2024年9月にウズベキスタンに一人旅してきました。
初日は夜に成田空港から仁川国際空港までLCCのティーウェイ航空で移動し、翌朝に中国南方航空で仁川国際空港→北京大興国際空港→タシュケント国際空港と移動してタシュケントのホテル ウズベキスタンに1泊しました。
東京からウズベキスタンへはウズベキスタン航空の直行便もありますが、今回はソウルからタシュケントまでの航空券が6万円位と安かったため東京ソウル往復とソウルタシュケント往復を別々に購入しました。
ティーウェイ航空で成田からソウルへ
今回ソウルまで行くのにティーウェイ航空を選んだのはティーウェイ航空はLCCでも預け荷物が15kgまで無料だったためです。
9月のシルバーウィークの連休に合わせた日程なので東京ソウル間の航空券が高騰していてLCCでも往復3万円〜と安くはありませんでしたがフルサービスキャリアは6万円〜という感じなので割高感はあったものの早めに予約しました。
ティーウェイ航空はEチケットで搭乗前日にWEBチェックインを行ってから成田空港へ行ってカウンターで預け荷物を預けてきました。
機内は満席で搭乗が遅かったため荷物を置く上の棚が埋まっていて仕方なく大きなリュックを座席下に置いています。
LCCなので有料の機内食もありましたが割高なので特に何も頼まず、適当にスマホで電子書籍を見たり寝ながらソウルまで移動しました。
仁川国際空港に到着すると入国審査の列が凄まじく、到着から入国するまで50分位かかって入国し、預け荷物を受け取ってからソウル市内へと向かわずにそのまま出発ロビーへと向かいました。
仁川国際空港で野宿
今回の旅では初日と最終日の前日に仁川国際空港で日付を跨ぐ半日位のトランジットがありますが、到着から次の便のチェックインまで6〜8時間位なので変にソウルまで行くと寝る時間が逆に取れないし、仁川国際空港周辺で安いホテルが全然無かったので空港で野宿することにしました。
空港にあるチムジルバンで朝まで過ごそうかとも思ったのですが、出発前に家でシャワーを浴びていたので空港の出発ロビーのベンチで横になって寝ました。
仁川国際空港の出発ロビーのベンチはクッションが無くて硬いので寝るには決して快適ではありませんが、初日なのとチェックインカウンターが開くまで6〜7時間位なので耐えられないほどではありません。
4〜5時間位は寝れたので疲労はありますがそこそこの体調で翌朝に中国南方航空のチェックインカウンターで荷物をタシュケントまで預けてチェックインしました。
中国南方航空のチェックインは事前にWEBチェックインと座席指定を済ませていたこともありスムーズに行きました。
預け荷物はタシュケントまでスルー出来たので北京では入国せずに6時間のトランジットになります。
チェックインを終えてセキュリティチェックの列が長かったので多少時間がかかったものの出国審査は自動化ゲートで秒で終わり、全体的には20分位で出国出来ました。
中国南方航空でソウルから北京へ
中国南方航空の機内はほぼ満席でした。シートピッチは普通で機材は古さを感じます。
機内食はサンドイッチとヨーグルトとカットフルーツでサンドイッチの味は正直あまり美味しくはありませんでした。
北京大興国際空港で約6時間のトランジット
その後定刻で北京大興国際空港に到着し、次の飛行機まで6時間程乗り継ぎ時間がありました。
荷物はソウルからタシュケントまでスルーなので北京では入国の必要はありません。
降機して道なりに進み、トランジットのセキュリティチェックを抜けました。
北京大興国際空港は最近出来た空港であまり情報がありませんが、中国の空港らしくとても広い空港です。
フリーWIFIはありますが、中国なのでGoogle系のサービスは通信がブロックされます。
私は楽天モバイルを契約していたので5Gでのデータローミングが出来てGoogle系サービスも問題なく使えました。
トランジットエリアには横になれるベンチや1人掛けのデッキチェアみたいな深く腰掛けられて眠れそうなイスもそこそこあり、水とお湯も無料で飲めるので空港野宿はしやすいと思います。
トイレは非常に綺麗でした。
北京大興国際空港は最近出来た新しい空港にも関わらずスマホを充電出来るコンセント付きのイスが非常に少ないので注意しましょう。
上の写真の充電区と書かれているエリアのイスにはコンセントがありますが、それ以外の場所のイスにはコンセントが全く付いていません。
空港の飲食店は規模の割には少ない気もしますが、1食40CNY(約800円)位からという価格帯なので空港価格の割にはそこまで高くない印象です。
北京大興国際空港で一番面白いと思ったのはChina Gardenという中国庭園が中庭にあり、トランジットエリアの建物の外に出ることが出来ました。
トランジットエリアから自由に空港の建物の外に出れる設計はこれまでいろいろな空港を使ってきましたが初めての経験で斬新でした。
長時間のトランジットでも気分転換に外に出られるのはリフレッシュ出来て地味に嬉しいですね。
北京からタシュケントへ
約6時間のトランジットを終えてタシュケント行きの機内へと乗り込みました。
機材はA330で2-4-2の座席配置で北京からタシュケントまで6時間半とそこまで長いフライトでも無かったため窓側の席を取りました。
中国南方航空の機内食は正直あまり美味しくはありませんでした。
北京発のタシュケント便ではソウルから北京へのフライトではあった水のペットボトルが配られず、ドリンクサービスの回数も少なかったため非常に喉が乾きました。
