電池とで電圧が微妙に異なります。

ニッケル水素電池は1.2V、アルカリ電池は1.5Vと電圧が微妙に異なり、携帯ウォシュレットは電圧が高いと水圧が上がるのでアルカリ電池を使うのが良いですが、アルカリ電池は電池残量が減ると電圧も下がってくる特性があるので最大の水圧で使いたかったら常に新品の電池を使う必要があります。

リチウムイオン単三充電池なら電池残量が減っても電圧降下がないので常に水圧が高い状態で使える

そこで最近AmazonでUSB Type-Cで充電出来る中華製のリチウムイオン充電池が売られていたので購入してみたところ、旅先に充電器を持ち歩かずに充電出来て荷物の削減になって非常に便利でしたが、携帯ウォシュレットにその電池を入れた時に真価が発揮出来ました。

このリチウムイオン充電池を携帯ウォシュレット入れると今までニッケル水素電池を使っていた時よりも明らかに水圧が強くなっていて、便座タイプのウォシュレットの弱までは行かないものの、最弱には匹敵しそうな位の水圧になり使用感が良くなりました。

実際に購入した電池はAmazonで単3電池が4本で2,000〜3,000円と無名の中華メーカー製にしては高額なので実際の購入はかなり迷ったのですが、いざ買ってみて実際に使ってみるとなぜ同じような電池を日本の家電メーカーが発売しないのか意味がわからない位便利な代物で最早手放せません。

信頼性のあるメーカーがこういうUSBで充電出来るリチウムイオン乾電池を作れば家中の電池を全て買い替えたい位です。

最後に

携帯ウォシュレットの水圧に不満があるなら電池の電圧を見直してみると水圧の弱さが若干改善されると思います。

ただ、電池を変えたところで携帯ウォシュレットの水圧が普通の便座タイプのウォシュレットの5段階中2以上の水圧にはならないので過剰な期待はしないでください。

今回紹介したUSBで充電出来るリチウムイオン充電池は中華製ながら製品のアイディアが素晴らしく、スマホの充電用の充電器とケーブルが使い回せるので嵩張る充電池専用の充電器も必要ないし、予備の電池も最小で済むので旅行には最適な電池です。

ただ、このリチウムイオン電池は厳密に言えばモバイルバッテリーに相当すると思われるので飛行機の預け荷物には出来ない点だけは注意しましょう。