新居を建てたらデロンギの全自動コーヒーマシンが欲しいと前々から思っていましたが、新居に引っ越して半年経ってようやくAmazonのブラックフライデーセールでDelonghiのマグニフィカEVOという全自動コーヒーマシンを購入しました。
最初は5万円台で購入可能なマグニフィカSにしようかと思っていましたが、私が飲みたいのはエスプレッソでもカフェジャポーネでも無くカプチーノだったのでマグニフィカSの倍以上の金額がしますが、最近発売したばかりのカプチーノが簡単に飲めるマグニフィカEVOにしました。
私は普段あまりコーヒーを飲みませんが、イタリアや周辺国に行った時はカフェでカプチーノを良く飲みます。
現地のカフェでは大体1〜1.5EUR(約150〜200円)位で本気で美味しいカプチーノが飲めるので、いつかはイタリアメーカーのコーヒーマシンが欲しいと思っていて、新居のカップボードにはまだコーヒーマシンが置けるスペースがあったので10万円超えの買い物をしてしまいました。
美味しいコーヒーが毎日飲めると生活の質が上がります。カフェで飲むコーヒーも良い物ですが、居心地の良い自宅でそれなりのコーヒーが手軽に飲めるのは素晴らしいことだと思います。
なぜデロンギか
コーヒーマシンを選ぶ上で重視したのは機能性よりも「味」です。私はヨーロッパを何度も旅したことがあるのでイタリア以外のヨーロッパの国々でもカプチーノを飲んだことがありますが、その中でもイタリアで飲んだカプチーノの味が忘れられません。
これまでの旅行経験からコーヒーマシンを買うならイタリア製が良いと思っていました。イタリアではカプチーノに限らずピッツァやパスタ、ジェラート等基本的に何を食べても美味しいので私はこれまでの経験からイタリア人の味覚を完全に信用しています。
カプチーノを自宅で飲みたい場合、安価なコーヒーマシンだとミルクは手動で泡立てる必要があり、カプチーノを自動で入れられるコーヒーマシンは15万円以上するような高級機しか無かったですが、最近デロンギからマグニフィカEVOというカプチーノも自動で入れられる12〜14万円程度で購入可能な機種が発売されました。
15万円近くする全自動エスプレッソマシンを購入するのは中々勇気が必要でしたが、Amazonのブラックフライデーセールで118,000円で売られていたので思い切って購入してしまいました。
開封の儀
Amazonで購入したマグニフィカEVOは外箱の上から更に段ボールで梱包されて届きました。
箱の中身を取り出します。流石にビニールを外して電源ケーブルをコンセントに繋いで電源を入れればすぐに使えるというわけではなく、いくつか同梱されていたパーツを本体に設置する必要がありました。
組み立て
説明書を読みながらパーツを本体に設置していきます。特に難しい作業ではありません。
付属のフィルターの水抜きをして水タンクに設置します。
ウォーターフィルターは4ヶ月位で交換を促すエラーが出たので交換しました。
水が入った本体横の水タンクや本体下の水受けトレイのコーヒー豆を投入します。
マグニフィカEVOは焙煎された豆からコーヒーを抽出出来るので粉からコーヒーを抽出するよりも焙煎された豆を買った方がより美味しいコーヒーを飲めると思います。
豆だと本体上に200g位のコーヒー豆が1袋丸ごと入る位のサイズ感なので無くなったら1袋丸ごと追加する感じなので楽ですが、粉だと本体にストック出来ないので毎回粉を投入する必要があるので面倒です。
マグニフィカの大きなメリットは豆から挽ける事にあると思うので、私の場合はコーヒー粉は使わず、コーヒー豆しか使っていません。
カプチーノを飲むためには左側のミルク用のタンクを設置する必要がありますが、このミルク用のタンクはミルクを吸い出すチューブをしっかり根元まで差し込んで、マグニフィカEVO本体とミルクのタンクを接続する部分のパーツもしっかりミルクタンクにしっかり差し込みます。
組立自体は簡単なのですが、パーツの差し込みが甘いとノズルの先から泡立てたミルクが出ずに下の水受けタンクに水が貯まって溢れるので注意しましょう。
そして試飲
カプチーノを飲むときは水受けトレイの上にコーヒーカップを置いて本体上の下段の左から2番目のアイコンを押せば後は勝手に泡立てたミルクが最初に出てきて、ミルクの抽出が完了した後にコーヒーが抽出されます。