帰りのタシュケント発の北京便でも水のペットボトルが配られなかったので中国南方航空の中長距離フライトに乗る前には空港でペットボトルの飲み物を買って持ち込んだ方が良さそうです。
タシュケント国際空港に到着
タシュケント空港に到着し、降機から20分位で入国審査を抜けると荷物をピックアップするエリアにATMや両替所、現地キャリアのUcellとBeelineのSIMカウンターがあります。
タシュケント空港は小さい空港でターンテーブルも4箇所しかありませんが、預け荷物がターンテーブルに出てくるまで非常に時間がかかり、私の時は入国から1時間半程かかりました。
その間にATMでウズベキスタン・スム(UZS)の現金を降ろしたり、プリペイドSIMの購入をしました。
ウズベキスタンは2024年9月時点では楽天モバイルやahamoの国際ローミングの対象外の国なので現地でSIMを契約する必要があります。
ウズベキスタンに行く前にBeelineのHELLO 1というツーリスト向けの1ヶ月20GB/50,000UZS(約550円)のプランが良さそうだったのでそれを空港のBeelineのカウンターで契約しようとした所、HELLO 1は空港のカウンターでは販売しておらず、街中のBeelineのショップに行かないと契約出来ないとの事でBeelineの空港カウンターで販売していた最安のSIMが90,000UZSと高かったため、空港にもう1つのキャリアのUcellのカウンターがあったためそちらでNEW TOURISTという1ヶ月50GB/55,000UZS(約600円)のプリペイドSIMを契約しました。
UcellのカウンターでもBeelineのカウンターでも支払いにVISAとMastercardのクレジットカードが使えるため、入国したらまずプリペイドSIMのカウンターに並び、現地SIMをゲットしてからATMでお金を降ろし、最後にターンテーブルで荷物が出てくるのをひたすら待つのが良いと思います。
空港からホテルへ路線バスで移動
この日宿泊するホテルはホテル・ウズベキスタンというソビエト連邦時代からある歴史ある4つ星ホテルです。
空港の建物を出ると白タクのタクシードライバーが待ち構えていてボッタクリ価格で声を掛けられまくるという話でしたが、私の時は荷物が出てくるのが遅く、空港を出たのが21:30位でタクシードライバーは3人位しかいませんでした。
空港からの移動は配車アプリのYandex Goを使うのが一般的で、空港からホテル・ウズベキスタンまでは20,000UZS位(約220円)でしたが、Yandex Mapで路線バスを検索したら空港のバス停からホテル・ウズベキスタンのすぐ近くまで乗換なしで行ける67番の路線バスがあったのでそれを利用することにしました。
路線バスは現金払いだと片道2,000UZS(約22円)なのでYandex Goも安いですがそれよりも安くホテルへと移動出来ます。
タシュケント空港の国際線ターミナルのバス停は荷物をピックアップした建物を出て左側に5分位歩くと見えてきます。
Yandex Mapで経路検索するとバス停があるのでその場所がバス停です。
私はウズベキスタンに来るのは初めてですが、Yandex Mapをスマホにインストールして現地SIMで通信出来たのでとても簡単にバスの経路や現在位置が把握できたので初めてでも迷わずにバスに乗れました。
タシュケントの67番バスはワンマン運転でVISAタッチ対応の端末があるので降りる前にタッチ決済対応のVISAカードをタッチすればOKです。
VISAタッチの場合は決済手数料込で1,725.5USZ(約20円)で乗車出来ました。
前方にはウズベク語とロシア語で現在地を示すディスプレイがありました。
バスを降りる時は日本のバスと同じように降りるバス停の手前で赤いブザーを押せばOKです。
Hotel Uzbekistanで1泊
バスを降りてホテル・ウズベキスタンへと向かいます。
ウズベキスタンは初めてでしたが、ホテルまでは迷わずに来れました。
ホテル・ウズベキスタンは公式サイトの予約で5%OFFのクーポンコードを使い、シングルルーム1泊朝食付き税込35.15USD(約5,100円)と安かったです。
タシュケントのホテル代は外資系高級ホテルは非常に高いですが、普通の3つ星ホテルは1泊3,000円程度からプライベートバスルーム付きのシングルルームに泊まれる感じて宿泊費が安いのでホテル・ウズベキスタンはそこまで安い部類ではありませんが、立地が良く朝食付きなのでコスパは良いと思います。
チェックインは英語で問題なく出来ました。
WiFiはロビーでも部屋でも使えました。
部屋は安いだけあってシンプルなシングルルームでベッドは硬くてあまり寝心地は良くありませんでしたが、前日は仁川国際空港で野宿した事もあり、シャワーを浴びてスッキリした後にすぐに寝れました。
シャワーは水圧は弱めですがお湯は出ました。
アメニティはボトルシャンプーとボディーソープがありました。
ウズベキスタンはトイレに紙は流せませんでした。
使い捨てスリッパはあったものの、ティッシュペーパーが部屋に無かったためティッシュペーパーは持参することをおすすめします。
最後に
LCCのティーウェイ航空で成田→ソウル、中国南方航空でソウル→北京→タシュケントと来ましたが乗り継ぎが多いのと仁川国際空港での空港野宿という事もあり楽な旅程ではありませんでしたが無事にタシュケントに到着しました。
初日と2日目は完全にただの移動日でホテルに到着したのが22時過ぎなのでその日はどこにも出かけずに寝ました。
翌日は18時にタシュケント南駅からヒヴァまでの寝台列車に乗るため、昼過ぎまでタシュケントを観光します。