私は旅行中に海外の街並みや風景なんかの写真を撮るのが好きなので2024年9月にウズベキスタンに行くタイミングでソニーのミラーレス一眼を購入しました。

今まではRX1というソニーのフルサイズセンサーのデジタルカメラを10年以上使ってきて、途中NEX-5Nやα6400等のAPS-C機も使ってきましたが、RX1は携帯性と画質は素晴らしいものの、35mm単焦点レンズの画角は建築物のスケールが大きい海外旅行では画角が狭すぎると感じたのと、APS-C機は暗所での画質面でフルサイズより物足りないと感じたのでソニーのミラーレス一眼で携帯性が最も高く、画質が良いa7C2にレンズは単焦点の20mmのFE 20mm F1.8 Gを購入しました。

新しいミラーレス一眼とレンズでウズベキスタンに行って旅先の風景を撮影してきた訳ですが、最近のミラーレス一眼の進歩に度肝を抜かれました。

購入したカメラとレンズについて

カメラ:Sony α7C II、レンズ:FE 20mm F1.8 G
カメラ:Sony α7C II、レンズ:FE 20mm F1.8 G

購入したカメラはSony α7C II(ILCE-7CM2)、レンズは広角単焦点レンズのFE 20mm F1.8 G(SEL20F18G)を購入しました。

カメラとレンズで40万円位したので正直購入をかなり躊躇っていましたが、せっかくの旅の機会なので思い切ってカメラを新調しました。

撮影対象は旅先の風景や街並みがメインなのでレンズは割り切って広角単焦点1本だけ購入しています。

レンズフィルターはAmazonのレビューで評判が良かったEXUS Lens Protect 67mmを装着しました。

シャッタースピードが1/10秒未満でも手ブレしない事に衝撃

手持ちでの暗所撮影も問題なし(JPEG撮って出しを長辺1000pxに縮小)
手持ちでの暗所撮影も問題なし(JPEG撮って出しを長辺1000pxに縮小)

ISO感度:400、絞り:f/2.8、シャッタースピード:1/40秒

上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像
上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像

今まで夜景を撮影する場合はミニ三脚にカメラを固定して撮影していましたが、a7c2ではISO400でシャッタースピードが1/20前後でも手ブレしないためミニ三脚なしの手持ち撮影でも手ブレしない写真が量産されていて、帰国後に写真を確認していて手ブレしている写真が殆どなく技術の進歩に衝撃を受けました。

手持ちで夜景撮影が出来るのは技術の進歩を感じます
手持ちで夜景撮影が出来るのは技術の進歩を感じます

ISO感度:400、絞り:f/3.2、シャッタースピード:1/10秒

上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像
上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像

最大約3300万画素だけありタイルの目地まできちんと描写出来ています。

画質の良さと携帯性のバランスでレンズは広角単焦点のFE 20mm F1.8 Gだけ購入しましたが、その選択は正しかったと思います。

海外旅行で旅先の風景を写真に残そうとするとズームレンズより広角レンズの方が使い勝手が良いと経験上感じていたので単焦点レンズを選びました。

20mmはスマホで撮影する感じの画角なので結構使いやすいと感じました。

空気感まで残せるのがフルサイズセンサーの特徴だと思う
空気感まで残せるのがフルサイズセンサーの特徴だと思う

ISO感度:400、絞り:f/2.2、シャッタースピード:1/20秒

上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像
上の元画像(JPEG撮って出し)をクロップした画像

このカメラで夜景をスナップ感覚でどんどん撮影出来るので街歩きが楽しかったです。

明るい場所の写真はフルサイズ機でなくても問題なく撮影出来ますが、暗所ではセンサーサイズが大きい方がノイズも少なく綺麗に撮れるので夜景の作例を載せてみました。

流石にスマホと比べると大きいし重い(カメラとレンズで約1kg)ですが、画質はスマホよりも遥かに良いため、中途半端な価格帯で画質がそこまで良くないカメラを買うよりは思い切ってフルサイズセンサーのミラーレス一眼を買って良かったと思います。

撮影場所のウズベキスタンは治安が良く夜にカメラを持ったまま歩いていても全く問題なかったです。

最後に

旅先に持っていくカメラの条件として、大きさ、軽さ、画質のバランスが重要だと思うのでα7C IIを選択しました。

フルサイズセンサーのα7Cシリーズの本体サイズはセンサーサイズがAPS-Cのα6000シリーズより若干大きい位で済んでいて他のフルサイズ機よりもコンパクトで、価格もフルサイズ機の中ではエントリーモデルの位置付けなので価格はかなり高いですがフルサイズ機にしては安いのが特徴です。

使ってみてオートフォーカスのスピードや精度もRX1から劇的な進化をしていてピントが合わなかったりズレる事もなくなりかなり使いやすくなりました。

EVFも結構見やすいし、液晶モニターも回転出来るのでセルフィーも撮りやすかったりで最近のミラーレス一眼は進歩が凄いと思いました。

また、充電ポートがUSB-Cになっていたり、スマホとBluetoothで接続すればジオタグも付けられるのも良い点ですが、頻繁にカメラの電源をオンオフするとジオタグが付いていない画像も結構あったのが欠点と言えます。

ミラーレス一眼で最初のレンズを選ぶなら普通は標準ズームレンズを選択すると思いますが、私の場合は旅先でズームで撮影したいと思った事がほとんど無く、逆にもっと広角だったら良いのにと思うことが多かったため割り切って20mmの広角単焦点レンズを買って旅に出ましたが、20mmはスマホの画角に近く、割と見たまんまの景色が切り取れるため風景や街並みを撮る用途にぴったりで使い勝手も良かったです。

α7C IIは動画撮影にも向いている機種ですが、動画についてはまだ使いこなせていないため写真メインの感想になります。