ボタンを押してからカプチーノが完全に入るまでは大体30秒~1分位です。毎回カプチーノを入れた後は本体上の上段の一番左側のミルク側のノズルを綺麗にする為のボタンが点滅するので水受けトレイの上にミルクノズルからの汚水を受け止めるための適当なカップを用意してから点滅しているボタンを押せばミルクノズルもワンタッチで綺麗になります。
動作音についてはコーヒーやミルクを入れている時と、起動直後と電源オフ直後は自動でノズルの洗浄が行われるので大きな動作音がしますが、待機状態の時は無音です。
マグニフィカEVOで美味しいカプチーノを飲むためのポイント
マグニフィカEVOのカプチーノの味はミルクの泡立ちも繊細で美味しいと思いますが、美味しさはミルクと豆と水の組み合わせで大きく変動します。
ミルクは高くても「牛乳」を買うべし
ちょっと何言ってるのかわからない、と思うかもしれませんが、カプチーノを飲むためのミルクは「低脂肪牛乳」だったり、「成分調整牛乳」だったり、「乳飲料」ではなく、きちんとした「牛乳」を購入しましょう。
スーパーで牛乳を買う際は良くパッケージを見てみてください。特に1リットルサイズで1本100円前後の安売りされている牛乳は「成分調整牛乳」だったり「乳飲料」だったりするので要注意です。
ちゃんとした「牛乳」以外でフロスミルクを作るとミルクのコクが無くなりミルク自体が美味しくありません。これではどんな良い豆を使っても台無しなので牛乳はきちんとした「牛乳」を使いましょう。
豆の種類によってカプチーノ向きやカフェジャポーネ向きがある
そして豆ですが、最初はいろいろな種類の豆を買って飲み比べしてみると味の違いが分かって面白いと思います。
面白いのがカプチーノで飲んで不味かった豆をカフェジャポーネで飲んだら美味しかったみたいな事もあるのでお気に入りの豆を見つけるまではいろいろな飲み方を試してみると良いと思います。
個人的には苦すぎる豆はカプチーノとの相性は良くないと思います。
1日2杯のカプチーノを毎日飲んだら1年で元は取れる
マグニフィカEVOは最安値でも12万円近くするので決して安い買い物ではありません。
それでもこのコーヒーマシンを推す理由はカプチーノが美味しいのと、カフェでカプチーノを飲む事を考えるとコスパは決して悪くありません。
実際に1日2杯のカプチーノを飲む前提で計算してみると、カプチーノ1杯200円と安めに見積もっても「(200円×2杯)×365日=146,000円」と1年で本体価格の元が取れる計算になり、もし同居している家族にコーヒー好きがいれば採算性は更に高まります。
実際はコーヒー豆やミルク代、電気代等も加算されるのでもう少し採算性は悪化しますが、カプチーノの単価をよりカフェの値段に近い1杯300円や400円計算で計算するとより採算性が高まります。
私はこういう全自動コーヒーマシンが欲しいと前々から思っていましたが、買ってみて思うのがこんなにおいしいコーヒーが毎日手軽に飲めるようになるなら迷っていないでさっさと買っておけば良かったというのが素直な感想です。
もしカプチーノに魅力を感じないなら10万円以上するマグニフィカ イーヴォではなく、約半額で買えるマグニフィカSを購入した方がお得です。
消耗品はAmazonで購入可能
3ヶ月〜半年に一度位のペースで必要になるデロンギの除石灰剤とウォーターフィルターはAmazonで購入可能なので入手性は悪くありません。
私は水道水をBritaの浄水器でろ過した水をマグニフィカの水タンクに入れていますが、除石灰剤の交換もウォーターフィルターの交換も4ヶ月目位にエラーが出て交換しました。
最後に
購入してから5ヶ月近く経過しましたが、今の所はほぼ毎日カプチーノを1〜2杯飲んでいて、気分や豆の相性次第でカフェジャポーネもたまに飲んでいます。
コーヒーマシンや炊飯器の様な調理家電の満足度は結局「味」が全てなので、金額が安かろうが高かろうが味が悪ければ使わなくなり無駄な買い物になりますが、味さえ良ければ金額が高くても使用頻度が増えて満足度も高まります。
マグニフィカEVOはミルクの泡立て方が絶妙でびっくりする位ミルクが美味しく感じます。
個人的な感想としてはそこそこ美味しいカプチーノを気が向いた時に飲めるようになり、生活の質が向上したので満足しています。
今はそこそこ安価でそれなりに美味しくて入手性が高い豆がないかいろいろな豆を買って味の違いを楽しみながら試しています。